9/25発売|サンクトガーレンの飲むアップルパイ系ビール
ベストカレンダー編集部
2025年9月21日 22:02
アップルシナモンエール発売
開催日:9月25日

まるで飲むアップルパイ — 製法と味わいの詳細
サンクトガーレンが2025年9月25日から秋冬限定で発売する「アップルシナモンエール」は、果実本来の風味を活かしたフルーツビールの新作として位置づけられます。特徴は、長野県伊那市で収穫された“傷リンゴ”を約500個、厚木市内の製パン店のオーブンで丸1日かけて焼きリンゴにするという一連の工程です。
焼きリンゴを用いた仕込みの結果、飲んだときにアップルパイを想起させる奥行きある風味が生まれます。ベースには軽く焦がした麦芽「カラメルモルト」を特徴的に使用し、カラメルソースのような甘く香ばしい風味と、焼きリンゴやシナモンが重なり合うことで完成する味わいが設計されています。

製造工程の流れ
ビールの製造工程は典型的なブリュワリーの手法に果物加工工程が加わり、お菓子作りのような光景が生まれます。焼きリンゴの用意から仕込みに至るまでの工程を順を追って示します。
以下では主要な工程を番号順で示します。各工程は1回の仕込みで約500個のリンゴを使用する前提です。
- 伊那市で収穫された傷リンゴを買い取り、厚木の製パン店に搬入。
- 製パン店のオーブンで丸1日かけてリンゴを焼きリンゴに加工。
- 焼きリンゴをブリュワリーに持ち帰り、通常の麦汁仕込み工程と組み合わせて原料投入。
- 発酵・熟成を経て、ビールにシナモンなどを加えたり風味調整を行い、商品化。
この一連の工程により、単なる果汁添加では得られない「焼き上げた果実の香ばしさ」と「スパイスの調和」が生まれます。

傷リンゴをアップサイクルする意義 — 産地と数量、品種の詳細
使用するリンゴは長野県伊那市で収穫された“傷リンゴ”です。出荷規格を満たさない枝や風で擦れた傷、割れ、形状や着色の不揃いなどの理由で市場に出せない果実を買い取って活用しています。台風被害を受けた果実も活用する年があるとのことです。
関係者の話では、こうした傷リンゴは収穫全体の約3割に達する年もあるとされます。これを加工原料として活用することで食品ロス削減に寄与し、SDGsの観点からも意義ある取り組みになります。

使用量と品種のスケジュール
1回の仕込みで使用するリンゴは約500個、シーズン全体では2500~3000個を使用する予定と発表されています。品種は収穫時期に合わせて切り替わります。
- 9月:つがる
- 10月:ジョナゴールド、紅玉、シナノスイート
- 11月:ふじ
訳あり果実を利用することで農家にとっては売り物にならない果実が収益に変わり、サンクトガーレンにとっては原料コストの面で採算が合うという相互メリットが生まれています。

商品仕様と販売情報 — 購入可能な場所と価格、分類の説明
商品概要は公式発表のとおり次のとおりです。税法上の表記や容量、価格等の情報を明確に示します。
- 商品名
- アップルシナモンエール(発泡酒)
- 瓶内容量
- 330ml
- 希望小売価格
- 539円(税込)
- 発売日
- 2025年9月25日(木)~秋冬限定
- 分類
- 発泡酒(日本の酒税法で認められている以上の量のリンゴを使用しているための表記。麦芽率は高く税率はビールと同等)
販売は直営オンラインショップでの予約受付を皮切りに、実店舗や百貨店、イベント会場で行われます。発売後も公式サイトで取り扱い店が随時更新されます。
販売チャネル | 主な場所 |
---|---|
直営オンラインショップ | 予約受付中(公式サイト) |
百貨店・売場 | 東急百貨店 吉祥寺店、たまプラーザ店、青葉台 東急フードショー、近鉄百貨店 あべのハルカス近鉄本店 ほか |
樽生での提供 | サンクトガーレン タップルーム、横浜オクトーバーフェスト、厚木オクトーバーフェスト、取り扱いビアバー |
ハロウィンシーズンには特別ラベルを用意。リンゴのイラスト部分がジャック・オー・ランタンになったハロウィンラベルを、2025年9月25日~10月末まで取り扱います。ギフト用途にも対応可能とされています。

樽生提供とイベント出展の詳細
樽生は直営のタップルームや各地のオクトーバーフェストで提供されます。タップルームは本厚木駅北口すぐに位置し、同社の多種類ビールが楽しめる直営店です。
タップルームの詳細は次のとおりです。営業時間や住所、連絡先も公表されています。
- サンクトガーレン タップルーム
- 住所:神奈川県厚木市中町2-2-1 本厚木ミロード② 1階(本厚木駅北口すぐ)
- 電話番号:046-230-7017
- 営業時間:日~月 12:00~22:00/金・土・祝前日 12:00~23:00(ラストオーダー:フード1時間前、ビール30分前)
また、イベント出展スケジュールとして以下が予定されています。
- 横浜オクトーバーフェスト:2025年9月26日(金)~10月13日(月・祝)、会場:横浜赤レンガ倉庫イベント広場 赤レンガパーク
- 厚木オクトーバーフェスト:2025年10月10日(金)~19日(日)、会場:厚木中央公園

サンクトガーレンの背景とフルーツビールにかける哲学
サンクトガーレンは、日本で地ビールが解禁される以前よりアメリカで小規模ビールの製造販売を行っていた歴史を持つ醸造所です。TIMEやNewsweekといった海外メディアでの話題を経て、日本の地ビール解禁に影響を与えた経緯があり、業界内では「地ビール0号」と呼ばれています。
同社が一貫して採るのは“エール”中心の製法であり、ラガー主流の大手とは製法や味わいの方向性が対極にあります。多くの国内外コンテストで受賞歴があり、個性的な限定ビールや季節商品を数多く発表してきました。

フルーツビールと訳あり果実の活用
フルーツビールにおいては香料に頼らず果物本来の香りや味わいを引き出す方針を掲げており、それには当該果物をたっぷり贅沢に使う必要があります。通常より安価に仕入れられる訳あり(規格外)果物の利用が採算上の必須条件となるため、今回のアップルシナモンエールの開発はその延長線上にあります。
同社はリンゴのほか、神奈川オリジナル柑橘「湘南ゴールド」、梨、桃、イチジクなどを用いたフルーツビールを複数展開しており、訳あり果実の活用は農家の救済と食品ロス削減、SDGsへの貢献につながる取り組みです。

情報の整理:アップルシナモンエールの要点まとめ
以下の表は本記事で紹介した主要情報を一覧にしたものです。発売日、価格、使用果実、販売場所、イベント出展、タップルーム情報などをまとめています。
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | アップルシナモンエール(発泡酒) |
発売日 | 2025年9月25日(木)~秋冬限定 |
瓶容量 | 330ml |
希望小売価格 | 539円(税込) |
使用果実 | 長野県伊那市の傷リンゴ(訳あり果実) |
1回の仕込みでの使用量 | 約500個 |
シーズン全体の使用量 | 約2,500~3,000個 |
品種スケジュール | 9月:つがる / 10月:ジョナゴールド・紅玉・シナノスイート / 11月:ふじ |
販売場所(主な例) | 直営オンラインショップ、東急百貨店(吉祥寺・たまプラーザ・青葉台)、近鉄百貨店 あべのハルカスほか |
樽生提供 | サンクトガーレン タップルーム、横浜オクトーバーフェスト、厚木オクトーバーフェスト、取扱ビアバー |
ハロウィンラベル販売期間 | 2025年9月25日~10月末 |
タップルーム住所・電話 | 神奈川県厚木市中町2-2-1 本厚木ミロード② 1階 / 046-230-7017 |
タップルーム営業時間 | 日~月 12:00~22:00 / 金・土・祝前日 12:00~23:00(LO:フード1時間前、ビール30分前) |
公式リンク・問合せ | 公式商品ページ:https://www.sanktgallenbrewery.com/apple-cinamone-ale/ 会社TEL:046-224-2317 / 住所:神奈川県厚木市金田1137-1 |
上記はプレスリリースに基づく情報の整理です。発売日や取り扱い店舗は公式サイトで随時更新されることが明記されているため、購入やイベント参加を検討する際は公式案内を確認することが適切です。
参考リンク: