9/18発売|アードベッグ Y2K 24年、復活の原酒

アードベッグY2K24年発売

開催日:9月18日

アードベッグY2K24年発売
どこで買えるの?
9月18日発売でアードベッグ コミッティーストアと全国のウイスキー専門店で数量限定販売。希望小売価格は税込127,600円。コミッティー会員には優先案内が出る場合があります。
Y2Kシリーズって何が特別なの?
2000年に蒸留された希少な原酒のみを用いるコレクションで、第2弾は24年熟成。バーボン樽経由でアモンティリャードシェリー樽フィニッシュを採用し、独特の風味が生まれています。

ミレニアムの霧を閉じ込めた一本:誕生の背景と意義

MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)が2025年9月11日12時00分に発表した通り、スコットランド・アイラ島の蒸留所アードベッグは、2000年に蒸留された希少な原酒のみを用いた限定シリーズ「Y2K」の第2弾として『アードベッグ Y2K 24年』を、2025年9月18日(木)より数量限定で発売します。

本リリースは、アードベッグにとって象徴的な年である2000年に蒸留された“最後のスピリッツ”に着目したものであり、古いポットスチルから流れ出た歴史的な原酒と、現代の熟成・ブレンド技術を組み合わせた特別な意味合いを持ちます。限定性や熟成年数の面からも、世界中のコレクターや専門家の注目を集める意義あるリリースです。

ミレニアムの原酒、24年の時を超えて登場『アードベッグ Y2K 24年』2025年9月18日(木)より数量限定発売 画像 2

蒸留〜熟成に至る経緯

この原酒は2000年の蒸留で生まれ、蒸留所が復活する象徴ともなった年のスピリッツです。引退前の歴史的なポットスチルから得られた最後期の原酒であり、そこに革新的な発想と現代のフィニッシング手法を重ねることで完成しました。

アードベッグでは今回初めてアモンティリャードシェリー樽をフィニッシュに用いており、クラシックなバーボン樽熟成に加え、このシェリー樽仕上げが本商品の独自性を形成しています。新旧の技術が交差する一本としての価値が強調されます。

ミレニアムの原酒、24年の時を超えて登場『アードベッグ Y2K 24年』2025年9月18日(木)より数量限定発売 画像 3

味わいを詳述する:テイスティングノートと表現

『アードベッグ Y2K 24年』は淡い琥珀色を呈し、口に含むとまず深く濃厚なスモークが広がります。トフィーやアーモンド、アンティークレザーのニュアンスが複雑に絡み合い、かすかなクローブやシナモンがアクセントとして働きます。

余韻にはメントールやユーカリの清涼感が長く続き、炭や黒鉛、湿った苔といった煤(すす)のようなニュアンスも感じられます。水を加えるとさらに炭や黒鉛、湿った苔が前面に出てくるため、飲み方によって表情が変化する奥行きのあるモルトです。

ミレニアムの原酒、24年の時を超えて登場『アードベッグ Y2K 24年』2025年9月18日(木)より数量限定発売 画像 4

香り・味わいの要素

  • 色合い:淡い琥珀色
  • 香り:クリーミーなトフィー、ブラックカラント、クレオソート、石炭を使った石鹸、アンティークレザー、アーモンドナッツ。水を加えると炭・黒鉛・湿った苔が顕在化。
  • 味わい:深いスモーク、コールタール、焚き火の残り香、トローチの清涼感。背景にシェリー樽由来のレザーやクローブの繊細な甘み。
  • 余韻:メントール、ユーカリ、亜麻仁油、炭のニュアンスが長く続く。

商品仕様と販売情報:価格・容量・発売場所を明記

商品概要は以下の通りです。容量やアルコール度数、熟成樽といった数値的な情報は、限定商品を評価する上で重要な判断材料となります。

発表資料に記載された仕様を正確に整理すると、容量は700ml、アルコール度数は47.8%、熟成に使用された樽はバーボン樽とアモンティリャードシェリー樽の組み合わせです。発売日は2025年9月18日(木)、希望小売価格は116,000円(税別)、127,600円(税込)です。

商品名
アードベッグ Y2K 24年
容量
700ml
アルコール度
47.8度
熟成樽
バーボン樽、アモンティリャードシェリー樽(フィニッシュ)
発売日
2025年9月18日(木)
希望小売価格
116,000円(税別)/127,600円(税込)
発売先
アードベッグ コミッティーストア、全国のウイスキー専門店

販売に関する補足

本商品は数量限定のため、流通量は限られます。アードベッグ公式や専門店を通じての販売が主となり、入手にはタイミングや販売店の在庫状況が影響します。

公式情報やコミッティー登録に関する詳細は、アードベッグ日本公式サイト(https://www.ardbegjp.com/)で確認できます。

Y2Kシリーズの位置づけとコミュニティの役割

「Y2K」シリーズは2000年蒸留の原酒のみを用いた希少なコレクションです。第1弾の「Y2K 23年」に続く今回の第2弾は24年熟成となり、さらに希少性が増しています。アードベッグの復活を象徴するコレクションという位置づけで、記念碑的な存在とされています。

このシリーズはコレクターズアイテムとしての側面だけでなく、蒸留所の歴史的文脈や熟成・樽使いの革新性を示す事例として価値があります。アモンティリャードシェリー樽をフィニッシュに用いたことは、新たな風味の可能性を提示する挑戦でもあります。

アードベッグ コミッティーの概要

2000年に結成された「アードベッグ コミッティー」は熱心なファンの組織で、現在は140カ国以上、20万人を超えるメンバーが参加しています。登録は無料で、20歳以上であれば誰でも参加可能です。

コミッティーメンバーは蒸留所からの最新情報や限定ボトルに関する案内を受け取ることができ、今回のような限定リリースに関する情報が優先的に伝えられる場合もあります。登録については公式サイト(https://www.ardbegjp.com/)で手続きが可能です。

要点の整理(一覧表)

以下の表は、本記事で紹介した『アードベッグ Y2K 24年』の主要情報を分かりやすく整理したものです。スペック、発売情報、テイスティングの要点を一目で確認できます。

項目 内容
商品名 アードベッグ Y2K 24年
発表元 MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)
プレス発表日時 2025年9月11日 12時00分
発売日 2025年9月18日(木)
容量 700ml
アルコール度 47.8%
熟成樽 バーボン樽、アモンティリャードシェリー樽(フィニッシュ)
希望小売価格 116,000円(税別) / 127,600円(税込)
発売先 アードベッグ コミッティーストア、全国のウイスキー専門店
テイスティングの要点 淡い琥珀色、深いスモーク、トフィー、アーモンド、アンティークレザー、クローブ、シナモン、メントールとユーカリの長い余韻。水で炭・黒鉛・湿った苔が顕在化。
シリーズ位置づけ Y2Kシリーズ第2弾(2000年蒸留原酒のみ使用)、前作はY2K 23年
公式サイト https://www.ardbegjp.com/

以上が発表資料に基づく『アードベッグ Y2K 24年』の詳細整理です。2000年に蒸留された希少な原酒とアモンティリャードシェリー樽のフィニッシュを組み合わせた点、アルコール度数47.8%でスモーキーさを際立たせた点、発売日と価格、販売場所、そしてコミッティー経由の情報入手手段など、購入や鑑賞に必要な主要情報を網羅しています。

参考リンク: