Black petrol新体制の第一歩「TURN」配信開始
ベストカレンダー編集部
2025年9月18日 06:12
新体制初シングル「TURN」配信
開催日:9月17日

京都発の新たな音像表明 — 新体制初シングル「TURN」を配信開始
2025年9月17日20時、The Orchard Japanより、Black Musicを軸に多様なジャンルから影響を受ける音楽集団Black petrol(ブラックペトロール)が、新体制後初となるニューシングル「TURN」をリリースした。配信は同日より主要配信プラットフォームで開始されており、オフィシャル配信リンクは以下の通りである。
シングル「TURN」は2部構成の作品であり、これまでのバンドの歩みと新たな局面を同時に示す作品となっている。楽曲はライブでの展開を念頭に置きつつ、UKシーンのJAZZやエレクトロニックといった要素を独自に解釈したサウンドを基盤として制作されている。

楽曲構成とサウンド
「TURN」は「TURN I」と「TURN II」の二部構成でシームレスに繋がる楽曲構造を採用している。全体を通して生楽器の演奏を活かしつつ、クラブ・フロアに通じるビート感を強く打ち出している点が特徴である。
具体的には、「TURN I」はドラムンベース調のリズムに生ドラムや管楽器などを織り交ぜたソリッドかつ疾走感溢れるトラックで、リリックには結成の地を掲げる「京都から世界へ」という力強いメッセージが乗せられている。一方、「TURN II」はダークなポスト・ダブステップ調にビートがチェンジし、静と動、内省と前進の対比を描く仕上がりだ。
- TURN I:生楽器を組み合わせたドラムンベース調。リリックに「京都から世界へ」というテーマを掲げ、力強さとスピード感を両立。
- TURN II:ポスト・ダブステップ的な暗さと重心の低いビートへの変化を特徴とし、バンドの新たな歩みを見つめる展開。
配信リンク:https://orcd.co/black-petrol_turn

新ビジュアルとロゴ刷新 — アートディレクションと撮影クレジット
今回のシングルリリースに合わせて、Black petrolは新ビジュアルと新ロゴを公開した。スタイリング、ロゴデザイン、全体のアートディレクションはデザイナーのpeter(Daiki Kobayashi)氏が担当し、撮影はフォトグラファーのRyo Matsumoto氏が手掛けている。リリースに伴うビジュアルは、音楽的な転換点とバンドの新体制を視覚的に表現することを目的としている。
ビジュアルやロゴは、楽曲の持つダイナミズムや暗さ、そして京都発のアイデンティティを反映した作りになっている。新たなロゴは今後のアートワークやライブ告知にも順次反映される予定で、視覚面からもバンドの変化を示す重要な要素となる。

制作クレジットの詳細
以下は新ビジュアル制作に関する主要クレジットである。作品と併せてアーティストクレジットを確認することで、制作陣の意図や表現の方向性が読み取れる。
- アートディレクション / ロゴデザイン / スタイリング
- peter(Daiki Kobayashi)
- 撮影
- Ryo Matsumoto
プレスリリース内では、今回使用された画像ファイルがダウンロード可能である旨の案内もされているため、媒体側でのビジュアル使用や確認が容易になっている。
ライブ連動と今週末の公演 — クラブ志向のライブ展開
Black petrolは楽曲制作とライブ展開を密接に連動させるスタンスをとっており、UKのジャズ/エレクトロニックの接点に着目したサウンドをクラブ・フロア寄りに解釈している。新作「TURN」もその方針を踏襲しており、ライブでの表現を意識したアレンジや構成が随所に見られる。
リリースに合わせたライブ活動も予定されており、特に直近の公演としては2025年9月20日(土)にBillboard Live YOKOHAMAで開催される対バン企画『Seaside Premium Cruising @YOKOHAMA Vol.2』への出演が発表されている。対バン相手はSkaai(Band set)で、同日1st/2ndの二部制での公演になる。
公演詳細(Seaside Premium Cruising @YOKOHAMA)
開催日時と会場、ステージ時間は以下の通りである。ライブの時間構成は明確に示されているため、制作側と観客側でのスケジュール確認が容易である。
- 日時:2025年9月20日(土)
- 1st stage:open 15:30 / start 16:30
- 2nd stage:open 19:00 / start 20:00
- 場所:Billboard Live YOKOHAMA
- 対バン:Skaai(Band set)× Black petrol
イベントの概要リンクはプレスリリースに案内があり、詳細ページで公演情報の確認が可能である。
バンドの略歴と現在の活動状況、まとめ
Black petrolは京都で結成されたバンドで、大学在学中に多ジャンルに精通したメンバーらにより結成された「ナードでハード」な音楽集団である。過去の出演歴としては、SUMMER SONIC 2023、FUJI ROCK FESTIVAL’24、および2025年5月に北京で開催された中国最大級のフェスSTRAWBERRY MUSIC FESTIVAL 2025への出演が記録されている。2025年1月にはこれまでとこれからを表現したEP『Insomniac Reveries』をリリースしている。
現在は新体制後の新作を鋭意制作中であり、「TURN」はその転換点を示す第一歩と位置づけられている。配信リリース、ビジュアル刷新、そしてライブ活動が一連の流れとして連動している点が、今回の動きの特徴である。
以下に、本記事で触れた主要情報を表で整理する。
項目 | 内容 |
---|---|
リリース日 | 2025年9月17日(配信開始 20:00) |
作品名 | TURN(TURN I / TURN II の2部構成) |
配信リンク | https://orcd.co/black-petrol_turn |
主要サウンド | ドラムンベース調(生楽器活用)→ ポスト・ダブステップ的ビートチェンジ |
ビジュアル / ロゴ | アートディレクション・ロゴデザイン・スタイリング:peter(Daiki Kobayashi) / 撮影:Ryo Matsumoto |
直近ライブ | 2025年9月20日(土)Billboard Live YOKOHAMA 『Seaside Premium Cruising @YOKOHAMA Vol.2』 1st open15:30 start16:30 / 2nd open19:00 start20:00(対バン:Skaai) |
過去の主な出演 | SUMMER SONIC 2023 / FUJI ROCK FESTIVAL’24 / STRAWBERRY MUSIC FESTIVAL 2025(北京) |
直近リリース | EP『Insomniac Reveries』(2025年1月) |
SNS |
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本稿では、Black petrolの新体制初シングル「TURN」に関する配信情報、楽曲の構成と音像、ビジュアル制作陣のクレジット、そして直近のライブスケジュールとバンドの略歴を網羅的に整理した。音楽的な方向性はクラブ寄りのビート感と生楽器の併用に特徴があり、リリースとライブを通じてその表現が展開される点が今回の重要なポイントである。
参考リンク: