9月14日開催|廃材で作る建築学生のフォリー10体
ベストカレンダー編集部
2025年9月10日 17:48
フォリー公開プレゼン
開催日:9月14日

リユースとリサイクルを前提にした「小さな建築」──若き建築学生によるフォリーの挑戦
2025年大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に呼応し、全国の建築学生が「リユース、リサイクルを前提とし、ゴミを出さない建築」をテーマに制作した10体の作品が、ATC(アジア太平洋トレードセンター)に実現されます。プレスリリースはアジア太平洋トレードセンター株式会社より、2025年9月10日16時01分に発表されました。
このプロジェクトは、廃材やリサイクル素材を活用して実際に空間を体験できる建築物、すなわち「フォリー」を制作することを通じ、次世代の建築家やデザイナーが環境問題に創造性と実践力をもって向き合うことを目的としています。制作された10体は、公開プレゼンテーション当日のみATCの屋内外で展示され、訪れた人が直接体験できる形で提示されます。
制作テーマと意義
今年のワークショップの掲げる大きなテーマは「想いをかたちにし、〇〇の未来を切り拓く」です。学生は万博会場から出る廃材やリサイクル素材を用いて、持続可能性を意識した建築表現を創出します。素材の出自や循環を考慮した設計は、建築のライフサイクル全体を見据えた実践的学習となります。
制作活動は単なる造形や模型制作に留まらず、実際に人が入る・触れる・体験する空間の設計と施工を含みます。これにより、設計段階の判断がどのように実装に影響するか、素材の制約が空間の性格を如何に変えるかを学生自らが体験的に学ぶ機会となります。
- ワークショップの目的
- 廃材とリサイクル素材を用いた実作を通じ、サステナブルな建築の可能性を探る。
- 作品(フォリー)の展示
- 10体のフォリーを公開プレゼンテーション当日のみ、ATCの屋内外で展示。
公開プレゼンテーションの詳細と観覧方法
公開プレゼンテーションは2025年9月14日(日)に開催されます。当日は午前9時20分から午後7時00分までを予定しており、受付は午前8時30分から開始されます。展示と講評を含む一日を通したプログラム設計です。
会場はATC(アジア太平洋トレードセンター)ITM棟6階PORT、所在地は大阪市住之江区南港北2-1-10です。参加は無料ですが、定員は400名に限定され、事前申込制です。会場での座席は当日先着順で選択する方式となっています。
開催日時・会場・申込方法
開催日:2025年9月14日(日)9:20~19:00(受付8:30~)
会場:ATC ITM棟6階 PORT(大阪市住之江区南港北2-1-10)
- 参加費:無料
- 定員:400名(事前申込制)
- 座席:当日会場にて先着順に座席選択
申込方法はウェブサイトからの申し込みが必要です。案内文では「建築学生ワークショップ」で検索するか、指定のURL(https://ws.aaf.ac/)からアクセスするように記載されています。
当日の展示と観覧に関する留意点
制作された10体のフォリーは屋内外に展示され、来場者は設計・素材・空間体験を直接確認できます。展示は公開プレゼンテーション当日のみの公開となるため、観覧は当日スケジュールに合わせて行う必要があります。
会場運営や安全管理については主催者側の指示に従う形となり、定員管理や搬入出の関係で展示の一部に立ち入り制限が設けられる場合があります。観覧を希望する場合は事前申し込みを行い、当日の受付開始時間に合わせて来場することが推奨されます。
講評陣の構成と審査の観点
公開プレゼンテーションでは、大阪府の吉村知事が挨拶に訪れる予定であり、万博プロデューサーらトップ陣が講評を行います。審査・講評は、学生の設計意図、素材循環の考え方、空間の体験価値、構造的安全性、そして展示としての魅力など多面的な視点から行われます。
審査・講評は専門家による公開型の評価であり、学生にとっては外部の専門家からの具体的なフィードバックを受け取る重要な機会です。講評の内容は今後の実践や学修に直結する実務的な助言を含むことが想定されます。
参加予定講評者一覧(登壇予定)
以下は公開プレゼンテーション当日に講評を行う予定の専門家一覧です。建築、ランドスケープ、音楽・教育、ジャーナリズム、美術、構造など多様な分野の関係者が参加します。
- 石川 勝(プランナー|大阪・関西万博会場運営プロデューサー)
- 藤本 壮介(建築家|大阪・関西万博会場デザインプロデューサー)
- 忽那 裕樹(ランドスケープデザイナー|大阪・関西万博会場ランドスケープデザインディレクター)
- 中島 さち子(音楽家 数学研究者 STEM教育家|大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー)
- 前田 浩智(ジャーナリスト|毎日新聞社 主筆)
- 建畠 晢(美術評論家|埼玉県立近代美術館 館長)
- 南條 史生(美術評論家|森美術館 特別顧問)
- 堀木 エリ子(和紙デザイナー|京都美術工芸大学 客員教授)
- 五十嵐 太郎(建築史家・建築批評家|東北大学 教授)
- 倉方 俊輔(建築史家|大阪公立大学 教授)
- 腰原 幹雄(構造家|東京大学 教授)
- 櫻井 正幸(旭ビルウォール 取締役 会長)
- 佐藤 淳(構造家|東京大学 准教授)
- 陶器 浩一(構造家|滋賀県立大学 教授)
- 芦澤 竜一(建築家|滋賀県立大学 教授)
- 長田 直之(建築家|奈良女子大学 教授)
- 永山 祐子(建築家|永山祐子建築設計 主宰)
- 平田 晃久(建築家|京都大学 教授)
- 平沼 孝啓(建築家|平沼孝啓建築研究所 主宰)
- 安原 幹(建築家|東京大学 准教授)
- 吉村 靖孝(建築家|早稲田大学 教授)
講評陣は実務と学術、評論の各領域を横断して配置されており、作品に対する多様な批評が期待されます。学生は設計意図の説明に加え、素材選定や施工手法、想定される利用方法などを含めた発表を行う見込みです。
審査・講評の進行イメージ
講評は個別プレゼンテーションと全体討論の二段構えで行われる想定です。各チームが所定時間でプレゼンテーションを行い、その後に専門家が質疑と講評を行います。公開形式での討論を通じ、発表内容の精査と改善点の提案がなされます。
評価の観点は、サステナビリティの実現度、空間の体験性、構造安全性、展示としての伝達力、そして社会への示唆に富む表現であるかどうかなどが含まれます。学生側は実務的な指摘を受け取り、今後の設計の基盤を形成します。
企画運営・協力者、関連情報の整理
本ワークショップはNPO法人アートアンドアーキテクトフェスタが主催し、アジア太平洋トレードセンター株式会社が協力しています。プレスリリースは同社より2025年9月10日に発表されました。イベントは万博関連のテーマと連動した実践的教育プログラムとして位置づけられます。
本企画のキーワードとしては「万博」「大学生」「建築家」「脱炭素」「カーボンニュートラル」などが挙げられており、環境負荷低減や素材循環を通じた建築表現の探求という文脈で評価される設計群が集まります。
- 主催
- NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ
- 協力
- アジア太平洋トレードセンター株式会社
- 関連リンク
- https://ws.aaf.ac/
イベント概要の要点まとめ
以下は本記事で取り上げた情報を整理した表です。日程、会場、申込方法、参加費、定員、主催・協力、発表者(講評陣)など、観覧や参加を検討する際の主要事項を一覧化しています。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名(報道用) | 建築学生ワークショップ日本国際博覧会2025(フォリー公開プレゼンテーション) |
発表元・発表日時 | アジア太平洋トレードセンター株式会社/2025年9月10日 16:01 |
開催日 | 2025年9月14日(日)9:20~19:00(受付8:30~) |
会場 | ATC(アジア太平洋トレードセンター)ITM棟6階 PORT(大阪市住之江区南港北2-1-10) |
参加費 | 無料 |
定員 | 400名(事前申込制・当日会場にて先着順座席選択) |
申込方法 | ウェブサイト(「建築学生ワークショップ」で検索、または https://ws.aaf.ac/ から申込) |
主催 | NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ |
協力 | アジア太平洋トレードセンター株式会社 |
展示内容 | 万博会場から出る廃材やリサイクル素材を活用して制作した10体のフォリー(屋内外展示・公開は当日のみ) |
参加予定講評者(一部) | 石川 勝、藤本 壮介、忽那 裕樹、中島 さち子、前田 浩智、建畠 晢、南條 史生、堀木 エリ子、五十嵐 太郎、倉方 俊輔、腰原 幹雄、櫻井 正幸、佐藤 淳、陶器 浩一、芦澤 竜一、長田 直之、永山 祐子、平田 晃久、平沼 孝啓、安原 幹、吉村 靖孝(全員掲載) |
本記事は、プレスリリースの内容を踏まえて構成しました。イベントの参加方法や詳細は公式ウェブサイトにて案内されていますので、観覧を検討する際は事前申込の手続きを確認してください。
参考リンク: