9月28日、子どもたちが万博『ノモの国』をライトアップ
ベストカレンダー編集部
2025年9月17日 16:11
ノモの国子ども照明披露
開催日:9月28日

子どもたちが創った光と物語が万博の夜を彩る — ノモの国でのライトアップ披露
株式会社類設計室の教育事業部「類塾プラス」に通う子どもたちが、2025年9月28日(日)19時から19時30分にかけて、大阪・関西万博のパナソニックグループパビリオン「ノモの国」で制作した照明演出作品を披露します。本件は、同社とパナソニック ホールディングス(以下、パナソニックHD)との共同授業「光とことばの探究」(全8回)の集大成で、子どもたちによるオリジナルの物語を光・BGM・ナレーションで表現します。
プレスリリースは株式会社類設計室より2025年9月17日13時00分に発表されています。発表では、当日の上演が万博閉幕約2週間前の夜に行われること、そして作品は「ノモと、ヒカリと、モノガタリ」という共創プログラムの一環であることが明示されています。披露される照明作品はパナソニックHDの演出技術と子どもたちの発想が協働した形で、実物のパビリオンファサードを光と音で彩ります。

開催日時と会場、上演形式の詳細
開催日時は2025年9月28日(日)19:00〜19:30、場所は万博会場内のパナソニックグループ「ノモの国」パビリオンです。上演は複数の作品による連続披露形式で、各作品の照明時間は約1分〜1分30秒となっています。
当日は子どもたち自身もパビリオン前で上演を見守る予定であり、模型でのテストや共同授業での制作過程を経た成果が実物のスケールでどのように映えるかがポイントとなります。プレスリリース中では、模型でライトアップをテストしている様子や、共同授業でプログラミングや演出作業を行っている写真が紹介されています。
- 日時:2025年9月28日(日)19:00〜19:30
- 場所:万博会場 パナソニックグループ「ノモの国」パビリオン
- 作品数:7作品(各国をテーマにした作品)
- 各作品の照明時間:約1分〜1分30秒

共同授業「光とことばの探究」の内容と制作プロセス
共同授業は2025年4月から開始され、全8回で実施されました。授業ではパナソニックHDのSTEAM教育プログラム「Scratch Home School」を取り入れ、スクラッチをベースにしたプログラミングとIoT照明を活用して、子どもたちが実践的に探究を進めました。テーマは「世界で一つだけのアートを創る」とされ、光の色や反射、素材の特性を活かした演出方法などを学びながら、創作を行っています。
制作の流れはグループワークを中心に進められ、8月末には千里中央教室にて「ノモの国」の外観模型を使って照明演出の試行が行われました。子どもたちはグループに分かれて各国の物語を創作し、PCによるスクラッチベースのプログラミングで照明演出システムを制御しました。演出には自ら録音したナレーションや編集したBGMも取り入れています。
- 4月:共同授業開始(全8回の実施)
- 夏休み:各グループで物語創作とプログラミング制作
- 8月末:千里中央教室で模型を用いた照明テスト
- 9月28日:万博会場で実物のパビリオンを用いた本番披露
- 使用した教育プログラム
- パナソニックHDの「Scratch Home School」を導入し、スクラッチベースの実装でIoT照明を制御。
- 学びのポイント
- プログラミング実践、音と光の同期、チームでの物語設計、モデルでの検証と改善。

表現する“7つの国”と技術的な特徴
子どもたちが創作した物語は、次期開催国であるサウジアラビアをはじめ、アメリカ、ドイツ、中国、オーストラリア、イタリア、エジプト、サウジアラビアの計7カ国を題材にしています。それぞれの国の特長を物語化し、光・BGM・ナレーションを一体化させた演出で表現します。作品ごとに異なる色彩設計や音響表現、ナレーションの雰囲気が用いられ、短時間で国ごとの個性を伝えるプログラムになっています。
技術面ではパナソニックHDのライトアップ演出技術と、スクラッチベースのプログラミングによるIoT照明制御が統合されています。模型での事前検証を経て、実物のファサードで光のタイミングや色合い、音の同調を調整します。演出システムはプログラムにより光のフェード、点滅、色変化を制御し、BGMやナレーションと同期させる設計です。
- 題材となる7カ国:サウジアラビア、アメリカ、ドイツ、中国、オーストラリア、イタリア、エジプト
- 表現要素:光(IoT照明)、BGM(子どもたち編集)、ナレーション(子どもたち録音)
- 技術:スクラッチベースのプログラミング、パナソニックHDのライトアップ演出技術

模型での検証と当日の演出
類塾プラスの千里中央教室で行われた模型検証では、子どもたちが設計したプログラム通りに模型が照らされると、その場にいた子どもたちが息をのんで見入る場面があったと報告されています。模型段階での観察と修正を経て、ファサードでの本番照明はより精密に調整されます。
当日は7作品それぞれが順に照明演出を行い、子どもたちもパビリオン前で上演を見守ります。各作品の再生時間は短めに設計されており、1分から1分30秒程度で完結する内容にまとめられています。

類塾プラスと類設計室の概要、問い合わせ先、まとめ
類塾プラスは類設計室の教育事業部として1975年に設立された類塾のブランドリニューアル版であり、2021年の社長交代を機にサービスや体制を再構築しました。半世紀にわたり北摂を中心に進学指導を行い、これまでに延べ15万人以上の生徒を送り出した実績があります。ブランド名称を「類塾プラス」とした背景には、学力向上のみならず生涯学び続ける力を育てるという意図があります。
類設計室自体は1972年の創業以来、設計事業を基盤に教育・農業・地域共創など多角的な事業を展開しています。代表取締役社長は阿部 紘氏で、会社のミッションは「活力ある社会を設計する」とされています。事業部門は設計事業、教育事業(類塾プラス/類学舎/自然学舎/しごと学舎)、農園事業、地域共創事業、営繕事業の5業態が明示されています。
項目 | 内容 |
---|---|
主催 | 株式会社類設計室(教育事業部:類塾プラス) |
協働 | パナソニック ホールディングス株式会社(共同授業「光とことばの探究」) |
開催日時 | 2025年9月28日(日)19:00〜19:30 |
会場 | 万博会場 パナソニックグループ「ノモの国」パビリオン |
上演内容 | 7カ国(サウジアラビア、アメリカ、ドイツ、中国、オーストラリア、イタリア、エジプト)を題材にした照明演出(光・BGM・ナレーション) |
各作品の再生時間 | 約1分〜1分30秒 |
制作・学習手法 | スクラッチベースのプログラミング(Scratch Home School導入)、IoT照明、模型での検証 |
報道発表日時 | 2025年9月17日 13:00(株式会社類設計室発表) |
問い合わせ先 | 株式会社類設計室 広報人材課 TEL:06-6305-2222 E-MAIL:kouhou@rui.ne.jp |
会社URL | https://www.rui.ne.jp/(関連リンク:https://juku.rui.ne.jp/) |
上記はプレスリリースの内容を整理した要点です。共同授業の流れ、当日の上演形式、関与した教育プログラムおよび企業連携の枠組み、そして類設計室と類塾プラスの事業的背景や問い合わせ先まで、発表されたすべての情報をまとめています。関係者の役割分担や技術的な要素、作品の構成と上演スケジュールは本文中に記載した通りです。
参考リンク: