DJI Mini 5 Pro発売 1インチCMOSで夜景撮影が進化
ベストカレンダー編集部
2025年9月18日 12:13
Mini5Pro国内発売
開催日:9月17日

DJI Mini 5 Proが示したMiniシリーズの“上位化”──システムファイブが国内正規販売を開始
株式会社システムファイブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小川行洋)は、DJIが2025年9月17日に発表した小型ドローン『DJI Mini 5 Pro』を、同日付けでDJI正規販売代理店として販売開始しました。発表日時は2025年9月17日(水)で、システムファイブは当店限定の複数のキャンペーンを同時に展開しています。
今回登場したMini 5 Proは、前モデル『DJI Mini 4 Pro』から約2年ぶりの刷新で、カメラ性能と機体性能の双方でMiniシリーズ史上最高スペックを掲げています。特に1インチ大型CMOSセンサーの搭載、42GBの内蔵ストレージ、前方LiDARの追加など、小型機の枠を超える進化が注目点です。

発表と販売の基本情報
システムファイブからのリリース時刻は2025年9月17日21時02分。製品は同日よりシステムファイブのオンラインショップおよび店舗で注文可能となっています。ショールームでは実機の展示も行われ、東京都半蔵門のPROGEAR半蔵門ショールームにて予約不要で参観できます。
販売ページおよびリリース詳細はシステムファイブの公式サイトで確認できます(製品情報ページ:https://info.system5.jp/whatsnew/archives/135922)。システムファイブはDJIの国内正規一次販売代理店として、コンシューマー機から産業機まで幅広く取り扱っています。

1インチCMOSと映像性能:小型ながらプロ仕様の画作り
Mini 5 Proが最も訴求するポイントの一つが、50MPの1インチCMOSセンサー搭載です。絞りはf/1.8に対応し、最大14ストップのダイナミックレンジを実現。4K/60pのHDR撮影にも対応し、夕景や夜景などの低照度条件でもディテールを保持した撮影が可能です。
サイズはコンパクトながら、センサー拡大により暗所でのノイズ耐性が大幅に向上。DJIのハンドヘルド機『Osmo Pocket 3』と同等のセンサーサイズを採用している点が示すように、『空飛ぶOsmo Pocket 3』と表現できる性能向上が図られています。比較写真では、Mini 5 Proで撮影した画像が壁の模様まで判別できるほど鮮明です。

主なカメラ仕様と動画フォーマット
カメラはFOV84°、35mm判換算24mm相当、フォーカスは0.5m〜∞。撮影フォーマットはH.264/H.265に対応し、4Kは3840×2160で最大120fps(該当フレームはスローモーション再生)までの録画が可能です。ただし、スローモーション撮影や4Kの一部高フレームレート撮影はH.265エンコーディング限定の対応となっています。
項目 | DJI Mini 5 Pro | DJI Mini 4 Pro |
---|---|---|
イメージセンサー | 1インチCMOS 有効画素数50MP | 1/1.3インチCMOS 有効画素数48MP |
レンズ | FOV:84° / 焦点距離:24mm相当 / 絞り:f/1.8 / フォーカス:0.5m〜∞ | FOV: 82.1° / 焦点距離:24mm相当 / 絞り:f/1.7 / フォーカス:1m〜∞ |
デジタルズーム | 12MP写真:1〜3倍、4K:1〜3倍、FHD:1〜4倍 | 12MP写真:1〜2倍、4K:1〜3倍、FHD:1〜4倍 |
動画 | H.264/H.265、4K@最大120*fps、FHD@最大240*fps | H.264/H.265、4K@最大100*fps、FHD@最大200*fps |
カラーモード | ノーマル(FHD): 8-bit 4:2:0(H.264)、ノーマル(FHD/4K):10-bit 4:2:0(H.265)、HLG/D-Log M:10-bit 4:2:0(H.265) | ノーマル:8-bit 4:2:0(H.264/H.265)、HLG/D-Log M:10-bit 4:2:0(H.265) |
ジンバル | チルト:-90°〜55°、ロール:-180°〜45°(回転ジンバル機能あり) | チルト:-90°〜60°、ロール:-90°または0° |
内部ストレージ | 42GB | 2GB |
※録画フレームレート表記の『*』はスローモーション再生向けのフレーム数を指します。該当設定はH.265エンコーディングのみ対応する場合があります。

機体安全性と運用面の改善点
Mini 5 Proでは前方LiDARの新搭載により、暗所での障害物検知能力が大幅に向上しました。従来の全方位ビジョンセンサーに加え、底部のデュアルビジョンセンサーや3D赤外線センサーと組み合わせることで、夜間や低照度環境下でも安全なフライトが可能となっています。
特に全方位障害物検知はMini 4 Proの15ルクス以上の明るさ要件から、Mini 5 Proではわずか1ルクスから対応になりました。RTH(自動帰還)時に高層ビルを回避するなどの機能強化も図られており、夜景の空撮での運用の安心感が向上しています。

運用性向上の具体的な改良
- 内蔵ストレージ42GB:電源を入れずに本体からデータ転送が可能。Wi-Fi 6で最大100MB/sの無線転送、また有線接続時はPCにUSBで接続するだけで外部ストレージとして認識。
- クイックリリース式プロペラ:従来のネジ固定から変更され、工具不要での交換が可能。
- 進化したジンバルプロテクター:プロペラまで覆う設計で収納時の保護性能が向上。
- 回転ジンバル:フラグシップ機Mavic 4 Proから引き継いだ回転ジンバル機能により、クレーンショットやスピンショット、縦向き撮影が可能。
これらの改良は撮影時の利便性だけでなく、移動時や保管時の安心感にも直結します。特に内蔵ストレージの大容量化とワイヤレス/有線での高速転送は、撮影後のワークフローを短縮します。

バッテリー性能と測定条件、ショールーム・販売価格・キャンペーン
バッテリー面でも大きな進化が見られます。標準のインテリジェントフライトバッテリーでの公称飛行時間は36分、インテリジェントフライトバッテリーPlusでは52分に達します。これはMini 4 Proの30分/39分(同条件比較)からの改善です。
なお、表記されている飛行時間は以下の測定条件に基づく参考値であり、環境や使用状況、ファームウェアによって結果は異なることが明示されています。
- [1]インテリジェントフライトバッテリー(36分)測定条件
- 機体の障害物回避アクションを[停止]に設定し、写真モードで、低電圧による強制着陸が発生するまで無風状態の海抜0mの高度を定速21.6km/hで前方に飛行させて測定した値です。データはあくまで参考用です。飛行中はアプリに表示されるリマインダーに常に注意を払ってください。
- [2]インテリジェントフライトバッテリーPlus(52分)測定条件
- 機体の障害物回避アクションを[停止]に設定し、写真モードで、低電圧による強制着陸が発生するまで無風状態の海抜0mの高度を定速25.2km/hで前方に飛行させて測定した値です。データはあくまで参考用です。飛行中はアプリに表示されるリマインダーに常に注意を払ってください。
- ※実験室ホバリング測定について
- 風のない実験室環境において、海抜20mの高度でホバリングし、写真モード(飛行中の撮影操作なし)で、機体の障害物回避アクションを[停止]に設定し、バッテリー残量が0%となり強制着陸が発生するまで測定した値です。データはあくまで参考用であり、環境、実際の使用状況、ファームウェアのバージョンによって結果は異なる場合があります。飛行中はアプリに表示されるリマインダーに常に注意してください。

販売価格とラインナップ
システムファイブでの販売価格は以下の通りです。価格は税込表示です。
製品名 | 付属コントローラー | 販売価格(税込) |
---|---|---|
DJI Mini 5 Pro | DJI RC-N3付属 | 106,700円 |
DJI Mini 5 Pro Fly Moreコンボ | DJI RC-N3付属 | 128,700円 |
DJI Mini 5 Pro Fly Moreコンボ | DJI RC 2付属 | 150,480円 |
DJI Mini 5 Pro Fly Moreコンボ Plus | DJI RC 2付属(インテリジェントフライトバッテリーPlus付属) | 158,180円 |
商品の注文や詳細はシステムファイブのオンラインショップで確認できます。ショールームの所在地や展示情報はPROGEAR半蔵門のページに掲載されています(https://www.system5.jp/pages/progear)。

システムファイブ限定キャンペーン(実施期間と条件)
システムファイブは新製品発売を記念して複数の限定キャンペーンを実施します。対象期間や条件は明確に定められているため、購入前に確認することが推奨されます。
- レビューキャンペーンでポイントUP:対象期間中(注文受付は2025年12月17日23時59分まで)に対象製品を購入し、商品出荷後14日以内に条件に沿ったレビューを投稿すると、採用時に次回購入で使える最大5,000ポイント(5,000円相当)を付与。
- 下取りクーポンプレゼント:DJI製ドローンの中古買取査定を申し込むと、新製品DJI Mini 5 Proを割引で購入できるクーポンを全員にプレゼント。さらに買取価格は通常より15%アップ。査定申込み受付は2025年10月17日(金)18:00査定申し込み分まで、クーポン有効期限は2025年11月17日(月)23:59まで。
- 飛行申請割引キャンペーン:2025年11月17日(月)まで、システムファイブ限定で『飛行申請(全国包括申請)』の割引を実施。詳細は商品同梱のフライヤーを参照。
対象製品にはDJI Mini 5 Proの各バリエーション(RC-N3付属、RC 2付属、Fly More各種)が含まれます。キャンペーンの詳細ページへのリンクは製品ページで案内されています。

まとめと主要ポイントの整理
本稿では、システムファイブが2025年9月17日に販売開始したDJI Mini 5 Proの技術的な特長、運用面の改良、販売情報、キャンペーン内容、並びにシステムファイブの販売体制について網羅的に紹介しました。Miniシリーズで初めての1インチセンサー搭載、42GBの内蔵ストレージ、前方LiDARの追加、回転ジンバルやクイックリリース式プロペラといった具体的な改良点を確認できます。
項目 | 要点 |
---|---|
発表・販売開始 | 2025年9月17日発表・同日よりシステムファイブで販売開始(リリース時刻:21:02) |
主要スペック | 1インチCMOS(50MP)、f/1.8、42GB内蔵、前方LiDAR、回転ジンバル、Wi-Fi6対応、クイックリリースプロペラ |
動画・色域 | H.264/H.265対応、4K最大3840×2160@120fps*、HLG/D-Log M対応(10-bit H.265) |
障害物検知 | 全方位障害物検知(前方LiDAR追加)で1ルクスから検知可能に改善 |
バッテリー | インテリジェントフライトバッテリー:36分、公称。インテリジェントフライトバッテリーPlus:52分(いずれも測定条件は参考値) |
価格(システムファイブ) | DJI Mini 5 Pro(RC-N3付属):106,700円、Fly Moreコンボ(RC-N3):128,700円、Fly More(RC 2):150,480円、Fly More Plus(RC 2、Plus付属):158,180円 |
キャンペーン | レビューで最大5,000ポイント付与(注文受付:〜2025/12/17)、下取りクーポン&買取価格15%アップ(査定受付:〜2025/10/17)、飛行申請割引(〜2025/11/17) |
ショールーム | PROGEAR半蔵門ショールーム(東京都半蔵門)に展示。予約不要(https://www.system5.jp/pages/progear) |
販売元 | 株式会社システムファイブ(本社:〒102-0093 東京都千代田区平河町1-2-10 平河町第一生命ビル1階、代表取締役社長 小川行洋) |
関連リンク | 製品情報ページ:https://info.system5.jp/whatsnew/archives/135922 / 公式サイト:https://www.system5.jp/ |
本稿はリリース内容を基に事実を整理してお伝えしています。購入や展示の訪問、キャンペーン参加を検討する場合は、システムファイブの公式ページに掲載された最新情報と各キャンペーンの詳細条件を必ず確認してください。
参考リンク: