11/12開催 IMART2025で考えるマンガIPのこれから
ベストカレンダー編集部
2025年9月12日 16:47
IMART2025基調講演
開催日:11月12日

講談社とグッドスマイルカンパニーが描く「マンガIPのこれまでとこれから」
一般社団法人MANGA総合研究所は、2025年11月12日(水)に開催する国際カンファレンス「IMART2025」(第6回)における基調講演の登壇者として、講談社 ライツ担当取締役の角田 真敏氏と、グッドスマイルカンパニー代表取締役社長の岩佐 厳太郎氏の両名を発表しました。プレスリリースは2025年9月12日 13時30分に公開されています。
基調講演のテーマは「マンガIPのこれまでとこれから」で、版元が行ってきたIP展開の取り組みや、今後の方向性をめぐる議論が中心となります。国内外で大きな成功を収めた『攻殻機動隊』『進撃の巨人』などを事例に、版元と関連企業がどのようにIPを運用し、拡張してきたかを具体的に示す内容です。

基調講演の構成と意図
当日の基調講演は総合司会に吉田尚紀氏(ニッポン放送アナウンサー)を迎え、冒頭の挨拶、IP市場調査サマリー、角田氏・岩佐氏による個別講演、両氏と講談社の伊藤洋平氏によるディスカッションの順で進行します。
講演とディスカッションを通じて、版元視点とプロダクト供給側の視点を並べることで、マンガ原作から映像化・商品化・海外展開に至る一連のIP流通と価値創出の実務が明らかにされることが期待されます。
- 総合司会/進行:吉田尚紀
- 冒頭挨拶:MANGA総研 菊池 健
- IP市場調査サマリー:中山 淳雄(Re entertainment)
- 基調講演1:角田 真敏(講談社 ライツ担当取締役)
- 基調講演2:岩佐 厳太郎(グッドスマイルカンパニー 代表取締役社長)
- ディスカッション:角田氏、岩佐氏、伊藤 洋平(講談社)

登壇者の背景と役割:各人物の実績を読む
基調講演に登壇する関係者は、マンガIPの流通とマネタイズに直接関わる実務経験を持つ人物たちです。以下に各登壇者のプロフィールをまとめ、今回の講演で提示される可能性の高い論点を補足します。
プロフィールはプレスリリースの記載をもとに整理しています。各人物の経歴と現在の役割から、講演内容の焦点が見えてきます。
- 角田 真敏(講談社 ライツ担当取締役)
- 1988年講談社入社。コミックの販売業務、海外出版、映像、MDライセンス業務に従事。2021年より取締役として販売部門を担当し、2024年からライツ部門を担当。版元としての権利管理と海外展開の実務を長年にわたり経験している。
- 岩佐 厳太郎(グッドスマイルカンパニー 代表取締役社長)
- 1979年東京生まれ。京都大学工学部卒。東燃ゼネラル石油(現・ENEOS)、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て2012年にグッドスマイルカンパニー入社。執行役員、取締役、COOなどを歴任し、2024年1月より現職。グループ企業の取締役も兼務し、商品化・関連事業の拡大と企業価値向上を推進している。コーポレートサイト:https://corporate.goodsmile.com/ja/
- 伊藤 洋平(講談社 ライツ・メディアビジネス本部)
- 国内外のライツ業務と商品化を担当。アニメ『進撃の巨人』『FAIRY TAIL』『転生したらスライムだった件』『ブルーロック』などの展開に携わり、企業タイアップやIPコラボレーションを通じてファン層拡大やグローバル戦略を推進した実績を有する。
- 吉田 尚記(ニッポン放送アナウンサー)
- 1975年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒。ラジオやテレビ、イベントでの司会進行を多数担当。漫画・アニメ・デジタル分野に精通し、マンガ大賞の立ち上げなどメディアイベントに関する経験が豊富。X(旧Twitter)アカウント:https://x.com/yoshidahisanori
- 中山 淳雄(Re entertainment 代表取締役社長/エンタメ社会学者)
- 1980年生。東京大学大学院修了(社会学)、McGill大学MBA修了。2021年にRe entertainmentを創業し、コンテンツの海外展開支援を行う。著書に『クリエイターワンダーランド』(2024)、『推しエコノミー』(2021)など。Xアカウント:https://x.com/atsuonakayama
- 菊池 健(MANGA総合研究所 所長・代表理事)
- 2010年よりトキワ荘プロジェクトのディレクター等を務め、IMARTの立ち上げ・運営に深く関与。IMARTを国際的なマンガ・アニメのカンファレンスへ成長させることと、IPマーケットの経年調査の確立を目指す役割を担っている。Note:https://note.com/lovebeer73

登壇者から想定される取り上げ項目
角田氏は版元としての権利管理や海外パートナーシップ、ライセンス戦略について言及する可能性が高いと考えられます。岩佐氏は商品化やフィギュアを含むMD展開、関連事業との連携について詳細を示すことが想定されます。
伊藤氏、中山氏、吉田氏、菊池氏らの関与により、データに基づく市場分析や司会進行を通して、議論は実務レベルの具体例と業界全体の動向を兼ね備えたものになる見込みです。

開催概要と参加方法:日時、会場、申込の手順
IMART2025は、マンガIPの知見共有と人材交流を目的とする国際カンファレンスです。開催日時は2025年11月12日(水)、会場はアニメイト池袋本店B2Fのアニメイトシアターで、現地観覧とオンライン配信の双方で提供されます。
主催は一般社団法人MANGA総合研究所(代表理事:菊池健)。参加申込はPeatixで受け付けており、オンライン参加・オフライン参加のいずれも同URLから申し込み可能です。申込ページ:https://imart2025.peatix.com
項目 | 内容 |
---|---|
開催日時 | 2025年11月12日(水) |
会場 | アニメイトシアター(アニメイト池袋本店B2F) |
参加方法 | 現地観覧およびオンライン配信(約25セッションを配信予定) |
申込URL | https://imart2025.peatix.com |
公式サイト | https://imart.tokyo/ |
主催 | 一般社団法人MANGA総合研究所 |

申込手順と配信の特徴
Peatixの申込ページからオンライン参加とオフライン参加を選択して申し込む方式です。オンライン配信は約25のセッションが配信予定で、当日会場に来られない参加者も基調講演や主要セッションにアクセスできます。
公式情報やセッション詳細はIMART2025公式X(https://x.com/ImartFes)で順次告知されるため、最新情報はそちらで確認してください。

セッション構成と注目セッションの内容
プレスリリースでは基調講演に加え、事前収録を含む約25のセッションが予定されていることが明記されています。これらのセッションはマンガIPをめぐる幅広い論点をカバーする構成になる見込みです。
具体的には「成人向けコンテンツの決済停止~金融検閲問題」のような社会的な議題を扱うセッションも予定されており、法規制やプラットフォーム政策、決済事業者の取り扱いといった実務的課題にも焦点が当たります。
- 基調講演(角田氏・岩佐氏)
- IP市場調査サマリー(中山氏)
- ディスカッション(角田氏・岩佐氏・伊藤氏)
- 専門セッション(約25セッション、事前収録含む)
- ネットワーキングと人材交流に関する取り組み紹介

セッションの意義と期待される効果
IMARTは国内外の業界関係者が集まり、実務的な知見とネットワークを交換する場です。個別のライツ戦略、商品化、海外展開、法規制対応など、産業としてのマンガIPの成熟に資する情報交換が行われることが想定されます。
また、業界横断的な市場調査や提言活動を行うMANGA総合研究所の主導により、会議で得られた知見が研究成果や報告書の形で整理される可能性もあります。

主催団体と開催情報の整理
主催する一般社団法人MANGA総合研究所は、マンガ・アニメなど日本のポップカルチャーをIPの視点から研究・分析する組織です。IMARTの企画運営のほか、業界を横断した市場調査や提言活動を行っています。
代表者は代表理事・菊池健。所在地は東京都豊島区南長崎3丁目4番10号 味楽百貨店1F。組織のWebは https://www.manga-ri.tokyo/ にて公開されています。
整理項目 | 詳細 |
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発表日(プレスリリース) | 2025年9月12日 13時30分 |
イベント名 | IMART2025(国際MANGA会議 Reiwa Toshima) |
開催日 | 2025年11月12日(水) |
会場 | アニメイトシアター(アニメイト池袋本店B2F) |
主催 | 一般社団法人MANGA総合研究所(代表理事:菊池健) |
参加方法 | 現地観覧およびオンライン配信(約25セッション) |
申込 | https://imart2025.peatix.com |
公式情報発信 | IMART2025公式X:https://x.com/ImartFes、公式サイト:https://imart.tokyo/ |
基調講演テーマ | マンガIPのこれまでとこれから(角田 真敏氏、岩佐 厳太郎氏) |
主要登壇者 | 角田 真敏(講談社)、岩佐 厳太郎(グッドスマイルカンパニー)、伊藤 洋平(講談社)、中山 淳雄(Re entertainment)、吉田 尚記(司会)、菊池 健(MANGA総研) |
特記事項 | 事前収録を含む約25セッション、例:「成人向けコンテンツの決済停止~金融検閲問題」など社会的議題を含む |
主催団体所在地 | 東京都豊島区南長崎3丁目4番10号 味楽百貨店1F |
上表は本記事で言及した主要な開催情報と登壇者、申込方法を整理したものです。IMART2025はマンガIPの実務と政策課題、マーケット動向を同時に俯瞰できる場として設計されています。詳細なセッションスケジュールや追加の登壇者情報は公式サイトおよび公式Xアカウントで順次公開されるため、参加を検討する場合はそれらの情報を確認してください。