ゲストハウスKizunaが再建へ クラウドファンディング開始
ベストカレンダー編集部
2025年9月14日 19:01
Kizuna再建プロジェクト
開催期間:7月11日〜11月10日

火災から再出発へ――「Kizuna再建応援プロジェクト」始動の背景

経緯とクラウドファンディングの概要
京都・木津にあるゲストハウス「Kizuna」(運営:Sounds Nice Japan合同会社、代表:ルーカス幸絵)は、2024年11月11日に発生した火災により建物に大きな被害を受けました。幸い宿泊者や関係者に人的被害はなく、命は守られましたが、長年にわたり地域と旅人をつなぐ居場所は失われました。
被災後、多くの支援と励ましの声を受け、運営側は「Kizuna再建プロジェクト」としてクラウドファンディングを立ち上げました。募集期間は2025年7月11日(金)から11月10日(月)まで、目標金額は2,000万円です。支援受付は公式サイトで行い、手数料を抑えて支援者へのリターンを充実させる方針です。

火災当日の記録と現状の様子
火災当日(2024/11/11)の様子として、燃え上がる炎を撮影した写真、消化活動後の1階リビングや2階の被害状況、運び出された荷物などが記録されています。これらの写真は被害の大きさと、残された構造部分(柱や入口など)をそのまま伝えています。
再建作業は進行中で、焼失した2階部分の再建状況や残った柱の保全など、現場では段階的に復旧が行われています。運営側は被災の事実を正確に示したうえで、今後の計画を公表しています。

Kizunaが提供してきた体験と再建後の具体計画

自然と心身のリラックス体験
Kizunaは木津の豊かな自然に囲まれた立地を活かした体験型の滞在を特色としてきました。星空観賞や動物との触れ合い、平飼い鶏の卵や野菜の収穫体験などを通じて、宿泊客が心身を解きほぐす時間を提供してきました。
オーナーのルーカス幸絵氏は心理カウンセラーの資格を持ち、格式ばった相談ではなく日常会話のなかで宿泊客の言葉や気持ちを受け止めることを重視しています。リラックスした雰囲気の中で自然に本音を語れる環境を作ることが、Kizunaの大きな魅力でした。

日本文化と国際交流の場としての役割
Kizunaは日本人の幸絵さんとイギリス出身のケビンさんの夫妻が運営しており、国内外から多くの宿泊客が訪れていました。日本食の共同調理、書道や折り紙、カルタ、きもの着付けといった日本文化体験を通じて、互いの生活や文化を語り合う“生きた国際交流”が行われていました。
具体的には、庭でのBBQ、和束町での茶摘み体験、周辺を巡るサイクルツアー、ケビンさんとゲストによる将棋対決など、多様な交流プログラムが実施されていました。これらは単なる観光アクティビティではなく、参加者同士の関係を深める場として機能していました。

古民家再生と持続可能なコミュニティづくり
再建計画では、火災で残った柱や入口を大切に活かしながら、客室・トイレ・風呂・キッチンを新築して利便性と快適性を高める方針です。リビングには和紙製の琉球畳を使った掘りごたつを設置し、素足で大地とつながる「アーシング」を体験できる設計とする予定です。
また、再建後は米づくりや野菜栽培、井戸の再生などを通じて自然と共生する暮らしを取り入れ、地域住民や支援者と互いに助け合う“互助コミュニティ”を育てる計画です。平飼いの鶏たち、近隣の田んぼでの米作りなど、具体的な実践を継続します。

支援方法とリターンの詳細

支援方法とプロジェクト情報
プロジェクト名は「Kizuna再建応援プロジェクト」。募集期間は2025年7月11日〜11月10日で、支援はKizunaの公式サイトにて受け付けます。支援方法はサイト経由で直接行い、運営側が手数料を抑えることでリターンの充実を図ります。
公式の支援受付URLは次の通りです:
https://zmhf3mo1odsvbxb6qq3k.stores.jp。プロジェクトに関する問い合わせはメールや電話でも受け付けられています(下部に連絡先を記載)。

主なリターン(価格は税込)
クラウドファンディングのリターンとして、宿泊券や地元特産品の詰め合わせ、体験プランなどが用意されています。主なリターンの内容と条件は次の通りです。
- ひとり×1泊:夕食・朝食付き(価格:19,800円)
お土産は「Kizuna平飼い鶏の産みたて卵」または「自家製クラフトビール(夕食時提供)」のどちらかを選択できます。宿泊券はKizuna再オープン(予定:2025年11月〜12月)以降、2年間有効です。
- Kizunaスペシャル(発送可)(価格:16,500円)
詰め合わせ内容は、Kizuna平飼い鶏の産みたて卵、Kizunaで提供する品質の高いコーヒー豆200g、和束町産のお茶200g×2種類(煎茶・玄米茶・ほうじ茶・番茶の中からおまかせ2種類)です。
- 2人×1泊:夕食・朝食付き 開運スペシャル宿泊プラン(価格:110,000円/2名)
内容には出張蕎麦懐石、抹茶点て体験、サンセットヨガ、パワーストーン鑑定と開運ブレスレット作りが含まれます。お土産は蕎麦味噌です。宿泊券は再オープン後、2年間有効。
-
その他のリターン例として、セレクトコーヒー、施設内へのお名前刻印、そば会席付きプランなどが用意されています。詳細は公式サイトのリターン一覧を参照してください。

写真記録・連絡先・プロジェクト要点の整理

公開されている写真とその説明
プレスリリースには被災当日の写真や再建前の施設写真が添えられています。主な写真の内容は次のとおりです。
- 火災当日の写真(2024/11/11)
- 燃え上がる炎を撮影した写真。撮影時にスマホホルダーが映り込んでいる点も記録されています。
- 消火後の1階リビング
- 消火活動後の室内の様子が確認できる写真。残存する柱や構造の状況が写されています。
- 2階の被災状況
- 焼失した2階部分の状態や運び出された荷物の写真が含まれます。
- 再建前の客室イメージやヒノキ風呂、朝食の写真
- 火災前の施設の魅力を伝える写真群。ヒノキの風呂や産みたて卵を使った朝食の一部が写されています。

連絡先と運営情報
プロジェクトの運営主体はSounds Nice Japan(サウンズナイスジャパン)合同会社です。代表はルーカス幸絵。住所・連絡先は下記のとおりです。
項目 | 内容 |
---|---|
企業名 | Sounds Nice Japan(サウンズナイスジャパン)合同会社 |
代表 | ルーカス幸絵 |
所在地 | 〒619-1123 京都府木津川市加茂町森中垣外25 |
kizunakyotoguesthouse@gmail.com | |
Tel | 090-1969-1002 |
公式関連リンク | https://www.kizunakyotoguesthouse.com クラウドファンディング受付:https://zmhf3mo1odsvbxb6qq3k.stores.jp |

この記事の要点を表で整理
以下の表は、本記事で示した主要な情報をわかりやすくまとめたものです。プロジェクトの期間や目標金額、代表連絡先、主なリターンなどを一覧にしています。
項目 | 内容 |
---|---|
プロジェクト名 | Kizuna再建応援プロジェクト |
募集期間 | 2025年7月11日〜2025年11月10日 |
目標金額 | 2,000万円 |
支援受付URL | https://zmhf3mo1odsvbxb6qq3k.stores.jp |
予定再オープン時期 | 2025年11月〜12月(予定) |
主なリターン(例) | ・ひとり1泊(夕朝食付)19,800円(産みたて卵orクラフトビール) ・Kizunaスペシャル発送16,500円(卵・コーヒー・お茶) ・2名1泊 開運スペシャル110,000円(蕎麦懐石等) |
運営 | Sounds Nice Japan合同会社(代表:ルーカス幸絵) |
所在地 | 京都府木津川市加茂町森中垣外25(〒619-1123) |
連絡先 | kizunakyotoguesthouse@gmail.com / 090-1969-1002 |
本稿は、2024年11月の火災被害と、2025年に開始された再建に関わるクラウドファンディングの情報を整理して伝えるものです。被災の経緯、提供されていた滞在プログラム、再建方針、支援方法やリターンの具体的内容、連絡先までを含めて記載しました。興味ある方は公式サイトでリターン詳細や募集要項を確認してください。