『戦争めし』第3話「三河の佃煮」がヤンチャンで配信

三河の佃煮をめぐる物語――第3話がヤンチャンWebで配信開始

公益社団法人日本青年会議所（以下「日本JC」）と株式会社秋田書店、漫画家・魚乃目三太氏による協働プロジェクトの漫画『日本青年会議所版 戦争めし』の第3話が、2025年9月16日（火）0:00より電子コミック配信サイトヤンチャンWebで配信を開始しました。第3話の舞台は愛知県三河地域、豊川・豊橋を中心にした地域で、作品タイトルは「三河の佃煮」です。

この配信開始は、同プロジェクトが掲げる「地域に埋もれた戦争の記憶」を漫画という媒体で次代に伝える取り組みの一環であり、戦後80年という節目に合わせたシリーズ配信の重要な節目となります。配信開始日時や閲覧方法、物語の背景と制作経緯について以下で詳しく整理します。

第3話の内容と地域性の描写

第3話は、太平洋戦争を経て現在に至る三河地域での佃煮にまつわるストーリーを取り上げます。物語では、戦時下の生活や食の工夫、地域の伝承として受け継がれてきた食文化がどのように日常に根づいているかを描写しています。具体的には豊川・豊橋の風景や地元の特産である佃煮が戦中・戦後の時代を経てどのように形作られてきたかが、登場人物の記憶やエピソードを通じて表現されています。

作品は魚乃目三太先生による描き下ろしで、地域に寄り添った視点から戦時下の食文化を丁寧に再現しています。そのため、物語としての読みやすさだけでなく、地域史や生活史の記録という側面も持ち合わせています。

配信開始日時

2025年9月16日（火）0:00

舞台

愛知県三河地域（豊川・豊橋）

作品タイトル

三河の佃煮（第3話）

「80年前の物語発掘プロジェクト」とその取り組み

日本JCは戦後80年を迎えるにあたり、全国から集められた戦争体験のエピソードを保存・発信する目的で「80年前の物語発掘プロジェクト」を実施しました。本プロジェクトは地域に埋もれつつある記憶を発掘し、世代を越えて伝えることを目標としています。

募集されたエピソードの中から選定された物語を、秋田書店の協力の下で漫画家・魚乃目三太先生が『戦争めし』の特別編として漫画化する形で発信しています。募集は2025年8月31日（日）をもって締め切られており、その後選考・制作を経て順次配信が行われています。

募集と選定の概要

募集期間中に集められたストーリーは、生活や食にまつわる記録を中心に選考が行われました。選定されたエピソードは漫画化される過程で地域の事情や時代背景を反映した演出が加えられ、当該地域の歴史的事実と個別の体験がバランスよく描かれるよう配慮されています。

プロジェクトの公式ページでは、募集要項やプロジェクトの趣旨が公開されており、詳細は以下の関連リンクで確認できます。

「日本各地の80年前の物語発掘プロジェクト」案内

https://www.jaycee.or.jp/28875

配信スケジュールと閲覧方法（ヤンチャンWeb）

『日本青年会議所版 戦争めし』は、電子コミックサイトヤンチャンWebを通じて配信されています。ヤンチャンWebは『ヤングチャンピオン』系列の作品を配信するサイトで、ファンタジー、恋愛、ドラマ、ホラー、コメディ、ミステリーなど多岐にわたるジャンルを取り扱っています。対象作品は無料で読める場合があります（対象作品に限る旨が注意書きとして示されています）。

各話の配信スケジュール（予定）は以下の通りで、既に第0話・第1話・第2話は配信済み、第3話が今回の配信対象、第4話は次回配信予定です。

• 第0話・第1話：2025年7月18日（金）0:00〜
• 第2話：2025年8月19日（火）0:00〜
• 第3話：2025年9月16日（火）0:00〜（配信開始）
• 第4話：2025年10月21日（火）0:00〜（予定）

各話の個別リンクは以下の通りです。直接アクセスすることで各エピソードを閲覧できます。

1. 第0話：https://youngchampion.jp/episodes/25d5c47188753/
2. 第1話：https://youngchampion.jp/episodes/f2f896f34073a/
3. 第2話：https://youngchampion.jp/episodes/de0d5d862821e/
4. 第3話：https://youngchampion.jp/episodes/195cdcd0a2c2a/

ヤンチャンWebのトップページはこちらです：https://youngchampion.jp/

『戦争めし』の系譜と今回の意義、最後に要点を整理した一覧

『戦争めし』は漫画家・魚乃目三太氏による戦時中の“食事”を題材にしたオムニバス形式の短編シリーズです。戦中の食や戦場の食事など、戦時下で生まれた「食」に関するエピソードを温かい表現で描いており、2015年から『ヤングチャンピオン』『ヤングチャンピオン烈』（共に秋田書店）で同時連載が開始されました。2016年以降は『ヤングチャンピオン烈』で継続して連載され、2018年にはNHK BSプレミアムで『ドラマ×マンガ 戦争めし』としてテレビドラマ化もされています。

今回の日本JCとの協働による特別編では、地域の実際の証言を元に脚色しつつ、戦争の記憶を漫画の形式で記録・伝達する役割を担っています。シリーズ配信は地域ごとの記憶に光を当てることで、戦時中の生活や食文化、地域の継承に関する理解を促すことを意図しています。

関係団体と関係者

本プロジェクトに関わる主要な組織と担当者は次の通りです。日本JCは東京都千代田区に本部を置き、会頭は外口真大氏です。秋田書店は東京都文京区に所在し、代表取締役社長は山口徳二氏とされています。漫画制作は魚乃目三太先生が担当しています。プレスリリースの公開日時は2025年9月16日11時01分です。

発表元

公益社団法人日本青年会議所（所在地：東京都千代田区、会頭：外口真大）

協力

株式会社秋田書店（所在地：東京都文京区、代表取締役社長：山口徳二）

漫画家

魚乃目三太

プレスリリース公開日時

2025年9月16日 11:01

以下の表に、本記事で取り上げた主要情報を整理します。内容を確認いただければ、配信日時や各種リンク、プロジェクトの要旨が一目で把握できます。

以上が、今回配信が開始された第3話「三河の佃煮」を含む『日本青年会議所版 戦争めし』に関する概要と、配信スケジュール、プロジェクトの背景の整理です。地域に根ざした記憶を漫画で伝える試みとしての位置づけと、各話のアクセス方法を明示しました。関係各所の公開情報や配信ページを参照することで、各話の詳細や原資料の確認が可能です。