9/17開催|長沢慎一郎が語る受賞作の裏側
ベストカレンダー編集部
2025年9月16日 15:56
長沢慎一郎受賞トーク
開催日:9月17日

長沢慎一郎氏の受賞とトークショー開催の背景
第49回木村伊兵衛写真賞の受賞者となった長沢慎一郎氏の受賞を記念して、日本写真芸術専門学校がトークショーを開催します。プレスリリースは学校法人呉学園より2025年9月16日14時00分に発表されました。本イベントは長沢氏の受賞対象作である写真集『Mary Had a Little Lamb』の制作当時のエピソードや、撮影にまつわる想いを詳しく掘り下げることを目的としています。
長沢氏は本校の卒業生であり、これまでの活動は広告写真の分野や欧米系島民を題材とした長期的な取材を含みます。今回の受賞は、父島での歴史的出来事や島民との関係を題材にしたシリーズをまとめたことによる評価とされています。学校側はこの機会に、在校生や写真に関心を持つ一般参加者に向けて、制作の背景や表現の現状について実践的な示唆を提供する場を設けました。

受賞作品と背景についての簡潔な整理
受賞対象作は『Mary Had a Little Lamb』であり、長沢氏が取り組んだシリーズは父島(東京都小笠原諸島・父島)を題材に、米軍占領時代に起きた出来事や欧米系島民のアイデンティティに関する記録を含みます。長沢氏は2008年に父島の約100年前の欧米系島民の写真と出合い、それが撮影開始の契機になりました。
13年にわたる取材と制作を経て、長沢氏は初の写真集『The Bonin Islanders』を刊行し、その延長線上で2024年に今回の受賞作を発表しました。受賞は作品の歴史的文脈への着目、継続的な取材姿勢、そして写真表現としての完成度が評価されたものと考えられます。

トークショーで取り上げられる主なテーマと構成
トークショーでは、長沢氏が写真集『Mary Had a Little Lamb』に込めた想いや、撮影地である小笠原諸島・父島の歴史的背景、島民との交流、撮影時の具体的なエピソードが中心に語られます。聞き手は本校講師で写真評論家の鳥原学氏が務め、作品の背景解説や批評的視点からの問いかけを通じて、長沢氏の制作プロセスを多角的に掘り下げます。
また、写真を始めた動機や現実、仕事と作品制作の違い、そして今後の展開についても話題に上る予定です。これらは作品理解を深めると同時に、写真表現の現状や作家としての位置づけを考える材料を提供します。
トークの主な項目(予定)
- 受賞対象作『Mary Had a Little Lamb』に込めた意図とコンセプト
- 父島の歴史的背景(米軍占領時代を含む)と撮影地での現地調査
- 島民との交流や資料発掘に関する具体的エピソード
- 写真を始めた動機、広告写真家としての経歴と作品制作の差異
- 今後の活動や表現に関する見通し(質疑応答含む)
上記は当日の進行で取り上げられる主要なテーマです。聞き手である鳥原学氏は評論家としての視座から作品の位置づけを提示し、来場者に対して制作裏側を深く伝えることが期待されます。
登壇者のプロフィールとこれまでの歩み
登壇者の長沢慎一郎氏と聞き手の鳥原学氏のプロフィールは、作家性や作品理解に直結する重要な情報です。ここでは両名の略歴と関連情報を整理します。
両者ともに写真界において実務的・学術的な活動実績があり、本トークショーは現場経験と批評両面から作品を検証する場として位置づけられています。
- 長沢 慎一郎(ながさわ しんいちろう)
- 1977年東京都八王子市生まれ、世田谷区在住。日本写真芸術専門学校卒業。10BANスタジオを経て広告写真家・藤井保氏の元で4年半アシスタントを務め、2006年に独立。広告写真の分野で長く活動している。
- 2008年に東京都小笠原・父島に残る約100年前の欧米系島民の写真に衝撃を受け、撮影を開始。13年にわたる取材を経て欧米系島民のアイデンティティをまとめた写真集『The Bonin Islanders』を出版し、その延長で2024年に受賞作を発表。受賞対象作『Mary Had a Little Lamb』は米軍占領時代の父島の出来事をまとめたシリーズである。作品紹介サイト: https://shinichiro-nagasawa.com/
- 鳥原 学(とりはら まなぶ)
- NPI講師。1965年大阪府生まれ、近畿大学卒。フリーの執筆者・写真評論家として活動し、写真雑誌や美術史に寄稿、ワークショップや展示企画にも携わる。2017年に日本写真協会学芸賞を受賞。主な著書に『時代を写した写真家100人の肖像』『写真のなかの「わたし」:ポートレイトの歴史を読む』『日本写真史』などがある。
イベント詳細、参加方法、関連情報の整理
本トークショーは一般の方も参加可能で、参加は無料です。開催日は2025年9月17日(水)、時間は18:30から20:00までとなっています。会場は日本写真芸術専門学校です。参加希望者は事前に所定の申し込みページから登録する必要があります。
プレスリリースでは、写真に興味を持つ層に幅広く呼びかけており、高校生や大学生に加えて、学び直しやキャリアアップを目指す30~60代の参加者も増えていると説明しています。学校は業界の実情に触れる機会として定期的にイベントを開催している旨を示しています。
イベント開催情報(詳細)
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | 第49回木村伊兵衛写真賞受賞記念 長沢慎一郎トークショー |
開催日 | 2025年9月17日(水) |
時間 | 18:30~20:00 |
会場 | 日本写真芸術専門学校 |
聞き手 | 写真評論家 鳥原 学(本校講師) |
参加費 | 無料 |
申込方法 | https://npi.ac.jp/opencampus/26579 |
申込ページは学校のオープンキャンパス情報の一部として提供されています。画像素材のダウンロードや関連リンクはプレスリリース素材として案内されていますので、報道関係者や関心のある参加者はそちらも確認できます。関連リンクは学校公式サイト:https://npi.ac.jp/です。
関連カテゴリとキーワード
このイベントは「雑誌・本・出版物」「学校・大学」に分類されており、プレスリリースのキーワードとしては「写真」「写真集」「作家」「トークショー」「イベント」「受賞」「木村伊兵衛」「専門学校」「渋谷」などが挙げられています。報道や告知ではこれらのキーワードが検索や分類に用いられることが想定されます。
また、プレスリリースには「すべての画像」「プレスリリース素材」といった付随資料のダウンロード案内が含まれています。イベント取材を想定する関係者は、主催側が配布する素材の確認と許諾条件を事前にチェックする必要があります。
要点の整理(表形式)
ここまでに示した本トークショーと関連情報を、主要事項ごとに表で整理します。イベントの日時や申込方法など、参加を検討する際に即座に参照できるようにまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
発表元 | 学校法人呉学園(日本写真芸術専門学校) |
プレス発表日時 | 2025年9月16日 14:00 |
イベント名 | 第49回木村伊兵衛写真賞受賞記念 長沢慎一郎トークショー |
開催日時 | 2025年9月17日(水) 18:30~20:00 |
会場 | 日本写真芸術専門学校 |
登壇者 | 長沢慎一郎(受賞者)、聞き手:鳥原学(写真評論家・本校講師) |
参加費 | 無料 |
申込URL | https://npi.ac.jp/opencampus/26579 |
関連サイト | https://npi.ac.jp/、長沢氏作品紹介:https://shinichiro-nagasawa.com/ |
キーワード | 写真、写真集、作家、トークショー、イベント、受賞、木村伊兵衛、専門学校、渋谷 |
以上がトークショー開催に関する主要な情報の整理です。イベントは長沢氏の受賞作と制作背景を直接聞ける貴重な機会として構成されており、写真表現や地域史、作品制作の現場について理解を深める場となる予定です。
参考リンク: