フードストアあおきと学生・JAが共同開発した抹茶ロール

静岡素材と学生の発想が結実した新ロールケーキ

フードストアあおき（本社：静岡県沼津市）は、沼津情報ビジネス専門学校 製菓・製パン科の学生とJAふじ伊豆の協力を得て、新商品『ニューサマー香る！めっちゃまっちゃロール』を2025年9月12日に発売します。プレスリリースは2025年9月12日 11時04分に発表されました。

このロールケーキは、静岡抹茶や自社製の手作りあんこ、JAふじ伊豆のニューサマーオレンジジャムといった地域素材を組み合わせたもので、地元の食文化を活かす取り組みの一環として開発されました。販売はフードストアあおき全店で行われ、価格は861円（税込）です。

共同開発の意義と立ち位置

あおきは「食文化のパラダイス」を掲げ、地域食材の活用や地域人材育成に力を入れています。今回は、実践的な学びの場を提供している沼津情報ビジネス専門学校との連携により、学生のアイデアを商品化する取り組みが実を結びました。

また、JAふじ伊豆の協力により地元特産のニューサマーオレンジを活用したジャムが商品に組み込まれ、地域の生産者と流通事業者、教育機関が一体となったコラボレーションになっています。

• 開発主体：株式会社あおき
• 共同開発：沼津情報ビジネス専門学校 製菓・製パン科
• 協力：JAふじ伊豆（ニューサマーオレンジジャム提供）

企画と試作のプロセス ― 学生の原案が商品に

開発は専門学校の学生、紺野虹七さんの原案をもとに進められました。原案スケッチを出発点に、あおきの現場スタッフと学生が何度も試作と意見交換を繰り返し、味と見た目、製造効率の検討を重ねて商品化に到達しています。

実務的な学びの場としては、学生がクリスマスケーキ制作でナッペ（ケーキ表面のクリーム塗り）や絞り（クリームのデコレーション）作業を担当するなど、現場での実践経験を積んでいる点が今回の開発を後押ししました。開発過程では、あおきの従業員によるロールケーキを巻くスピードや技術に学生が触れ、学びの機会が生まれています。

試作と意見交換の具体的な流れ

試作段階では、配合やクリームの濃度、あんことニューサマージャムの配分、巻き方の工程などを項目ごとに評価しました。学生側の創造性とあおき側の販売現場での視点を融合させるため、評価会を重ねて調整が行われています。

原案者

紺野虹七（沼津情報ビジネス専門学校 製菓・製パン科の学生）

試作のポイント

抹茶クリームの濃さ、あんこの甘さと食感、ニューサマーオレンジの酸味バランス、巻き込みの均一性

現場技術の導入

ロールの巻き方、包装・陳列方法の最適化

味と素材の構成 ― 3つの主役が作るバランス

『ニューサマー香る！めっちゃまっちゃロール』の特徴は、静岡抹茶100%を使用した抹茶クリーム、自社製手作りあんこ（北海道十勝産大粒小豆使用）、そしてJAふじ伊豆のニューサマーオレンジジャムという三要素が織り成す味のバランスです。

開発陣はこれらの素材を組み合わせる際に、抹茶の苦みや香り、あんこの甘み、ニューサマーの爽やかな柑橘感が互いに打ち消し合わず調和することを重視しました。抹茶クリームは香り高く奥深い味わいを実現するため静岡抹茶100%を採用し、あんこは北海道十勝産の大粒小豆を自社独自製法で丁寧に炊き上げています。ニューサマーオレンジジャムは柑橘の爽やかさをアクセントとして配合されています。

• 抹茶クリーム：静岡抹茶100%使用。香りと渋みのバランスを重視。
• あんこ：北海道十勝産大粒小豆を用いた自社製手作りあんこ。しっとりとした食感。
• ニューサマーオレンジジャム：JAふじ伊豆の名産を使用。爽やかな柑橘の香りがアクセント。

味の狙いと消費者への提示

狙いは「本物の抹茶ロール」に近づけることと、地域の食材を前面に出すことです。抹茶の風味を損なわないように甘みや酸味配合を調整し、食後にしつこさを残さない構成を目指しました。

店頭では、抹茶とあんこ、ニューサマーの三味が直感的に伝わるようパッケージや陳列方法も工夫される見込みです。原案スケッチや製作時の作業風景（クリスマスケーキのナッペ作業など）の写真が開発のバックグラウンドを示しています。

発売情報・価格・会社情報の詳細

商品は2025年9月12日よりフードストアあおき全店で販売されます。価格は861円（税込）です。発売日や価格、販売店舗に関する情報はプレスリリースに基づいて明記されています。

また、開発に携わった関係者のコメントも公開されています。あおき側は連携体制を強調し、学生の原案と地域食材の組合せで商品化した経緯を説明しています。原案者の紺野さんは、商品化の過程で見た目と味の両立に苦労したこと、プロの作業に触れて学びがあったこと、完成した商品の味のバランスを挙げています。

この記事はプレスリリースの内容に基づき、商品構成、開発背景、発売情報、関係者のコメントを網羅して整理した報告です。最後に、本文で取り上げた主要な事項を表形式でまとめて本文を締めます。

上記はプレスリリースの全情報を元に整理した内容です。商品の仕様、発売情報、開発経緯、関係者のコメント、会社情報、関連リンクを含めて伝えています。