12/26公開:NTLive注目舞台4作を劇場で
ベストカレンダー編集部
2025年9月17日 18:49
NTLive日本上映決定
開催日:12月26日

イギリスの劇場体験を映画館で再現するNTLive、2025–2026年日本上映ラインアップ決定
ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)は、英国ロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターで上演された舞台公演を撮影し、世界各地の映画館で上映する長年にわたる取り組みです。2009年の開始以来、NTLiveはこれまでに約1300万人を超える観客に舞台の臨場感を届けてきました。
NTLiveは舞台のライティング、演者の表情、セット、衣裳といった要素を忠実かつ魅力的にスクリーンへと再現するための撮影技術を高度に洗練しており、映画館でも”劇場のベストシートで観ているような体験”を提供することを目指しています。今回、2025年冬から2026年春にかけて日本で公開される新作4作品のラインアップが発表されました。

今回発表された4作品の紹介と詳細
2025年冬から2026年春にかけて日本で上映されるのは、『インター・エイリア』、『ウォレン夫人の職業』、『フィフス・ステップ』、そして『ハムレット』の4作品です。それぞれ制作陣・出演者・上演時間・あらすじが明記されており、幅広い演目構成となっています。
以下に各作品の公式情報を余すところなく掲載します。

NTLive『インター・エイリア』
世界的ヒットを記録した『プライマ・フェイシィ』の制作チームが贈る衝撃の新作舞台がNTLiveで上映されます。演出と脚本、出演陣が揃った話題作です。
制作陣・キャスト・上演時間などの公式情報は次の通りです。
- 作
- スージー・ミラー
- 演出
- ジャスティン・マーティン
- 上映時間
- 1時間45分(休憩なし)
- 出演
- ロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』『パーフェクト・ケア』)、ジェイミー・グローヴァー(『ウォータールー・ロード』『ハリーポッターと呪いの子』)、ジャスパー・タルボット(『ブロードチャーチ ~殺意の町~』)
- ストーリー
- 判事としての職務と、子供を支える母親としての立場の双方を抱えるジェシカに、ある日、仕事と家庭の両面で重圧がかかる出来事が訪れる。彼女はその困難を乗り越えられるのかを描く。

NTLive『ウォレン夫人の職業』
イメルダ・スタウントンが、実の娘と初共演する作品として注目を集めるのが本作です。バーナード・ショーの戯曲を基に、世代や価値観の衝突を映し出します。
以下は本作の公式情報です。
- 作
- バーナード・ショー
- 演出
- ドミニク・クック
- 上映時間
- 約2時間(未定)
- 出演
- イメルダ・スタウントン(『ヴェラ・ドレイク』『ダウントン・アビー』『ザ・クラウン』)、べシー・カーター(『ブリジャートン家』『ハワーズ・エンド』)、ケヴィン・ドイル(『ダウントン・アビー』)、ロバート・グレニスター(NTLive『かもめ』)
- ストーリー
- 若き女性ヴィヴィ・ウォーレンは時代を先取りする思考を持つが、彼女の母は旧来の家父長制度を利用して財産を築いた人物であり、その制度には重大な代償があった。家族と制度が交差する葛藤を描く。

NTLive『フィフス・ステップ』
マーティン・フリーマン主演作がNTLiveとして日本で上映されます。アルコール依存症と回復のプロセスを中心に据えた人間ドラマです。
公表されている公式情報は下記の通りです。
- 作
- デイヴィッド・アイルランド
- 演出
- フィン・デン・ヘルトグ
- 上映時間
- 約90分(未定)
- 出演
- ジャック・ロウデン(『戦争と平和』『ダンケルク』)、マーティン・フリーマン(『SHERLOCK(シャーロック)』『FARGO/ファーゴ』)
- ストーリー
- 長年アルコール依存症の12ステップ・プログラムに取り組んできたジェームズは、ルカのスポンサーとなる。二人は過去を分かち合いながら友情を築くが、ルカが“第5ステップ”――すべての過ちを打ち明ける告白の段階に差し掛かったとき、信頼関係を揺るがす危険な真実が明らかになる。

NTLive『ハムレット』
オリヴィエ賞受賞者であるヒラン・アベイセケラがシェイクスピアの代表作に挑む舞台がNTLiveで上映されます。伝統的な題材を現代演出で掘り下げる公演です。
公式情報は以下の通りです。
- 作
- ウィリアム・シェイクスピア
- 演出
- ロバート・ヘイスティ
- 上映時間
- 約180分(未定)
- 出演
- ヒラン・アベイセケラ(NTLive『ライフ・オブ・パイ』)
- ストーリー
- 義務と疑念の狭間で揺れる若き王子ハムレットが、権力と特権に囲まれる中で“生きるべきか、死ぬべきか”という根源的な問いに向き合う。

上映スケジュール、劇場、予告編情報
日本での公開スケジュールは正式に次の通り発表されています。各作品の公開開始日は日付単位で決まっており、地域や劇場によってさらに追加上映が予定される場合があります。
以下は発表された日本公開の開始日と主要上映劇場です。
- 2025/12/26(金)〜 『インター・エイリア』
- 2026/1/23(金)〜 『ウォレン夫人の職業』
- 2026/3/20(金・祝)〜 『フィフス・ステップ』
- 2026年 『ハムレット』(具体的な日付は今後発表予定)
主要上映劇場(発表時点)は次の通りです。
- 東京:TOHOシネマズ 日比谷
- 大阪:大阪ステーションシティシネマ
追加の上映劇場については随時公式サイトにて発表されます。日本版のNTLive予告編も制作されており、予告編にはベネディクト・カンバーバッチが登場するバージョンが完成しています。日本に居ながらにして、イギリスの話題作を映画館で体験できる機会が提供されます。
その他の公開予定タイトルと配給情報
今回発表された新作以外にも、NTLive作品は各地で順次公開中です。カルチャヴィル合同会社が配給を担当しており、地方の上映情報も発表されています。
具体的なスケジュールは次の通りです。
- 川崎市アートセンター:10/4(土), 10/7(火), 10/9(木) 『真面目が肝心』/10/5(日), 10/8(水), 10/10(金) 『博士の異常な愛情』
- 札幌シネマフロンティア&ミッドランドスクエア シネマ:11/28(金)~12/4(木) 『博士の異常な愛情』
配給会社はカルチャヴィル合同会社であり、プレスリリースは同社より2025年9月17日 12時00分に発表されています。公式情報や追加の上映劇場はNTLive日本公式サイト(https://www.ntlive.jp)で案内されています。
まとめ(本記事で触れた情報の整理)
以下の表は、本記事で紹介した2025–2026年日本公開のNTLive作品4本と主要情報、ならびに公開開始日と主要上映劇場を一覧にしたものです。各作品の作・演出・上映時間・主要キャスト・あらすじを含めて整理しています。
作品名 | 日本公開開始日 | 作 / 演出 | 上映時間 | 主な出演 | あらすじ(概要) |
---|---|---|---|---|---|
インター・エイリア | 2025/12/26(金)〜 | 作:スージー・ミラー 演出:ジャスティン・マーティン | 1時間45分(休憩なし) | ロザムンド・パイク、ジェイミー・グローヴァー、ジャスパー・タルボット | 判事としての職務と母親としての役割に重圧がかかるジェシカが、困難にどう向き合うかを描く。 |
ウォレン夫人の職業 | 2026/1/23(金)〜 | 作:バーナード・ショー 演出:ドミニク・クック | 約2時間(未定) | イメルダ・スタウントン、べシー・カーター、ケヴィン・ドイル、ロバート・グレニスター | 若き女性ヴィヴィと、その母の家父長制に基づく財産と代償をめぐる家族の葛藤を描く。 |
フィフス・ステップ | 2026/3/20(金・祝)〜 | 作:デイヴィッド・アイルランド 演出:フィン・デン・ヘルトグ | 約90分(未定) | ジャック・ロウデン、マーティン・フリーマン | アルコール依存からの回復をめぐるプログラムを通じ、2人の男性が築く友情と告白が生む危機を描く。 |
ハムレット | 2026年(具体日程は後日) | 作:ウィリアム・シェイクスピア 演出:ロバート・ヘイスティ | 約180分(未定) | ヒラン・アベイセケラ | 義務と疑念の中で“生きるべきか、死ぬべきか”という根源的な問いに挑む若き王子ハムレットを描く。 |
発表元はカルチャヴィル合同会社(プレスリリース発表日時:2025年9月17日 12時00分)。主要上映劇場は東京のTOHOシネマズ 日比谷、大阪の大阪ステーションシティシネマで、追加上映劇場は公式サイトで随時発表されます。日本版予告編にはベネディクト・カンバーバッチが登場するバージョンが完成している点も併せて案内されています。
本記事で取り上げた作品以外にもNTLiveは各地で順次公開されています。地方上映や追加情報はNTLive日本公式サイト(https://www.ntlive.jp)を参照してください。
参考リンク: