東映太秦映画村で妖怪体験 怪々YOKAI祭2025の注目点
ベストカレンダー編集部
2025年9月17日 09:42
怪々YOKAI祭2025
開催期間:9月13日〜11月30日

京の夜に甦る百鬼夜行 ― 怪々YOKAI祭2025 開幕報告
株式会社東映京都スタジオは、2025年9月13日(土)から東映太秦映画村(京都市右京区)で『怪々YOKAI祭2025』を開催しています。プレスリリース日付は2025年9月16日14時00分で、初週の3連休は小さなお子様連れのファミリーやカップル、インバウンドの来場者まで幅広い層でにぎわい、前年同期比110%の動員で好調な滑り出しとなったと報告されています。
本イベントは、平安時代に語られる百鬼夜行の伝承を現代によみがえらせることを主題とし、伝統的な妖怪文化と現代アートやエンターテインメントを融合させた総合企画です。映画村を舞台に、参加性の高い没入型の演出や体験コンテンツが多数用意されています。

うずまさ百鬼夜行:参加型パレードの新たな試みと当日の動き
今年の目玉であるパワーアップしたゲスト参加型パレード「うずまさ百鬼夜行」は、映画村の白壁通りからアトラクション広場までを練り歩きます。パレードは非言語で踊るブレイキン経験者らによるアクロバティックなプロローグや、先導役「夜行童子」の煌びやかな登場など、視覚的にも音楽的にも演出が強化されています。
さらに今年は、アンバサダー役「百鬼夜衆」として参加する妖怪ファミリーを一般募集。全国から集まった個性豊かな参加者が列に加わり、観覧者の期待を高めています。来場者はルート沿いでパレードを観覧できるほか、クライマックスでは広場で妖怪たちと来場者が一緒にダンスするダンスタイムが設定されています。ダンスは事前に動画で振付を確認できるため、来場前に練習すれば当日の参加がより楽しめます。

パレードの基本スケジュールと特徴
パレードは土日祝を中心に複数回実施され、時間帯は月により異なります。9月は14:30と19:00、10月・11月は14:30と18:00、特定日は夜間の20:00回も予定されています。11月の一部日程は回数が限定されます。
観覧に関する注意点や集合場所の詳細は特設サイトに掲出されます。動画で振付を予習できるURLも公式に案内されており、参加の仕方がわかりやすく整備されています。
- パレード日程(主な設定)
- 9月:①14:30 ②19:00
- 10月・11月:①14:30 ②18:00(10/25・26は②20:00、11/8-9は①14:30のみ、11/15は①14:30 ②19:00)
- ルート
- 白壁通り〜アトラクション広場

体験プログラムと来場者参加の仕組み
今年は「着物レンタル」と「お面の絵付け体験」コーナーを新設し、手ぶらで仮装参加できる環境を整えています。着物は約100種類、お面は5種類から選べるため、年齢や好みに合わせた着こなしと仮装が可能です。これにより、小さなお子様連れのファミリーやインバウンドの来場者も気軽に参加できる設計です。
また、スタンプラリー「妖怪変化遊行」では、村内5か所を巡る形式で、同じ形状のスタンプを集めるのではなく、様々な形状のスタンプを重ねてカラフルな浮世絵風の妖怪イラストを1枚完成させる体験になります。完成図は重ね方や色合いによって最後までわからない仕組みで、来場者の期待感を高めます。

フォトスポットと妖怪グリーティング
入場直後のパディオス1階には巨大妖怪バナーが掲出され、パレード帰りの妖怪と一緒に撮影できるフォトスポットが用意されています。映画村内の各所にフォトスポットが点在し、妖怪たちが神出鬼没で登場するグリーティングも毎日実施されています。
また、映画村公式マスコット「かちん太」が旅がらすにちなみ「烏天狗」姿の大妖怪に変身した「妖怪かちん太」も登場。グリーティング登場妖怪の詳細は当日のお楽しみとされており、写真撮影や交流が可能です。
- グリーティング開催日程:毎日
- 時間(平日):①10:15 ②11:30 ③13:00 ④14:30 ⑤16:00
- 時間(土日祝):①11:00 ②13:00 ③16:00
- 開催場所:村内一円

限定フード、グッズ、ミュージアム展示の全容
映画村限定のYOKAIフードやグッズも豊富に展開されています。フードはイートインとテイクアウトで期間・数量限定メニューがあり、商品の提供は「可否茶館」「喜らく」のいずれかで行われます。
代表的なメニューと価格は次の通りです。いずれも税込価格が明記されています。
商品 | 内容 | 価格(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
映画村恐竜×妖怪コラボ抹茶パフェ | イートイン。港町プールの恐竜と妖怪のコラボ | ¥1,700 | まもなく提供終了予定 |
雪女のかき氷 | テイクアウト。前半限定メニュー | ¥750 | 昭和の氷屋さんの味 |
見越し入道チュリトス | テイクアウト。見越し入道に見立てた抹茶チュリトス | ¥750 | 長さ〇cm(表記のまま) |
夜行童子の角煮まん | テイクアウト。国産豚使用、夜行童子の焼き印 | ¥750 | ― |

オリジナルグッズ一覧(価格は税込)
グッズは手頃な価格帯を中心に、会場限定のデザインが揃っています。お土産や記念品としての需要にも応えるラインナップです。
- 夜行童子変化面(PVC、250×192mm) ¥1,200
- 夜行童子巾着(入荷予定:10月中旬〜下旬) ¥1,320
- 動くYOKAI変化カード(全2種、レンチキュラー仕様) 各¥770
上記以外にもユニークなフードやグッズが多数用意されています。詳細は公式ホームページまたは店頭で案内されています。

ミュージアム・スペース:妖怪博物館と現代モノノケ浮世絵展
アートと妖怪エンターテインメントの融合を掲げる2つの常設展示スペースが設けられています。展示は期間限定で、作家やクリエイターの作品を通じて妖怪文化への理解を深める構成です。
第一のスペースは「妖怪博物館」。烏天狗などの迫力ある造形、伝承と結びついた作品群が並びます。京都芸術大学の卒業制作で学長賞を受賞した紫霞(しか)氏の作品も特別展示され、展示期間は2025年9月13日(土)〜10月26日(日)です。
- 妖怪博物館のテーマ
- 「見えないものに想像を膨らませる」ことをテーマに、『二面性』という視点から妖怪の善と悪、吉と凶といった多面性を提示します。
- 展示物の例
- 烏天狗、鵺の化石と伝わる大型標本(約170cm×50cm)など6体の妖怪を通して語られる展示
第二のスペースは「現代モノノケ浮世絵」展で、アシタノホラーの大垣ガク氏が怪長を務めるクリエイティブによる現代的な社会課題をモチーフにした6点の作品が展示されます。展示期間は2025年9月13日(土)〜11月30日(日)、場所はパディオス2階です。
ここでは戦争や分断、容姿への圧力など現代社会の「かたちのない恐怖」をモノノケとして可視化し、恐怖と向き合うための表現活動が行われます。

開催概要と要点の整理
「怪々YOKAI祭2025」は、伝統的な妖怪文化と現代のポップカルチャーやアートを融合させた一連のプログラムで構成されています。期間中はパレードやグリーティング、体験コンテンツ、限定フード・グッズ、そして2つのミュージアム展示が同時展開され、来場者に多面的な体験を提供します。
下表は本記事で紹介した主な情報を要点ごとに整理したものです。来場前の基礎情報やスケジュール確認にご利用ください。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名称 | 怪々YOKAI祭2025 |
開催期間 | 2025年9月13日(土)〜11月30日(日) |
会場 | 東映太秦映画村(京都市右京区) |
主催 | 株式会社東映京都スタジオ(プレスリリース日:2025年9月16日) |
うずまさ百鬼夜行 | 土日祝を中心に複数回実施(ルート:白壁通り〜アトラクション広場)。詳細な日時は月別スケジュールを参照 |
グリーティング | 毎日実施。平日 ①10:15 ②11:30 ③13:00 ④14:30 ⑤16:00、土日祝 ①11:00 ②13:00 ③16:00 |
体験 | 着物レンタル(約100種類)、お面絵付け体験(5種類)、スタンプラリー「妖怪変化遊行」 |
ミュージアム展示 | 妖怪博物館(9/13〜10/26)、現代モノノケ浮世絵(9/13〜11/30、パディオス2階) |
フード提供 | 可否茶館・喜らくのいずれか。抹茶パフェ¥1,700、かき氷¥750、チュリトス¥750、角煮まん¥750 等 |
グッズ | 夜行童子変化面¥1,200、夜行童子巾着¥1,320(入荷予定10月中旬〜下旬)、動くYOKAI変化カード 各¥770 等 |
公式情報 | https://www.toei-eigamura.com/yokai/ |
プロモーション動画 | https://youtube.com/shorts/dUid0fbYxd4 |
来場状況 | 初週3連休は前年同期比110%の動員 |
以上が『怪々YOKAI祭2025』の主な構成と開催概要の整理です。詳細なスケジュールや当日の登場キャラクター、各種体験の実施場所・受付方法については公式特設サイトを参照してください。
参考リンク: