伍代夏子が語る同室避難の現状と保護犬猫支援

保護犬猫イベント開催

開催期間:9月20日〜9月26日

保護犬猫イベント開催
同室避難って具体的にどういうこと?
同室避難は災害時に飼い主とペットが同じ室内で避難すること。受け入れスペース確保やキャリー、リード、常備薬、しつけなど日頃の備えと運営側の理解が必要です。
伍代夏子はイベントで何を伝えたの?
伍代氏は同室避難の重要性を訴え、被災地支援の経験やペット災害危機管理士1級取得を紹介。保護犬支援や里親探し、受け入れ体制の整備を呼びかけました。

伍代夏子氏が伝えた「同室避難」の現実と課題

りく・なつ同室避難推進プロジェクト事務局が2025年9月21日09時00分に発表したプレスリリースによると、本プロジェクトは2023年7月より歌手の伍代夏子氏をアンバサダーに迎え、災害時に人とペットが同じ室内で避難できる社会の実現を目指して活動しています。日常的な備えの啓発だけでなく、飼い主の意識向上とともに、避難先での受け入れ体制整備を働きかけることを目的としています。

プレスリリースでは、9月20日(土)にAnnex Aoyama & Connect Gardenで開催されたイベント『Wan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜』の保護犬猫トークショーに伍代氏が出演し、同室避難の重要性や保護犬活動について語ったことが報告されています。以下では、イベントでの発言やプロジェクトの活動内容を整理します。

りく・なつプロジェクト×ピースワンコ・ジャパンWan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜に出演 画像 2

同室避難をめぐる現状認識

伍代氏は「災害時に大切なペットと一緒に安心して避難できる社会の実現を目指すプロジェクト」であることを紹介しつつ、飼い主側と非飼育者側の意識差について触れました。飼い主にとっては家族同然の存在でも、飼っていない人には恐れや誤解を招く場合もあり、避難時に受け入れを得ることが難しい実情があると述べています。

また、ペットを置いて避難することによって野生化や繁殖につながり、結果として野犬や野良猫の増加という別の社会課題を生む可能性がある点も指摘しました。国の指針としては同行避難が推奨されている一方で、実際の避難所運営や受け入れ体制にはギャップがあり、避難先にペットと入れる部屋の確保など具体的な対策を求めています。

プロジェクト開始
2023年7月(伍代夏子氏をアンバサダーに迎える)
目的
災害時の同室避難普及、飼い主の備え意識向上、受け入れ環境整備の働きかけ
りく・なつプロジェクト×ピースワンコ・ジャパンWan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜に出演 画像 3

現場での支援経験と伍代氏の学び

伍代氏はプロジェクトで行った珠洲市の被災地支援についても言及しました。被災地では家屋倒壊が多く、ボランティアや什器の搬入の難しさから復興が遅れる場面があったと述べています。被災した飼い主が元気でなければペットも生きられないという観点から、飼い主自身が防災について知り備える重要性を強調しました。

加えて、伍代氏は今年取得した資格としてペット災害危機管理士1級を挙げています。資格取得を通じて、ペットと避難するための実務的な知識、避難所の運営に関する知見、そしてペットのしつけや管理といった側面を学んだと述べています。資格があることで避難所運営に携わり、ペットに配慮した環境づくりを支援できる可能性があると説明しました。

りく・なつプロジェクト×ピースワンコ・ジャパンWan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜に出演 画像 4

ペット災害危機管理士1級が担う役割

  • 避難所運営におけるペット管理の知識習得
  • 飼い主が備えるべき準備やしつけに関する指導
  • 有事の際にペットに配慮した環境を作るための実務支援

伍代氏は資格取得を他の飼い主にも勧めており、知識を持つ人が増えることで地域の対応力向上につながるとの見解を示しています。

りく・なつプロジェクト×ピースワンコ・ジャパンWan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜に出演 画像 5

保護犬猫活動の実例と社会的な連携

トークショーでは保護活動に関する具体的なエピソードも語られました。伍代氏は、OPPOの会で出会った両前足が生まれつき奇形のゴールデンレトリバーについて紹介しました。この個体は人に懐く一方でハンデがあるため里親探しが難しいと感じ、義足や車椅子の情報を調べて該当する器具を作成し、里親探しを行った結果、里親が見つかり現在は一家の一員として暮らしているという経緯を明かしました。

この事例を通じて、伍代氏は支援により障がいを持つ動物にも「ずっとの家族」を見つけることが可能であり、今後も支援を続けていきたいという意向を示しました。保護団体や施設を支援すること自体が、多くの動物を救う手段になり得るという考え方を共有しています。

りく・なつプロジェクト×ピースワンコ・ジャパンWan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜に出演 画像 6

渋谷亜希氏の発言と現場の課題

司会を務めた渋谷亜希氏は、自身が4匹の保護犬と暮らしていること、最近迎えた子は虐待現場からのレスキューで人に対して牙を剥く癖があるが、躾と管理により同室避難が可能なようにしていきたいと述べました。また、先日訪問した保護団体で飼育崩壊により40頭が救出されたケースについても触れ、スペース不足から引き取り手を募るためにSNSで拡散したところ、すぐに引き取り先が見つかったことから、SNSや団体間の横つながりの有効性を実感したと語っています。

伍代氏もこの話に触れ、保護犬猫の支援は単に引き取ることだけでなく、支援団体や施設への寄付やボランティア協力など、多様な形で関わることが救済に繋がると述べました。結果として「幸せな子が1匹でも増える」社会を目指す姿勢が示されています。

りく・なつプロジェクト×ピースワンコ・ジャパンWan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜に出演 画像 7

Wan Dream Gardenの開催詳細とコンテンツ

イベント『Wan Dream Garden ~保護犬猫と人の幸せな暮らし方~』は、動物愛護週間(2025年9月20日(土)〜9月26日(金))に合わせて、Annex Aoyama & Connect Gardenにて開催されています。トークショーのほか、保護犬猫譲渡会、ふれあい会などのコンテンツが用意されていることが明記されています。

さらに会場では、医師が腸内環境のために考えうるすべての可能性を盛り込んで開発したヨーグルトと、犬用の要素を盛り込んだ犬用ヨーグルトの販売も行われていることが案内されています。これらはペットの健康を意識した商品として出展されている点が特徴です。

りく・なつプロジェクト×ピースワンコ・ジャパンWan Dream Garden〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜に出演 画像 8

開催概要(プレスリリース掲載内容)

催事名
Wan Dream Garden 〜保護犬猫と人の幸せな暮らし方〜 保護犬猫トークショー
日時
2025年9月20日(土)(トークショー)/イベント期間 2025年9月20日(土)〜9月26日(金)
開催場所
Annex Aoyama(Annex Aoyama & Connect Garden)
出席者
りく・なつ同室避難推進プロジェクトアンバサダー 伍代 夏子 氏、渋谷 亜希 氏
主催
りく・なつプロジェクト×ピースワンコ

発表には関連リンクとしてプロジェクトの公式サイト(https://www.riku-natsu.jp/)が掲載されています。また、本プレスリリースはりく・なつ同室避難推進プロジェクト事務局より2025年9月21日09時00分に発表されています。

以下は本稿で取り上げた情報を整理した一覧表です。

項目 内容
プレス発表元 りく・なつ同室避難推進プロジェクト事務局
発表日時 2025年9月21日 09:00
プロジェクト開始 2023年7月(伍代夏子氏をアンバサダーに迎える)
イベント名 Wan Dream Garden ~保護犬猫と人の幸せな暮らし方~
イベント期間 2025年9月20日(土)〜9月26日(金)
トークショー実施日 2025年9月20日(土)
開催場所 Annex Aoyama(Annex Aoyama & Connect Garden)
登壇者 伍代 夏子(りく・なつ同室避難推進プロジェクトアンバサダー)、渋谷 亜希
主催 りく・なつプロジェクト×ピースワンコ
主なコンテンツ トークショー、保護犬猫譲渡会、ふれあい会、ペット向けヨーグルト販売
注目された取り組み 同室避難の普及、被災地支援での現場経験、ペット災害危機管理士1級の取得、障がいのある犬への義足・車椅子支援、SNSを使った救出支援の連携事例
関連リンク https://www.riku-natsu.jp/

本稿は、りく・なつ同室避難推進プロジェクトによるプレスリリースの内容を基に、発表された事実や発言を整理してお伝えしました。イベントの開催情報や登壇者の発言、支援活動の具体例などを含め、同室避難や保護活動に関するポイントを一覧表でまとめています。

参考リンク: