10月1日開業 八芳園の会員制CLUB FLOORで特別挙式
ベストカレンダー編集部
2025年9月18日 14:42
会員制CLUB FLOOR開業
開催日:10月1日

八芳園のリブランディングが生んだ会員制フロア「CLUB FLOOR」—歴史と美意識の継承と創造
総合プロデュース企業・株式会社八芳園(代表取締役社長:井上義則)は、2025年10月1日のグランドオープンに合わせ、本館5・6階に会員制フロア「CLUB FLOOR」を新設します。リブランディングは「日本の、美意識の凝縮」をコンセプトに掲げ、テーマを「継承と創造」として進められてきました。これに伴う休館期間は半年を超え、さらに7か月間の改修を経ての再出発となります(プレスリリース公表日:2025年9月18日)。
八芳園は江戸時代より続く広大な日本庭園を背景に、1943年の創業から80年以上にわたり婚礼・宴会事業、MICE事業、地域プロモーションなど多角的に展開してきました。今回の「CLUB FLOOR」設置は、従来のブライダル事業を「生涯式場」としてのライフイベントプロデュースへアップデートする一環であり、庭園と歴史に育まれた日本の美意識とおもてなしを守りつつ、多様化する価値観に応えるための具体的な取り組みと位置づけられます。

CLUB HAPPO-EN会員限定のラグジュアリー空間
「CLUB FLOOR」は八芳園初の会員制サービス「CLUB HAPPO-EN」会員のみが利用可能な専用フロアです。5階・6階からは広大な日本庭園を一望でき、バンケット・スタジオ・ラウンジ・バーの4つの機能を兼ね備えた空間設計により、日常から切り離された上質な時間を提供します。
会員限定という性質により、各所にブライズルームや専用クローク、専用ロビーが設けられ、来賓や親族を含めたゲストとともに貸切で過ごすことが可能です。こうした環境が、挙式や披露宴をより私的でラグジュアリーなものにするための基盤となります。
- コンセプト
- 「日本の、美意識の凝縮」/テーマ「継承と創造」
- 対象
- CLUB HAPPO-EN会員限定(本館5・6階)
- グランドオープン
- 2025年10月1日
- 休館・改修期間
- 半年を超える休館および7か月の改修

「by HAPPO-EN」—指名制の専属チームが創る、1日1組限定の特別な結婚式
「CLUB FLOOR」で提供される結婚式のコンセプトは「by HAPPO-EN」です。特徴はおふたりの指名により編成される専属チームによるプロデュースであり、八芳園内外から各ジャンルのプロフェッショナルが集結して1日1組のみを担当します。これにより、おふたりの世界観と八芳園の美意識を融合させた唯一無二の一日を実現します。
専属チームはプランナー、料理、装花、演出、衣裳など各分野の専門家が連携して構成され、挙式から披露宴、アフターパーティに至るまで一貫した演出を行います。おふたりの想いに寄り添いながら、形式にとらわれない自由度の高いプランニングが可能です。

構成と専用設備が支える貸切の体験
同フロアにはブライズルームや専用クローク、専用ロビーを備え、大切なゲストとともに貸切の非日常的な時間を過ごせます。小規模で厳かな家族挙式から、大勢のゲストを迎える華やかな披露宴まで、多彩なスタイルに対応します。
1日1組限定という運用により、時間や動線、空間構成に余裕が生まれ、入場や演出、ゲストの滞在感にまできめ細かく配慮できます。フロア全体を使った専用の動線設計により、ゲストの導線やプライバシー管理も可能になります。
- 運用形態:1日1組限定
- プロデュース方式:おふたりの指名による専属チーム編成(八芳園内外のプロが参加)
- 専用設備:ブライズルーム、専用クローク、専用ロビー、ラウンジ、バーなど
ファッション面の注目:TOMO KOIZUMI×KOTOHOGIによるドレスコラボレーション
「CLUB FLOOR」の誕生に際して、世界的ファッションブランド「TOMO KOIZUMI」のデザイナーである小泉智貴氏と、八芳園が今年3月に開設した衣裳室ブランド「The Bridal Boutique KOTOHOGI by HAPPO-EN(以下:KOTOHOGI)」がコラボレーションし、「CLUB FLOOR」をイメージした新作ドレスを発表します。
今回のコラボレーションでは、2つの会場「STUDIO KOKU」「HALL HAKU」をそれぞれイメージした新作ドレスを2着展開する予定です。小泉氏の日本独自の感性と鮮烈な色彩表現が、八芳園の婚礼文化と日本の美意識と融合し、新たなドレス表現を生み出します。
ドレス展開の概要と利用条件
発表内容には次の2種類の展開が含まれます。1つは「CLUB FLOOR」をイメージした新作ドレス2着で、こちらはKOTOHOGIにて取り扱い予定です。注記として、この2着は「CLUB FLOOR」に限らず、八芳園で挙式されるすべてのお客様が着用可能である旨が示されています(※1)。
もう1つは、TOMO KOIZUMIブランドとして初のウエディングドレスコレクションのドレスレンタル開始です。こちらは特別な条件が設けられており、〈CLUB FLOORにて挙式される方限定〉で着用いただけるコレクションとして提供されます(※2)。いずれのドレス詳細も後日発表予定です。
- (※1)
- 「CLUB FLOOR」をイメージした2着はKOTOHOGIで取り扱い。CLUB FLOOR以外での八芳園挙式でも着用可(ドレス詳細は後日発表)。
- (※2)
- TOMO KOIZUMIブランド初のウエディングドレスコレクションのレンタルは、CLUB FLOORで挙式される方のみ着用可(ドレス詳細は後日発表)。
デザイナー 小泉智貴氏の経歴(要約)
小泉智貴氏は1988年千葉県生まれ。15歳で独学によりドレス制作を始め、2011年に自身のブランド「TOMO KOIZUMI」を設立しました。大胆なフリルと鮮やかな色彩を特徴とし、コンサートや広告の衣装を手がけるほか、2019年にニューヨーク・コレクションにデビューしています。
主な実績として、2021年の東京2020大会開会式でMISIAの衣装を担当したことや、作品がメトロポリタン美術館をはじめ世界の美術館に収蔵されている点が挙げられます。国際的アーティストからの支持やLVMHプライズ2020、毎日ファッション大賞など受賞歴も多数あります。
STUDIO KOKU/HALL HAKU の詳細と八芳園のビジョン、まとめ
CLUB FLOOR内には特徴ある2つの主要会場が用意されています。5階の「STUDIO KOKU」は壮大な映像演出が可能なスタジオ空間、6階の「HALL HAKU」は庭園を一望する最上階の格式あるホールです。両会場とも隣接するラウンジやバーを利用して、挙式からアフターパーティまで多様な演出が可能です。
八芳園は約400年の庭園の歴史と80余年の企業としての歩みを背景に、婚礼や文化交流の場として機能してきました。婚姻数の減少や価値観の多様化が進む中、今回のリニューアルは婚礼の文化的再定義を目指し、2043年の100周年に向けて日本の美意識を継承しつつ世界へ発信する基盤作りと位置づけられています。
会場別の具体的スペック
以下に「STUDIO KOKU」「HALL HAKU」の主要スペックを記載します。収容人数・面積・天井高などは、実際の利用シーンに応じたレイアウト変更にも対応します。
会場 | 付帯スペース | 面積 | 収容人数 | 天井高 / 特長 |
---|---|---|---|---|
STUDIO KOKU(5階) | LOUNGE KOKU(85㎡) | 会場:562㎡ | スクール 140名、シアター 322名(サイドテーブル付き 189名) | 天井高 3.1m。全長約20m・高さ7mの壮大なLEDウォールを備え、ダイナミックな映像演出が可能 |
HALL HAKU(6階) | BAR HAKU(約73㎡) | 会場:約520㎡ | 着席(円卓)256名、立食 300名 | 天井高 3.0m。庭園を一望する洗練された空間で柔軟なレイアウトが可能 |
八芳園の長期ビジョンと役割
八芳園は婚礼に限らず、国際会議や文化交流の舞台として「人と人、文化と文化を結ぶ場」という使命を果たしてきました。今回の取り組みは婚礼事業の深化を図り、「生涯式場」としての価値提供を強化するものです。
2043年の100周年に向けて、日本の美意識と文化を次世代に継承し、国内外へ発信するための基盤構築を目指しており、CLUB FLOORの導入はその一端を担う施策と位置づけられます。詳細や最新情報は八芳園公式サイトにて案内されます(https://www.happo-en.com/)。
この記事の内容を整理した一覧表
以下の表は、本稿で紹介したCLUB FLOORに関する主要情報を整理したものです。各項目はプレスリリース(発表日:2025年9月18日)に基づき記載しています。
項目 | 内容 |
---|---|
発表会社 | 株式会社八芳園(代表取締役社長:井上義則) |
プレスリリース日 | 2025年9月18日 12:00 |
グランドオープン日 | 2025年10月1日 |
新設フロア | CLUB FLOOR(本館5・6階)—会員制(CLUB HAPPO-EN会員限定) |
提供サービス | 1日1組限定の結婚式プラン「by HAPPO-EN」(指名制の専属チームによるプロデュース) |
専用設備 | ブライズルーム、専用クローク、専用ロビー、ラウンジ、バーなど |
会場(5階) | STUDIO KOKU:会場562㎡、ラウンジ85㎡、スクール140名、シアター322名(189名:サイドテーブル付)、LEDウォール(全長約20m・高さ7m) |
会場(6階) | HALL HAKU:会場約520㎡、BAR約73㎡、着席(円卓)256名、立食300名 |
ドレスコラボ | TOMO KOIZUMI(デザイナー:小泉智貴)×The Bridal Boutique KOTOHOGI by HAPPO-ENによる新作ドレス2着(STUDIO KOKU/HALL HAKUをイメージ)、およびTOMO KOIZUMI初のウエディングドレスコレクションのレンタル開始(CLUB FLOORで挙式する方限定) |
ドレス利用に関する注記 | (※1)新作2着はKOTOHOGIでの取り扱いで、八芳園で挙式するすべてのお客様が着用可。詳細は後日発表。(※2)TOMO KOIZUMIのウエディングコレクションはCLUB FLOOR挙式の方限定。詳細は後日発表。 |
歴史・ビジョン | 約400年の庭園と80余年の企業史を背景に、婚礼文化の再定義と「生涯式場」への転換を目指す。2043年の100周年に向けた基盤構築。 |
関連URL | 八芳園:https://www.happo-en.com/ / 八芳園プレスリリース一覧:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/19559 |
本稿では、八芳園が進めるリブランディングと、新たに会員制で提供されるCLUB FLOORにおける結婚式プログラム「by HAPPO-EN」、およびTOMO KOIZUMIとKOTOHOGIによるドレスコラボレーションの要点を網羅して整理しました。各種詳細やドレスの具体的な仕様、予約方法等については今後の正式発表および八芳園公式情報の更新を参照ください。