11月5日発売「ザ・ニッカ リミテッド」新旧チーフが共作

ザ・ニッカ リミテッド発売

開催日:11月5日

ザ・ニッカ リミテッド発売
いつ買えるの?
日本国内では2025年11月5日発売で、国内割当は4,000本。取り扱いはオーセンティックバーやホテルバー、百貨店が中心で、各蒸溜所での有料試飲も予定されています。
値段やスペックはどうなってるの?
国内参考小売価格は税別150,000円(税込165,000円)。容量は瓶700ml、アルコール分48%。世界合計8,000本の数量限定商品です。

新旧チーフブレンダーが共に紡いだ一瓶 ― 『ザ・ニッカ リミテッド』の誕生

アサヒビール株式会社とニッカウヰスキー株式会社は、ブレンデッドウイスキーのブランド「ザ・ニッカ」から新作となる『ザ・ニッカ リミテッド』を発表しました。プレスリリースは2025年9月9日14時00分付で行われ、同社本社はともに東京、アサヒビール社長は松山一雄、ニッカウヰスキー社長は小野直人の名で公表されています。

本商品は、ニッカウヰスキーのブレンド技術の継承に焦点を当てた作品であり、新旧のチーフブレンダーが共同で仕上げた点が最大の特徴です。昨年までチーフブレンダーを務めた尾崎裕美(おざき ひろみ)氏と、本年就任した井関潤治(いせき じゅんじ)氏という二人のブレンダーの経験と思い入れを重ね合わせてつくられています。

使用された主要な原酒と蒸溜所

使用原酒については、各ブレンダーにとって思い入れのある原酒を持ち寄る形で厳選されました。尾崎氏が思い入れを持つ仙台の宮城峡蒸溜所のモルトや、創業200周年を迎えたスコットランド ベン・ネヴィス蒸溜所の古酒が組み込まれている点が特徴です。

一方、井関氏は北海道余市蒸溜所のモルトや、九州側では門司工場およびさつま司蒸溜蔵のウイスキーを大切な要素としてブレンドに加えました。これら多様な原酒の組み合わせにより、地理的・熟成年数・原料由来の個性が重なり合うブレンドが成立しています。

尾崎裕美が寄せた原酒
仙台 宮城峡蒸溜所のモルトウイスキー、ベン・ネヴィス蒸溜所の古酒(創業200周年記念原酒を含む)
井関潤治が寄せた原酒
北海道 余市蒸溜所のモルトウイスキー、九州 門司工場およびさつま司蒸溜蔵のウイスキー

味わいの設計とボトルデザインの意図

『ザ・ニッカ リミテッド』の味わいは、フルーティーな甘さとダークチョコレートを思わせるビターな風味、そして樽由来の芳ばしさが調和した構成です。ピート由来の穏やかなコクと甘い余韻があり、複数の原酒が折り重なった層状の味わいが感じられるように設計されています。

開発段階では、異なる熟成背景やスコッチ由来の古酒と日本国内のモルト、グレーン原酒のバランス調整が重点的に行われました。ブレンドの最終工程では、古酒の持つ深い甘みとモルトのフルーティネス、ピートのアクセントを整えることで、飲み手がゆっくりと味の変化を楽しめるプロファイルに仕上げられています。

パッケージと表現意図

ボトルは黒を基調としたデザインで、黒のボトルと黒い和紙ラベルを採用しています。視覚的には深淵で重厚な印象を与えることを意図し、無数の原酒が折り重なってきたブレンディングの世界観を表現しています。

ラベルや容器を通じて伝えられるのは、「過去から現在に至るまでの原酒の重なり」と「ブレンド技術の継承」です。外観デザインは商品コンセプトと味わい設計を一貫して可視化する手段として位置づけられています。

商品仕様・販売計画とブランド理念

商品仕様は明確に公表されており、以下の数値が示されています。容器容量は瓶700ml、アルコール分は48%です。発売日は日本国内が2025年11月5日で、販売数量は世界合計で8,000本に限定されます。日本向けが4,000本、海外向けが4,000本と明記されています。

さらに国内の参考小売価格は税別で150,000円、税込で165,000円となっています。商品に関する情報は公式の商品サイト(https://www.nikka.com/brands/thenikkalimited/)にも掲載され、詳細の確認が可能です。

販売チャネルと数量限定の扱い

販売チャネルはオーセンティックバーやホテルバー、百貨店を中心としています。これらのチャネルを通じて、選ばれた場での取り扱いにより商品の特別感を保つ方針です。対象となる販売先は高級酒市場に位置づけられる実店舗が中心です。

加えて、ニッカウヰスキーの各蒸溜所では数量限定で有料試飲を行う予定とされています。蒸溜所での有料試飲は、製品の背景や原酒の出自を体験的に理解できる場を提供することを目的としています。

  • 販売地域・数量:日本4,000本、海外4,000本(合計8,000本)
  • 発売日(日本):2025年11月5日
  • 販売チャネル:オーセンティックバー、ホテルバー、百貨店、各蒸溜所での有料試飲

ブランド背景とコミュニケーション・コンセプト

ニッカウヰスキーは昨年創業90周年を迎えたことを契機に、新しいコミュニケーション・コンセプト「生きるを愉しむウイスキー」を策定しました。このコンセプトは創業者 竹鶴政孝が掲げた「酔うためでなく愉しむために飲んでほしい」という考えを現代に継承するものです。

同社はこのコンセプトのもと、ウイスキーが持つ多様な個性や楽しみ方を通じて、人生の様々な局面を豊かにすることを目指すと明記しています。『ザ・ニッカ リミテッド』は、その方向性を反映した商品であり、伝統と新しい解釈の両立を図る試みとして位置づけられています。

ブランドコンセプト
「生きるを愉しむウイスキー」— ウイスキーの多様な個性を通じて人生を愉しむという表現
企業情報(リリース時)
アサヒビール株式会社(本社:東京、社長:松山一雄)とニッカウヰスキー株式会社(本社:東京、社長:小野直人)

製品情報の整理と要点まとめ

ここまでに示された全情報を改めて整理します。『ザ・ニッカ リミテッド』は新旧のチーフブレンダーが共同でブレンドを行った限定ウイスキーであり、原酒の出自や味わい、パッケージ、販売数量、価格、発売日、販売チャネル、そしてブランドの背景に至るまで具体的な仕様が公表されています。

下の表は、本リリースで告知された主要項目を一目で確認できるようにまとめたものです。数値や日付、名称はリリースに基づく正確な記載となっています。

項目 内容
商品名 ザ・ニッカ リミテッド
ブランド ザ・ニッカ(ブレンデッドウイスキー)
発表日(リリース) 2025年9月9日 14時00分
発売日(日本) 2025年11月5日
生産数量 合計8,000本(日本4,000本、海外4,000本)
容器容量 瓶700ml
アルコール分 48%
国内参考小売価格 税別150,000円、税込165,000円
主要原酒の出自 仙台 宮城峡、北海道 余市、九州 門司工場、さつま司蒸溜蔵、ベン・ネヴィス蒸溜所(古酒)
主な販売チャネル オーセンティックバー、ホテルバー、百貨店、各蒸溜所での有料試飲
企業 アサヒビール株式会社(本社:東京、社長:松山一雄)、ニッカウヰスキー株式会社(本社:東京、社長:小野直人)
商品情報URL https://www.nikka.com/brands/thenikkalimited/

上表は発表内容を整理したもので、商品販売時には各販売店や公式サイトにて在庫や取り扱い状況、試飲実施の詳細が別途案内される可能性があります。今回の発表は、ブレンド技術の継承というテーマのもとに設計された限定商品について、具体的な仕様と販売計画を提示したものです。