11月4日開業 三井アウトレットパーク岡崎、180店で食と遊び
ベストカレンダー編集部
2025年9月12日 20:21
三井アウトレットパーク岡崎開業
開催日:11月4日

愛知県初の本格的アウトレットモールが岡崎に出現 — 開業日と基本のポイント
三井不動産株式会社は、愛知県岡崎市に新たなアウトレットモール「三井アウトレットパーク 岡崎」を開業すると発表しました。グランドオープンは2025年11月4日(火)で、同リリースは2025年9月12日に公表されています。施設は、愛知県内では施設全体でブランドショッピング機能を有する初の本格的なアウトレットモールとして位置づけられています。
本施設は合計で180店舗を擁し、そのうちアウトレットゾーンが157店舗、食関連を中心とした公園型施設「OKAZAKI MARKET(オカザキマーケット)」に23店舗が出店します。出店には、アウトレット施設日本初出店が32店舗、中京圏(愛知・岐阜・三重)初出店が35店舗を含んでおり、食関連の店舗数は合計45店舗で、アウトレットの食関連店舗数は国内最多としています(調査:日本マーケティングリサーチ機構、2025年8月期)。

立地と交通利便性
施設の所在地は愛知県岡崎市舞木町、最寄りは名古屋鉄道本線「本宿」駅で徒歩約13分の距離に位置します。また、新東名高速道路「岡崎東」ICから約3km、東名高速道路「音羽蒲郡」ICから約5km と自動車アクセスも良好です。開業時期には最寄り駅と施設間でシャトルバスを運行し、20~30分間隔を基本とする運行を予定しています(※運行のない時間帯あり)。
公共交通機関利用促進のため、開業期には公共交通機関利用者向けの特典を用意する施策も予定されています。最寄駅から徒歩でのアクセスに加え、シャトルバスや高速道路利用の利便性を確保し、幅広い来場導線に対応します。

OKAZAKI MARKET — 緑地広場を中心にした「食」と「遊び」の体験空間
本施設の大きな特徴が、約4,200㎡の屋外公園型施設「OKAZAKI MARKET」です。東海エリアのアウトレットでは最大級の緑地面積を持つ広場を核に、食やエンターテインメント、子ども・ペット向けの遊び場を組み合わせた場づくりがなされています。
OKAZAKI MARKETは広場を取り囲む形で食関連18店舗、ペット関連3店舗、物販(生活雑貨)2店舗の計23店舗が出店します。屋外広場にはステージ、人工芝エリア、ドッグラン、遊具、噴水・水景などを整備し、日常の買物に加えて多彩な体験を提供します。

食の集積とマルシェ型施設
OKAZAKI MARKET内には地元有力店を含むマルシェ型の「OKAZAKI おいしい MARKET」が出現し、合計12店舗が出店します。出店店舗には地域の生鮮や名産品、専門店が揃い、日常の買物や手土産選び、気軽なカフェ利用からハレの日の食事まで対応します。施設全体ではフードコート・レストラン・軽飲食・食物販の合計が45店舗(施設全体)となり、特に2階中央のフードゾーンは合計24店舗(フードコート12店舗+飲食9店舗+食物販3店舗)を形成して幅広いニーズに応えます。
具体的な出店例としては、商業施設初出店となる「北京本店」や「麺屋優光」、地元店として「暴れん坊チキン」「風土市場こだわりや」などが挙げられ、地域性と話題性を両立した店揃えです。

演出と日常的なショー「MAGIC HOUR」
OKAZAKI MARKETの屋外広場では、毎夕方以降に光・音・水が連動するショー「MAGIC HOUR」を実施します。開発地の以前の風景(田んぼ)に着想を得たテーマは「田植え〜成長〜収穫の喜び〜再生」で、約130灯の照明と噴水、ミスト、音楽が連動して演出されます。演出は株式会社スペースが監修しています。
このショーは毎日定時に上演するほか、日中は噴水ショーやミスト噴射を定期的に行い、夏季には常時ミストを噴射して暑さ対策を兼ねる計画です。演出は来場者にとって記憶に残る体験を想定しています。

地域共生と利便性、環境配慮を重視した設計・運営
本施設は地域共生をコンセプトに掲げ、岡崎市との包括連携協定を締結しています(締結日:2025年9月11日)。協定内容は産業・観光振興、雇用促進、市産品の魅力発信、子育て支援、文化・スポーツ振興など多岐にわたり、施設を広域観光交流拠点として活用する方針が示されています。
館内には岡崎市のPRコーナーを設け、市の情報発信に寄与する予定です。施設内の設計や外構には地域の原風景や地元資源を取り入れる工夫があり、岡崎市産の石材や木材を用いたサイン・ベンチ・家具の配置、敷地緑化として中高木約180本、低木約11,300株の植樹が計画されています。

地域向け施設と館内デコレーション
地域向けコミュニティスペース「おいでんラボ」が新設され、コミュニティマネジメントや運営は株式会社ファイアープレイスとEGAO GROUPが担当します。ワークショップやイベント開催により地域の交流・発信の場として運用されます。
館内共用通路には「OKAZAKI STREETS」として3つのコンセプトストリートを設けます。Community Streetでは地元学生や住民参加の作品を紹介、Sound Streetでは冨田勲氏の功績紹介や立体音響体験と校歌などの音源を再生、Green Streetでは太陽光発電量など環境配慮の取り組みを数値で提示する計画です。

ペットやファミリー対応、利便性向上策
ペット入店可能店舗数は中京圏の商業施設で最多をうたっており、ドッグランやペットファシリティを整備して、ペット連れ来館の利便性を高めています。子ども向けには屋外遊具や大面積のすべり台、アスレチック風複合遊具を備えた「OKAZAKI わんぱく MARKET」、室内遊び場として有料の「スキッズガーデン」などを配置します。
利便性向上の取り組みとしては最寄り駅からのシャトルバス運行と公共交通機関利用促進施策があり、来場動線の多様化を図っています。

施設規模・スケジュール・設計施工体制の詳細
敷地面積は約158,400㎡(約47,900坪)、延床面積は約64,600㎡(約19,500坪)、店舗面積は約35,000㎡(約11,000坪)です。店舗棟は鉄骨造地上2階建、立体駐車場棟は鉄骨造地上5階建で、駐車場台数は約3,200台を確保しています。
営業時間は物販が原則10:00〜20:00、フードコートが10:30〜21:00、飲食が11:00〜21:00を基準としますが、最終営業時間は各店舗により異なり、変更の可能性があります。

建築・施工・環境デザイン・運営
スケジュールは2024年5月着工、2025年9月末竣工(予定)、2025年11月4日開業(予定)となっています。基本設計・基盤整備設計は株式会社東急設計コンサルタント、実施設計と店舗棟・外構工事は株式会社錢高組、立体駐車場工事は大和リース株式会社が担当します。
環境デザイン等は株式会社スタジオタクシミズ(グランドデザイン・外装デザイン)、株式会社パーク・コーポレーションparkERs(OKAZAKI MARKET外構デザイン)、株式会社ベレッツァ・エスプレッソ(フードコート、OKAZAKI おいしい MARKETデザイン)、株式会社スペース(環境演出企画、地域共生企画)が参加しています。運営・管理は三井不動産商業マネジメント株式会社です。

要点の整理と主要データ
ここまで述べてきた本施設の主要ポイントを表で整理します。開業日、店舗数、面積、交通アクセス、営業時間、設計施工・運営体制など、基本情報を一目で確認できるようにまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
グランドオープン | 2025年11月4日(火) |
プレスリリース日 | 2025年9月12日 |
店舗数(合計) | 180店舗(アウトレット157+OKAZAKI MARKET 23) |
日本初出店 | 32店舗(うち物販アウトレット業態 日本初出店5店舗) |
中京圏初出店 | 35店舗(うち物販・食物販のアウトレット業態 中京圏初出店25店舗) |
食関連店舗数 | 45店舗(フードコート・レストラン・カフェ・食物販含む) |
OKAZAKI MARKET面積 | 約4,200㎡(屋外広場を含む公園型施設) |
敷地面積 / 延床面積 / 店舗面積 | 約158,400㎡ / 約64,600㎡ / 約35,000㎡ |
駐車場 | 約3,200台 |
最寄り駅 | 名古屋鉄道本線「本宿」駅 徒歩約13分(シャトルバス運行あり) |
主要設計・施工 | 基本設計:東急設計コンサルタント/実施設計・店舗棟施工:錢高組/立体駐車場:大和リース |
環境演出・デザイン | スタジオタクシミズ、parkERs、ベレッツァ・エスプレッソ、スペース 等 |
運営・管理 | 三井不動産商業マネジメント株式会社 |
営業時間(基準) | 物販 10:00〜20:00 / フードコート 10:30〜21:00 / 飲食 11:00〜21:00(店舗により異なる) |
植栽計画 | 中高木 約180本、低木 約11,300株(地域の潜在植生種・適合種を選定) |
調査根拠(出店数等の公表) | 日本マーケティングリサーチ機構(2025年8月期 商業施設市場調査) |
表は本施設の主要データを整理したもので、具体的な出店ブランドやイベントスケジュール、各店舗の営業時間は今後の公表情報やウェブサイトを参照する必要があります。施設のCGや演出イメージは現時点でのイメージであり、今後変更の可能性があります。詳細情報や添付資料は三井不動産の公式ページ(関連リンク)で確認できます。
参考リンク: