築120年古民家で若者支援 大屋に「エキラボ」開設
ベストカレンダー編集部
2025年9月15日 10:06
大屋駅前にエキラボ開設
開催日:9月15日

築120年の古民家を拠点に若者と地域が交わる「エキラボ」設置
長野県上田市の株式会社ANDOは、しなの鉄道・大屋駅前にある築120年の古民家を改装して作られた複合テナント「OYA EKIMADO(大屋駅窓)」内に、シェアスペース「エキラボ」を開設します。発表は2025年9月15日8時に行われました。エキラボは地域活性化と広域的なまちづくりを目的に、若者や地域のまちづくりプレイヤーが集う場として設けられます。
「OYA EKIMADO」は2022年に古民家を改装してオープンした複合テナントで、イタリアンレストラン、学習塾、ネイルサロンなどが入居し、駅前の人の流れを生んでいます。今回のエキラボはその次の段階として、学生や若者がアイデアを試し、実践できる場を提供することを狙いとしています。

施設概要と利用条件
エキラボにはイベントやワークショップに対応するためのキッチンを設置予定で、事前予約により貸切利用が可能です。高校生については、シェアスペースを無料で利用できる枠を設け、学生の実践機会を優先的に支援します。
また、シェアオフィスとして数社の入居募集を行い、大人と若者が交わる環境づくりを進めます。施設は改修途中の状態で紹介文中には「改修途中のエキラボ」「築126年の建物」との記載もありますが、公式説明としては築120年の古民家を改装したという経緯が示されています。
- 場所:しなの鉄道・大屋駅前「OYA EKIMADO(大屋駅窓)」内
- 機能:シェアスペース(キッチン併設予定)、シェアオフィス(入居募集)
- 高校生利用:無料でのシェアスペース利用可
- 貸切:イベント・ワークショップは事前予約で貸切利用可

高校生とプロが協働するメニュー開発と披露の流れ
エキラボの第1弾の取り組みとして、丸子修学館高校(大屋駅が最寄り)の生徒が地元産品を活用したオリジナルメニューの開発に挑みます。取り組みは家庭科部が中心となり、学校で生産した農産品を使ったケチャップやクッキーなどの試作を行ってきた実績があります。
今回の開発は、旅するシェフとして知られる吉田友則氏(1970年神奈川県横須賀市出身)が監修を務め、地元食材を活かした新たなメニューを共同で作り上げます。吉田氏はイタリアン、フレンチ、洋食など幅広い経験を持ち、「とうみ食堂」のオフィシャルシェフとして地域の食育や青少年育成、防災食に関する実践的活動にも携わっています。

具体的なスケジュールと目標
開発したメニューは2025年10月25日(土)に開催される秋の恒例ワイン&スタンド&カフェイベント「第三回大屋角打ち」で披露されます。イベント当日は大屋駅前の専用駐車場などを会場に、10時から16時の時間帯で来場者に提供されます。
具体的な目標としては、イベントでのお披露目後に、吉田氏がプロデュースするしなの鉄道・田中駅前の「とうみ食堂」で、開発メニューを実際のメニューとして採用・提供することが掲げられています。
- 高校生によるメニュー開発(エキラボを拠点に実施)
- 2025年10月25日「第三回大屋角打ち」で披露(10:00〜16:00、会場:大屋駅前大屋駅窓専用駐車場ほか)
- 採用後、しなの鉄道・田中駅前「とうみ食堂」での実メニュー化を目指す

クラウドファンディングと運営主体、連携のあり方
エキラボの整備費用の一部を募るため、株式会社ANDOはクラウドファンディングに挑戦します。開始日は2025年9月15日で、集めた資金はラボスペースの一角にキッチン併設の施設整備費用に充てられます。クラウドファンディングページのURLはプレスリリースで公開されています。
クラウドファンディングの目的は、学生がイベント利用や商品開発を行うためのキッチン設備の整備を迅速に進めることにあります。資金の使途や支援のリターンなど詳細はクラウドファンディングページで確認できます。
- クラウドファンディング開始日
- 2025年9月15日
- クラウドファンディングページ
- https://camp-fire.jp/projects/863048/preview?token=2p9ktkjl&utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show
運営主体は株式会社ANDO(代表取締役:安藤正高)。会社の所在地や連絡先は以下のとおりで、問い合わせや詳細な運営方針は同社にて対応します。
- 会社名:株式会社ANDO
- 代表:安藤正高
- 住所:長野県上田市大屋482-1
- メール:masataka@ando8.com
- 電話:0268-71-6708

まとめと要点の整理
ここまでの内容を整理すると、エキラボは大屋駅前の古民家を活用したシェアスペースであり、地域の若者が実践的に学べる場を目指していることがわかります。第1弾の取り組みとして、丸子修学館高校の生徒が地元食材を使ったメニューを吉田友則氏の監修で開発し、2025年10月25日の「第三回大屋角打ち」で披露されます。
また、クラウドファンディングは2025年9月15日開始で、キッチン併設のための施設整備費用調達が目的です。エキラボは学生に無料開放される一方、数社の入居を募るシェアオフィス機能も有し、大人と若者の交流を促す設計になっています。
項目 | 内容 |
---|---|
プロジェクト名 | シェアスペース「エキラボ」設置(OYA EKIMADO内) |
開設主体 | 株式会社ANDO(代表取締役:安藤正高) |
場所 | しなの鉄道・大屋駅前「OYA EKIMADO(大屋駅窓)」内(築120年の古民家改装) |
機能 | シェアスペース(キッチン併設予定)、シェアオフィス(入居募集) |
学生利用 | 高校生はシェアスペース無料利用可 |
第1弾プロジェクト | 丸子修学館高校(家庭科部)と吉田友則氏による地元食材を使ったメニュー開発 |
お披露目イベント | 第三回大屋角打ち:2025年10月25日(土)10:00〜16:00(大屋駅前 大屋駅窓専用駐車場ほか) |
目標(採用先) | しなの鉄道・田中駅前「とうみ食堂」でのメニュー採用・提供を目指す |
クラウドファンディング | 開始日:2025年9月15日。ページ:Campfire プロジェクト |
会社連絡先 | 株式会社ANDO/住所:長野県上田市大屋482-1/メール:masataka@ando8.com/電話:0268-71-6708 |
以上が発表されたプレスリリースの要点と詳細の整理です。エキラボは地域の既存資源と若者の創意を結びつける拠点として、イベント運営や商品開発の現場を提供する仕組みとなっています。
参考リンク: