進撃の巨人×IMV、振動視点で描く交通広告が大阪で公開
ベストカレンダー編集部
2025年9月22日 10:27
進撃の巨人×IMVコラボ広告
開催期間:9月22日〜10月31日

進撃の巨人の世界観を振動で読み解く──IMVとコミックスの意外な接点
IMV株式会社は、振動を中心とした環境試験・計測・解析装置の製造・販売・試験サービスを主軸とする企業です。2025年9月22日付のリリースによれば、同社は大人気コミックス「進撃の巨人」とコラボレーションし、交通広告企画「人類のものづくりを“振動”で支えよ!キャンペーン」を2025年9月22日(月)から2025年10月31日(金)まで実施します。
今回のコラボでは「もしも進撃の世界に振動試験があったなら」をテーマに、印象的な場面を振動試験の視点で描いた全12種のビジュアルが制作され、当社採用サイト内の特設コラボページ(https://we-are-imv.com/recruit)で順次公開されます。プレスリリース配信日時は2025年9月22日 10時00分となっています。

ビジュアルとアテレコ広告の概要
公開されるコンテンツはビジュアルのみならず、アテレコ広告も含まれます。アテレコ広告は2025年9月22日(月)から公開され、馬車の揺れに小言を言うリヴァイなど、12種類の音声パターンが用意されています。
ビジュアルと音声を通じて、作品に登場するシーンが「振動試験」という実務的な視点でどのように変わり得るかを提示し、読者やファンが考察しながら楽しめる構成になっています。特設ページは採用情報のページに設置されており、コラボのクリエイティブおよび考察結果はそちらで確認できます。
- コラボ期間: 2025年9月22日(月)〜2025年10月31日(金)
- 公開物: 全12種のビジュアル、アテレコ広告(9/22公開)
- 特設ページ: https://we-are-imv.com/recruit

大阪駅前地下道での掲出と現地レポート
交通広告の掲出は大阪駅前地下道を含むエリアで行われています。プレスリリースには掲出場所の現地レポートが添えられており、掲出スタッフ(スタッフX、好きなキャラはハンジさん)からの観察が紹介されています。
レポートの中では、超大型巨人の展示が触れられており、リリース文によれば実物想定身長約60m、頭部約4mに対して掲出物はおおよそ4分の1スケールになっていると推測されています。また、超大型巨人が発する熱風の影響を想定して温度試験の必要性を示唆するコメントもあります。

掲出現場での具体的な描写
掲出現場では、作品の場面を連想させるビジュアル例が紹介されています。例えば、輸送中にケーキが潰れてしまうシーンに対してミカサの表情が強調され、展示を見た通行人の共感を誘う趣向が取られています。
この描写をきっかけに、IMV大阪テストラボが実際に鉄道車両関連の受託振動試験を行っている点が説明され、同ラボで試験を受けた車両がJR、阪急、大阪メトロの各線で運行中であることが明示されています。JR東西線で約15分という地理的な近接性も示されています。
- 掲出場所
- 大阪駅前地下道
- 掲出スタッフコメント
- 超大型巨人はスケールダウンでの掲出、温度試験の追加提案、日常の“ケーキ輸送”に関する振動試験との接点など

IMVの技術と「もしも」の大考察大会
プレスリリースではIMVの事業内容と技術的な解説も詳述されています。IMVは振動を「起こす」装置や地震などの振動を「測る」装置を自社で開発・設計・製造し、ものづくりや輸送、構造物の安全性評価といった多様な場面で試験を提供しています。
具体的な応用例としては、自動車の乗り心地評価、果物やスイーツの輸送時の潰れ防止、エレベーターや新幹線の安全停止機能、スマートフォンの落下に対する耐久性評価などが挙げられています。試験装置の開発から製造までを大阪の自社工場で完結している点は、同社が世界でも珍しい体制を持つことを示しています。

企業概要と国際展開
IMVは振動を専門に68年の歴史を持ち、国内16カ所・海外9カ所に拠点を展開しています。従業員は世界8カ国に約400名が在籍し、日本国内の業界シェアでトップを走るリーディングカンパニーとして紹介されています。
詳細は同社の採用サイト内の事業紹介ページ(https://we-are-imv.com/recruit/business/)でさらに確認できます。リリース内では「振動ひとすじ68年」という表現で、専門性の高さが強調されています。

社内の考察結果と見積シミュレーションの詳細
コラボに合わせてIMV社内で行われた「もしも進撃の世界にIMVがあったなら」の大考察大会の内容が、プレスリリースに多数掲載されています。これらはあくまで社内の娯楽的な考察であり、作品本編とは直接関係がないことが明記されています。
考察では主に「ウォールローゼの健康調査」に関する概算見積が提示され、金額の幅が大きく分かれた点が話題になりました。具体的な見積例や前提条件が複数の社員によって示されています。

合計25億円と算出したケース(P.N. 技術調査兵団 分隊長 前田)
前田氏の見積では、調査対象の壁をコンクリート構造物・直径380km・高さ50m(周長約2400km、片側表面積約1.2億m²)と仮定しています。調査は3フェーズで実施するとし、各概算は以下としています。
フェーズ | 内容 | 概算費用 |
---|---|---|
① | 広域音響探査 | 7.3億円 |
② | 常時微動+強制加振の構造同定 | 7.2億円 |
③ | 要注意50箇所の弾性波トモグラフィ | 1.1億円 |
前田氏はこれら三つのフェーズを組み合わせることで効率的かつ網羅的な健全性評価が可能になると説明しています。

約200億円超の試算(P.N. 自由の翼)と3400億円の試算(P.N. 三つ子のパパ)
別の社員「自由の翼」は、地下鉄壁面調査に近い調査手法を想定し、目視やハンマリング調査、伝達率測定などを組み合わせた場合、10チーム(総勢100名)で1,000日、概算金額は200億円を超えると試算しました。この場合は人的コストと長期実施期間が費用を押し上げる主因とされています。
一方「三つ子のパパ」は、より詳細なセンサー設置とインパルスハンマーによるデータ収集を前提にした試算を示し、壁の総面積から必要センサー数と作業量を逆算した結果、1,000人規模の投入で作業完了に約8.2年、総費用は約3,400億円となる見積を示しました。こちらは長期の人員投入と1日あたりの業務量に基づく計算です。

簡易聴診による低コスト試算(P.N. 私はEMC)
別の案では聴診器による簡易的な問診を行う方法が提示されました。内壁の人口や作業可能な人員比率を前提に、1日当たりの人件費と器具費用を積算したところ、概算で合計約3,000万円の見積が示されています。この試算は大規模な精密調査よりも低コストで迅速に実施できる一案として挙げられています。
これらの諸見積は前提条件や手法により大きく差が生じる例として、IMV社内での議論や創造的な演習の一部として紹介されています。

まとめと要点整理
本稿ではプレスリリースの全文情報を網羅し、コラボの趣旨、公開スケジュール、掲出場所、IMVの技術的背景、社内での考察結果までを整理して紹介しました。以下の表に主な事実をまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
リリース日 | 2025年9月22日 10時00分 |
コラボタイトル | 人類のものづくりを“振動”で支えよ!キャンペーン |
コラボ対象 | コミックス「進撃の巨人」 |
実施期間 | 2025年9月22日(月)〜2025年10月31日(金) |
公開物 | 全12種のビジュアル、アテレコ広告(9月22日公開) |
掲出場所の一例 | 大阪駅前地下道(掲出スタッフによる現地レポートあり) |
特設ページ | https://we-are-imv.com/recruit |
IMVの事業 | 振動試験装置の開発・設計・製造、試験サービス |
製造拠点 | 試験装置の開発・設計から製造まですべて大阪の自社工場で実施(同社による表現) |
沿革・規模 | 振動ひとすじ68年、国内16カ所・海外9カ所、世界8カ国に約400名の従業員 |
社内考察の代表的見積 | 合計25億円(3フェーズ:7.3億、7.2億、1.1億)、200億円超の試算、約3400億円の試算、約3000万円の聴診案など |
以上の情報はプレスリリースの内容を忠実に反映した記事構成です。コラボの詳細や社内での考察結果の追加公開は、特設ページで随時確認できます。
参考リンク: