10月17日開幕 ジーンシアタースタジアム観客参加上映

ジーンシアタースタジアム始動

開催期間:10月17日〜10月23日

ジーンシアタースタジアム始動
上映はいつからどこでやるの?
初回は2025年10月17日〜23日、キネカ大森シアター3(39席)で1週間上映。DCP上映(制作:合同会社ユメキラメク)で、初日からトーク登壇があり、動員や観客評価次第でシアター2(68席)へ拡大する可能性があります。
投票ってどうやるの?
鑑賞後に観客が評価を入力し、上映期間中に集計します。最終日(10月23日)に投票結果を発表し、スコアや動員を基に対象作品のシアター2へのステップアップ可否を決定します。初日から3日間は登壇者とのQ&Aも行われます。

映画を「育てる」配給プロジェクトがキネカ大森で始動

「観客参加型」「推しの発掘」「短編映画」という3つのキーワードを掲げた新配給プロジェクトジーンシアタースタジアムが、2025年10月17日よりキネカ大森にて始動します。運営主体はジーンハート株式会社で、同社は短編映画専門サブスクリプションサービスGeneTheaterやミニシアター・インディーズ映画情報サイト日本映画オンラインの運営に加え、配給事業も行っています。

プレスリリースは2025年9月18日10時00分に発表されました。本プロジェクトは、インディーズ短編映画を定期的に劇場公開することで、鑑賞体験そのものを拡張し、観客の評価によって上映規模を拡大するという独自の仕組みを導入します。上映初期はキネカ大森 シアター3の39席で1週間の興行を行い、観客動員数や評価に応じてシアター2の68席へとステップアップする可能性があります。

「映画は観るだけじゃない。育てる時代へ!」新配給プロジェクト“ジーンシアタースタジアム”始動 画像 2

開始日時と会場の基本情報

ジーンシアタースタジアムの初回上映は10月17日から10月23日までの1週間、会場はキネカ大森シアター3(39席)です。DCPによる本格的な映画館上映が行われ、DCP制作は合同会社ユメキラメクが担当します。

キネカ大森の所在地・連絡先は次の通りです。〒140-0013 東京都品川区南大井6-27-25 西友大森店5F。Tel : 03-3762-6000。Mail : theatre_oomori@ttcg.jp。詳細は劇場公式ページにて確認できます。

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観客参加型の興行設計と運営体制

ジーンシアタースタジアムは単に短編を上映するだけでなく、観客が作品の評価を入力し、その結果により上映スケールが決定されるという仕組みを採用します。上映の初日から3日間は日替わりで監督や出演者が登壇し、上映後にトークショーを実施します。観客からの質問を受け付け、創作や演技について直接やり取りが行われます。

観客評価は上映期間中に集計され、最終日の10月23日に投票結果を発表します。投票結果次第で対象作品はより多くの座席を有するシアター2での上映へと進出する可能性があり、観客の声が次の機会を左右する「映画を育てる」メカニズムです。

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トークショーと進行

トークショーの進行はジーンシアター代表の井村哲郎氏とジーンシアターアンバサダーの下京慶子さんが担当します。初日から3日間および最終日の上映後には関係者登壇の機会が設けられ、観客との質疑応答が行われます。

この取り組みは、監督や出演者の人柄や創作の背景を観客が直接知ることで、単なる鑑賞から応援・発掘へと行為が転換することを目指しています。具体的には観客が「推し」を決め、評価を通じて次のステージへ押し上げることが期待されています。

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上映作品と技術フォーマットの詳細

第1回の上映プログラムは短編3作品を1セットとし、未配信の最新作やインディーズ短編の名作を中心にラインナップしています。上映形式はDCP(Digital Cinema Package)です。DCP制作は合同会社ユメキラメクが担当します。

第1回上映作品の情報は以下の通りです。各作品は作品の出自、制作年、フォーマットや上映時間などの技術情報、主要クレジットを含めて紹介します。

『ささくれ』
受賞歴: 札幌国際短編映画祭2023 国内最優秀作品賞、岩槻映画祭2023 グランプリ、kisssh-kissssssh映画祭2023 最優秀主演賞など多数の映画祭にノミネートされています。
クレジット: プロデューサー・脚本 里内伽奈、監督・脚本 大金康平、出演 里内伽奈、秋本奈緒美、星ようこ、板尾創路。
技術情報: 2022年|日本|カラー|アメリカンビスタサイズ|5.1ch|30分。
『夢と進路』
上映履歴: 第21回大阪アジアン映画祭でワールドプレミア上映。
クレジット: 監督・脚本 前田聖来、出演 日高七海、齊藤広大、坂槇莉緒。
技術情報: 2025年|日本|カラー|ユーロビスタサイズ(1.66:1)|ステレオ|20分。
『79。』
クレジット: 監督・脚本 石川雄一朗、出演 清水元太、実倉萌笑、蛭子笑在、鈴木麻衣花。
技術情報: 2024年|日本|カラー|アメリカンビスタサイズ|ステレオ|19分。

上映期間中は上記3作品を連日3本立てで上映します。日程とイベント内容は明確に定められており、観客は各回の上映後にトークや投票に参加できます。

上映スケジュールは次のとおりです。10月17日(金)3作品上映 上映後トークショー、10月18日(土)3作品上映 上映後トークショー、10月19日(日)3作品上映 上映後トークショー、10月20日(月)3作品上映、10月21日(火)3作品上映、10月22日(水)3作品上映、10月23日(木)3作品上映 上映後トークショー 投票結果発表。これらの各日程におけるトークショーは、初日から3日間と最終日に実施されます。

ジーンハート株式会社の事業基盤と今回の位置づけ

ジーンハート株式会社の本社は東京都新宿区新宿2丁目12番13号 新宿アントレサロンビル2F、代表取締役社長は井村哲郎氏、設立は2020年9月です。ビジョンは「映像とVRで世の中を、もっともっと面白くする」と掲げ、映像事業とVR事業を二本柱に事業を展開しています。

主な事業は次のとおりです。映像事業では動画配信サイトGeneTheater、情報発信サイト日本映画オンラインの運営、映画配給、映画製作、映像制作を行い、VR事業ではコンサルティングやプロデュース、VR・ARプロダクトの制作を手がけています。GeneTheaterのURLは https://genetheater.jp/、会社の公式サイトは https://geneheart.com/ です。

プロジェクトの意義と期待される効果

ジーンシアタースタジアムは、短編映画を「劇場」という空間で体系的に見せることで、短編映画文化の裾野を広げることを狙いとしています。インディーズ映画の作り手や出演者にとっては、観客の直接の評価が新たな機会につながる可能性がある点が重要です。実際にGeneTheaterで配信されている監督たちが長編で劇場公開に至る事例が2025年に複数生まれているとプレスリリースで言及されています。

観客側にとっては、単なる「鑑賞」から、創作者と直接つながり、推しを見つけ出し、評価によって作品の次の展開に関与することが可能になるため、参加型の映画文化の育成が期待されます。短編という形式の特性を生かし、短いながらも強い印象を残す作品との出会いを提供します。

まとめと要点整理

以下の表は、本記事で取り上げたジーンシアタースタジアムに関する主要項目を整理したものです。プロジェクトの実施期間、会場、上映方式、登壇や投票の仕組み、第1回の上映作品、運営会社情報などを網羅しています。

項目 内容
プロジェクト名 ジーンシアタースタジアム
開始日 2025年10月17日(上映期間 10月17日〜10月23日)
会場 キネカ大森 シアター3(39席) 〒140-0013 東京都品川区南大井6-27-25 西友大森店5F
上映形式 DCP(Digital Cinema Package) DCP制作 合同会社ユメキラメク
運営会社 ジーンハート株式会社(本社 新宿区新宿2丁目12番13号 新宿アントレサロンビル2F)代表取締役社長 井村哲郎 設立 2020年9月
プログラム インディーズ短編映画3作品を1プログラムとして上映(第1回: 『ささくれ』『夢と進路』『79。』)
トークショー 初日から3日間および最終日に監督・出演者が登壇。進行は井村哲郎と下京慶子
観客参加 鑑賞後に観客評価を入力。評価によりシアター2(68席)での上映へステップアップ可能。投票結果は10月23日に発表
第1回上映作品の主な情報 『ささくれ』2022年 30分/5.1ch、『夢と進路』2025年 20分/ステレオ、『79。』2024年 19分/ステレオ
関連URL 劇場ページ https://ttcg.jp/cineka_omori/、GeneTheater https://genetheater.jp/、ジーンハート https://geneheart.com/、ユメキラメク https://yume.kirameku.co.jp/

以上がジーンシアタースタジアムの主要情報の整理です。本プロジェクトは短編映画の上映機会拡大と観客参加を通じた作品育成を目指し、劇場上映と観客投票、関係者との対話を軸に運営されます。上映期間中のスケジュールやトークショーの登壇情報、投票方法などの詳細は、運営側の案内に従って確認することができます。