妖怪と和菓子で楽しむ「妖怪茶会」レポ

妖怪茶会開催レポ

開催日:9月5日

妖怪茶会開催レポ
妖怪茶会って具体的に何を体験できるの?
展覧会の世界観を茶会で再現する特別企画。妖怪を模した練り切りと「竜の血」「ババア汁」のお茶、左右を反転する逆勝手の所作や大天狗の給仕、記念撮影で視覚・味覚ともに没入体験できる。
まだ展覧会やチケットって見に行けるの?
展覧会は2025年7月19日〜9月23日開催。入場料は大人2,200円ほかで、アソビュー!、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケットなど各プレイガイドや会場窓口で購入可能。公式で最新情報を確認して。

妖怪に囲まれる茶のひととき — 動き出す妖怪展 NAGOYA 特別企画「妖怪茶会」の模様

2025年9月5日、ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋にて、動き出す妖怪展 NAGOYA 実行委員会による特別企画「妖怪茶会」が開催されました。主催はテレビ愛知株式会社、一旗、時事通信社が参加する実行委員会で、プレスリリースはテレビ愛知株式会社より2025年9月8日21時11分に発表されています。本記事では当日の進行内容や提供された飲食、会場の様子、さらに展覧会の全体像やチケット情報までを丁寧にまとめます。

本茶会は、動き出す妖怪展 NAGOYA の展示世界観を茶会という形式で鑑賞者に体験させる特別プログラムです。来場者には妖怪をモチーフにした菓子とお茶が振る舞われ、通常の茶会とは異なる演出が随所に施されました。会場内の写真は複数点提供されており、すべて ©2025 AtelierGraphia のクレジットが付されています。

【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 2

振る舞われた菓子とお茶の具体名

提供された菓子はすべて妖怪を題材に命名されており、練り切りなど和菓子の技法で再現されています。具体的には「指切り」「筋斗雲」「流し目」「指はあと」の4種類が用意されました。いずれも見た目に工夫が凝らされ、展覧会の世界観を和菓子で表現する試みがなされています。

合わせられたお茶は、ネーミングも含めて妖怪世界を想起させるもので、「竜の血」(お抹茶)と「ババア汁」の2種が振る舞われました。お抹茶や和菓子の組み合わせにより、伝統的な茶会の様式に対して視覚・味覚の両面から妖怪のイメージを重ねる構成になっています。

  • 菓子:指切り、筋斗雲、流し目、指はあと(練り切り等)
  • お茶:竜の血(お抹茶)、ババア汁
【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 3

演出と所作の工夫 — 逆勝手のお手前と大天狗の役割

茶会では、通常の茶会とは左右が反対になる「逆勝手」と呼ばれる所作でお点前が披露されました。これは「物事のあべこべ」を体現する演出であり、来場者は普段の茶の作法を一度リセットして、非日常の空間に没入する仕掛けとして用いられました。

お茶をお運びしたのは、動き出す妖怪展 NAGOYA の妖怪グリーティングでもおなじみの大天狗です。大天狗が茶会の給仕を務めることで、視覚的にも演劇的にも妖怪世界と茶会の融合が図られました。茶会終了後には大天狗との記念撮影の機会もあり、参加者の関心と撮影希望者が多く集まりました。

逆勝手(お手前の左右反転)
通常の茶会では右手で行う所作を左手中心に行うなど、動作の左右が反転することで「あべこべ」の世界を演出。鑑賞者にとっては身体感覚のズレが非日常性を高める仕掛けとなった。
大天狗の給仕
動き出す妖怪展のグリーティングキャラクターである「大天狗」が実演として茶の運びを担当。演者による所作と衣裳が、茶会に劇的な要素を付加した。
記念撮影
茶会終了後に大天狗との記念撮影が実施され、多くの参加者が列を作った。写真は会場撮影の様子の一部として ©2025 AtelierGraphia のクレジットが付されている。
【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 4

会場の見え方と用いられた茶器

会場で使用された茶器は展示の世界観に合わせた意匠が取り入れられており、来場者が実際に手に取ることで展覧会のテーマを身体的に体験できるよう配慮されていました。複数点の写真が提供され、茶器のクローズアップや来場者がお抹茶を嗜む場面が確認できます。

会場の写真資料は、茶会の雰囲気を伝えるための重要なドキュメントとなっており、撮影著作権表記としてすべて ©2025 AtelierGraphia と記載されています。これにより、当日の空気感や演出の細部が公的に記録されています。

【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 5

『動き出す妖怪展』とは — 変容する妖怪美術を体感するイマーシブ展覧会

『動き出す妖怪展』は、江戸・明治期などに描かれた百鬼夜行絵巻や百物語、鬼、天狗、河童、付喪神といった伝統的な妖怪美術を基盤に、最先端の映像技術と立体造形を組み合わせた没入型のデジタルアートミュージアムです。来場者は視覚と聴覚、立体的な造形効果を通じて、妖怪が立ち上がるような演出を体感できます。

本展は展示コンテンツの学術的な裏付けにも配慮しており、日本初の古書博物館である西尾市岩瀬文庫や、小豆島の妖怪美術館の協力を得たうえで、妖怪文化や妖怪画・戯画・妖怪美術の解説が行われます。子どもから大人まで幅広い層が「楽しみ、学び、体感する」ことを目的としたアートエンターテインメント展です。

  • 展示対象:百鬼夜行絵巻、百物語、鬼、天狗、河童、付喪神 など
  • 手法:最先端映像技術、立体造形、イマーシブ(没入)演出
  • 協力機関:西尾市岩瀬文庫、妖怪美術館(小豆島)
【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 6

企画・制作と協力体制

展覧会の企画・制作は一旗とテレビ愛知が中心に担当しています。共催には中日新聞社と日本経済新聞社が名を連ね、特別協力として西尾市岩瀬文庫と妖怪美術館(小豆島)が参加しています。加えてヤマハ、キャライノベイトが協力、後援に愛知県、名古屋市、名古屋市教育委員会、FM AICHI、ZIP-FMが関与しています。

これら複数組織の連携により、学術的な解説とエンターテインメント性を両立させたプログラム構成が実現されています。公式情報やチケット販売の最新情報は公式ウェブサイトで随時案内されています。

【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 7

開催概要・チケットと購入方法の詳細

展覧会の開催期間は2025年7月19日(土)から9月23日(火・祝)までで、開館時間は9:30から20:00(最終入場19:30)となっています。開催期間中は休館日が設定されておらず、会場は金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)にて実施されます。所在地は愛知県名古屋市中区金山町1丁目1-1です。

実行委員会は動き出す妖怪展 NAGOYA 実行委員会(テレビ愛知・一旗・時事通信社)で、共催は中日新聞社、日本経済新聞社、特別協力は西尾市岩瀬文庫と妖怪美術館(小豆島)、協力にヤマハ、キャライノベイト、後援に愛知県、名古屋市、名古屋市教育委員会、FM AICHI、ZIP-FMが並びます。企画・制作は一旗とテレビ愛知です。

開催日時
2025年7月19日~9月23日 9:30~20:00(最終入場19:30) ※期間中無休
開催場所
金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館) 愛知県名古屋市中区金山町1丁目1-1
主催・共催等
主催:動き出す妖怪展 NAGOYA 実行委員会(テレビ愛知・一旗・時事通信社)/共催:中日新聞社、日本経済新聞社/特別協力:西尾市岩瀬文庫、妖怪美術館(小豆島)/協力:ヤマハ、キャライノベイト/後援:愛知県、名古屋市、名古屋市教育委員会、FM AICHI、ZIP-FM/企画・制作:一旗、テレビ愛知
【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 8

チケット料金と割引の詳細

入場料(税込)は以下の通りです。大人は2,200円、高大専門は1,500円、こども(4歳以上中学生以下)は700円、シニア(65才以上)は1,900円となっています。なお3歳以下は入場無料(チケット不要)です。

障がい者等割引も用意されており、対象者は大人1,000円(高校生以上)、こども400円です。対象は身体障がい者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳、被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方1名で、デジタルIDとして「ミライロID」も使用可能です。プレイガイドによっては手数料が発生する場合があります。

区分 料金(税込)
おとな 2,200円
高大専門 1,500円
こども(4歳以上中学生以下) 700円
シニア(65才以上) 1,900円
障がい者等割引(大人/こども) 大人1,000円(高校生以上)/こども400円
3歳以下 無料(チケット不要)
【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 9

チケット購入先と販売方法

WEBおよび店頭、会場での販売ルートが用意されています。WEB販売はアソビュー!、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、いこーよ、KKDAY、Boo-Wooチケット、CentXで取り扱われます。店頭販売はセブン‐イレブン店頭マルチコピー機(Pコード:995-508)、ローソン・ミニストップ店内Loppi(Lコード:41421)、ファミリーマート店内マルチコピー機、中日新聞販売店が窓口となります。会場券売機でも当日券を購入可能ですが、会場では現金のみの取り扱いです。

チケットは当日会場でも購入可能ですが、プレイガイドにより手数料が発生する場合がある点に留意が必要です。詳細および最新の販売状況は公式サイトで案内されています。

【イベントレポート】妖怪に囲まれる特別なひととき。動き出す妖怪展 NAGOYA特別企画「妖怪茶会」が開催されました。 画像 10

要点の整理

以下の表は、本記事で扱った「妖怪茶会」と展覧会『動き出す妖怪展 NAGOYA』の主要情報を整理したものです。開催日時や会場、主催・協力体制、チケット料金、購入先、当日の演出や提供物など、来場を検討するうえで必要な情報を網羅的にまとめています。

項目 内容
特別企画名 動き出す妖怪展 NAGOYA 特別企画「妖怪茶会」
茶会開催日(当日) 2025年9月5日(金) 会場:ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋
プレスリリース発表日時 2025年9月8日 21:11(テレビ愛知株式会社発表)
提供された菓子 指切り、筋斗雲、流し目、指はあと(練り切り等)
提供されたお茶 竜の血(お抹茶)、ババア汁
特徴的演出 所作を左右反転する「逆勝手」のお手前、大天狗によるお運び、記念撮影
写真クレジット 会場写真および茶会写真は ©2025 AtelierGraphia
展覧会会期 2025年7月19日~9月23日(9:30~20:00、最終入場19:30、期間中無休)
会場(展覧会) 金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館) 愛知県名古屋市中区金山町1丁目1-1
主催・共催・協力 主催:動き出す妖怪展 NAGOYA 実行委員会(テレビ愛知・一旗・時事通信社)/共催:中日新聞社・日本経済新聞社/特別協力:西尾市岩瀬文庫・妖怪美術館(小豆島)/協力:ヤマハ・キャライノベイト/後援:愛知県・名古屋市・名古屋市教育委員会・FM AICHI・ZIP-FM/企画・制作:一旗・テレビ愛知
入場料金(税込) おとな2,200円/高大専門1,500円/こども700円(4歳以上中学生以下)/シニア1,900円/障がい者等割引:大人1,000円(高校生以上)・こども400円/3歳以下無料(チケット不要)
チケット購入先 WEB:アソビュー!、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、いこーよ、KKDAY、Boo-Wooチケット、CentX/店頭:セブン‐イレブン(Pコード995-508)、ローソン・ミニストップ(Lコード41421)、ファミリーマート、中日新聞販売店/会場:会場券売機(当日現金のみ)
公式サイト https://www.yokaiimmersive.com

本記事は、テレビ愛知株式会社からのプレスリリースの内容を基に作成しました。展覧会および関連イベントの最新情報やチケットの販売状況、当日の詳細については、公式サイトにてご確認ください。

参考リンク: