9月10日開始|浜松で学ぶ春華堂のスタディツアー
ベストカレンダー編集部
2025年9月9日 11:01
浜松スタディツアー2025
開催期間:9月10日〜9月12日

首都圏の学生が浜松で出会う、新たな学びとキャリアの選択肢
有限会社春華堂は、地域の産業・文化・食をテーマにした「スタディツアー」を2025年9月10日から9月12日の3日間にわたり実施します。今回の発表は2025年9月9日 10時00分に行われており、主催は有限会社春華堂(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:山崎貴裕)です。
本プログラムは、首都圏の大学生を対象に、地方企業の現場に触れる体験を通じて学生に“社会の選択肢”を示し、キャリア形成に資する気付きを提供することを目的としています。2024年度の実施実績や、共に参画する企業・団体との連携体制についても具体的に示されています。

発表の背景と目的
本スタディツアー企画の背景には、少子高齢化や人口減少に伴う学生の首都圏への就職集中、地域企業の人材不足、そして学生側における「やりたいことが分からない」といった課題があります。座学や短期インターンだけでは得られない現場体験の重要性が認識されており、これに応える形で実施されます。
春華堂は、産学官で連携する教育プログラムとして、地域社会の活性化と次世代人材の育成に取り組む姿勢を明示しています。プログラムを通じて学生と企業の新たな接点をつくることが狙いです。
浜松という舞台——ものづくりと食文化が交差する地域資源
浜松は「ものづくり都市」として楽器、二輪、自動車メーカーが集積する一方で、山・川・湖・海に囲まれた豊かな食文化を有しています。東海道や徳川家康ゆかりの歴史的背景もあり、社会の多様な側面をコンパクトに学べる地域です。
首都圏からのアクセスも良好で、地方を学ぶ場として実践的なフィールドワークの舞台に適しています。春華堂はこうした地域特性を生かし、学生にとって具体的で多面的な学びの機会を設計しています。
浜松の魅力の具体的要素
- ものづくり産業の集積:世界的に名を馳せる楽器メーカー、二輪・自動車メーカーの存在。
- 食文化・一次産業の豊かさ:農業、漁業、地元食材を活かした食文化。
- 歴史・文化的背景:東海道や徳川家康にまつわる文化資源。
- 利便性:首都圏からの交通アクセス(新幹線等)が良好である点。
これらの要素が重なり、学生が実践的に学ぶための「次世代教育エコシステム」を形成している点が、浜松を選定した理由です。
プログラム内容と参加体制 — 3日間で触れる現場と交流
今回のスタディツアーは2025年9月10日(水)から9月12日(金)の3日間で実施されます。後援は浜松市であり、対象は立命館大学・立教大学・立正大学の学生および教員です。参加者は学生25名、教員10名の予定とされています。
2024年度の実施実績としては、立教大学スポーツウェルネス学部、立命館大学食マネジメント学部、青山学院大学総合文化政策学部、立正大学全学部の学生を対象に行われ、企業や地域と直接関わる中で学びが得られました。2025年度はこれらの知見を踏まえ、参画企業を拡充して実施されます。
参画企業と連携体制
本年度の参画企業・団体は以下の通りです。一般社団法人和栗協議会に共に参画する組織と連携しており、地域と企業双方の協力でプログラムを運営します。
- 有限会社春華堂(主催)
- スズキ株式会社(本社:静岡県浜松市)
- ローランド株式会社(本社:静岡県浜松市)
- 株式会社静岡新聞社・静岡放送株式会社(本社:静岡県静岡市)
- 一般社団法人和栗協議会(参画団体)
訪問先企業や産業現場での体験、ワークショップ、企業従業員との食事会・交流など多面的なプログラムが組まれており、学生に対して現場に根差した学びと人的ネットワークの機会を提供します。
プログラムの主な構成
- 地元企業訪問:ものづくり企業やメディア等の現場を視察。
- ワークショップ:課題解決型のフィールドワークやディスカッション。
- 企業従業員との交流:食事会や対話の場を通じて実務者の視点を獲得。
- 産業現場体験:実際の作業や工程を体験することで実感を得る。
特に狙いとしては以下の5点が明確に設定されています。
- 1)都心の学生への学びの場創出
- フィールドワークを通じた実体験の提供により、教室内だけでは得られない学びを促す。
- 2)企業社員と学生・企業間の人財交流創出
- 若手社員や専門職との接点を通じて相互理解を深める機会を作る。
- 3)地方就職・定着に向けた関係人口の拡大
- 将来的な地方就職に結びつく可能性のある関係性を構築する。
- 4)地方課題の解決・実践機会創出
- 農業・林業・漁業等の一次産業に関する課題解決に学生が関わる機会を設ける。
- 5)新幹線(ひかり・こだま)利用機会の創出
- 移動体験を含めた地域理解の一環としての交通手段利用を促す。
期待される効果と、その受益者
主催側は、本プログラムが学生、企業、地域それぞれに対して具体的な効果をもたらすと位置づけています。明記された「期待される3つの効果」は、それぞれの視点からの利点を示しています。
まず学生にとっては、自己成長やキャリア選択の視野が拡大する点が期待されます。現場に触れることにより、職業観や生活環境に関する具体的なイメージが得られるため、進路検討にリアリティが加わります。
企業にとっての効果
企業側の効果としては、人材採用・育成にかかるコストの軽減や若手育成の機会となることが挙げられています。学生との早期接点が採用や育成に資すること、現場のノウハウを伝える場として機能することが期待されています。
加えて、企業が地域と連携して教育的な取り組みを行うことは、企業ブランドや採用力の向上にもつながる可能性があります。
地域にとっての効果
地域にとっては、シビックプライドの醸成や地域経済の活性化が期待されています。若い世代が地域に興味を持ち、関わることで「関係人口」が増加し、長期的な定着や地域課題への新たなアプローチにつながることが想定されています。
これらの効果は即時的な成果だけでなく、中長期的な人材流入や産業活性化の基盤づくりに寄与することが見込まれます。
要点の整理:ツアー概要を表で確認する
以下の表は、今回発表されたスタディツアーの主要情報を整理したものです。実施主体、日時、参加体制、参加企業、プログラムの内容と目的、期待される効果を一目で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
発表者(主催) | 有限会社春華堂(本社:静岡県浜松市、代表取締役社長:山崎貴裕) |
プレス発表日時 | 2025年9月9日 10時00分 |
開催日時 | 2025年9月10日(水) ~ 9月12日(金) (3日間) ※今後も随時開催予定 |
後援 | 浜松市 |
対象 | 立命館大学・立教大学・立正大学(学生25名、教員10名参加) |
参加企業・団体 | 有限会社春華堂、スズキ株式会社、ローランド株式会社、株式会社静岡新聞社・静岡放送株式会社、一般社団法人和栗協議会 |
主な内容 | 地元企業訪問、ワークショップ、企業従業員との食事会・交流、産業現場体験 |
狙い(5点) | 都心学生へのフィールドワーク機会創出/人財交流創出/地方就職・定着に向けた関係人口拡大/地方課題の実践機会創出/新幹線利用機会創出 |
期待される効果(3点) | 学生:自己成長・キャリア視野拡大/企業:採用・育成コスト軽減・若手育成機会/地域:シビックプライド醸成・地域経済の活性化 |
2024年度の参加実績 | 立教大学スポーツウェルネス学部、立命館大学食マネジメント学部、青山学院大学総合文化政策学部、立正大学全学部 |
今回の発表内容は、地域企業と首都圏の学生をつなぎ、実践的な学びと将来のキャリア選択肢を広げることを主眼とした取り組みです。参加企業や後援団体との連携を通じて、産学官が一体となった教育プログラムとして展開されます。