11月6日発売『ザ・ファブル』初のゲーム化、マンガ×戦術パズルで登場
ベストカレンダー編集部
2025年9月10日 16:06
ザ・ファブル初ゲーム化
開催日:11月6日

原作の世界観をマンガのまま持ち込んだ新作ゲームが登場
講談社ゲームラボは、人気マンガ『ザ・ファブル』を題材にした初のゲーム作品として、戦術パズルとローグライクを融合させた『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』を2025年11月6日(木)に発売すると発表しました。対象プラットフォームはNintendo Switch™およびSteamで、Steamストアページは次のとおりです: https://store.steampowered.com/app/3187880/ 。本発表は株式会社講談社が2025年9月10日 12時15分に行っています。
原作はヤングマガジンで連載され、累計発行部数は2,800万部を突破しています。岡田准一主演の実写映画化も行われた人気作が、今回は「マンガ」という表現形式そのものをゲームシステムに取り込む形でゲーム化されました。最新PVも公開されており、ゲームプレイ映像は以下のリンクから確認できます: https://youtu.be/2rGAWAjVGSE 。本稿では公開された情報をもとに、ゲームの主要要素、モード構成、制作体制、商品情報を詳しく整理します。

独自性の核となる「マンガ構築バトル」と戦術要素
本作の中心となるのは「マンガ構築バトル」と呼ばれる独自システムです。ゲームでは毎ターンプレイヤーに配られる「コマ」をページ上に配置することで行動を決定します。コマには打撃、銃撃、移動、防御などの固有効果があり、ページの読み順は右上から左下へと指定されているため、コマの形状・配置・発動順を見極めることが勝敗を左右します。
勝利条件は「制限ターン内に敵を殲滅すること」です。一方でダメージを受けるとページが“破れ”て次ターンの配置可能エリアが減ってしまうため、攻めと守りのバランスが常に求められます。短いターンでいかに効率よくコマを組み合わせて“1ページ”を完成させるか、状況に応じて臨機応変に対応することが重要です。

バトルの細かな仕様とコマの種類
コマはそれぞれ効果と形状を持ち、組み合わせ方によって連鎖的な発動や範囲攻撃などが発生します。ページの読み順に沿って発動する仕様により、後ろに配置したコマが先に出力されるケースなども発生し、視覚的にはマンガのコマ割りを再現するような戦術的深さが生まれます。
主に登場するコマのカテゴリは以下の通りです。
- 打撃系:近接でのダメージソース
- 銃撃系:遠距離攻撃や高命中の単体火力
- 移動系:キャラクターの位置を操作することで攻撃範囲や回避を補助
- 防御系:ダメージ軽減やページの保護に寄与
- サポート系:デバフや罠、バフなどのテクニカル効果

キャラクターごとに異なる戦術性
プレイヤーは3人のキャラクターから1人を選んで戦います。同じ「マンガ構築バトル」でもキャラクターごとにコマの効果や得意戦術が大きく異なり、キャラクターを切り替えることで全く違う戦い方が楽しめます。選択によって戦闘の組み立て方が根本的に変わる点が本作の醍醐味です。
以下が発表されている3人の特徴です。
- アキラ:殺しの天才。打撃・銃撃を使いこなし、正面から敵を打ち倒すパワー重視のスタイル。
- ヨウコ:軽快なフットワークを活かし、敵を翻弄して背後から強烈な一撃を与える機動力重視のスタイル。
- 鈴木:銃撃・罠・デバフを駆使するテクニカルな殺し屋タイプ。妨害と罠で敵を追い詰める戦法が得意。

パズルモード、原作リスペクトのミニゲームと報酬要素
本作には、短時間での瞬間的な思考力を試す「パズルモード」が搭載されています。このモードは「1ページ(1ターン)以内で全敵を撃破する」ことを目的とし、特定条件下での最適解を導き出すことが求められます。高難度ステージでは緻密な思考や配置の工夫が突破の鍵となり、解法に到達した際の達成感は高いとされています。
戦闘外の要素としては、原作のシーンを再現したシュールなミニゲームイベントが用意されています。これらのイベントは緊迫したバトルの合間に緩急を与える役割を持ち、イベントで高スコアを達成すると強力な「コマ」を獲得できる仕組みです。原作キャラクターの一人であるプレイボーイ・カワイがバーでヨウコに「酒」で勝負を挑むという要素なども収録され、原作ファン向けの遊びが用意されています。

制作体制、対応情報、そして講談社クリエイターズラボについて
本作の開発はゲームデザイナーのmonoが担当しています。monoはニューヨーク大学ゲームデザイン学部を卒業し、『IGNISTONE』『Clock Rogue』『AI創作呪文』などを代表作に持つクリエイターです。monoのXアカウントは https://x.com/mono2568 です。
パブリッシャーは株式会社講談社、開発はmono。対応言語は日本語、英語、簡体字です。ジャンルは「マンガ×戦術パズル×ローグライク」、プレイ人数は1人となっています。権利表記は次のとおりです: ©Katsuhisa Minami , KODANSHA / mono 。公式情報は講談社クリエイターズラボのゲームページおよびXで確認できます。公式ホームページは https://creatorslab.kodansha.co.jp/game/ 、講談社ゲームラボのXは https://x.com/kodanshaGCL です。
- 講談社クリエイターズラボについて
- 株式会社講談社の第四事業本部にて2021年6月に創立されたR&D部署です。「編集の再定義」を掲げ、書籍や雑誌にとらわれない多様なコンテンツを生み出すために活動しています。
- 主な取り組み
- ・講談社ゲームラボ:インディゲームクリエイター支援、新規ゲーム開発の企画
・UGCメディアラボ:マッチング型マンガ投稿サイトDAYS NEO等の運営
・講談社シネマラボ、クリエイターブーストラボ、コンテンツデザインラボ、IPプロデュースラボなど、多面的な支援を行っています。

要点の整理
以下に本記事で触れた『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』の主要情報を表形式で整理します。本文で解説したゲームシステムやモード、制作陣の情報、関連リンクを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | ザ・ファブル Manga Build Roguelike |
発売日 | 2025年11月6日(木) |
発表(プレスリリース)日時 | 2025年9月10日 12時15分(株式会社講談社) |
プラットフォーム | Nintendo Switch™, Steam |
Steamストアページ | https://store.steampowered.com/app/3187880/ |
最新PV | https://youtu.be/2rGAWAjVGSE |
ジャンル | マンガ×戦術パズル×ローグライク |
対応言語 | 日本語、英語、簡体字 |
プレイ人数 | 1人 |
開発 | mono |
パブリッシャー | 株式会社講談社 |
原作情報 | 『ザ・ファブル』:累計発行部数2,800万部。第一部、第二部を経て第三部『The third secret』が2025年3月より連載中。 |
権利表記 | ©Katsuhisa Minami , KODANSHA / mono |
関連リンク | 講談社クリエイターズラボ プロダクトページ https://creatorslab.kodansha.co.jp/products/2650/ 、講談社ゲームラボ https://creatorslab.kodansha.co.jp/game/ 、X(講談社ゲームラボ) https://x.com/kodanshaGCL 、mono https://x.com/mono2568 |
本稿では発表資料の情報を整理し、ゲームの核となる「マンガ構築バトル」の仕組み、キャラクター別の戦い方、パズルモードや原作再現のミニゲーム、そして制作・提供体制までを網羅的にまとめました。発売日や対応プラットフォーム、公式映像やストアページのリンクは上記の通りです。
参考リンク: