9/18発売｜SHIROの新定番「ラワンぶき」クレンジング誕生

希少な原料「ラワンぶき」が改めて主役に—素材とものづくりの背景

SHIROは、北海道足寄町で育つ大型のフキ、通称ラワンぶきを核に据えたスキンケアを改めて展開します。2025年9月18日（木）から定番として発売される『ラワンぶきクレンジングクリーム』、および2025年10月上旬（予定）に数量限定で登場する『ラワンぶきフェイスウォッシュ 2025（BIGサイズ）』の発表です。

ラワンぶきはSHIROの前身であるLAURELの頃から使われてきた素材であり、同ブランドの“Simply Simple”という考え方を体現する存在です。茎を切ると勢いよく溢れ出るジュース（以降本文中で*1 フキ液汁／保湿成分と表記）を活用し、余分なものを加えないシンプルな処方でスキンケアをつくる方針が続けられています。

ラワンぶきの特徴と栽培状況

ラワンぶきは北海道足寄町の螺湾（ラワン）地域に自生するアキタブキの仲間で、高さが3m、茎の太さが10cm以上にまで成長する“日本一大きなふき”として知られます。学術的な成長理由は完全には解明されていませんが、突然変異や地域の気候・土質、川の成分など複数の要因が組み合わさっていると考えられています。

近年は気候変動の影響で高温・乾燥が進み、収穫量が減少傾向にあります。例として、以前は年間約300トンあった収穫が昨年は約250トンに落ち込んだことが報告されており、農家側でも畑の休ませ方を含めた土壌再生の取り組みが行われています。

新製品の特長と使用方法—成分と使用感の詳細

今回発表された2製品は、ラワンぶきのジュースを中心に配合し、センシティブな肌を想定したやさしい処方になっています。どちらもラワンぶきの持つ保湿成分を活かすことを重視しており、使用感や処方上のポイントが明確に設計されています。

以下に製品ごとの特長、成分、使用方法、注意点を整理します。

ラワンぶきクレンジングクリーム（定番）

発売日：2025年9月18日（木）10:00よりSHIROオンラインストア、および全国直営店舗で発売。

容量・価格：95g / 5,280円（税込）。

• テクスチャーは濃厚ながら肌なじみが良く、メイクや皮脂汚れをしっかり落とすクレンジングクリーム。
• 洗い上がりは「ふわふわ」と表現されるやわらかな感触が特徴で、センシティブ肌にも配慮した処方。
• ローレルオイル（*2 ゲッケイジュ果実油／保湿成分）とアマニ油（*3 アマニ油／保湿成分）を配合し、保湿力と水分感を高めています。

使用方法（HOW TO）

毎晩、さくらんぼ大1粒程を顔や手を濡らさずに使用し、マッサージするようになじませる。汚れが浮き上がったら水またはぬるま湯で十分に洗い流す。目安は約1か月半の使用量。

POINT

基本的にダブル洗顔は不要。ただし、さっぱりとした仕上がりを好む場合はクレンジング後に洗顔を行っても差し支えない。

注意事項

大豆アレルギーの方は使用を控えること（製品表記に基づく）。

ラワンぶきフェイスウォッシュ 2025（旬シリーズ・数量限定）

発売予定：2025年10月上旬（予定）。SHIRO Membership Program「FAST RESERVE（新製品先行予約）」開始と同時に、オンラインストア（10:00）及び全国直営店舗での発売を予定。最新情報はSHIROオンラインストアで確認。

容量・価格：200mL / 5,280円（税込）。今年は使用期間を重視してBIGサイズでの展開。

• フォームタイプの洗顔料で、ラワンぶき搾汁をベースに使用。
• とろみのある泡が余分な皮脂や汚れを取り除きつつ、肌の必要な潤いを残して健やかに整える処方。
• 旬シリーズ特有の豊かなグリーンの香りを持ち、センシティブ肌にも配慮したやさしい使い心地。

使用方法（HOW TO）

2〜3プッシュを手に取り、肌を直接こすらず泡を転がすようにやさしく洗う。その後水またはぬるま湯で十分に洗い流す。朝晩2〜3プッシュ使用で約1か月半の目安。

注意点

成分が沈殿することがあるため、使用前によく振ってから使用する。

生産者と地域の取り組み—鳥羽農場と足寄町役場の連携

ラワンぶきを毎年提供しているのは、北海道足寄町にある鳥羽農場です。鳥羽農場は「自分たちが食べたい野菜をつくる」という理念でラワンぶきや玉ねぎを栽培しており、ラワンぶきの栽培ではたい肥を多く用いるなど土壌の保水力と栄養を高める工夫を行っています。

しかし、2025年の生育期には夏の高温と乾燥の影響や、土地の一部を休ませる転作のために収穫量が例年より減る見込みとなりました。このため、今年は鳥羽農場に加え初めて足寄町役場の圃場で育てられたラワンぶきも素材として使用されることになりました。

地域の課題と対応

足寄町では過去に洪水が発生し、その後にラワンぶきが豊かに育ったという経験から、土壌の再生や転作を含む長期的な土地管理の重要性が認識されています。鳥羽農場は一部の畑を休ませ、麦を撒くなどの措置を講じることで土地を回復させる試みを続けています。

今回、足寄町役場の圃場と鳥羽農場の両方から供給を受けることで、限られた資源を生かしながら安定した供給につなげる取り組みが進められています。

成分、ラインナップ、会社情報と取り扱い一覧

ここでは製品に使われる主要原料やラインナップ、SHIROの企業情報を整理します。成分は産地や製法も含めて明記されています。

製品群や関連アイテムはセンシティブシリーズとして展開され、既存品と新製品を組み合わせることでトータルケアが可能です。

主な成分とその由来

ラワンぶき（フキ液汁）

北海道足寄町の螺湾地域で育つアキタブキの仲間。成長後は高さ3m・太さ10cm以上に育つ。搾汁のため一度冷凍・解凍してから搾汁し、澱を取り除く工程で素材の香りと栄養を濃縮。

ローレル（ゲッケイジュ果実油）

トルコ産。抗酸化や保湿が期待され、クレンジングクリームに配合。

亜麻（アマニ油）

北海道十勝の生産者によるコールドプレス製法で抽出。オメガ3等の栄養素を含み保湿に寄与。

ラインナップ（価格は税込）

• ラワンぶきクレンジングクリーム　95g / 5,280円
• 旬シリーズ ラワンぶきフェイスウォッシュ 2025　200mL / 5,280円（数量限定・BIGサイズ）
• ラワンぶきフェイスウォッシュ　150mL / 3,960円
• ラワンぶき化粧水　120mL / 2,347円
• ラワンぶきフェイスマスク　3枚入り / 2,090円　14枚入り / 5,500円
• シアバター&ラワンぶきモイストリッチクリーム　45g / 7,469円

SHIROについて（会社概要の要点）

SHIROは「自分たちが毎日使いたいものをつくる」という理念のもとで創業し、企画・開発・製造・販売を自社で手掛けるコスメティックブランドです。国内外で直営店舗を展開し、オンライン販売も行っています。

会社の主な情報は以下のとおりです。

企業名

株式会社シロ

所在地

〒107-0061 東京都港区北青山3-6-7 青山パラシオタワー 8F

設立

1989年10月23日

代表取締役

福永 敬弘（ふくなが たかひろ）

事業内容

自社ブランド「SHIRO」の企画・開発・製造・販売、店舗運営、オンラインストア運営、直営ホテル運営など

公式オンラインストア：https://shiro-shiro.jp/

公式Instagram：https://www.instagram.com/shiro_japan?igsh=NTc4MTIwNjQ2YQ==

要点の整理（発売日・価格・使用法の一覧）

以下の表は本記事で触れた新製品の主要情報をまとめたものです。製品の入手方法や予約に関する情報も含めています。

上表の情報は公式発表に基づくものであり、発売日時や予約開始日、在庫状況はSHIROのオンラインストアで最新情報を確認することが推奨されます。本記事では製品の成分、使用方法、価格、供給元など発表内容の全項目を網羅的に整理しました。