9月27日開催『僕の中に咲く花火』監督ティーチイン
ベストカレンダー編集部
2025年9月11日 14:15
僕の中に咲く花火 ティーチイン
開催期間:9月27日〜9月27日

清水友翔監督の最新作『僕の中に咲く花火』と岐阜を舞台にした物語
清水友翔監督の長編最新作『僕の中に咲く花火』は、2025年8月30日からユーロスペースほかで全国順次ロードショー中の作品です。本作は監督自身の出身地である岐阜県を舞台に、不器用で痛みを抱えながらも人と関わり合う青春群像を描いています。
物語は、母を失った少年・大倉稔を中心に進行し、死や喪失、そして生への希求をテーマに据えています。主人公の稔は10年前に母を亡くし、父とは距離があり、妹が引きこもる家庭環境に悩みを抱えています。臨死体験に似た効果をもつという話題の霊媒師や“ドラッグ”に関わることで非行へと傾いていく。そこに東京から帰省してきた年上の女性・朱里が現れることで、稔の感情は揺れ動きますが、ある出来事を契機に彼の内面に潜む狂気が露わになっていきます。

作品の位置づけと主要スタッフ
本作は、清水友翔が脚本・監督を務め、落合賢(デジタルハリウッド大学大学院准教授)がプロデューサーを務める初の長編共同作業として制作されました。ハリウッドで経験を積んだ若手と、日本映画界で実績を持つスタッフが結集した作品です。
上映時間は93分、フォーマットはビスタ、製作・配給情報としては製作:ファイアワークスLLP、制作:フォトシンス、配給:彩プロ、レイティングはPG-12とされています。
- 監督・脚本
- 清水友翔
- プロデューサー
- 落合賢(エグゼクティブプロデューサー陣:竹内力也、丸山大知、世古哲久、下野泰輔、山本貴士)
- 制作協力
- Arct’4Film、岐阜市、飛騨市
- 音楽・編集・撮影など
- 音楽:伊藤明日香/編集:和田剛/撮影監督:有近るい/録音:飴田秀彦 ほか

Cineducare(シネドゥケア)第10回ティーチインの開催概要と参加方法
デジタルハリウッド大学大学院シネマティック・ランゲージラボが主催する映画ティーチインシリーズ「Cineducare(シネドゥケア)」は、今回で10回目を迎えます。本回は清水友翔監督をゲストに迎え、映画『僕の中に咲く花火』を題材に制作の背景や映像表現の技術について深掘りする構成です。
イベントはハイブリッド形式で実施され、会場参加とオンライン参加の双方を用意しています。参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。オフライン会場の定員に達した場合は申し込み順で案内されます。
- 開催日時:2025年9月27日(土)17:30~19:00
- 会場(オフライン):デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス 駿河台ホール(御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F)
- オンライン:Zoom ウェビナー(定員あり)
- 参加費:無料(要事前申込)
- 定員:オフライン会場80名、オンライン会場500名
当日のプログラムは映像クリップやメイキング映像の上映に加え、落合賢准教授をモデレーターに清水監督とのトークセッション、質疑応答が含まれます。映画をまだ観ていない参加者でも学びの得られる構成です。
- 17:15 開場・ウィビナーオープン
- 17:30 イベント開始、大学院とシネマティック・ランゲージラボの紹介
- 17:35 映画本編クリップ、メイキング映像上映(2~4本)・トークセッション
- 18:30 質疑応答
- 19:00 終了予定

登壇者の経歴と作品制作に関わる詳細なクレジット
本イベントの登壇者は清水友翔(監督・脚本)と落合賢(デジタルハリウッド大学大学院准教授)です。両名とも海外での学びや国際的な実績を持ち、それぞれの立場から映画制作術や表現について語ることが期待されます。
清水友翔氏は岐阜県出身で、若年期から映画制作を続け、17歳で高校を中退後渡米。Santa Monica College卒業ののち、短編『The Soloist』でFilm Festival Los Angeles 2022にてBest J.Horror賞を受賞し、最年少でハリウッドの映画賞を受賞した日本人監督となりました。続く『Vanitas』でも国際映画祭で評価されており、本作が初の長編監督作となります。
落合賢准教授はUSC映画制作学科卒、AFI監督学科修了。卒業制作で全米監督協会(DGA)から日本人として初の審査員特別賞を受賞するなど長年にわたり国際的な評価を得ています。長編映画の商業的成功や国際的な公開経験を持ち、現在は教育現場でハリウッド式制作術を伝えています。
出演者と制作スタッフ
主要出演者と制作チームの詳細は以下の通りです。主要キャストには新人を起用し、脇を固める俳優陣に渡辺哲、加藤雅也らが名を連ねます。
役割 | 氏名 |
---|---|
主演(大倉稔) | 安部伊織(初主演) |
朱里 | 葵うたの |
鈴(妹) | 角心菜 |
脇役 | 渡辺哲、加藤雅也 |
プロデューサー | 落合賢(プロデューサー)、ラインプロデューサー:高木宏通 |
音楽/編集/撮影 | 音楽:伊藤明日香/編集:和田剛/撮影監督:有近るい |
さらに、キャスティングディレクター髙野力哉、監督補:鐘江稔、衣装:宮本まさ江、録音:飴田秀彦、インティマシーコーディネーター:浅田智穂、整音:高木創、VFX:ヴィナメーションなど多彩なスタッフ陣が制作に関与しています。
製作・協賛体制も多方面に渡り、協賛にはライフクレヨンスタイル、日本一ソフトウェア、meet tree、アテナ工業、エムビーエス、大垣病院、オリジナルあい、山中製菓、AIアクティブ、一善、水甚が名を連ねています。制作協力として岐阜市、飛騨市、また補助金には岐阜市観光コンベンション課ロケツーリズム推進室と飛騨市ロケーション誘致促進事業が含まれます。
イベント参加にあたっての実務情報と要点の整理
申込みや問い合わせ先、公式情報に関する実務的な情報は以下の通りです。事前登録は必須で、オンライン・オフラインのどちらも定員管理があります。オフラインは80名、オンラインは500名で、定員に達した場合は申し込み順での対応となります。
問い合わせや詳細はデジタルハリウッド大学大学院シネマティック・ランゲージラボ(担当:福田)へメールで連絡が可能です。メールアドレスはcll.dhgs@gmail.comです。また、作品の公式情報は『僕の中に咲く花火』の公式サイトおよびSNSで確認できます。
- 公式サイト:https://bokuhana.ayapro.ne.jp/
- 公式Instagram:https://www.instagram.com/bokuhanamovie/
- 公式X(旧Twitter):https://x.com/bokuhanamovie
イベント当日は、上映されるクリップやメイキング映像を素材として、監督の意図や制作過程、音楽・撮影・編集といった技術的な側面の解説が行われます。質疑応答の時間も設けられるため、実務的な制作について質問することが可能です。
本イベントの意義と学習機会
「シネマティック・ランゲージラボ」は、ハリウッド式の映像制作術を教育する実践的な場として位置づけられています。本イベントは単なる上映会ではなく、映画を教材に制作の理論と実務を結びつけるティーチインであり、映画を制作する側、研究する側双方にとって学びの深い機会となる設計です。
映画をまだ観ていない参加者にも配慮した構成が準備されており、予備知識がなくても創作過程や演出意図を理解できるように組まれています。
この記事で取り上げた重要情報の一覧とまとめ
以下の表は、イベントと作品に関する主要情報を整理したものです。参加を検討する際や作品情報を確認する際の要点を一目で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | Cineducare(シネドゥケア) 映画『僕の中に咲く花火』ティーチイン |
主催 | デジタルハリウッド大学大学院 シネマティック・ランゲージラボ(デジタルハリウッド株式会社) |
開催日時 | 2025年9月27日(土)17:30~19:00(開場17:15) |
会場 | デジタルハリウッド大学 駿河台キャンパス 駿河台ホール(御茶ノ水ソラシティ アカデミア3F)およびZoomウェビナー |
参加費 | 無料(要事前申込) |
定員 | オフライン80名、オンライン500名 |
登壇者 | 清水友翔(監督・脚本)、落合賢(准教授/モデレーター) |
作品情報 | 『僕の中に咲く花火』 2025/日本/ビスタ/93分/配給:彩プロ/PG-12 |
公式サイト・SNS | 公式サイト、Instagram、X |
問い合わせ | デジタルハリウッド大学大学院 シネマティック・ランゲージラボ(担当:福田) cll.dhgs@gmail.com |
本記事では、イベントの開催情報、プログラム構成、登壇者と制作クレジット、作品のあらすじと制作背景、申込・問い合わせ先までを網羅的に整理しました。興味がある方は公式サイトや問い合わせ先で最新の案内を確認のうえ、事前登録を行ってください。