9月23日開催|EXPO2025でネイチャーポジティブ議論
ベストカレンダー編集部
2025年9月18日 16:59
ネイチャーポジティブ・バトン
開催日:9月23日

ネイチャーポジティブの潮流とMRIが描くバトン
株式会社三菱総合研究所(代表取締役社長:籔田健二、以下 MRI)は、2025年9月23日に大阪・関西万博 EXPO2025会場で共創企画「Nature Positive Baton」を開催します。本記事では、同企画の背景、狙い、当日のプログラムや参加方法、関係機関の役割などを整理して紹介します。
この取り組みは、2022年12月のCOP15で国際目標として位置付けられた「ネイチャーポジティブ(自然再興)」を受け、2030年に向けて自然の回復軌道を作るためのレガシーを議論することを目的としています。MRIはEXPO2025の「EXPO共創事業」への協賛の一環として、本企画を実施し、GREEN×EXPO2027へとバトンを繋ぐ構想を示しています。

背景と目的の具体的な位置づけ
本企画は、EXPO2025のテーマウィーク「地球の未来と生物多様性」(開催期間:2025年9月17日~9月28日)に合わせて実施されます。産官の垣根を越えた対話の場を提供し、万博の場からレガシーに関する合意形成と情報発信を行うことが狙いです。
MRIは、EXPO2025の「EXPO共創事業」に協賛し、万博閉幕後に残る地域や産業、仕組みなど、さまざまなレガシーの可能性を追求してきました。今回の「Nature Positive Baton」は、関西・EXPO2025の取り組みを起点に、GREEN×EXPO2027で軌道に乗せることを視野に入れた具体的な行動提案の検討を目的としています。
当日の構成:関西と横浜を繋ぐ議論の流れ
イベントは14:00開始、18:15終了(予定)で、開会挨拶から講演、パネルディスカッション、閉会挨拶・ネットワーキングまでを含む半日プログラムです。会場は「TEAM EXPOパビリオン」フューチャーライフヴィレッジ内(西ゲート奥)で行われます。
参加は自由入場・予約不要ですが、万博入場チケットが必要です。自然に関心のある方や関西のまちづくり、GREEN×EXPO2027に関心のある方など、広く参加を歓迎する形式となっています。当日の様子はMRIのnote「その知と歩もう。」で発信される予定です。
タイムテーブルと登壇予定者
以下は当日のプログラム詳細です。時間・登壇者は予定として示されています。
時間 | 内容 | 登壇者(予定) |
---|---|---|
14:00~14:25 | 開会挨拶・企画コンセプト紹介 | MRI、株式会社バイオーム |
14:25~15:10 | 第1部:関西の取組みからレガシーの機運を広げる | 大阪府 環境農林水産部 みどり推進室 みどり企画課/阪急阪神不動産株式会社 開発事業本部 都市マネジメント事業部/株式会社大林組 大阪本店 夢洲まちづくり推進室 |
15:10~15:25 | 休憩 | — |
15:25~16:25 | 第2部:関西の取組みのレガシーを横浜に繋ぐ | 公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会/横浜市 脱炭素・GREEN×EXPO推進局 GREEN×EXPO推進部/国土交通省 都市局 参事官(国際園芸博覧会担当)付/農林水産省 農産局 園芸作物課 花き産業・施設園芸振興室 |
16:25~16:40 | 休憩 | — |
16:40~17:40 | パネルディスカッション | 第1部・第2部の講演者、MRI、株式会社バイオーム |
17:40~18:15 | 閉会挨拶・ネットワーキング | — |
第1部は関西とEXPO2025関係者が中心に、関西地域での施策や事例を通じてレガシー創出の機運をどう広げるかを議論します。第2部はGREEN×EXPO2027側の関係者が、関西の取り組みを横浜でどう活かすか、制度面・運営面・技術面からの連携を示すことが想定されています。
関係者の役割とEXPO共創事業としての位置づけ
本企画には行政、自治体、民間事業者、専門機関など多様な登壇者が予定されています。関西側の自治体や民間企業は地域での実践を示し、GREEN×EXPO2027側はその実践を次の国際園芸博へ引き継ぐ枠組みの議論を担います。
MRIはEXPO2025の「EXPO共創事業」に協賛しており、本企画はその一環です。EXPO共創事業は、社会課題解決に向けて多様な参加者が主体となる取組みを支援するもので、万博終了後の地域や産業、仕組みのレガシー創出を目的としています。
注記(本企画に関する説明)
- ※1:TEAM EXPO 2025 プログラム
- EXPO2025の理念である「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGs達成に貢献するための多様な主体の参加を促すプログラムです。
- ※2:MRIの協賛の位置づけ
- MRIはEXPO共創事業に協賛し、万博閉幕後の地域や産業、仕組みなど多様なレガシーの可能性を検討し、パートナーと共創していく活動を行っています(MRIニュースリリース:2022.12.21)。
- ※3:テーマウィーク「地球の未来と生物多様性」
- 世界的課題の解決に向けた対話とビジネス交流を促進する週間(2025年9月17日~9月28日)。主催者や出展者、公式参加者、自治体、産業界などが集い解決策を話し合います。
- ※4:ネイチャーポジティブの国際的位置づけ
- COP15(2022年12月)で、2030年までに自然を回復軌道に乗せ、生物多様性の損失を止め、反転させる目標が国際的に掲げられました。環境省の関連資料に基づく概念です。
- ※5:EXPO2025の目的
- 多様な参加者が主体となり理想とする未来社会を共に創ることを目指す取組みです。
全体の要点整理(表)
以下に、本記事で触れた「Nature Positive Baton」に関する主要項目を表で整理します。プログラム構成、日時、会場、参加条件、主催・協賛などを明確にまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
企画名 | Nature Positive Baton |
主催・企画 | 株式会社三菱総合研究所(MRI)、株式会社バイオーム(企画紹介) |
開催日時 | 2025年9月23日(火)14:00~18:15(予定) |
会場 | TEAM EXPOパビリオン フューチャーライフヴィレッジ内(西ゲート奥) |
プログラム | 開会挨拶・コンセプト紹介、 第1部(関西の取組み)、 第2部(横浜へ繋ぐ)、 パネルディスカッション、 閉会挨拶・ネットワーキング |
登壇予定者(一部) | 大阪府(環境農林水産部 みどり推進室 みどり企画課)、阪急阪神不動産、株式会社大林組、公益社団法人2027年国際園芸博覧会協会、横浜市、国土交通省、農林水産省、MRI、株式会社バイオーム |
参加方法 | 自由入場・予約不要(ただし万博入場チケットが必要) |
関連期間 | EXPOテーマウィーク「地球の未来と生物多様性」:2025年9月17日~9月28日 |
情報発信 | MRIのnote「その知と歩もう。」で当日の様子を配信予定 |
本稿では、MRIがEXPO2025の場を活用してネイチャーポジティブの議論を喚起し、GREEN×EXPO2027へと議論と実践を繋ぐ意図を示す「Nature Positive Baton」の全容を紹介しました。プログラムの詳細は当日変更される可能性がありますが、上記の内容が企画の骨子となります。