11/5開幕:AWT FOCUS『リアルとは?』展の見どころ

AWT FOCUS:リアルとは

開催期間:11月5日〜11月9日

AWT FOCUS:リアルとは
前売り券はいつまで買えるの?
前売りはPeatixで購入できます。販売は2025年9月12日11:00開始で、終了は2025年11月4日(火)まで。会場窓口での販売は行われず、前売りは一般1,500円(当日1,800円)です。
会場と会期はどこでいつやるの?
会場は大倉集古館(港区虎ノ門)1・2階で、会期は2025年11月5日〜11月9日。開場は10:00〜18:00(最終入場17:30)。期間中はAWT VIDEOやAWT BARなど関連プログラムも同時開催します。

AWT FOCUS「リアルとは?」——前売り券販売開始と展覧会の位置づけ

アートウィーク東京(Art Week Tokyo、略称:AWT)が主催する特別展「AWT FOCUS」の前売りチケット販売が、2025年9月12日(金)11:00より開始されました。本展は2025年11月5日(水)から11月9日(日)までの5日間、大倉集古館(港区虎ノ門2-10-3)1・2階を会場に開催されます。前売りチケットはオンラインで2025年11月4日(火)まで購入可能で、販売サイトはPeatix(https://awtfocus2025.peatix.com)です。

本展のタイトルは「リアルとは?」。ポスト真実(Post-Truth)の広がりやソーシャルメディアによる非現実の生成・拡散が進行する現代において、「リアル(現実/写実)」が持つ意味をアーティストの多様な表現を通じて問い直すことを目的としています。第3回となる2025年の監修は、国際芸術祭「ドクメンタ14」でアーティスティック・ディレクターを務めたアダム・シムジックが担当します(監修者プロフィールは下記参照)。

アートウィーク東京 特別展「AWT FOCUS」9月12日(金)より前売り券販売開始! 画像 2

チケット情報と購入方法

本展のチケットは展覧会カタログ付きで、前売券と当日券の価格差が設定されています。前売りは2025年11月4日(火)までの販売で、会場窓口での販売は行いません。購入はPeatixの専用ページ(https://awtfocus2025.peatix.com)から行ってください。

  • 入場料(展覧会カタログ付): 一般 1,800円(前売 1,500円)
  • 学生・子ども: 無料
  • 一般ペア: 2,800円(前売のみ)

なお、チケットはPeatixにて販売され、会場窓口での購入はできません。前売りの販売終了は2025年11月4日(火)です。また、本展に関する大倉集古館へのお問い合わせはお控えください。

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AWT FOCUSの監修と展示テーマの背景

AWT FOCUSは、美術館での作品鑑賞とギャラリーでの作品購入という二つの体験を掛け合わせるAWT独自の特別展です。2025年の監修はアダム・シムジック(Adam Szymczyk)。チューリッヒ在住のキュレーターで、チューリッヒ美術館のDas Büro für geistige Mitarbeitのキュレーターとして活動し、2003年から2014年までクンストハレ・バーゼルのディレクター兼チーフ・キュレーターを務めました。2014年から2017年まで国際芸術祭「ドクメンタ14」のアーティスティック・ディレクターを務めた経歴を持ち、2022年にチューリッヒで非営利団体Verein by Associationを設立しています(Photo ©︎ Gina Folly)。

今年のプログラムタイトル「リアルとは?」は、現実性や写実性の意味を再検討することを主題に据えています。アーティストたちが社会的・政治的課題に応答しながら探求してきた「リアル」の多様な表現を通して、観覧者に新たな視座を提示することを目指します。出展作家やステートメントは公式ページで確認できます(https://www.artweektokyo.com/focus/)。

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展示会場とスケジュール

会場および会期の詳細は以下の通りです。開場時間、最終入場時間など来場に必要な基本情報を整理しています。

会場
大倉集古館 1・2階(港区虎ノ門2-10-3)
会期
2025年11月5日(水)~11月9日(日)
開場時間
10:00~18:00(最終入場 17:30)
主催
一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム
特別協力
公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館
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AWT VIDEOとAWT BAR:映像プログラムとフード・イベントの詳細

AWTの会期中には、大きく分けて映像プログラム「AWT VIDEO」とポップアップバー「AWT BAR」も展開されます。それぞれ異なる監修者と出展アーティスト、提供メニューが設定され、展覧会本編と合わせてAWT全体の多様性を担保します。

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AWT VIDEOの趣旨と監修

「AWT VIDEO」はパブリックスペースで展開される映像作品プログラムです。2025年のテーマは「儀礼、あるいは祈りの不条理な美」。過去を偲び、現在を耐え、未来を憂う多様な祈りのかたちを映像で表現する10名のアーティスト作品が上映されます。監修は東京都現代美術館の学芸員であり、「恵比寿映像祭」の創設にも関わった岡村恵子が担当します(Photo by Art Week Tokyo)。出展作家・ステートメントの詳細は公式ページ(https://www.artweektokyo.com/video/)で公開されています。

AWT VIDEO 開催概要は以下の通りです。

  • 会場: 千代田区丸の内1-3-2 三井住友銀行東館 1F アース・ガーデン
  • 会期: 2025年11月5日(水)〜11月9日(日)
  • 開場時間: 10:00〜18:00
  • 料金: 無料
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AWT BARと生江史伸シェフによる限定フード

AWT BARは南青山で開催されるポップアップバーで、アーティストとのコラボカクテル、サウンドプログラム、パフォーマンスが楽しめます。2025年はbricolage bread & co.のプロデューサーであり、レフェルヴェソンスのエグゼクティブシェフとして知られる生江史伸(なまえ しのぶ)が考案した2種類の限定フードを提供します(Photo by Nathalie Cantacuzino)。

提供されるフードは、視覚・素材・味の三要素でアート的な文脈を与える設計になっています。以下に具体的な内容を示します。

  1. 金のフィナンシェ: 大麦粉を使って焼き上げ、ターメリックを練り込み金箔を散らしたフィナンシェ。『ゴールドバー』の形状と黄金色・金箔の視覚効果を通して、物質性の提示や象徴の再構成を意識した焼き菓子。国産素材にこだわった味わい。
  2. 海藻のジャンボンブール: スジアオノリを用いた自家製の海藻バターと沖縄の「TESIO」によるハムを全粒粉バゲットに挟み、トサカノリと若ひじきの2種の海藻で作ったピクルスを加えたフィンガーフード。マスタードは仏ディジョンマスタードを使用。

AWT BAR 開催概要:

  • 会場: 港区南青山5-4-30 emergence aoyama complex
  • 会期: 2025年11月5日(水)〜11月9日(日)
  • 営業時間: 10:00〜22:30(ラストオーダー 22:00)

参加施設一覧、運営体制、パートナー情報

アートウィーク東京は都内の参加美術館・ギャラリーで構成される大規模なプログラムです。本節では、参加施設の一覧、運営体制、コーポレートパートナーやメディアパートナーの情報を網羅します。

参加施設は美術館・インスティテューションと多数のギャラリーからなり、AWTの一覧表記ルールに基づく50音順で表記されています。以下に全施設名を列挙します。

参加美術館・インスティテューション

  • アーティゾン美術館
  • エスパス ルイ・ヴィトン東京
  • 銀座メゾンエルメス フォーラム
  • 国立新美術館
  • 資生堂ギャラリー
  • シャネル・ネクサス・ホール
  • 東京オペラシティ アートギャラリー
  • 東京国立近代美術館
  • 東京都現代美術館
  • 東京都写真美術館
  • 東京都庭園美術館
  • 森美術館
  • ワタリウム美術館

参加ギャラリー(50音順)

  • ギャラリー38
  • アノマリー
  • ウェイティングルーム
  • XYZコレクティブ
  • MEM
  • カイカイキキギャラリー
  • カナカワニシギャラリー
  • カヨコユウキ
  • ケンナカハシ
  • コウサクカネチカ
  • コタロウヌカガ
  • ギャラリー小柳
  • 小山登美夫ギャラリー
  • シュウゴアーツ
  • スカイザバスハウス
  • スタンディングパイン
  • スノーコンテンポラリー
  • スペースアン
  • タカ・イシイギャラリー
  • タクロウソメヤコンテンポラリーアート
  • タケニナガワ
  • タロウナス
  • 東京画廊+BTAP
  • ナンヅカアンダーグラウンド
  • 日動コンテンポラリーアート
  • ハギワラプロジェクツ
  • PGI
  • ファーガス・マカフリー
  • フイギユア
  • ペース・ギャラリー
  • ペロタン東京
  • ポエティック・スケープ
  • ミサコ&ローゼン
  • ミサシンギャラリー
  • ミヅマアートギャラリー
  • 無人島プロダクション
  • ユタカキクタケギャラリー
  • ユミコチバアソシエイツ
  • リーサヤ

コーポレートおよびメディアパートナー

本イベントには国内外の企業・メディアがパートナーとして参加しています。コーポレートパートナー、ホテル・ビバレッジパートナー、メディアパートナーは以下の通りです。

  • オフィシャルパートナー: SMBCグループ
  • ホテルパートナー: オークラ東京
  • ビバレッジパートナー: ルイナール

メディア関係は次の通りです。国際的な報道・アートメディアと連携して情報発信を行います。

  • リードメディアパートナー: フィナンシャル・タイムズ
  • The Art Newspaper
  • 日本経済新聞社
  • Artsy

運営体制とモビールプロジェクト

アートウィーク東京は一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催し、アートバーゼルとの提携および文化庁の協力を受けて運営されます。また、都内のアート体験を横断的に繋ぐ「アートウィーク東京モビールプロジェクト」を東京都と実行委員会が主催して実施します。

モビールプロジェクトはAWT BUSの運行や、子ども・若者・アートコレクター志望者向けプログラム、国内外キュレーター招聘のシンポジウムなどを通じて幅広い鑑賞者層へアクセスを広げる取り組みです。実行委員には以下のメンバーが名を連ねています。

実行委員(抜粋)
片岡真実(森美術館館長)、小松弥生(東京国立近代美術館館長)、渡邉努(東京都現代美術館副館長)、塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]理事長)、蜷川敦子(アートウィーク東京ディレクター/一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム代表理事)

AWT BUSの乗車は無料で、参加ギャラリーの入場は無料です。参加美術館ではAWT会期中に所定の展覧会に対してAWT特別割引が適用される場合があります。

概要の整理と主要情報の一覧表

ここまでに示した情報を、主要項目ごとに見やすく整理します。チケット・会期・会場・監修者・主催・パートナー等、参加を検討する際に必要なデータを表にまとめました。

項目 内容
イベント名称 アートウィーク東京(Art Week Tokyo、AWT)/AWT FOCUS「リアルとは?」
AWT FOCUS 会期 2025年11月5日(水)~11月9日(日)
AWT FOCUS 会場 大倉集古館 1・2階(港区虎ノ門2-10-3)
開場時間 10:00~18:00(最終入場 17:30)
チケット(展覧会カタログ付) 一般 1,800円(前売 1,500円)、学生・子ども 無料、一般ペア 2,800円(前売のみ)
前売券販売期間 ~2025年11月4日(火)まで(Peatixにて販売)
チケット購入ページ https://awtfocus2025.peatix.com
AWT FOCUS 監修 アダム・シムジック(Adam Szymczyk)
AWT VIDEO 監修 岡村恵子(東京都現代美術館 学芸員)
AWT BAR フード 生江史伸(bricolage bread & co. プロデューサー、レフェルヴェソンス エグゼクティブシェフ): 金のフィナンシェ、海藻のジャンボンブール
主催 一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム
提携 / 協力 提携: アートバーゼル(Art Basel)、特別協力: 公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館、文化庁の協力
公式サイト https://www.artweektokyo.com/

上表は本記事で触れた主要事項をまとめたものです。チケット購入や出展作家、詳細なステートメントは各公式ページ(AWT FOCUS: https://www.artweektokyo.com/focus/、AWT VIDEO: https://www.artweektokyo.com/video/)で確認してください。

本稿はプレスリリースの内容を基に、開催日時、会場、チケット情報、監修者・担当者、参加施設、運営体制、パートナー等を網羅して整理しました。イベントの具体的な出展作家リストや各プログラムのステートメントは公式サイトにて公開されていますので、来場計画や取材準備の際は公式情報を併せてご確認ください。

参考リンク: