9/13開始『愚か者の身分』映画帯が店頭に
ベストカレンダー編集部
2025年9月12日 13:48
映画版全面帯展開
開催日:9月13日
映画ビジュアルをまとった特製全面帯が全国書店に順次登場
株式会社徳間書店は、映画化で注目を集める小説『愚か者の身分』(西尾潤・著/徳間文庫)について、映画版ビジュアルを使用した特製の全面帯を、2025年9月13日(土)以降順次、全国の書店およびネット書店で展開すると発表しました。
全面帯に使用されるのは、主要キャストであるタクヤ(北村匠海)、マモル(林裕太)、梶谷(綾野剛)が新宿・歌舞伎町のネオンを背景に肩を寄せ合う映画のビジュアルです。帯のコピーには「生まれ変わるんだ。」と記され、物語の核となる“再出発”と“闇ビジネス”の世界観を象徴しています。
展開開始日時と展開先
特製全面帯付きの書籍は、2025年9月13日(土)より順次店頭に並びます。展開は全国の実店舗の書店と主要ネット書店の双方が対象です。店舗・ECによって配布開始時期が前後する可能性があるため、詳細は各販売店の情報をご確認ください。
店頭用のPR素材としては、主要キャストメッセージと映画予告60秒を含むPR動画が制作されています。動画や関連情報は特設サイトおよび各種公式SNSで閲覧できます。
- 特設サイト: https://orokamono-tokumabook.jp/
- 公式SNS(X/Instagram/TikTok): @orokamono_1024
- 店頭PR素材: 主要キャストメッセージ+60秒予告(書店店頭用PR動画)
原作小説の中身──登場人物とプロットの重要点
『愚か者の身分』は戸籍ビジネスの闇を描く新時代のクライムノベルです。物語は、身寄りも身分証も金もない“優良人物”をSNSで探し出し、その戸籍を売買する闇の仕事に従事する人々を描きます。主人公格の一人、マモルの仕事は女性を装って相手の個人情報を引き出すことです。報酬は戸籍の売買成立に応じて支払われます。
物語の発端は、マモルが上司から不可解な指示を受ける場面にあります。「タクヤと距離を置け」という指示の背景には何があるのか。マモルがタクヤの部屋の掃除を命じられて見つけたのは、おびただしい血痕でした。タクヤがこの世にいないことを知ったマモルのもとに届いたのは、タクヤからのメールであり、物語はそこからさらに展開します。ノンストップの逃亡サスペンスとして、最後まで目を離せない怒涛の展開が続きます。
登場人物の位置付け
映画版の中心となる人物とキャスト名は次の通りです。小説においても彼らの関係性や過去が物語に大きく影響します。
- タクヤ(演:北村匠海)
- マモルと関係を持つ人物。物語を左右する出来事の中心となる。
- マモル(演:林 裕太)
- SNSを駆使して“優良人物”を探し、戸籍を狙う役割を担う。女性を装うなど仕事に長ける。
- 梶谷(演:綾野 剛)
- 三人の中でも重要な立場を持ち、闇ビジネスに関わる深い事情を抱える。
原作の刊行情報
原作の書誌情報は以下の通りです。初出は2021年で、文庫判での刊行情報や購入先へのリンクが紹介されています。
| 書名 | 『愚か者の身分』(徳間文庫) |
|---|---|
| 著者 | 西尾 潤(にしお じゅん) |
| 刊行年 | 2021年5月 |
| 定価 | 792円(税込) |
| 判型 / ページ | 文庫判 / 352ページ |
| ISBN | 978-4-19-894648-7 |
| 出版社ページ | https://www.tokuma.jp/book/b582026.html |
| Amazon | https://www.amazon.co.jp/dp/4198946485 |
また、第1章の試し読みが徳間書店のサイトで公開されており、作品の冒頭を確認できます(第1章試し読み)。
作者プロフィールと受賞歴、関連作品
西尾潤は大阪府出身。大阪市立工芸高等学校を卒業後、ヘアメイク・スタイリストとしての経歴を持ちます。作家としては2018年に第二回大藪春彦新人賞を受賞し、2019年に受賞作を含む『愚か者の身分』でデビューしました。
その後も自身の経験をもとに描いた『マルチの子』が各種メディアで注目を集め、第24回大藪春彦賞候補、第4回細谷正充賞受賞となるなど評価を得ています。他の著作には『無年金者ちとせの告白』『フラワー・チャイルド』があります。撮影者クレジットとして大泉美佳の名前が挙がっています。
- 氏名
- 西尾 潤(にしお じゅん)
- 出身
- 大阪府
- 経歴・主な受賞
- ヘアメイク・スタイリスト。2018年 第二回大藪春彦新人賞受賞。2019年 デビュー。『マルチの子』で第24回大藪春彦賞候補/第4回細谷正充賞受賞。
コミカライズと映画化の情報詳細
小説の世界はコミカライズと映画化の両面で展開されます。コミカライズは多田由美によるもので、週刊アサヒ芸能にて連載中の作品が単行本化されます。映画は主要キャストに北村匠海、林裕太、綾野剛らが並び、国内公開日が決定しています。
以下はコミカライズと映画に関する具体的な情報です。作品のメディアミックスにより、原作小説、漫画、映画のそれぞれで物語を異なる切り口から楽しめる構成になっています。
コミカライズ(トクマコミックス)
漫画は多田由美による完全コミカライズで、原作は西尾潤、単行本はトクマコミックスから刊行されます。連載は週刊アサヒ芸能で現在web連載中のほか、ENTAME next にて第1話の掲載があります。
| コミックタイトル | 『愚か者の身分』(トクマコミックス) |
|---|---|
| 著者/原作 | 多田由美(漫画)/原作:西尾潤 |
| 発売日 | 2025年9月30日(火) |
| 定価 | 1,320円(税込) |
| 判型/頁数 | A5判/168ページ |
| ISBN | 978-4-19-780666-9 |
| 関連URL | ENTAME next(1話) / トクマコミックス公式X: @Tokumacomics |
多田由美は大阪府出身の漫画家・イラストレーターで、神戸芸術工科大学メディア芸術学科の准教授など教育分野でも活動している人物です。代表作に『お陽様なんか出なくてもかまわない』『レッド・ベルベット』などがあります。
映画化のクレジットと公開日
映画『愚か者の身分』は第30回釜山国際映画祭のコンペティション部門に選出され、海外での評価も注目されています。日本国内での全国公開日は2025年10月24日(金)に決定しています。
劇場公開に向けての主要クレジットは次のとおりです。配給はTHE SEVENおよびショウゲートが担当し、製作は映画「愚か者の身分」製作委員会です。
- 主演・主要キャスト
- 北村匠海、林 裕太、山下美月、矢本悠馬、木南晴夏、綾野 剛
- プロデューサー
- 森井 輝
- 監督
- 永田 琴
- 脚本
- 向井康介
- 原作
- 西尾潤『愚か者の身分』(徳間文庫)
- 主題歌
- tuki.「人生讃歌」
- 製作
- 映画「愚か者の身分」製作委員会(製作幹事:THE SEVEN)
- 配給
- THE SEVEN、ショウゲート
- 著作権表記
- ©2025 映画「愚か者の身分」製作委員会
- 公式サイト
- orokamono-movie.jp
- 公式SNS
- X/Instagram/TikTok: @orokamono_1024
まとめ:主要情報の一覧
ここまでに紹介した書籍・コミック・映画の主要事項を表で整理します。発売日、価格、ISBN、配信先など主要なデータを一目で確認できるようにまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原作書籍 | 『愚か者の身分』(徳間文庫)/著:西尾潤/刊行:2021年5月/定価:792円(税込)/判型:文庫判/352P/ISBN:978-4-19-894648-7 |
| 特製全面帯展開開始 | 2025年9月13日(土)より順次、全国書店・ネット書店で展開(映画版ビジュアル使用) |
| コミカライズ | 『愚か者の身分』(トクマコミックス)/漫画:多田由美/発売日:2025年9月30日(火)/定価:1,320円(税込)/A5判/168P/ISBN:978-4-19-780666-9 |
| 映画 | 『愚か者の身分』/上映開始:2025年10月24日(金)全国公開/第30回釜山国際映画祭コンペティション部門選出/配給:THE SEVEN、ショウゲート/主演:北村匠海、林 裕太、綾野 剛ほか |
| 公式関連URL | 書籍特設サイト: https://orokamono-tokumabook.jp/ 映画公式: orokamono-movie.jp 徳間書店: https://www.tokuma.jp/book/b582026.html |
| 報道関係者問い合わせ | 徳間書店PR窓口:株式会社C-パブリッシングサービス 広報宣伝部 メール: pr@c-pub.co.jp |
以上が本リリースに基づく詳細な整理です。書籍の全面帯展開、コミカライズの単行本化、映画の国内公開日と釜山国際映画祭選出など、原作・漫画・映画の各メディアでの展開日程や主要データを明記しました。関連するリンクや問い合わせ先も掲載していますので、各種の確認や取材手配には上記情報を参照してください。
参考リンク: