9月24日|万博で藍染×熊野筆 オリジナルしおり作り
ベストカレンダー編集部
2025年9月12日 11:35
万博で作るオリジナルしおり
開催日:9月24日

万博会場で体感する「つくりなはれ」—ものづくりと循環の場
持続可能な社会の担い手の育成に取り組むPHI株式会社(CEO:繁田知延)は、2025年9月24日(水)14:00〜18:00に、近畿経済産業局が大阪・関西万博会場内で実施する催事「じつは、こんなものからできてんねんフェス~Rethink Design Expo~」において、体験型ワークショップを実施します。本ワークショップの案内はPHI株式会社によるプレスリリース(2025年9月12日 00時10分付)に基づくものです。
会場はEXPOメッセ「WASSE」南ホール内の経済産業省催事「サーキュラーエコノミー研究所」エリアです。主催は近畿経済産業局で、本ワークショップは同局が展開するRethink Designプロジェクトの一環として、サーキュラーエコノミーに挑む事業者の出展協力のもとに実施されます。入場にあたっては大阪・関西万博入場チケットが必要です(入場予約は不要)。参加費・体験料は無料です。

ワークショップの具体的な内容と素材説明
ワークショップの主題は「万博の思い出をはさむオリジナルしおりをつくりなはれ」。参加者は色とりどりの金銀箔押し紙の端材と水引を自由に組み合わせ、オンリーワンのしおりを製作します。材料提供は日本で唯一の金銀箔紙クリエイター集団である歴清社が行います。
制作ではさらに、廃棄予定だった学用品である使用済み朝顔プラスチック鉢を回収・リサイクルして作られたアップサイクル熊野筆「JAPAN BLUE 熊野筆 \”KACHIIRO\”」を活用します。徳島の天然藍による藍染液を墨汁の代替として用い、しおりの裏面に名前や絵を描くことで、日本の伝統工芸である広島熊野筆の持続可能な継承と環境教育、地域資源循環を同時に体験できる構成です。

金銀箔押し紙の提供:歴清社
歴清社は三篠町に工場を構え、100年以上の歴史を有する金銀箔押し紙のクリエイター集団です。今回のワークショップでは、工場に眠っていた金銀箔押し紙の端材を提供します。これらの端材は色や柄が豊富で、しおりの表面装飾に適しています。
歴清社の提供する端材は、単なる素材ではなく歴史と記憶を内包したものとして位置づけられています。ワークショップ参加者は、素材に触れることでものづくりの背景や箔文化の継承という観点にも触れる機会を得ます。歴清社側は、工場に眠る商品が新たな形で用いられること、来場者とのご縁が続くことを願う意向を示しています。

アップサイクル熊野筆「JAPAN BLUE ‘KACHIIRO’」の特徴
「JAPAN BLUE 熊野筆 ‘KACHIIRO’」は、使用済み朝顔プラスチック鉢を回収・リサイクルし、徳島の天然藍で染め上げる工程を取り入れたアップサイクル製品です。廃棄予定のプラスチックに新たな価値を与えるという観点から、サーキュラーエコノミーの実践例として位置づけられます。
ワークショップではこの熊野筆を用い、通常の墨汁ではなく藍染液で名前入れや絵付けを行います。藍染液による描画は色味や質感が独特であり、参加者は伝統的な筆の使い心地と藍の色合いを体験できます。希望者には書家・美苑による名入れサービスも提供され、外国人参加者には漢字の当て字で名入れを行う配慮もあります。

参加方法・当日の運営と整理券の配布
参加は予約不要で自由に観覧することが可能ですが、ワークショップ体験を希望する場合は、当日サーキュラーエコノミー研究所内の専用受付で整理券を受け取る必要があります。整理券は先着順に配布され、定員に達し次第配布終了となります。入場には大阪・関西万博の入場チケットが必要です。
整理券配布の詳細は以下のとおりです。1回目の配布は13時30分からで、16時終了の回まで順次配布されます。2回目の配布は15時30分からで、16時以降の回から順次配布されます。なお、日榮新化(株)の体験については整理券は不要です。入場料および体験料は無料です。
- 対象イベント日時:2025年9月24日(水)14:00〜18:00
- 会場:EXPOメッセ「WASSE」南ホール 経済産業省催事「サーキュラーエコノミー研究所」内
- 入場要件:大阪・関西万博入場チケット(入場予約不要)
- 整理券配布:13:30〜(1回目)、15:30〜(2回目)/先着順
- 特記事項:日榮新化(株)の体験は整理券不要。内容は変更される場合あり。
当日の流れとしては、万博会場に入場後、EXPOメッセ「WASSE」南ホールへ移動し、サーキュラーエコノミー研究所内の専用受付で整理券を取得します。整理券を受け取った参加者は指定の回にワークショップに参加し、材料選定・制作・名入れの順で体験が進行します。時間配分に余裕をもって来場することが推奨されます。

催事の狙い・見どころと関連企画の位置づけ
本ワークショップは、子どもから大人まで幅広い世代がものづくりを通じてサーキュラーエコノミーの重要性を体感し、学ぶことを目的としています。廃材を主役に据え、見方を変えることで素材に新たな価値を見いだす実践的な学びを提供します。
経済産業省が主催する「サーキュラーエコノミー研究所」は、循環経済を楽しく学べる体験型催事であり、特設ステージでのゲストトークや参加型企画を通じ、子どもから大人まで学べるプログラムが整備されています。本ワークショップはその一企画として、現場での発見や考え方の転換を促す役割を担います。
- 廃材が主役:捨てられるはずだった素材が、見方を変えることでものづくりに生まれ変わるプロセスを体感できます。
- 自分の手で作る楽しさ:達成感と創造力を刺激する参加型の制作体験を通じて、ものづくりの喜びを味わえます。
- かっこいい大人に出会える:サーキュラーエコノミーに挑む事業者や職人の想いに直接触れることができます。
- 日常が変わる気づき:捨て方・使い方の見直しから始まる循環の第一歩を実践できます。
関連企画としては、小学生に人気の「科学漫画サバイバル」シリーズとの連携企画や、特設ステージでのトークプログラムなどが用意され、来場者が体験を通じて循環経済を学べる構成になっています。出展企業や協賛企業は他にもありますが、ワークショップの具体的な内容は変更になる場合がありますので、来場前に最新情報の確認が推奨されます。
- 関連情報・参照先
- 【経済産業省】大阪・関西万博で循環経済を楽しく学ぶ体験型催事「サーキュラーエコノミー研究所」を開催します(公式案内)
- 「サーキュラーエコノミー研究所」公式サイト(特設情報)
- PHI株式会社 ホームページ(企業情報、取組紹介)
- PHI selection(PHIによる選定・紹介コンテンツ)
- お問い合わせリンクおよびプレスキット(画像等のダウンロード提供)

まとめ:開催要項の一覧表
以下に本ワークショップについて、開催日時・会場・主催・参加方法・使用素材などの要点を表で整理します。本表は開催の基本情報を把握するための一覧であり、当日の詳細は会場案内や主催者発表を参照してください。
項目 | 内容 |
---|---|
実施団体(出展) | PHI株式会社(CEO:繁田知延) |
主催 | 近畿経済産業局(Rethink Design プロジェクトの一環) |
イベント名 | じつは、こんなものからできてんねんフェス~Rethink Design Expo~(サーキュラーエコノミー研究所内ワークショップ) |
開催日時 | 令和7年(2025年)9月24日(水)14:00〜18:00 (プレスリリース発表日:2025年9月12日 00:10) |
会場 | 大阪・関西万博 会場内 EXPOメッセ「WASSE」南ホール 経済産業省催事「サーキュラーエコノミー研究所」内 |
参加方法 | 入場には大阪・関西万博入場チケットが必要(入場予約不要)。ワークショップは当日専用受付で整理券を配布(先着順)。参加・体験料は無料。 |
整理券配布時間 | 1回目:13:30〜(16時終了の回まで順次配布) 2回目:15:30〜(16時以降の回から順次配布) |
使用素材・提供者 | 歴清社:金銀箔押し紙 端材提供 アップサイクル熊野筆「JAPAN BLUE 熊野筆 ‘KACHIIRO’」:使用済朝顔プラスチック鉢をリサイクル、徳島天然藍で染色 書家・美苑:名入れ(希望者、外国人は漢字当て字で対応) |
プログラムの狙い | サーキュラーエコノミーの実践体験、地域資源循環の学び、伝統工芸継承と環境教育の複合的体験 |
注意事項 | 内容は変更となる場合あり。入場には万博入場チケットが必要。詳細は公式サイト等で確認。 |
以上がPHI株式会社によるワークショップ「オリジナルしおりをつくりなはれ」の開催概要、素材や運営、参加手続きの要点です。ワークショップはサーキュラーエコノミーの考え方を実際に体験できる機会として構成されており、提供素材や制作手順、整理券配布の詳細などは本文に記載のとおりです。必要に応じて、経済産業省公式案内やPHI株式会社の公式サイト、サーキュラーエコノミー研究所の情報を参照してください。