マーサ・アレクサンダー初邦訳 絵本『すてきなひみつ』刊行
ベストカレンダー編集部
2025年9月11日 10:57
絵本『すてきなひみつ』刊行
開催日:9月8日

静かでやさしい時間を描いた新訳絵本の刊行
児童書出版社の株式会社ロクリン社は、絵本『すてきなひみつ』を2025年9月8日に刊行しました。プレスリリースは2025年9月11日 09時00分に発表されており、図書館や絵本専門店などから発売前の注文が集まっていることが明記されています。
本作は、作・ロイス・ホバート、絵・マーサ・アレクサンダー、訳・田中 潤子による絵本で、静かでやわらかな雰囲気の中で「ささやき」や「ひみつ」について姉と弟のやりとりを描いています。文章と絵の両方が、読む人の気持ちを穏やかにするよう設計された作品です。

発表時の状況と反応
刊行前から図書館や絵本専門店といった絵本の目利きとされる現場から注文が集まっている点が、プレスリリースで強調されています。このことは、編集・流通面での期待値の高さを示す一つの指標となります。
本稿では、作品のあらすじ、書誌情報、著者・画家・訳者のプロフィール、刊行記念のレビュアー募集キャンペーン、出版社の連絡先など、プレスリリースに含まれる情報を漏れなく整理して伝えます。

絵本の内容とあらすじ——ささやきとひみつをめぐる会話
あらすじは簡潔かつ情緒的です。弟の素朴な疑問に対してお姉さんがやさしく答えていくやりとりが中心で、そのやりとりを通して読む人も自然とやさしい気持ちになる構成になっています。
プレスリリースでは次のように紹介されています。「ささやきってなに?」「だれがささやくの?」「ひみつってなに?」という問いかけに対して、お姉さんが答えていく形式で進行し、「ささやきたくなるのは、どんな ひみつ?」という問いへの答えが本作の核になっています。

物語の特徴と雰囲気
絵の色彩や表情、全体の雰囲気が愛らしく魅力的である点が繰り返し触れられています。静かでやわらかな描写がページ全体を包み込み、読後に穏やかな気持ちが残る構成です。
プレスリリースでは続きについて「ぜひ本書でお楽しみください」と案内していますが、本文中で触れている要素は上記のとおりで、作品を通じて「やさしさ」が丁寧に紡がれることが示されています。

書誌情報と購入案内
書誌情報は詳細に公表されています。ISBN、定価、判型、頁数、発行日など、図書の購入や図書館での配本・所蔵を検討する際に必要な基本情報がすべて明記されています。
また、書籍案内用のオンラインページへのリンクも提示されており、購入や詳細確認は出版社の案内ページで行えます。
- 書名:すてきなひみつ
- 作:ロイス・ホバート
- 絵:マーサ・アレクサンダー
- 訳:田中 潤子
- ISBN:978-4-86761-037-4
- 定価:本体1,700円+税
- 判型:A4変形判
- 頁数:44ページ
- 発行日:2025/09/08
- 書籍案内ページ:https://www.rokurin.jp/book/whispery-secret

流通と現場からの反応
プレスリリースにあるとおり、図書館や絵本専門店からの発売前注文が集まっており、専門家や現場の購入担当者からの支持が伺えます。これは新刊絵本の評価や導入の判断材料として重要な情報です。
具体的な流通や取り扱いについては、上記の書籍案内ページや出版社への問い合わせで案内が受けられます。

著者・画家・訳者のプロフィール
プレスリリースには、作・絵・訳それぞれの経歴が詳細に紹介されています。ここでは、それらの情報を整理して提示します。
なお、本文中ではマーサ・アレクサンダーの名前表記が複数回出ており、邦訳に関する記述や既刊邦訳の列挙も含まれています。以下はプレスリリースに基づく各人物のプロフィールです。
- ロイス・ホバート(作)
- アメリカ・ミネソタ州ミネアポリス生まれ。ミネソタ大学で文学士号、文学修士号、理学士号を取得。1950年にハロルド・ブラックと結婚し、家族でメキシコのサンミゲル・デ・アジェンデに移住、乗馬スクールやアート・ギャラリーを設立。フリーランス写真家としても活動し、写真は『ライフ』や『ニューヨーク・タイムズ』などに掲載。作家としては児童書、ヤングアダルト小説、脚本など幅広く執筆。本書が初の邦訳書であり、原題は “What Is a Whispery Secret?” とされています。
- マーサ・アレクサンダー(絵)
- アメリカ・ジョージア州オーガスタ生まれ。シンシナティ芸術アカデミーで美術を学び、1966年に絵本のイラストレーターとしてデビュー。以降、作家・イラストレーターとして多数の児童書を手がけています。邦訳書としては『ねえさんといもうと』(1974年、福音館書店)、『ぼくがまもってあげるね』(2010年、あすなろ書房)、『こくばんくまさん つきへいく』(2013年、ほるぷ出版)などが挙げられます。プレスリリースでは、本作がマーサ・アレクサンダーの作品を初めて日本語に訳したものとして紹介されています。
- 田中 潤子(訳)
- 大学で音楽を専攻後、文化施設での勤務を経てテキサス州の語学学校に留学。帰国後、イベント制作会社などで勤務し、翻訳学校で翻訳を学んだのち字幕翻訳、ゲーム翻訳などに携わる。図書館での読み聞かせをきっかけに絵本に魅了され、現在は児童書の翻訳に専心している。翻訳書に『バレエ団のねこ ピンキー』(2023年、のら書店)など。

刊行記念レビュアー募集と出版社情報
刊行を記念し、ロクリン社は絵本『すてきなひみつ』のレビュアー募集キャンペーンを実施します。抽選で2名に本作がプレゼントされ、当選者には今月中に書籍が発送されると案内されています。
応募期間、応募方法、当選者への発送時期や紹介のお願いなど、プレスリリースに記載されたすべての情報は以下のとおりです。
- 募集キャンペーン名:絵本『すてきなひみつ』レビュアー募集キャンペーン
- 当選者数:抽選で2名
- 応募期間:2025年9月10日(水)〜2025年9月21日(日)
- 当選品発送:当選された方へは今月中に絵本『すてきなひみつ』を送付
- 応募・詳細ページ:https://www.rokurin.jp/forreviewers
応募者には自分のSNSやブログなどで本書を紹介していただくことが期待されていますが、応募方法や選考基準の詳細は応募ページでの案内に従ってください。

出版社情報と問い合わせ先
出版社の基本情報と問い合わせ先も明記されています。図書館・店舗での導入やメディア取材、レビュアー応募に関する問い合わせは下記の連絡先を参照してください。
- 出版社:
- 株式会社ロクリン社
- 所在地:
- 〒153-0053 東京都目黒区五本木1-30-1 2A
- 担当:
- 出版部
- TEL:
- 03-6303-4153
- お問い合わせフォーム:
- https://www.rokurin.jp/contact
- 関連リンク(書籍案内):
- https://www.rokurin.jp/book/whispery-secret
本文で触れた主な情報の整理
以下の表は、本記事(および原プレスリリース)で示された主要な項目を整理したものです。刊行情報、関係者、応募情報、出版社連絡先などを一目で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
書名 | すてきなひみつ |
作 | ロイス・ホバート |
絵 | マーサ・アレクサンダー |
訳 | 田中 潤子 |
ISBN | 978-4-86761-037-4 |
定価 | 本体1,700円+税 |
判型 | A4変形判 |
頁数 | 44ページ |
発行日 | 2025/09/08 |
プレスリリース発表日時 | 2025年9月11日 09時00分 |
レビュアー募集期間 | 2025年9月10日〜2025年9月21日(抽選で2名) |
出版社 | 株式会社ロクリン社(〒153-0053 東京都目黒区五本木1-30-1 2A) |
問い合わせ | TEL 03-6303-4153 / お問い合わせフォーム |
書籍案内ページ | https://www.rokurin.jp/book/whispery-secret |
上表はプレスリリースに示された情報を基に作成しました。本作は静かな会話と温かな描写を特徴とする絵本であり、図書館や絵本専門店からの関心も高いことが報告されています。レビュアー募集や詳細な購入案内については、出版社の案内ページを参照してください。
参考リンク: