常滑市、招き猫と街歩き動画を東京駅・新大阪駅で同時展開
ベストカレンダー編集部
2025年9月23日 14:42
常滑市プロモ開始
開催期間:9月22日〜12月21日

常滑市が首都圏・関西圏で同時に仕掛ける大規模プロモーションの狙い
愛知県・2025年9月22日 15時00分発表(一社)とこなめ観光協会は、中部国際空港セントレアやAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)を利用する首都圏・関西圏の来場者を対象に、常滑市内での観光と宿泊を促進する大規模プロモーションを開始しました。施策は2025年9月22日から順次掲出を開始し、複数の屋外デジタルサイネージとSNS広告を組み合わせた同時展開が特徴です。
これまで常滑市は東海エリアを中心に情報発信を行ってきましたが、今回は首都圏・関西圏で同時に展開する初の大規模施策となります。目的は、展示会や空港を利用した来訪者の「滞在・回遊」を促し、地域内での経済波及効果を高めることです。動態調査による分析では、Aichi Sky Expoでのイベント開催時に首都圏・関西圏からの来訪が顕著である一方、展示会終了後にそのまま帰路につく傾向が見られました。そうした問題意識からアフターMICE観光の定着を狙った施策が立案されました。
- 発表主体
- 一般社団法人 とこなめ観光協会
- 発表日
- 2025年9月22日 15:00
- 実施エリア(掲出場所の主な対象)
- JR東京駅・JR新大阪駅のデジタルサイネージおよび主要SNS広告

動画とクリエイティブの内容—「街歩き 編」と「招き猫 編(猫まみれ編)」
今回制作されたプロモーション動画は2本で、タイトルは「街歩き 編」と「招き猫 編(案内表記では『猫まみれ編』としても表記)」。常滑市が持つ観光資源を短時間でわかりやすく伝える構成になっており、訪問の動機付けを強化する内容です。
具体的な映像素材としては、常滑の街並みを歩くシーン、代表的な観光スポットの紹介、そして「招き猫」の生産工程や巨大な招き猫の存在を映し出すシーンが含まれます。招き猫に関しては「招き猫のふるさと」として生産量日本一の背景をビジュアルで示し、工場での製造風景や招き猫が街の象徴として立つ意外性あるビジュアルも盛り込まれています。
動画が目指すメッセージ
「街歩き 編」では、はじめて常滑を訪れる人にもわかりやすく、徒歩で回れる観光ルートや見どころを整理した映像構成で、滞在時間延伸を狙います。観光スポットや位置情報、移動のしやすさを伝えることで、展示会参加者が“立ち寄り”を選びやすくする内容です。
「招き猫 編(猫まみれ編)」は、招き猫という地域独自の資源を前面に出して、意外性と記憶に残るビジュアルを意図しています。生産風景や大量の招き猫が並ぶ光景などを用いることで、単なる観光地紹介ではなく「ここでしか見られない体験」を強調しています。
配信手法と掲出媒体の詳細—駅サイネージとSNS広告の組み合わせ
プロモーションは駅のデジタルサイネージとSNS広告を並行して行う点が特徴です。東京都心と関西の主要ハブである駅構内の視認性の高いスクリーンに掲出すると同時に、SNSプラットフォーム上でターゲティング配信を行い、展示場イベントに関心の高い層へピンポイントでアプローチします。
SNS広告については、YouTube・Instagram・TikTok・Googleディスプレイ広告・Yahoo!ディスプレイ広告を想定しており、特に展示場イベントの検索履歴を活用したピンポイント配信を実施することで、関心度の高いユーザーに効率的に広告を届ける設計です。
- 狙い:展示場来場者に対して「アフターMICE」や「宿泊を伴う滞在」を想起させ、常滑での回遊と宿泊誘導を図る。
- ターゲティング手法:展示場イベントの検索履歴等を活用したピンポイント配信。
- クリエイティブ配置:駅サイネージでの視認、SNSでのリターゲティングや配信最適化。
掲出スケジュールと掲出箇所の正確な情報
広告掲出期間と掲出箇所は以下の通りです。駅掲出については掲出期間中でも一部掲出されない期間がある旨の注記がされていますので、実際の掲出状況は現地表示により確認する必要があります。
掲出情報は明記のとおり、東京駅と新大阪駅のいずれもJ・ADビジョンの大型サイネージを中心に掲出され、SNS広告は9月22日から12月21日まで継続して展開されます。
掲出先 | 掲出箇所(詳細) | 掲出期間 | 備考 |
---|---|---|---|
JR東京駅 | 八重洲口/J・ADビジョンCentral東京駅八重洲北、東京駅八重洲南北通路 | 2025年9月22日~2025年11月2日 | 一部掲出されない期間あり |
JR新大阪駅 | 新幹線改札内/J・ADビジョンCentral新幹線新大阪駅 | 2025年10月6日~2025年11月2日 | 約1か月間の掲出 |
SNS広告 | YouTube、Instagram、TikTok、Googleディスプレイ、Yahoo!ディスプレイ等 | 2025年9月22日~2025年12月21日 | 展示場イベントの検索履歴を活用したピンポイント配信を実施 |
連携の方向性と記事のまとめ
今回のプロモーションは単発の広告配信にとどまらず、展示会や国際会議の主催者と連動した特別ツアーや市内体験プログラムの充実を視野に入れています。狙いは「展示場の隣の観光地」から、展示会目的者がわざわざ訪れる「訪れるべき目的地」へと位置づけを変えることです。
特設サイトとして「はじめての常滑」が開設されており、初めて訪れる人にも市内の代表的な観光スポットや位置図をわかりやすくまとめています。詳細や案内は特設サイトで確認できます:https://www.tokoname-kankou.net/first/
項目 | 内容 |
---|---|
発表日 | 2025年9月22日 15:00(愛知県) |
実施主体 | 一般社団法人 とこなめ観光協会 |
目的 | 中部国際空港セントレアやAichi Sky Expo来訪者の市内滞在・宿泊促進、地域回遊と経済波及効果の拡大 |
動画タイトル | 「街歩き 編」(街歩き観光編)/「招き猫 編」(猫まみれ編) |
掲出場所 | JR東京駅(八重洲口/J・ADビジョンCentral等)、JR新大阪駅(新幹線改札内/J・ADビジョンCentral等)、SNS各種 |
掲出期間(駅) | 東京駅:2025年9月22日~2025年11月2日(※一部掲出されない期間あり)/新大阪駅:2025年10月6日~2025年11月2日 |
掲出期間(SNS) | 2025年9月22日~2025年12月21日 |
SNS媒体 | YouTube、Instagram、TikTok、Googleディスプレイ広告、Yahoo!ディスプレイ広告 |
特設サイト | https://www.tokoname-kankou.net/first/ |
今後の取組 | 展示会主催者との連動ツアーや市内体験プログラムの充実を検討し、常滑の位置づけを強化 |
本稿では、(一社)とこなめ観光協会が打ち出した東京駅・新大阪駅サイネージとSNS広告の同時展開プロモーションについて、目的、クリエイティブの中身、掲出媒体と期間、及び今後の連携の方向性を整理しました。詳細や最新の掲出状況、特別プログラムの案内は特設サイトをご確認ください。
参考リンク: