12/10発売『キリクと魔女』ジブリ版BD/DVD
ベストカレンダー編集部
2025年9月19日 12:10
キリクと魔女BD/DVD発売
開催日:12月10日

ミッシェル・オスロ監督の原点が生んだ『キリクと魔女』、ブルーレイ/DVDとして再登場
フランス・アニメーションの重要作であり、監督ミッシェル・オスロの長年のテーマであったアフリカを起点に描かれる長編アニメーション『キリクと魔女』が、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーのラインナップとしてブルーレイとDVDで発売されることが発表されました。発表元は株式会社ハピネットで、リリース日時は2025年9月19日10時00分です。
本作はオスロ監督が幼少期に過ごしたギニアでの体験を下敷きに制作され、1998年のフランス劇場公開時に大ヒットを記録、フランスのアニメーション史上に残る興収記録を打ち立てました。また、アヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを受賞するなど国際的評価も得ており、その後世界各地で高い評価を獲得した作品です。

作品の内容と日本語版の特徴 — 小さなキリクが問いを立てる物語
物語は、魔女カラバの呪いに苦しむアフリカの村を舞台に始まります。泉の水が涸れ、魔女に立ち向かった男たちは次々に食われてしまい、村には子どもや老人だけが残されます。主人公のキリクは小さな男の子ですが、持ち前の好奇心と行動力で賢者が住むという“禁じられたお山”へ旅に出ます。物語は小さな存在の疑問と行動が、やがて愛と許し、喜びへとつながるというテーマで構成されています。
日本語版は高畑勲監督が翻訳と演出を担当しています。声のキャストも注目で、原語版のキリク役ドドゥ・ゲイエチャ、日本語吹替では神木隆之介がキリクを演じ、カラバ役は原語でアウ・セヌザー、日本語吹替では浅野温子が担当しています。こうした制作陣とキャストにより、日本語版にも独自の演出が加えられています。

あらすじ(詳細)
キリクが生まれた村は、魔女カラバの恐ろしい呪いのため、日常が破壊された状況にあります。泉の水は枯渇し、村を救うために立ち上がった者たちは魔女の力によって消されていきます。幼いキリクはなぜ魔女が意地悪なのかを自らの目と足で確かめるため、危険とされる“禁じられたお山”へ向かいます。そこで出会う出来事と人々が、物語の中心となる価値観や問いを深めていきます。
この物語は単なる冒険譚ではなく、地域の神話的要素、民族的な語り口、そして普遍的な道徳や赦しの観念が混在する作品です。オスロ監督の描く世界観は、アフリカの口承伝承や神話的要素を独自の映像表現で再構築しており、視覚的にも語りの面でも高い完成度を示します。

発売商品と仕様の詳細 — 収録内容、価格、映像・音声仕様まで
発売日は2025年12月10日(水)。ブルーレイとDVDは同時発売され、同日からDVDレンタルとデジタル配信(購入/レンタル)も開始されます。ブルーレイの希望小売価格は5,170円(税込)、DVDセルは4,180円(税込)です。なお、DVDレンタル用の商品は販売(業者向け)価格として11,000円(税込)にて設定されています。
発売・販売元の表記は、発売元がウォルト・ディズニー・ジャパン、発売・販売元がハピネット・メディアマーケティングとなっています。映像特典としてフランス版劇場予告編が収録されます。画像・映像使用時のコピーライト表記についても明記があります。

スタッフ・キャスト(表記はプレスリリース準拠)
- 原作・脚本・監督
- ミッシェル・オスロ
- 音楽
- ユッスー・ンドゥール
- 日本語版翻訳・演出
- 高畑 勲
- キャスト(原語/日本語吹替)
- キリク:ドドゥ・ゲイエチャ(日本語吹替:神木 隆之介)
- カラバ:アウ・セヌザー(日本語吹替:浅野 温子)

ブルーレイ/DVDの仕様詳細
- ブルーレイ セル
- 商品名(原題):キリクと魔女(Kirikou et la Sorcière)
- ブランド:三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー
- 価格:5,170円(税込)
- 商品番号/POSコード:WDXG-1170 / 4907953233065
- 本編尺:約74分
- 仕様:MPEG-4 AVC、2層
- 音声:1. フランス語(5.1ch/DTS-HD マスターオーディオ(ロスレス))、2. 日本語(2.0chステレオ/リニアPCM)
- 字幕:1. 日本語字幕、2. 日本語吹替用字幕
- 画面サイズ:16:9 1920×1080p ワイドスクリーン
- 映像特典:フランス版劇場予告編
- コピーライト:© Les Armateurs / Odec Kid Cartoons / France 3 cinema / Studio O / RTBF / Monipoly / TEF / Exposure.
- DVD セル
- 商品名:キリクと魔女
- 価格:4,180円(税込)
- 商品番号/POSコード:WDBG-1170 / 4907953233072
- 仕様:MPEG-2、片面2層、リージョン2
- 音声:1. フランス語(5.1ch/ドルビーデジタル)、2. 日本語(2.0chステレオ/ドルビーデジタル)
- 画面サイズ:16:9 LB ワイドスクリーン
- 映像特典:フランス版劇場予告編
- DVD レンタル(業者向け情報)
- 商品名:キリクと魔女
- 価格:11,000円(税込)
- 商品番号/POSコード:WDDRJ-10018 / 4907953233089

三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーの意義と関連作品
本作が属する“三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー”は、世界各地の優れたアニメーション作品をジブリ美術館がセレクトし紹介するために2007年に発足した活動です。高畑勲監督・宮崎駿監督が推奨する作品を中心に据え、まだ広く知られていない名作の紹介に努めています。
この取り組みは映像作品の配給とブルーレイ・DVD化を両輪としており、美術館での展示やイベントに留まらない幅広い紹介を目指したものです。過去の配給・DVD化の第一弾としては、ロシアのアレクサンドル・ペトロフ監督作品『春のめざめ』、フランスのポール・グリモー監督作品『王と鳥』などが挙げられます。

ミッシェル・オスロ監督の関連作(現行の販売・配信状況)
プレスリリースでは、オスロ監督の他作品についてもブルーレイ・DVD発売中、デジタル配信中(購入/レンタル)と明記されています。具体的には以下のタイトルがリストアップされています。
- アズールとアスマール
- 夜のとばりの物語
- 夜のとばりの物語-醒めない夢-
- ディリリとパリの時間旅行
- 古の王子と3つの花
これらの作品群は、それぞれ制作・配給クレジットが詳細に明示されており、世界各国のスタジオやプロダクションと協力して発表された作品です。
発売情報のまとめ表と結び
以下に本稿で扱った『キリクと魔女』の主要情報を表にまとめ、発売情報や仕様を整理します。本稿はプレスリリースの情報を忠実にまとめたもので、発売日、価格、仕様、スタッフ・キャスト、発売・販売元などを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
作品名(原題) | キリクと魔女(Kirikou et la Sorcière) |
発売日 | 2025年12月10日(水) |
発表 | 株式会社ハピネット(発表日:2025年9月19日 10:00) |
ブルーレイ価格 | 5,170円(税込) |
ブルーレイ商品番号/POS | WDXG-1170 / 4907953233065 |
ブルーレイ仕様 | MPEG-4 AVC、2層/本編約74分/画面16:9 1920×1080p/音声:フランス語5.1 DTS-HD MA、 日本語2.0 リニアPCM/映像特典:フランス版劇場予告編 |
DVDセル価格 | 4,180円(税込) |
DVD商品番号/POS | WDBG-1170 / 4907953233072 |
DVD仕様 | MPEG-2、片面2層、リージョン2/画面16:9 LB/音声:フランス語5.1 ドルビーデジタル、日本語2.0 ドルビーデジタル/映像特典:フランス版劇場予告編 |
DVDレンタル(業者向け) | 価格:11,000円(税込)/商品番号:WDDRJ-10018 / 4907953233089 |
スタッフ | 監督:ミッシェル・オスロ/音楽:ユッスー・ンドゥール/日本語版翻訳・演出:高畑 勲 |
キャスト(日本語吹替) | キリク(神木 隆之介)、カラバ(浅野 温子) |
発売・販売 | 発売元:ウォルト・ディズニー・ジャパン/発売・販売元:ハピネット・メディアマーケティング |
関連情報ページ | https://www.waltdisneystudios.jp/studio/ghibli/0423 |
以上がプレスリリースに基づく『キリクと魔女』の発売情報の整理です。作品の成り立ちや制作陣、各フォーマットの仕様と価格、発売元の表記などを含めて網羅的に記載しました。映像作品としての評価や受賞歴、ジブリ美術館ライブラリーの位置づけなども併せて理解することができます。
参考リンク: