SiNCA by Wpc. 累計寄付900万円超、傘で森林支援
ベストカレンダー編集部
2025年9月12日 11:16
寄付900万円達成
開催期間:9月12日〜9月16日
傘を選ぶことで森林保全につながる仕組みとこれまでの寄付実績
サステナブル傘ブランドSiNCA by Wpc.は、商品販売の一部を森林保全団体である一般社団法人more treesへ寄付する仕組みを継続しています。ブランド誕生は2023年2月で、同年4月に立ち上げられた取り組みを「SiNCA project」と名付け、植林や育林といった森林保全活動に対して企業として継続的に支援しています。
公表された累計寄付額は9,246,056円で、対象期間は2023年2月〜2025年7月末です。寄付は売上の2%を原資としており、今後も育林、獣害対策、地域コミュニティ支援などに活用する予定とされています。
寄付の内訳と活用予定
発表によれば、寄付金は育林活動だけでなく、獣害対策や地元コミュニティの活動支援へと幅広く用いられる見込みです。森林の再生と保全はCO2吸収や生態系維持に関わるため、製造時に避けられないCO2排出の低減へ寄与する手段として位置づけられています。
more treesとの連携による活動は、製品の販売という日常的な消費行動を通じて環境保全に参加できる仕組みを提供する点で特徴的です。消費者が傘を選ぶこと自体が、間接的に植林等の実行資金となります。
素材と機能にこだわった設計:長く使える傘を目指して
SiNCA by Wpc.は「傘を長く使い続けること」をサステナブルの本質とし、素材選定と耐久性の両面で設計を行っています。生地には使用済みペットボトルを再資源化したリサイクルポリエステル繊維を採用し、使用済みプラスチックを原料とすることで新規石油由来の資源消費を抑えています。
持ち手には竹由来の繊維を粉砕して固めた素材であるバンブーファイバーを混合し、プラスチック使用量の削減を図っています。バンブーファイバーは生産過程でのCO2排出が比較的抑えられる点でも環境配慮型素材とされています。
雨傘としての性能
雨傘性能では、生地の耐水圧が20,000mmH2Oとなる高い耐水性(JIS L 1092に準拠した生地測定値)を確保しています。縫い目等からの浸水を抑える耐漏水性も高められており、激しい雨に対応する性能が追求されています。
また、撥水性はJIS基準での最高等級である5級を取得しており、生地表面で雨粒が玉状に転がることで収納時の濡れを軽減します。耐風性についてはグラスファイバーやカーボン素材を用いた骨構造により、長傘・折りたたみ傘ともに風速15m/sの耐風検査をクリアしています(第三者検査機関による検査)。ただし台風や突風時の使用は危険である旨の注意喚起も明記されています。
日傘性能と熱中症対策としての側面
SiNCAシリーズは晴雨兼用設計を強く打ち出しており、日傘としての機能も高い水準で確保されています。生地の裏面にポリウレタン樹脂を多層コーティングすることで完全遮光(遮光率100%)の生地を実現し、強い日差しを効果的に遮ります(JIS L 1055 A法に基づく生地測定値)。
紫外線防護性能も高く、UVカット率は99.9%、UPF値は最高格付けのUPF50+となっています(いずれもJIS L 1925に準拠した生地測定値)。さらに遮熱性の検査では、人工照明を用いた試験でSiNCAを使用した場合と非使用で約35.1℃の差が確認されており、体感温度の低減による熱中症対策への寄与が期待されています。
なお、上記の数値はすべて生地の状態での測定値であり、傘本体の総合的な性能を示すものではない旨の注記も付されています。
敬老の日キャンペーン、販売チャネル、製品ラインナップ
公式オンラインストアでは「敬老の日キャンペーン」を実施中で、期間は2025年9月16日(火) 09:59までです。対象商品を購入した方の中から抽選で6名に景品が当たるキャンペーンで、景品は保温保冷タンブラーとスターバックスコーヒー缶3本となっています。
キャンペーンの対象ブランドはSiNCA by Wpc.およびWpc. IZAで、対象ショップは以下のとおりです。該当ショップでの購入が抽選対象となります。
- Wpc. ONLINE STORE
- 楽天市場店 Wpc./KiU OFFICIAL SHOP
- Wpc. Yahoo!店
販売チャネルと直営店舗情報
SiNCA by Wpc.は公式オンラインショップのほか、ZOZOTOWNや各種ECモール、直営店舗およびLOFTや東急ハンズ等の全国取扱店舗で販売されています。取扱い商品や在庫状況は店舗ごとに異なります。
直営店舗の所在地は以下の通りです。来店の際は各店舗の取扱い状況を事前に確認することが案内されています。
- Wpc.心斎橋パルコ店
- 大阪府大阪市中央区心斎橋筋一丁目8-3 心斎橋パルコ5階(大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅 南改札より直結)
- Wpc. LUCUA 1100店
- 大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレ7階(JR大阪駅より直結)
- Wpc. Echika fit 銀座店
- 東京都中央区銀座4-1-2(東京メトロ丸ノ内線銀座駅構内 C4出口すぐ)
SiNCAシリーズのラインナップ(価格は税込)
製品ラインナップは折りたたみ傘と長傘の各種があり、定番モデルのほか2025年新作も含まれます。用途や好みに合わせて選べる構成です。
- 折傘
- SiNCA MINI 53(税込4,840円) — 定番人気、手元が木目のタイプ
- SiNCA MINI 50 7K(税込4,620円) — 2025年新作、約166gの軽量タイプ
- SiNCA MINI 60 8K(税込4,730円) — 2025年新作、長傘にもできる2wayタイプ
- 長傘
- SiNCA LONG 60(税込4,840円) — 定番人気、手元が木目のタイプ
- SiNCA LONG 63 12K(税込5,390円) — 2025年新作、男性も安心の大判タイプ
また、ブランドは「晴雨兼用傘」としての使いやすさ、飽きのこないシンプルなデザイン、耐久性といった観点から一本を長く使い続けることを前提に開発されています。製造時のCO2対策としての寄付も製品の特長に含まれます。
企業情報と関連リンク・まとめ
SiNCA by Wpc.を展開する株式会社ワールドパーティーの本社所在地は大阪市住吉区我孫子1-2-9、代表取締役社長は冨田智夫、設立は1985年9月です。事業内容はレイングッズの企画・製造・卸販売で、展開ブランドにはWpc.をはじめ複数のブランドが含まれます。
公式情報や詳細な製品情報はブランドサイトおよび各公式ECショップで確認できます。関連リンクとしてブランドサイトのURLが公開されています。
以下に、本記事で触れた主要な情報を表形式で整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 寄付先 | 一般社団法人more trees |
| 累計寄付額 | 9,246,056円(対象期間:2023年2月〜2025年7月末、売上の2%) |
| ブランド誕生 | 2023年2月(SiNCA projectローンチ:2023年4月) |
| 敬老の日キャンペーン期間 | 2025年9月16日(火) 09:59まで(対象:SiNCA by Wpc./Wpc. IZA、対象ショップは公式EC等) |
| キャンペーン景品 | 保温保冷タンブラー、スターバックスコーヒー缶3本(抽選で6名) |
| 主な素材 | リサイクルポリエステル(使用済みPETボトル由来)、バンブーファイバー混合持ち手 |
| 雨傘性能 | 生地耐水圧20,000mmH2O(生地測定値)、撥水性5級(生地測定値)、耐風検査15m/s(傘骨) |
| 日傘性能 | 完全遮光(生地測定値)、UVカット率99.9%、UPF50+、遮熱差約35.1℃(試験条件による生地測定値) |
| 代表的ラインナップ | SiNCA MINI 53(4,840円)、SiNCA MINI 50 7K(4,620円)、SiNCA MINI 60 8K(4,730円)、SiNCA LONG 60(4,840円)、SiNCA LONG 63 12K(5,390円) |
| 販売チャネル | Wpc.公式オンラインショップ、楽天市場、Yahoo!店、ZOZOTOWN、直営店(心斎橋パルコ、LUCUA 1100、銀座等)、LOFT・ハンズ等 |
| 会社情報 | 株式会社ワールドパーティー(本社:大阪市住吉区、代表:冨田智夫、設立:1985年9月、電話:06-6693-2065) |
| 公式ブランドページ | https://wpc-worldparty.jp/brand/wpc-sinca/ |
上記に示した各数値や評価は、プレスリリースに基づく記載どおり、生地状態での測定値と傘本体の総合性能との区別に関する注記が付されています。台風や突風時の使用は危険であるとの注意点も明記されています。SiNCA by Wpc.は素材・機能・寄付という三つの軸で製品価値を提示しており、購入が森林保全へとつながる仕組みを明確にしたブランド設計となっています。
参考リンク: