新宿区×ゴジラ再コラボ、伝統工芸と地場品の返礼品

ゴジラ×新宿区ふるさと納税

開催期間:9月1日〜12月31日

ゴジラ×新宿区ふるさと納税
どうやって申し込むの?
特設サイト(https://furusato-shinjuku.jp/godzilla2025/)か、楽天やふるさとチョイスなどの各ふるさと納税ポータルから寄附を申し込める。期間は2025年9月1日〜12月31日で、寄附時にコラボ限定の返礼品を選択可能。
どんな返礼品があるの?
染色(着物、浴衣、手ぬぐい、ネクタイ等)、印刷・製本(ゴジラ柄ポスター、集印帳、ジャバラノート等)、食品(麻辣湯、ドリップコーヒー、ミルフィーユ、海苔など)と幅広いラインナップ。

新宿区とゴジラの再コラボレーションが示す意義と告知の要点

新宿区は2025年9月9日17時00分付で、2025年版の「ゴジラ」VS「新宿区」ふるさと納税コラボレーションを2025年9月1日から公開したことを発表しました。区長・吉住健一のもと、昨年に引き続き実施されるこの企画は、区と縁のあるキャラクターである「ゴジラ」を活用して、新宿の地場産業や伝統工芸、地域産品の認知向上を図るものです。

本コラボは2025年9月1日(月)から12月31日(水)までの実施期間で、寄附申込は新宿区ふるさと納税特設サイトhttps://furusato-shinjuku.jp/godzilla2025/)または各ふるさと納税ポータルサイトを通じて受け付けます。発表文では、染色や印刷・製本といった伝統技能や区内で製造・加工された食品を中心に、オリジナル返礼品を多数展開すると明記されています。

「ゴジラ VS 新宿区」ふるさと納税コラボレーション再び!伝統工芸品をはじめ地場産品をPR。 画像 2

コラボ実施期間と申込方法の詳細

開催期間は2025年9月1日から12月31日までの4か月間です。期間中に寄附を行うことで、コラボレーション限定の返礼品を選択できる仕組みになっています。

申込は以下の方法で行います。特設サイトのほか、一般的なふるさと納税ポータルサイトでも取り扱われるため、利用者の利便性が確保されています。

「ゴジラ VS 新宿区」ふるさと納税コラボレーション再び!伝統工芸品をはじめ地場産品をPR。 画像 3

2025年版キービジュアルと企画の継続性

発表資料には2025年版の「ゴジラ」VS「新宿区」キービジュアルも含まれており、昨年の実施に続く継続的な取り組みとして位置づけられています。コラボは単発のPRではなく、地域の伝統技術や産品を長期的に伝える一環として設計されています。

キービジュアルや返礼品のデザインは、地域性とゴジラのブランドイメージを掛け合わせることで、観光や地域理解を促進する狙いがあります。視覚面での訴求が、寄附者へのアピールポイントとなる構成です。

「ゴジラ VS 新宿区」ふるさと納税コラボレーション再び!伝統工芸品をはじめ地場産品をPR。 画像 4

返礼品の詳細 — 染色・印刷・食品の具体的ラインナップ

今回のコラボ返礼品は、区が二大地場産業として掲げる「染色」と「印刷・製本」、および区内で製造・加工された食品の三領域に大別されます。各領域は伝統技術と現代のデザインが融合した商品群で構成されています。

発表文では具体的な返礼品の種類が列挙されており、複数の世代や用途に向けた商品が用意されている点が特徴です。ファッション小物から印刷物、食品まで幅広くラインナップすることで、寄附者の関心に応じた選択肢を提供しています。

コラボ返礼品のカテゴリと具体例
カテゴリ 具体的な返礼品
染色 着物、浴衣、手ぬぐい、カードケース、がま口、ネクタイ、扇子、トートバッグ、Tシャツなど
印刷・製本 ポスター、集印帳、ジャバラノートなど
食品 麻辣湯(マーラータン)、ドリップコーヒー、ミルフィーユ、海苔など

染色品は伝統技術による染めとデザイン性を兼ね備えた製品が中心で、日常利用できるアイテムから贈答にも適した着物や浴衣まで揃っています。印刷・製本関連では、ゴジラの意匠を活かしたポスターや、地域でつくられる和綴じ・集印帳などの紙製品がラインナップされています。

食品は区内で製造・加工されたものを中心に、麻辣湯(マーラータン)やドリップコーヒー、ミルフィーユ、海苔など多様な味わいが含まれます。これらは地場の加工技術・原料を生かした商品として設定されています。

「ゴジラ VS 新宿区」ふるさと納税コラボレーション再び!伝統工芸品をはじめ地場産品をPR。 画像 5

新宿区の二大地場産業 — 歴史的背景と現在の実態

返礼品の中心となる二大地場産業について、歴史的な経緯と現状を整理します。染色業と印刷・製本業は、それぞれ明治・大正期以降の都市構造や産業移転の影響を受けながら新宿に集積してきました。

両産業は現在も新宿区の製造業において重要な役割を担っており、地域の雇用や文化的基盤にも直結しています。以下に、産業ごとの経緯と現在の状況を詳述します。

染色:移転と集積、そして現代への継承

染色業は着物製作に欠かせない工房群として発展してきました。江戸時代には神田や日本橋など城下町の町人地に集中していたものが、明治以降の都市化と水質悪化を経て、工程で必要な水を求めて神田川や妙正寺川沿いの現・新宿区内へと移転しました。

大正末期の関東大震災も移転の契機となり、多くの工房が新天地を模索して現在の集積地に根を下ろしました。昭和30年代の高度経済成長期には、よそ行き着物の需要増により新宿は京都・金沢と並ぶ生産拠点としての地位を確立しました。令和の現在においても、新宿の足元で伝統技術を継承する工房が稼働しています。

印刷・製本:明治期からの集積と産業規模

印刷・製本関連業は明治時代から続く新宿の主要な産業分野です。明治19年の秀英舎の工場建設や鉄道網の整備を契機に、印刷業は新宿に集積しました。大手出版社の移転も業界の集積を後押ししました。

現在、この分野は新宿区の製造業の約8割を占め、製品出荷額の約9割に相当するほどの規模を持ちます。約800の事業所が地域内に存在し、情報・文化の発信基地としての役割を担っています。印刷・製本は単なる製造にとどまらず、地域の文化資産の保存・伝達にも寄与しています。

ゴジラの役割と今回コラボレーションの位置づけ

本コラボレーションにおけるゴジラの活用は、新宿区とゴジラとの既存の縁に基づいたものです。発表ではゴジラが新宿観光特使を務めるなど区と縁があり、地域イメージとキャラクターの親和性を踏まえて企画されています。

コラボは単なるキャラクターマーチャンダイジングに留まらず、伝統産業の技術や地場産品の魅力を広く伝えるための手段として位置づけられています。地域産業の持続性や認知向上を目的に、クリエイティブな表現手法を組み合わせています。

ゴジラの実績と影響力

ゴジラは1954年の登場以来、日本国内外で高い関心を集めてきたキャラクターです。直近の劇場作品では、2023年公開の邦画最新作『ゴジラ-1.0』が国内興行収入76.4億円を記録し、累計興行収入は150億円を超えています。

さらに、ハリウッド版の第5作『ゴジラxコング 新たなる帝国』は全世界での興行収入が845億円を突破しました。ゴジラは2024年11月に70周年を迎えており、国際的な知名度と影響力を持つ文化的存在です。

今回のコラボレーションが伝えること

ゴジラのブランドを用いることで、新宿区は伝統工芸や地場産品の魅力を国内外に訴求することを目指しています。返礼品は物品としての価値に加え、地域の歴史や技術を伝える情報資源としての側面も有します。

特設サイトを通じた募集は、寄附というかたちで地域支援に参加する手段を提供すると同時に、寄附者に対して地域の文化や技術に触れる機会を提供します。コラボは地域内の事業者にとって販路の拡大やブランド価値向上の契機となります。

記事内容の要点整理
項目 内容
発表者 新宿区(区長:吉住健一)
発表日時 2025年9月9日 17:00
コラボ期間 2025年9月1日(月)~2025年12月31日(水)
申込方法 特設サイト(https://furusato-shinjuku.jp/godzilla2025/)または各ふるさと納税ポータルサイト
返礼品カテゴリ 染色、印刷・製本、食品
主な返礼品例 着物、浴衣、手ぬぐい、カードケース、がま口、ネクタイ、扇子、トートバッグ、Tシャツ、ポスター、集印帳、ジャバラノート、麻辣湯、ドリップコーヒー、ミルフィーユ、海苔
新宿区の産業的特徴 染色業は江戸期の工房移転を経て定着。印刷・製本は約800事業所が集積し、製造業の約8割、製品出荷額の約9割を占める。
ゴジラ関連実績 『ゴジラ-1.0』(2023年)国内興行収入76.4億円、累計150億円超。『ゴジラxコング 新たなる帝国』全世界845億円超。2024年11月に70周年。
関連リンク https://furusato-shinjuku.jp/godzilla2025/

以上が新宿区による「ゴジラ」コラボレーションの発表内容の整理です。期間、申込方法、返礼品の詳細、二大地場産業の歴史的背景と現状、ゴジラの実績情報および関連リンクを取りまとめました。今回の取り組みは、地域の伝統技術と現代のコンテンツを結びつけることで、地場産業の認知向上と新たな支援の枠組みを提示するものとなっています。

参考リンク: