9/19公開 ロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』映画上映
ベストカレンダー編集部
2025年9月17日 18:44
ロイヤル・バレエ上映
開催期間:9月19日〜9月25日

英国ロイヤル・バレエが映画館にやってくる:『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』9月19日より1週間限定上映
世界最高峰と称される英国ロイヤル・バレエの舞台を、映画館の大スクリーンと迫力ある音響で体験できるシネマシリーズ「英国ロイヤル・オペラ・バレエ&オペラ in シネマ」。そのシーズンのフィナーレを飾る作品群を収めた映像パッケージ『ロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』が、2025年9月19日(金)から9月25日(木)までの1週間、TOHOシネマズ日本橋ほかで限定公開される。
配給は東宝東和株式会社。本プレスリリースは同社発行のもので、発表日時は2025年9月16日 21時56分とされている。上映時間は2時間31分、本作の収録上演日は2025年5月22日。映像著作表記は©2025 Johan Perssonである。
公式情報は以下の通りで、詳細なスケジュールや劇場情報は公式サイトで確認できる。
- 公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/
- 公式X(旧Twitter):https://x.com/rbocinema
- 配給:東宝東和
- ハッシュタグ:#RBOBroadway / #RBOブロードウェイ

カルヴィン・リチャードソン──プリンシパルとして見せる表現と役作り
昨年プリンシパルに昇格したカルヴィン・リチャードソンは、本映像で上演されるクリストファー・ウィールドン振付『トゥー・オブ・アス(ふたり)』でローレン・カスバートソンと共演する。ジョニ・ミッチェルの楽曲によるデュエットを、ロマンティックかつ繊細な感受性で踊る若きプリンシパルの目線を、インタビューで詳細に語っている。
カルヴィンはプリンシパル1年目を「まるでジェットコースターのよう」と振り返り、主役を務めることでダンサーとしての視野が広がったと述べる。舞台で最も重視しているのはパートナーが安心して踊れることであり、そのために自身の芸術性や表現を見直すプロセスを経たという。

プリンシパル就任から広がった表現の幅
カルヴィンは、主役を多く踊る立場になったことで「今までと違ってシーズンの間中主役ばかり踊る」状況に置かれ、多くの変化と成長を体験したと語る。役によって求められる表現は異なり、各役を通して自分と関連付けられる要素を見つけていくことがバレエの魅力であると指摘する。
具体的には『ロミオとジュリエット』のロミオや『マノン』のデ・グリュー、『シンデレラ』の王子や義理の姉妹、『アリス』のジャックとマッドハッター、クリスタル・パイト振付の現代作品など、クラシックから現代まで幅広いレパートリーをこなしてきた経験が、表現の幅を広げていると述べている。
- 本人が特に印象的だった役
- ロミオ(全幕作品での主役としての初体験)、レンスキー(『オネーギン』の詩人)、『The Statement』(クリスタル・パイト作品)
- 今後挑戦したい役
- アルブレヒト(『ジゼル』)、ルドルフ(『マイヤリング』)、カラボス(『眠れる森の美女』)など、ドラマ性の高い役やコメディ的な役も希望
『トゥー・オブ・アス』制作の現場と映画収録時の手応え
『トゥー・オブ・アス(ふたり)』はクリストファー・ウィールドンの振付、ジョニ・ミッチェルの楽曲(I Don’t Know Where I Stand, Urge for Going, Both Sides Now(青春の光と影), You Turn Me on I’m A Radio等)を使用している。カルヴィンは過去にこの役を踊ったデヴィッド・ホールバーグの映像を見て、同じ役を担うことへのプレッシャーを感じつつも、ミッチェルの音楽に安心感を得たと話す。
映画用収録については、舞台とは異なる特別な緊張感と興奮があり、楽屋でモニターを見ながら他の出演者やインタビューの様子を確認することで独特のエネルギーが加わったという。舞台上に実際のオーケストラがいて、ジュリア・フォーダムの歌唱と共演したことも、この収録に特別な空気をもたらした。
- 主演指導:ロビー・フェアチャイルド、ゼナイダ・ヤノウスキー(『トゥー・オブ・アス』)
- 歌唱:ジュリア・フォーダム(作品中の歌唱パート)
- 収録での意識:世界中の映画館で観られるという認識が、さらに集中力と興奮を高めた
舞台外の時間と日本への思い
カルヴィンは私生活では日本のアニメの大ファンであることを明かし、子どもの頃の『千と千尋の神隠し』との出会いがきっかけでアニメ文化に親しんだと述べる。現在の好みには『ダンダダン』『怪獣8号』『鬼滅の刃』などがあり、リラックスのために美術や陶芸を学ぶこともあるという。
日本の観客に対しては、繰り返し来日公演を観に来てくれるファンとの深い絆に感謝を述べ、映画館での上映が日本のファンとロイヤル・バレエの関係をさらに広げることを期待する旨を伝えている。本人はファンの応援がアーティストにとって大きな意味を持つと語った。
上演作品の構成と詳細クレジット(収録作品一覧)
本上映は、クリストファー・ウィールドン振付の複数の短・中編作品で構成されている。以下に、作品ごとの出演・スタッフ情報を網羅的に記載する。
上演順は2025年5月22日の公演に基づく。各作品の主要なキャストや制作クレジットを下にまとめる。
作品 | 主要出演 | 振付 / 音楽 / その他クレジット |
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『フールズ・パラダイス』 |
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『トゥー・オブ・アス(ふたり)』 |
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『Us(僕たち)』 |
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『パリのアメリカ人』 |
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これらの作品はすべてクリストファー・ウィールドンによる振付で構成され、各作品で音楽・衣裳・照明・舞台構成を担うスタッフが異なる点が特徴である。上演はロイヤル・バレエのアーティストたちによって舞台上で分かち合われ、映画収録はその生の舞台の臨場感を伝えることを意図している。
上映スケジュール、視聴情報、本文の要点整理
上映は2025年9月19日(金)~9月25日(木)、TOHOシネマズ日本橋を含む劇場で1週間限定公開される。上映時間は2時間31分。収録上演日は2025年5月22日で、映像著作表記は©2025 Johan Persson。配給は東宝東和株式会社。
公式情報の確認やチケット情報は公式サイト(http://tohotowa.co.jp/roh/)および公式X(https://x.com/rbocinema)を参照のこと。ハッシュタグは#RBOBroadwayおよび#RBOブロードウェイが使用されている。
項目 | 内容 |
---|---|
作品名 | ロイヤル・バレエ『バレエ・トゥ・ブロードウェイ』 |
公開期間 | 2025年9月19日(金)~9月25日(木) 1週間限定 |
主な収録上演日 | 2025年5月22日 |
上映時間 | 2時間31分 |
配給 | 東宝東和株式会社 |
公式サイト | http://tohotowa.co.jp/roh/ |
公式X | https://x.com/rbocinema |
映像著作 | ©2025 Johan Persson |
代表的な出演者 | カルヴィン・リチャードソン、ローレン・カスバートソン、フランチェスカ・ヘイワード、他ロイヤル・バレエのアーティストたち |
主な振付家 | クリストファー・ウィールドン |
本記事では上映情報、収録作品のクレジット、カルヴィン・リチャードソンのインタビュー内容(プリンシパル就任の心境、役作り、映画収録の経験、舞台外の趣味と日本のファンへの思い)を整理して伝えた。上映スケジュールや詳細は公式情報で確認することが推奨される。
参考リンク: