猿田彦珈琲が秋仕様の新作エスプレッソを発売
ベストカレンダー編集部
2025年9月19日 12:58
秋限定エスプレッソ発売
開催日:9月19日
秋の果実感を湛えた新作エスプレッソブレンドが登場
猿田彦珈琲株式会社は、2025年9月19日11時00分に発表したプレスリリースで、エスプレッソの定番ブレンドTOKYO ’til Infinityを秋仕様に切り替えた「TOKYO ’til Infinity 2025 Autumn Limited Edition」の提供開始を明らかにしました。運営するスペシャルティコーヒー専門店『猿田彦珈琲』(本社:渋谷区、代表取締役:大塚朝之)が手がける季節限定ラインです。
2025年秋のテーマは“Harvest Notes”。Harvestには「収穫祭」「秋の豊かさ」を、Notesには「香りのニュアンス」をそれぞれ込め、飲むたびに層を成す香りと秋の実りを感じられるよう設計されたブレンドです。季節ごとに移ろう自然の恵みを、コーヒーを通じて表現することを目的としています。
- 商品名:TOKYO ’til Infinity 2025 Autumn Limited Edition
- 発表日:2025年9月19日 11:00
- 焙煎度:中煎り(ミディアムロースト)
- 主な豆:エチオピア(COE優勝生産者の豆をメイン)+ケニア配合
- 味わい:プラムやグレープを想起させるフルーティーさ、アッサムティーのように続く心地よい余韻
- ミルクとの相性:ミルクと合わせるとブルーベリーアイスクリームのような滑らかでやさしい甘さ
「Harvest Notes」の意図と表現
「Harvest Notes」は単なる季節のキャッチコピーではなく、香りの層(ノーツ)を通じて秋の実りを伝える試みです。秋の果実感を生む豆の選定と配合、焙煎プロファイルの調整により、飲むたびに変化する香りと味わいを引き出しています。
エチオピアのCOE優勝生産者の豆をメインに据えることで、明確な果実感と複雑なフレーバーを確保し、ケニア豆の配合で酸の質と甘さの均衡を整えています。これにより、エスプレッソとして抽出した際の濃密さと、中煎りならではの透明感のある余韻が両立しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブレンド名 | TOKYO ’til Infinity 2025 Autumn Limited Edition |
| テーマ | Harvest Notes(秋の収穫と香りの層) |
| 主原料 | エチオピア(COE優勝生産者)+ケニア |
| 焙煎度 | 中煎り |
| 風味の特徴 | プラム、グレープを思わせるフルーティーさ、アッサムティーのような余韻 |
カフェラテとの組み合わせで広がる風味の変化
今回のブレンドはエスプレッソ単体でも層のある香りを持ちますが、特にミルクとの相性を意識して設計されています。ミルクを加えることで角が取れ、ブルーベリーアイスクリームのような滑らかでやさしい甘さが広がる点が特徴です。
それを受けて、猿田彦珈琲は“Harvest Notes”のテーマに沿ったペアリングメニューを提示しています。以下に挙げる3つのスイーツは、それぞれカフェラテと合わせたときに異なる相互作用を生み、秋らしい味わいの幅を示します。
タルトピスターシュ × カフェラテ
タルトピスターシュはピスタチオをたっぷり使用した焼き菓子で、ナッツの香ばしさとほのかな塩気が特徴です。カフェラテのまろやかさと組み合わせることで、エスプレッソ由来の角が和らぎ、ピスタチオの風味が際立ちます。
具体的には、エスプレッソの果実感がミルクで包まれることでナッツの香ばしさと調和し、全体としてバランスの取れた一口になります。ナッツとコーヒーの互いに引き出し合う性質を活かした組み合わせです。
ミルクレープ × カフェラテ
ミルクレープは薄く重ねたクレープとミルキーなクリームが特徴で、優しい甘さが主体となるスイーツです。カフェラテのまろやかさが重なることで、淡い味わい同士が互いに引き立て合います。
この組み合わせでは、カフェラテのクリーミーさが一層リッチな余韻を添えるため、秋の穏やかな午後に合う落ち着いたペアリングになります。口当たりの滑らかさと持続する余韻が印象的です。
アロニアヨーグルトアイスクリーム × カフェラテ
アロニアは北海道由来のスーパーフードで、ベリー特有の酸味とグレープのようなほのかなタンニン感を兼ね備えています。ヨーグルトベースのアイスに用いることで、爽やかさとほどよい酸味が生まれます。
カフェラテと合わせると酸味が和らぎ、赤ワインに通じるような深みのあるバランスが生まれます。さっぱりとした味わいの中にコクを感じる、秋の果実感を引き立てる組み合わせです。
生産者との連携とサステナブルな取引の軌跡
猿田彦珈琲は品質向上と生産者支援を同時に行うダイレクトトレードを重視しています。取引先農園へ買い付け代金を直接支払う仕組みを継続することで、小規模農園の設備投資や品質改善を後押ししてきました。
この方針は継続的な成果として現れており、同社が取引する農園は国際品評会「カップ・オブ・エクセレンス(COE)」で複数の高位入賞を果たしています。取引と支援が品質向上につながったことを示す具体的な実績が以下の通りです。
| 年 | 国 | 成果 |
|---|---|---|
| 2020 | コスタリカ | COE 9位のコーヒーを買い付け(直接支払の開始) |
| 2021 | 同農園(コスタリカ) | COE 1位 |
| 2022 | グアテマラ | COE 1位 |
| 2023 | コロンビア | COE 1位 |
| 2022, 2024 | ホンジュラス | COE 1位(複数年) |
これらの成果は単なる取引の結果に留まらず、猿田彦珈琲と生産者が「たった一杯で幸せになるコーヒー」という価値観を共有し、相互に学び合う関係を築いてきた成果です。スペシャルティコーヒーの魅力を伝えること自体がサステナブルな取り組みの一翼を担うという考え方を持っています。
猿田彦珈琲の紹介と提供店舗、関連情報
猿田彦珈琲は東京・恵比寿発のスペシャルティコーヒー専門店で、コンセプトは「たった一杯で幸せになるコーヒー屋」です。自らの目と鼻と経験と味覚で厳選したスペシャルティコーヒー豆を、コーヒー農園と良好な関係を築きながらダイレクトトレードで調達しています。
焙煎から抽出まで、一杯に対する徹底したこだわりを持って提供しており、2025年9月時点で国内に28店舗を展開しています。公式サイトや公式Instagramで最新情報やメニューの詳細が案内されています。
- 公式ホームページ: https://sarutahiko.jp/
- 公式Instagram: 公式アカウントにて新作や店舗情報を随時更新
| 整理項目 | 内容 |
|---|---|
| 発表者 | 猿田彦珈琲株式会社(代表取締役:大塚朝之) |
| 発表日時 | 2025年9月19日 11時00分 |
| 新作ブレンド | TOKYO ’til Infinity 2025 Autumn Limited Edition |
| テーマ | Harvest Notes(秋の収穫と香りの層) |
| 焙煎度 | 中煎り |
| 主な豆 | エチオピア(COE優勝生産者)+ケニア |
| 主な風味 | プラム・グレープを想起させるフルーティーさ、アッサムティーのような余韻 |
| 推奨ペアリング | タルトピスターシュ、ミルクレープ、アロニアヨーグルトアイスクリーム(いずれもカフェラテとの組合せを推奨) |
| サステナビリティの取り組み | ダイレクトトレードによる直接支払いで生産者支援、COEでの継続的な高評価(2021〜2024に複数の農園が1位獲得) |
| 店舗数 | 国内28店舗(2025年9月時点) |
| 公式リンク | https://sarutahiko.jp/ |
以上が今回の発表内容の整理です。新作ブレンドはエチオピアのCOE優勝生産者の豆を中心に据え、ケニア豆で味の輪郭を整えた中煎りの構成となっており、カフェラテと合わせた際に特に秋の果実感と滑らかさが引き立つよう設計されています。サステナビリティ面ではダイレクトトレードによる生産者支援が長期的な品質向上に寄与している点も確認できます。
参考リンク: