10月4日開催　里親家庭の“気持ち”を知る展示

里親家庭を取り巻く「気持ち」を可視化する展示の狙い

社会福祉法人東京育成園が運営する里親支援センター・ともがき（東京都世田谷区）は、10月4日の「里親の日」に合わせて、展示イベント「里親家庭の 子どものきもち、大人の気持ち展」を開催します。本展は、里親家庭に関わるさまざまな立場の人々が抱く感情に焦点を当て、来場者が「気持ち」を手がかりに里親制度や養育家庭について理解を深められる構成を目指しています。

この会場での開催は今回が4回目となりますが、今回は特に里親に迎えられた子どもだけでなく、子どもを里親に預けることになった実親（出生親）や、里親家庭で暮らす実子（里親の生み育てた子ども）など、多様な立場の思いに焦点を当てる点が特徴です。展示を通じて、時系列で変化する子どもの心の動きや、里親自身が過去の自分に宛てた手紙など、具体的な声を可視化します。

展示が目指す具体的な効果

来場者が展示を通じてさまざまな “気持ち” に触れることにより、里親家庭や里親子が自分たちの生活圏の中でより身近な存在として認識されることが期待されます。単なる制度説明に留まらず、当事者のこころの動きを追体験できる構成である点が本展の要です。

展示は、里親や子ども、実親、実子それぞれの視点を丁寧に取り上げることで、支援のあり方や社会的養護の理解につなげる設計になっています。展示される手紙、記録、証言、映像などは来場者が直接的に「気持ち」を感じ取れるよう工夫されています。

展示内容と当日のプログラム詳細

本展は常設の展示に加え、期間中に関連プログラムを複数実施します。展示は申し込み不要で無料で見学できますが、一部プログラムは事前申し込みが必要です。会期全体の関連企画として、書籍セレクト（ブックフェア）、当事者による体験談お話し会、映画上映などが予定されています。

以下に展示の主な見どころと当日のコンテンツを整理します。詳細な参加方法や申し込みについては主催の案内を参照してください（後段に連絡先と関連リンクを記載）。

展示の主な見どころ

• 子どもの気持ちを追体験: 里親家庭で暮らす子どもたちの心の変化を時系列に沿ってたどる展示。環境変化や関係性の変遷に伴う感情の揺れを具体的に示します。
• 里親からのメッセージ: 里親が “里親になる前の自分” に宛てた手紙を展示。里親になるまでの葛藤や準備、決断の背景が伝わる内容です。
• 様々な立場の「気持ち」: 子どもを里親に預けざるを得なかった実親の背景や心情、里親家庭で暮らす実子（里親の出生児）の思いにもフォーカスします。

当日のプログラム（開催日時・参加条件）

会期は2025年10月4日（土）・10月5日（日）の2日間です。各プログラムの実施日時と参加条件は以下のとおりです。

展示『里親家庭の 子どものきもち、大人の気持ち』

無料／申し込み不要／常設（両日とも会場内で自由に閲覧可能）

ブックフェア

テーマは「里親制度」「セルフケア」「こころの理解」。期間は9月13日（土）から10月12日（日）まで。本屋B&B協力で選書を実施。

体験談・お話し会

10月4日（土）14:00-16:00。里親家庭で生活した経験のある方をゲストに迎え、当事者の声を聴く企画。無料・要事前申し込み。

映画『わたし、生きてていいのかな』

10月5日（日）14:00-16:00。84分の上映と上映後の感想共有の時間を含む。社会的養護の背景と現状を描いた作品。無料・要事前申し込み。公式サイトは上映案内と併せて確認可能。

開催場所・主催・問い合わせ先など運営情報

本イベントは東京都世田谷区のBONUS TRACK内の複数スペース（GALLERY1 / LOUNGE / 本屋B&B）を会場に行われます。入場は無料で入退場自由ですが、先述した一部プログラムは事前申込が必要です。参加を検討する場合は、開催情報ページや主催への問い合わせで最新情報を確認してください。

主催とお問い合わせ先、法人の概要は次のとおりです。報道関係の連絡先も同じ窓口として案内されています。

開催概要（主要情報）

法人概要・報道窓口

法人名

社会福祉法人 東京育成園

所在地

東京都世田谷区上馬4-12-3

理事長

千葉茂明

事業内容

里親支援センター運営、児童養護施設運営、認可保育園運営、一時預かり事業

設立

1899年（明治32年）4月15日

HP（法人）

https://to-iku.or.jp/

報道関係のお問い合わせ先

社会福祉法人 東京育成園 里親支援センター ともがき 担当：岩田（センター長） TEL：03-6379-2167 MAIL：t-recruit@to-iku.or.jp HP：https://seta-oya.com/

展示と関連情報の整理（要点まとめ）

この記事で紹介した内容を表にまとめ、来場を検討する際の必須情報として整理します。展示は無料で申し込み不要な常設展示と、事前申込が必要なプログラムが混在しています。会場はBONUS TRACKの複数スペースを利用し、ブックフェアは事前の長期開催（9月13日〜10月12日）として本屋B&Bと協力して実施されます。

以下の表は、イベント名、日時、会場、参加費、申し込み要否、問い合わせ先など、来場に必要な基本情報を一覧化したものです。参加を決める際は、事前申込が必要なプログラムの有無を確認してください。

展示は当事者の声を直接的に伝えることを重視した内容です。展示や関連プログラムに関する最新の案内や、事前申込の有無・方法については、主催の公式サイト（https://seta-oya.com/）および問い合わせ先（TEL：03-6379-2167、MAIL：t-recruit@to-iku.or.jp）で確認してください。プレスリリース素材として使用可能な画像ファイルもダウンロード可能とされています。