10月21日開催 渋谷で漁師直伝の簡単お魚教室
ベストカレンダー編集部
2025年9月20日 14:54
漁師が勧める魚料理教室
開催日:10月21日

日本の魚食を日常へつなぐ取り組み──教室開催の目的と背景
経済産業省と産経新聞社は、国産水産物の魅力を伝え消費拡大を図る一環として、2025年10月21日(火)午後7時30分から午後9時30分まで、東京都渋谷区のABC渋谷クッキングスタジオで「漁師さんが選ぶ本当においしい魚を使った簡単お魚料理教室」を開催します。この記事は2025年9月20日12時に配信された告知内容をもとに、開催趣旨や内容、参加方法などを整理して伝えます。
主催は経済産業省、運営は産経新聞社とABCクッキングスタジオ、協力はJF全漁連です。本事業は、令和6年度補正の「ALPS処理水関連の輸入規制強化を踏まえた水産業緊急支援事業(国産水産物の魅力発信・消費拡大事業)」の一環として実施されます。魚食を文化として継承し、ヘルシーで高タンパクな国産水産物を日常的に取り入れてもらうことを目的に、漁師が自信を持って勧める「プライドフィッシュ」を食材として活用します。

なぜ今、魚食の魅力発信が重要なのか
国内の水産物は、地域ごとの旬や漁法により多様な味わいを持ちますが、消費の停滞や調理の難しさを理由に食卓から遠ざかる傾向が指摘されています。今回の料理教室は、調理のハードルを下げる実践的なレッスンと、漁業者による直接の解説を組み合わせることで、調理への抵抗感を減らし消費拡大につなげることを狙いとしています。
また、今年8月に実施した親子対象の回に続く第2弾で、今回は成人男女を対象とした開催です。日中の仕事帰りに参加できる時間帯の設定や、手軽でおもてなしにも使える韓国料理風のメニュー構成により、幅広い層に魚の魅力を伝える工夫がなされています。

当日のプログラムと調理メニューの詳細
当日のプログラムは、漁業者による食材解説から調理レッスン、実食・アンケート、記念撮影とお土産配布までを予定しています。時間配分は約2時間で、実技と試食に十分な時間を確保しています。
調理メニューは韓国料理の要素を取り入れた3品で、すべて国産食材(プライドフィッシュ)を用いて簡単に調理できる内容です。各料理は季節の水揚げや魚種に合わせて現場で最適化される可能性があります。

当日スケジュール(予定)
- 漁業者による解説(プライドフィッシュの紹介、産地や特徴について)
- 調理レッスン(講師とともに3品を調理)
- 実食タイム(参加者による試食)
- アンケート回答
- 記念撮影・お土産配布

調理メニューの詳しい内容
今回のメニューは以下の3品です。各料理について、食材の特徴と調理のポイントを具体的に示します。
- サワラのサムギョプサル風~パジョリ添え~
サワラは地域によって旬が異なりますが、秋に脂がのる「秋サワラ」を想定しています。上品で淡泊な身に脂がのった部分に片栗粉を軽くまぶして揚げ焼きにし、サンチュやエゴマの葉と合わせてサムギョプサルのように巻いて食べます。付け合わせのネギのピリ辛和え「パジョリ」が味のアクセントになります。大人向けの一品としておつまみにも適しています。
調理のポイントは、片栗粉の付け方と加熱のコントロールにより外は香ばしく中はふっくら仕上げることです。エゴマの風味やサンチュの食感を活かす盛り付けも説明されます。
- こぼれ紅ズワイのキンパ
紅ズワイガニは9月に漁が解禁となる食材で、秋冬を代表する日本海の味覚です。キンパは韓国の巻き寿司ですが、本教室ではキュウリ、ニンジン、炒り卵をナムルにした具材を用い、カットしたキンパにごま油で和えた紅ズワイガニのほぐし身を贅沢にトッピングします。
前菜にも締めにもなる一皿で、ほぐし身をたっぷり載せる“こぼれる”見た目の演出も含めて指導されます。取り扱うカニは産地や水揚げ状況により変更されることがある旨も説明されます。
- サンマのチゲ
今年のサンマは旬の走りで、水揚げ量は昨年を上回り、サイズや脂ののりも良好と報告されています。本教室ではサンマを使ったピリ辛のチゲを紹介し、鍋料理として簡単に調理できる点を強調します。チゲの辛味がサンマの旨味を引き立て、別の魚でのアレンジも可能です。
一人分から大人数向けまで対応できる調理法と味付けのコツが指導されます。調理の際は魚の下処理や出汁の取り方、辛味の調整方法などを解説します。

使用食材「プライドフィッシュ」とゲスト、参加条件
使用する主な食材は、全国のJFグループ(漁連・府県漁協)が推進する「プライドフィッシュ」です。プライドフィッシュは地元漁師が自信を持って推薦する美味しい魚を地域・季節ごとに選定したもので、現在298魚種が選ばれています。対象は随時拡大予定で、詳細は公式サイトで確認できます(https://www.pride-fish.jp/)。
当日のゲストとして、プライドフィッシュに選定された漁業者が登壇し、生産現場の知見や魚の魅力を直接説明します。参加者は漁業者から旬や漁法、保存のコツなどを学ぶことができます。

具体的に想定される使用食材の例
- 魚庭のサワラ(大阪府・秋)
- 香住ガニ(紅ズワイガニ/兵庫県・秋)
- 小名浜の秋刀魚(福島県・秋)
これらの産地は水揚げ状況により食材の産地が変わる場合があることが告知されています。

応募方法・参加条件
応募は「ABCクッキングスタジオ」ホームページから受け付けます。応募ページのURLは次の通りです:
https://www.abc-cooking.co.jp/plus/event/20250920_keisan/
応募締切は2025年9月30日(火)です。応募対象は成人男女で、定員は40名。定員を超えた場合は抽選となります。参加費は無料ですが、参加時にはエプロンとハンドタオルを持参する必要があります。

運営体制と関連情報、補助事業について
本イベントの主催は経済産業省で、運営は産経新聞社とABCクッキングスタジオが担当します。協力はJF全漁連です。ABCクッキングスタジオは国内外で約170万人の会員を抱える世界最大級の料理教室(2025年4月時点)で、「世界中に笑顔のあふれる食卓を」を企業理念に掲げています。
本教室は、令和6年度補正の「ALPS処理水関連の輸入規制強化を踏まえた水産業緊急支援事業(国産水産物の魅力発信・消費拡大事業)」として実施されます。今回の取り組みは、国の支援の下で国産水産物の消費拡大を図るための具体的施策の一つに位置づけられます。
参加に際しての注意点
- 定員
- 40名(定員超過時は抽選)
- 参加費
- 無料
- 持ち物
- エプロン、ハンドタオル
- 会場
- ABC渋谷クッキングスタジオ(東京都渋谷区渋谷1-16-14 渋谷地下鉄ビル2F)
- 締切
- 2025年9月30日(火)
開催概要の整理表と締めくくり
以下は本イベントの主要項目を整理した表です。応募や参加を検討する際の確認用として活用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | 漁師さんが選ぶ本当においしい魚を使った簡単お魚料理教室 |
主催 | 経済産業省 |
運営 | 産経新聞社、ABCクッキングスタジオ |
協力 | JF全漁連 |
日時 | 2025年10月21日(火)午後7時30分~午後9時30分 |
会場 | ABC渋谷クッキングスタジオ(東京都渋谷区渋谷1-16-14 渋谷地下鉄ビル2F) |
応募締切 | 2025年9月30日(火) |
応募方法 | ABCクッキングスタジオの応募ページ |
定員 | 40名(抽選あり) |
参加費 | 無料 |
持ち物 | エプロン、ハンドタオル |
対象 | 成人男女 |
調理メニュー | サワラのサムギョプサル風~パジョリ添え~/こぼれ紅ズワイのキンパ/サンマのチゲ |
使用食材 | プライドフィッシュ(全298魚種を対象に随時拡大) |
関連URL | https://www.pride-fish.jp/ |
本稿では、イベントの目的、当日の進行、使用食材である「プライドフィッシュ」の概要、応募方法と注意点までを整理して伝えた。国産水産物の多様な魅力を、現場の漁業者とともに学び、日常の食卓に取り入れるための具体的な機会として開催される内容であることがわかる。応募はABCクッキングスタジオの専用ページから受け付けており、締切は2025年9月30日(火)であるため、参加を検討する場合は公式ページで詳細を確認のうえ手続きを行うことが求められる。
参考リンク: