9月20日開催|IND-1 2025に4組がグランドファイナル進出
ベストカレンダー編集部
2025年9月11日 16:07
IND-1 2025 決勝進出
開催日:9月20日

若きクリエイターが大阪・関西万博の舞台で競演
2025年7月20日、株式会社ADOOR主催のインディーゲームコンテスト「IND-1 2025」セミファイナルが、大阪・関西万博会場内のEXPOメッセ「WASSE」にて開催されました。プレスリリース発表日時は2025年9月11日15時00分ですが、セミファイナルは7月20日に実施され、U-22世代(22歳以下)のゲームクリエイターを対象に、全国698作品の応募から選ばれた10組が大舞台でプレゼンテーションを行いました。
当日は猛暑にも関わらず来場者数が1万人以上に達し、スクリーンに映し出される作品映像と制作者本人による解説が観客の注目を集めました。会場全体で「ゲームの未来」を感じさせる時間が展開され、熱量あるプレゼンテーションが次世代クリエイターの存在感を示しました。

会場と当日の雰囲気について
会場は大阪・関西万博のEXPOメッセ「WASSE」。屋内の展示スペースにステージと大型スクリーンが設置され、プレゼンテーションの視覚的な訴求が高められていました。来場者は多様な年齢層が混在しており、学生や業界関係者、一般来場者が交じり合う構成でした。
プレゼンは各作品の映像、操作デモ、制作者の口頭説明を組み合わせた形式で行われ、各プレゼンの後には審査員による質疑応答がありました。発表会の運営は滞りなく進行し、観客席からは随所で拍手が起こっていました。

セミファイナルの結果とファイナリストの詳細
一次・二次審査を勝ち抜いた10組の中から、審査員の評価によりGRAND PRIZE部門のファイナリスト4組と個別部門のファイナリスト2組が、グランドファイナル(2025年9月20日)への出場権を獲得しました。以下に、ファイナリストと関連情報をすべて掲載します。
なお、セミファイナルでは「厳正な審査を行う4名の審査員」が会場で審査を行った旨の記載があります(個別名はセミファイナルのプレス文には明記されていません)。その結果、以下の作品が選出されました。

GRAND PRIZE部門 ファイナリスト(グランドファイナル進出)
GRAND PRIZE部門からは下記4組がグランドファイナル進出を決めました。各作品名、クリエイター名、所属、紹介動画のURLを掲載します。
- Puppeteer
クリエイター:宇枝 礼央
所属:N高等学校
紹介動画:https://youtu.be/Opw-0d3B-oM?si=QLpI4PPAqmKqEfNy - SHADOW LEAP
クリエイター:Leapers
所属:神戸電子専門学校
紹介動画(Steamページ):https://store.steampowered.com/app/2961830/SHADOW_LEAP/ - じゃんけん鬼
クリエイター:洲加本 倖太郎
所属:N高等学校
紹介動画:https://youtu.be/CZ5XHo6mTUs?si=rXiNzRsawrA5gJcB - SpellCraft
クリエイター:Rin5(リンゴ)
所属:錦城高等学校
紹介動画:https://youtu.be/Ekox02k_xkc?si=cjGh7hc6_wnVDL2_

GRAND PRIZE部門 特別審査員賞(セミファイナル)
セミファイナルでは特別審査員賞が選出されました。該当作品は以下の通りで、特別審査員賞受賞作についてはグランドファイナル進出はありません。
- うちのこ
クリエイター:かめのこたろう
所属:香蘭女学校高等科

個別部門 ファイナリスト(グランドファイナル進出)
個別部門からは、AUDIO部門、VISUAL ARTS部門の各1作がグランドファイナルに進出します。以下に作品名と制作者・チーム名を掲載します。
- AUDIO部門:作品名 amalgam(チーム名:JJ)
- VISUAL ARTS部門:作品名 SOUND OF NATURE(クリエイター:泉谷 美紅)

グランドファイナルの開催詳細と審査体制
グランドファイナルは2025年9月20日(土)に大阪で開催されます。開催時間・会場・入場方法、そして賞金・特典の構成を下にまとめます。
審査員およびメインMCも発表されており、業界経験豊富なプロフェッショナルが審査にあたります。審査員一覧と略歴を掲載します。

開催概要(日時・会場・入場)
以下はグランドファイナルの開催概要です。入場は無料で、どなたでも来場できます。
日程 | 2025年9月20日(土) |
---|---|
時間 | 13:00 開演 |
入場 | 無料 |
会場 | グラングリーン大阪 『Blooming Camp』 イベントスクエア by さくらインターネット https://bloomingcamp.sakura.ad.jp/ |

賞金・特典
各賞の金額や特典は次の通りです。受賞者には賞金に加え、海外視察や制作機材などの支援が用意されています。
- GRAND PRIZE(ゲーム部門) 大賞
- 賞金 50万円+海外視察
- AUDIO(オーディオ部門) 部門賞
- 賞金 5万円+ゲーム制作機材
- VISUAL ARTS(ビジュアルアーツ部門) 部門賞
- 賞金 5万円+ゲーム制作機材
- 全部門対象 審査員賞
- 賞金 20万円+海外視察

グランドファイナル審査員(発表)
グランドファイナルの審査を務める審査員のプロフィールは以下のとおりです。各氏は長年にわたりゲーム開発やプロデュースに携わってきた人物です。
- 小澤 至論(Michinori Ozawa) — 株式会社バンダイナムコスタジオ
青森県出身。大学卒業後に大阪のゲーム会社へ入社、2000年にナムコへ移籍。アニメーターとして『鉄拳』『ソウルキャリバー』シリーズの開発に関与。2018年『ソウルキャリバー6』では制作プロデューサーを務め、現在は同社のGYAAR Studioでも活動。 - 伴 哲(Satoshi Ban) — 株式会社Thirdverse 取締役CBO、プロデューサー
2003年にSCEへ新卒入社後、『どこでもいっしょ』シリーズのプロデューサーを担当。2018年にGoogle入社、ゲーム領域の事業開発に従事。2020年にXRゲーム開発の株式会社Thirdverseに参画し、2024年に取締役CBO就任。 - ビル リッチ(Bill Ritch) — Side International Japan株式会社 Executive Producer
1990年にセガ入社以降、ディレクター/プロデューサーとして幅広い開発に携わる。SCEやMicrosoftでは制作部部長兼エグゼクティブプロデューサーを務め、『ワンダと巨像』『デモンズソウル』などの制作に関与。DisneyやWarner Brothersで世界的IPを用いるプロジェクトにも従事。

グランドファイナルのメインMC
当日の進行を務めるメインMCは浅越 ゴエ(ザ・プラン9)です。プロフィールとして生年月日や出身地、趣味、経歴などが公式に発表されています。
浅越ゴエ プロフィール(公表情報): 生年月日 1973年12月20日、身長178cm/体重70kg、出身地 岡山県岡山市。趣味はプロレス観戦、ゲーム、歴史。1995年にNSC大阪校に入学し、芸能活動を開始。今回、IND-1 2025 グランドファイナルのメインMCを務めます。

コンテストの目的と主催者および会場の役割
「IND-1 2025」は「デジタル学園祭 2025」の一環として実施されるコンテストで、U-22世代のデジタルクリエイターを発掘・育成することを目的としています。完成版ゲームだけでなく、企画、BGM、キャラクターデザイン、3DCG、ゲームPVなど多様な分野でエントリー可能です。
受賞者には賞金に加え、海外カンファレンスへの視察機会などグローバルに成長するための支援が提供されます。無名や未経験でもU-22であれば応募資格があり、多様な才能に門戸が開かれています。

Blooming Campについて(会場)
グランドファイナル会場のBlooming Campは、さくらインターネット株式会社が運営するオープンイノベーション施設です。大阪・梅田の再開発エリア「グラングリーン大阪」に位置し、多様な人や企業の出会いを促進する場として設計されています。
施設の役割はオンラインとリアルを融合し、新たな挑戦や価値創出を支援することです。住所とアクセス情報は次の通りです。
- 住所:大阪府大阪市北区大深町6番38号 グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 3F
- アクセスマップ:https://bloomingcamp.sakura.ad.jp/data/access.pdf

株式会社ADOORについて(主催者)
株式会社ADOORはポールトゥウィンホールディングスグループの一員として2023年5月に設立された企業です。ミッションには「デジタルの力で新たな価値を創造し、IdealとRealityの境界線をなくす」と掲げ、XR企画・運営やイベント企画、地域共創事業などを展開しています。
ゲーム分野では長年のノウハウを活かした運営支援のほか、XRやメタバースとリアルの連携による施策、クラウドファンディング「PLANS」とのシナジーを通じてエンターテインメント領域での価値創造を目指しています。

発表内容の要点整理
以下の表は、本記事で紹介した主要事項をわかりやすく整理したものです。グランドファイナルの日程や会場、ファイナリスト、賞金などの主要情報を一覧で確認できます。
項目 | 内容 |
---|---|
セミファイナル開催日 | 2025年7月20日(日) EXPOメッセ「WASSE」(大阪・関西万博) |
応募総数 | 698作品(全国) |
セミファイナル出場 | 1次・2次審査通過の10組がプレゼンテーション実施 |
グランドファイナル進出(GRAND PRIZE) | Puppeteer(宇枝 礼央/N高等学校)、SHADOW LEAP(Leapers/神戸電子専門学校)、じゃんけん鬼(洲加本 倖太郎/N高等学校)、SpellCraft(Rin5/錦城高等学校) |
グランドファイナル進出(個別部門) | AUDIO:amalgam(JJ)/VISUAL ARTS:SOUND OF NATURE(泉谷 美紅) |
セミファイナル 特別審査員賞 | うちのこ(かめのこたろう/香蘭女学校高等科) ※グランドファイナル進出なし |
グランドファイナル 日時 | 2025年9月20日(土)13:00 開演(入場無料) |
グランドファイナル 会場 | グラングリーン大阪 Blooming Camp イベントスクエア(さくらインターネット運営) |
賞金・特典 | GRAND PRIZE 大賞:賞金50万円+海外視察/AUDIO・VISUAL 各部門賞:賞金5万円+制作機材/審査員賞:賞金20万円+海外視察 |
審査員(グランドファイナル) | 小澤 至論(バンダイナムコスタジオ)、伴 哲(Thirdverse 取締役CBO)、ビル リッチ(Side International Japan Executive Producer) |
メインMC | 浅越 ゴエ(ザ・プラン9) |
主催 | 株式会社ADOOR(本社:東京都新宿区、代表取締役 八木 俊憲、設立:2023年5月) |
公式サイト・公式X | 公式サイト:https://ind-1.com/ 公式X:https://x.com/ind_1contest |
本記事では、セミファイナル当日の模様、選出されたファイナリストとその関連情報、グランドファイナルの日時・会場・賞金・審査員・MC、主催者である株式会社ADOORの事業概要とBlooming Campの施設情報まで、プレスリリースに含まれるすべての情報を網羅して整理しました。
グランドファイナルは9月20日に開催され、入場は無料です。ファイナリストたちは最高賞であるGRAND PRIZEを目指して最終プレゼンテーションを行います。興味がある方は公式サイト(https://ind-1.com/)や公式X(https://x.com/ind_1contest)で最新情報を確認できます。
参考リンク: