群馬発ショートフィルム10作、2月中旬に試写会で披露

ぐんま次世代映像コンペ

開催日:2月15日

ぐんま次世代映像コンペ
選ばれたクリエイターは何をするの?
企画を通過した10組は1組100万円の制作支援金で、群馬県内で3〜20分のショートフィルムと予告編を制作。群馬の魅力を作品に取り入れ、完成後は試写会で審査されます。
試写会や締め切りっていつなの?
制作の納品期限は2026年1月末で、完成作品は2026年2月中旬に予定されている完成披露試写会で上映・審査、そこで大賞等が発表されます。詳細は公式サイトで確認を。

群馬県とVookが選出した、次世代映像クリエイター10名の顔ぶれ

群馬県と株式会社Vookは、群馬県を舞台としたショートフィルム制作を通じて次世代の映像クリエイターを支援する「ぐんま次世代映像クリエイターコンペ(Gunma Next Generation Filmmaker Competition 2025)」において、応募総数290名の中から制作支援金を受けて作品制作へ進む10名のクリエイターを決定しました。プレスリリースは2025年9月3日16時00分に発表されています。

選出された10名は、それぞれ群馬県を撮影地または舞台としたショートフィルムの制作に取り組み、完成作品は2026年2月中旬(予定)の試写会で審査を受けます。審査委員長・審査委員として参加するのは、俳優・映画監督の奥田瑛二氏、映画監督・脚本家・演出家の長久允氏、プロデューサーの前田浩子氏です。

ぐんま次世代映像クリエイターコンペ「Gunma Next Generation Filmmaker Competition 2025」 応募総数290名から、作品制作に進む映像クリエイター10名が決定 画像 2

選出された10名(50音順)

以下は選出された10名のクリエイターと、応募時に示された作品タイトル(仮題)、出身地・現住所・年齢の情報です。表記は発表資料に基づいています。

各クリエイターの情報は、創作の方向性や地域との関わり方を示す手がかりとなります。ここに挙げる情報は、制作に進む決定がなされた時点での発表内容です。

有里 まりな(ありさと まりな)
出身:神奈川県 / 在住:神奈川県 / 年齢:27歳
作品タイトル(仮):「ユビキタスブルー」
久家 友哉(くげ ともや)
出身:群馬県 / 在住:東京都 / 年齢:40歳
作品タイトル(仮):「運命ハサミ少女」
三本菅 悠(さんぼんすげ ゆう)
出身:福島県 / 在住:東京都 / 年齢:40歳
作品タイトル(仮):「崖っぷちおじさんズ」
田辺 敬紀(たなべ ひろき)
出身:大阪府 / 在住:東京都 / 年齢:29歳
作品タイトル(仮):「ムーンサイドより」
長尾 淳史(ながお あつし)
出身:滋賀県 / 在住:東京都 / 年齢:30歳
作品タイトル(仮):「忘れモノ漂流記」
中村 七瀬(なかむら ななせ)
出身:北海道 / 在住:東京都 / 年齢:33歳
作品タイトル(仮):「Unknown-アンノウン-」
Peter Clay(ぴーたー くれい)
出身:東京都 / 在住:東京都 / 年齢:25歳
作品タイトル(仮):「Flicker」
山田 玄徳(やまだ げんとく)
出身:神奈川県 / 在住:大阪府 / 年齢:32歳
作品タイトル(仮):「ねじまき夫婦」
横山 裕己(よこやま ひろき)
出身:群馬県 / 在住:オランダ / 年齢:48歳
作品タイトル(仮):「Flowing」
吉村 葵(よしむら あおい)
出身:高知県 / 在住:東京都 / 年齢:28歳
作品タイトル(仮):「きおくおり」
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コンペの趣旨と作品応募要件

本コンペティションの目的は、映像分野で次世代を担うクリエイターを発掘するとともに、群馬県が持つ地域資源や魅力を映像作品を通じて発信する点にあります。主催は群馬県、運営支援として株式会社Vookが参画しています。

審査は企画段階で10組を選考する「企画審査」と、制作された作品を審査する「作品審査」の二段階で行われます。企画審査通過者には制作資金が交付され、実際の撮影・編集・納品を経て最終的な審査に臨みます。

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作品の要件(応募規定の詳細)

作品はショートフィルムで、ストーリーが存在することが前提です。目安時間は約10分ですが、最低3分、最大20分の範囲で制作することが求められます。

さらに、作品は必ず群馬県内で撮影を行い、群馬県の魅力をエッセンスとして作品に取り入れる必要があります。ただし、単純な観光PRに終始する作品は対象外とされ、群馬県の魅力の捉え方や表現方法は応募者の自由です。

  • 時間:目安10分(最低3分、最大20分)
  • 内容:キャラクターが登場しストーリーがあるショートフィルムであること
  • 撮影場所:全て群馬県内で行うこと
  • 表現:群馬県の魅力を作品に反映すること(観光PR映像に限定しない)
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審査の流れと審査員

審査はまず企画審査で応募要件に基づいた企画を評価し、10組を選出します。企画審査通過者は制作資金(100万円税込/組)を受け取り、作品を制作します。

提出された作品は試写会にて審査を受け、大賞等が選出されます。審査にあたるのは審査委員長の奥田瑛二氏、審査委員の長久允氏、前田浩子氏の3名です。最終的な大賞発表は2026年2月中旬の試写会会場で行われる予定です。

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制作支援の内容と今後のスケジュール

企画審査を通過した10組には、群馬県から制作支援金として100万円(税込)が支給されます。支援金は各組のショートフィルム制作費として使用することが想定されています。

制作の期間や納品物の要件が定められており、各組は一定のスケジュールの下で制作を完了させる必要があります。制作物としては本編(3〜20分)に加え、予告編の提出が求められます。

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制作資金・制作物の詳細

制作支援金は各組ごとに100万円(税込)と明記されています。支援金の使途は制作関連経費に充てられることが想定されますが、支給形態や精算方法の詳細は公式ウェブサイトの案内に従う必要があります。

制作の成果物は以下のとおりです。提出物は作品審査の対象となり、試写会での上映・審査の対象となります。

  1. 本編(3分以上20分以下)
  2. 予告編
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スケジュール(主要な日程)

選出後の制作スケジュールとして、企画審査通過者は2026年1月末までに作品を制作し納品する必要があります。最終審査および大賞発表は2026年2月中旬に予定される完成披露試写会で行われます。

公式情報や詳細なスケジュール、応募要項の全容は公式サイトに掲載されています。関連情報の最新確認は以下の公式サイトをご参照ください。

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運営に関わるVookの役割とまとめ

本コンペティションにおいては株式会社Vookが運営に参画しています。Vookは「映像クリエイターを無敵に。」をビジョンに掲げ、映像クリエイターの支援を行う事業を展開している企業です。今回のような地域と連携したコンペ運営も同社の活動の一環です。

以下ではVookの概要と、本記事で取り上げたポイントを整理します。選出者、制作支援、審査体制、スケジュールといった主要な情報を一目で確認できるようにまとめます。

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株式会社Vook 概要(発表資料より)

Vookは映像クリエイター支援を目的としたサービスを複数運営している企業で、教育・キャリア支援・メディア運営を主な事業領域としています。今回のコンペでは群馬県との協業で運営面を担っています。

以下に発表資料にあるVookの主要情報を列挙します。より詳細な事業内容については各サービスのウェブサイトを参照してください。

代表者
代表取締役 岡本 俊太郎
所在地
東京都港区赤坂5-2-33-1111
設立
2012年1月
事業概要
  • 国内最大級の映像制作Tipsサイト「Vook(https://vook.vc/)」の運営
  • 映像制作者の育成サービス「Vook school(https://school.vook.vc/)」の運営
  • 映像制作者の人材紹介サービス「Vook キャリア(https://career.vook.vc/)」の運営
ぐんま次世代映像クリエイターコンペ「Gunma Next Generation Filmmaker Competition 2025」 応募総数290名から、作品制作に進む映像クリエイター10名が決定 画像 11

要点整理(本記事で触れた主要項目の一覧)

以下の表は、本コンペティションに関する主要な情報を整理したものです。項目ごとに要点をまとめ、発表資料に基づく事実を明確にしています。

項目 内容
発表日 2025年9月3日 16:00(株式会社Vook発表のプレスリリース)
主催・運営 群馬県(主催) / 株式会社Vook(運営支援)
応募総数 290名
選出者数 10名(企画審査通過後、制作へ進行)
制作支援金 100万円(税込)/組
作品要件(時間) 目安10分(最低3分、最大20分)
作品要件(撮影地) 撮影は全て群馬県内で実施すること
提出物 本編(3〜20分)・予告編
審査・発表 作品完成披露試写会にて審査(2026年2月中旬予定)
審査員(主な氏名) 審査委員長:奥田瑛二 / 審査委員:長久允、前田浩子
公式サイト https://gngfc2025.pref.gunma.jp/

以上が本コンペティションに関する発表資料の内容と、その要点整理です。選出された10名は2026年1月末までに作品を制作し、2026年2月中旬の試写会で審査を受けます。詳細な応募要項や制作運営の細部は公式ウェブサイトにて確認することができます。

参考リンク: