10/4開始 MRで川田将雅を至近体験 ジョッキー図鑑

ジョッキー図鑑展

開催期間:10月4日〜12月28日

ジョッキー図鑑展
いつどこでやってるの?
2025年10月4日〜12月28日、JRA競馬博物館(東京競馬場内)で開催。MREAL X1を装着して体験、所要約5分。開館日は博物館に準じ、終了時刻が早まる場合あり。
どんな体験ができるの?
川田将雅の3DCGが図鑑風に登場し、勝負服や装具の金具、ムチの振りや騎乗姿勢を至近距離で自由視点観察できる。年齢や視覚条件で利用制限がある場合あり。

MR映像で近く、自由に観る──ジョッキーの“装具”と“動き”を体験する展示

2025年10月4日(土)から12月28日(日)まで、東京都府中市のJRA競馬博物館(東京競馬場内)で、キヤノンのMR(Mixed Reality:複合現実)システム「MREAL」を用いた体験型展示「ジョッキー図鑑」が行われます。来場者はMREALディスプレイ「MREAL X1」を装着することで、大きな図鑑のページが目の前に現れ、その中から3DCGで再現された人気ジョッキーが登場する映像を、至近距離かつ自由な視点で観察できます。

展示は体験型で、ジョッキーのこだわりの装具やムチさばきの解説、レースの場面を模した動きのデモンストレーションといったコンテンツを含みます。臨場感の高い映像が、競馬の技術的な側面やアスリートとしてのジョッキー像を具体的に伝える構成です。

キヤノンのMRシステム「MREAL」でジョッキーのヒミツに迫る! JRA競馬博物館で2025年10月4日から体験型展示「ジョッキー図鑑」がスタート! 画像 2

開催日時と基本情報

場所:JRA競馬博物館(東京競馬場内)

会期:2025年10月4日(土)〜2025年12月28日(日)

なお、開館日はJRA競馬博物館の通常の開館日および開館時間に準じます(詳細はJRA競馬博物館案内ページをご確認ください:https://www.bajibunka.or.jp/keiba/guide.html)。状況により終了時刻が早まる場合がありますので、来館前の確認が推奨されます。

体験所要時間は約5分で、同時に2名までの体験が可能です。3D映像コンテンツの特性により年齢・利用条件などの利用制限が設けられることがあります。

キヤノンのMRシステム「MREAL」でジョッキーのヒミツに迫る! JRA競馬博物館で2025年10月4日から体験型展示「ジョッキー図鑑」がスタート! 画像 3

MREAL X1がもたらす映像体験の仕組みと特徴

今回の展示で用いられるキヤノンのMRシステム「MREAL」は、現実映像とCGを違和感なく融合し、利用者が自由視点で観察できる映像システムです。製造業、建設業、スポーツ、エンターテインメントなど幅広い分野での活用実績があります。

特に展示で使用される広視野角モデルの「MREAL X1」は、キヤノンの独自ディスプレイパネルと長年培われた光学技術を組み合わせることで、広い視野角と高い描写品質を実現しています。これにより、ジョッキーの微細な装具の金具やムチの振りの流れ、騎乗時の姿勢変化などを、至近距離でも視認できることが可能です。

キヤノンのMRシステム「MREAL」でジョッキーのヒミツに迫る! JRA競馬博物館で2025年10月4日から体験型展示「ジョッキー図鑑」がスタート! 画像 4

技術的ポイントと参照

「MREAL」は現実世界の映像とCGを重ねることで、観察の自由度を高める点が特徴です。単なる映像表示ではなく、利用者の視点に合わせて自然に見える合成が行われるため、視点移動や顔の向きに伴う違和感が少ない体験が得られます。

詳細な製品情報や導入事例については、キヤノンITソリューションズのMREALソリューションサイトを参照ください:https://www.canon-its.co.jp/files/user/solution/mr/lp/

展示企画・運営の体制とJRA側の意図

本展示はキヤノン株式会社の総合デザインセンターが企画演出を、キヤノンITソリューションズ株式会社が展示環境の構築および運営サポートを担当し、キヤノングループが企画から運営支援まで一貫して携わっています。企画・制作の一貫性により、技術面と展示体験の両立が図られています。

JRA側からも、映像・ウェブプロデュース室 上席調査役の鶴岡史隆氏がコメントを寄せています。鶴岡氏は、近年JRAが導入してきたジョッキーカメラ(騎手目線のカメラ)やトラッキングシステムなど、レース中の視点や走行中の位置関係の可視化に取り組んできた背景を説明しています。その中で、キヤノンのMRシステムは現実映像とCGの違和感の少ない重ね合わせにより非常に臨場感の高い映像体験を提供できる点に驚き、今回の採用に至ったと述べています。

展示の目的と来場者への期待

JRA側は本展示を通じて、競馬ファンにとどまらず、一般の来場者にも競馬の技術面やジョッキーのアスリート性を伝えることを目的としています。MRによる視点体験は、従来の映像や解説だけでは伝わりにくかった動きや装具の意味を直感的に理解させる役割を果たします。

JRAの公式告知はX(旧Twitter)上でも案内されています:https://x.com/JRA_Special/status/1968888465619378453

登場するジョッキー:川田将雅の背景と展示で見えること

展示に登場するジョッキーは川田将雅(かわだ・まさよし)騎手です。1985年生まれ、佐賀県出身。曾祖父、祖父、父と続く競馬一家に生まれ、自然な流れで騎手を志しました。2004年3月にJRA騎手としてデビューしています。

川田騎手の実績(2025年9月1日現在)は、通算2,192勝、重賞147勝、JRAのGI競走29勝、海外GI勝利3勝です。2022年には最多勝利、最高勝率、最多獲得賞金の全3部門を制し、史上4人目のJRA騎手大賞を受賞しています。これらの実績が示すように、川田騎手はJRAを代表するトップジョッキーの一人です。

展示で見る内容の具体例

来場者はMREAL X1で以下の要素を至近距離で観察できます。

  • ジョッキーが使用する装具(勝負服の素材感やステッキ、ヘッドマウントディスプレイではないがヘルメットや保護具のディテール)
  • ムチさばきのタイミングや振りの軌跡、手首や腕の動き
  • レース本番さながらの動きで表現される騎乗姿勢の変化やバランスの取り方

これらは3DCGで再現された川田騎手による解説付きのシーンと、実際のレース場面を模したデモンストレーションで提示されます。自由視点で観察できるため、正面や側面、斜め上方といったさまざまな角度から動きの因果を確認できます。

体験上の注意点、関連情報、まとめ表

体験にあたっては以下の点に留意してください。展示は3D映像コンテンツを用いるため、年齢や体調、視覚に関する制限がある場合があります。また、入場や展示の終了時刻は博物館の開館スケジュールに依存し、状況により早期終了することがあります。

展示の運営はキヤノングループが一括して担当しており、企画演出はキヤノン株式会社総合デザインセンター、展示環境の構築・運営サポートはキヤノンITソリューションズ株式会社が行っています。展示の実施期間中、現地での案内や運営サポートが提供されます。

展示の要点まとめ(チェックリスト)

  1. 開催期間:2025年10月4日〜2025年12月28日(JRA競馬博物館の開館日に準ずる)
  2. 場所:JRA競馬博物館(東京競馬場内)
  3. 体験時間:約5分、同時2名まで
  4. 技術:キヤノンのMRシステム「MREAL」、ディスプレイは「MREAL X1」
  5. 企画・運営:キヤノン株式会社 総合デザインセンター(企画演出)、キヤノンITソリューションズ(展示構築・運営)
  6. 登場ジョッキー:川田将雅(1985年生まれ、2004年デビュー、2025年9月1日現在 通算2,192勝、重賞147勝、JRA GI 29勝、海外GI 3勝)
  7. 注意:3D映像のため年齢等の利用制限あり。状況により展示終了時刻が早まる場合あり。
項目 内容
展示名称 ジョッキー図鑑(体験型展示)
開催期間 2025年10月4日(土)〜2025年12月28日(日)
場所 JRA競馬博物館(東京競馬場内)
体験時間 約5分(同時2名)
使用技術 キヤノン MRシステム「MREAL」、MREAL X1
企画・制作 キヤノン株式会社 総合デザインセンター(企画演出)/キヤノンITソリューションズ(展示構築・運営)
登場ジョッキー 川田将雅(1985年生まれ、通算2,192勝、重賞147勝、JRA GI 29勝、海外GI 3勝、2022年JRA騎手大賞受賞)
注意事項 3D映像のため年齢等の利用制限あり。開館時間は博物館に準じ、状況により早期終了の可能性あり。
参照リンク

この展示は、キヤノンのMR技術が競馬という分野で具体的にどのような情報経験を提供できるかを示す事例です。MRによる自由視点の映像は、ジョッキーの装具やムチさばき、騎乗時の身体の使い方といった細部を直感的に理解させるための手段として機能します。展示の期間・場所・体験条件などは上表にまとめたとおりですので、来館を検討する際は事前に開館状況や利用条件を確認してください。