10月10日公開:学生制作短編『轍を越えてゆけ』がテアトル新宿で上映
ベストカレンダー編集部
2025年9月23日 17:08
テアトル新宿で短編上映
開催期間:10月10日〜10月16日

テアトル新宿で1週間限定上映──学生有志チームの短編が劇場公開へ
東京デザインテクノロジーセンター専門学校(以下、TECH.C.)の卒業生が背景美術として参加した自主制作短編アニメーション映画『轍を越えてゆけ』が、2025年10月10日(金)から10月16日(木)まで、テアトル新宿にてレイトショーで一週間限定上映されることが発表されました。上映はレイトショー枠での公開となります。作品の上映時間は約30分の短編作品です。
本作は、コロナ禍にオンラインで集まった学生有志による自主制作アニメーションチーム「スタジオDOT(Studio DOT)」が制作した作品で、首都圏の劇場での短期公開によって、制作チームの取り組みが一般の観客に向けて披露されます。チケットは2025年10月3日(金)19:00より劇場窓口およびオンラインにて販売開始です。

上映・チケットの基本情報
上映期間や販売開始日時など、観客が押さえておくべき基本情報を整理します。劇場での公開は一週間限定のため、事前のチケット確保が重要になる見込みです。
- 作品名:轍を越えてゆけ
- 制作:スタジオDOT(学生有志による自主制作チーム)
- 上映期間:2025年10月10日(金)〜2025年10月16日(木)
- 上映館:テアトル新宿(レイトショー)
- 上映時間:約30分(短編)
- チケット発売:2025年10月3日(金)19:00〜 劇場窓口・オンラインにて販売
劇場・チケット購入に関する詳細は、テアトル新宿の公式ページで確認できます。オンラインでの購入や窓口販売のタイミングを確認のうえ、所定の方法で購入してください。
- 劇場公式(チケット購入)
- https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/
- 制作・作品情報(公式サイト)
- https://studiodot-animation.com/btt
- 告知動画(YouTube)
- https://www.youtube.com/watch?v=h-lCrsqI4R0
- スタジオDOT(公式)
- https://studiodot-animation.com/
- X(旧Twitter)
- https://x.com/studioDOT201

物語の概要と制作背景:戦争・自立を描く短編
『轍を越えてゆけ』は、戦争を生き延びた少女たちを主人公に据え、彼女たちが苛酷な運命と葛藤を抱えながら「自立」へと歩んでいく姿を描く約30分の短編アニメーションです。物語は群像的な視点で展開され、登場人物たちの内面を支える舞台設定や演出が特徴となっています。
制作は、コロナ禍にあってオンライン上で集まった学生有志によるチーム「スタジオDOT」。対面での制作が難しい時期にも関わらず、遠隔での連携と創意工夫を重ねて作品を完成させた経緯があり、制作手法そのものも本作の重要な背景に位置づけられます。

舞台美術と背景表現の役割
本作の舞台には氷に覆われた「シビル基地」など、象徴的で印象的なロケーションが設定されており、背景美術はキャラクターの感情や物語の空気を伝える重要な要素となっています。背景美術は単なる風景描写に留まらず、登場人物の心情や物語の季節感、緊張感を視覚的に支える役割を果たしています。
背景美術により空間の質感や光の扱いが丁寧に描かれることで、登場人物の行動や台詞の一つひとつがより深い意味を帯びる構造になっています。
国際舞台での評価と受賞歴
『轍を越えてゆけ』はワールドプレミアを飾った国際映画祭で評価を受けています。2025年7月、カナダ・モントリオールで開催された第29回ファンタジア国際映画祭(Fantasia International Film Festival)にてワールドプレミア上映されました。
同映画祭では、本作が「今敏賞」にノミネートされ、さらに観客賞・銅賞を受賞しています。これらの受賞は、映像表現や物語性が国際的な観客や選考に認められたことを示しています。
ファンタジア国際映画祭について
ファンタジア国際映画祭は1996年に始まり、開催地はカナダ・モントリオールです。毎年夏に開催される北米最大級のジャンル映画祭であり、ホラー・SF・ファンタジー・アニメーションなど多様なジャンルの作品が世界中から数百本集まります。観客動員は10万人を超える規模です。
過去には日本からの主要なアニメーション作品も多数紹介され、その例として以下の作品が挙げられます:
- 『パプリカ』(今敏監督)
- 『君の名は。』(新海誠監督)
- 『未来のミライ』(細田守監督)
- 『夜は短し歩けよ乙女』(湯浅政明監督)
こうした歴史ある映画祭での評価は、本作の制作水準およびクリエイターの挑戦が国際的に認められたことを示しています。
TECH.C.と卒業生の関わり・問い合わせ先
本作の背景美術には、TECH.C.(東京デザインテクノロジーセンター専門学校)コミックイラスト専攻を2017年に卒業した鷲頭 功典(わしず・こうすけ)さんが参加しています。鷲頭さんは本作で氷に覆われた「シビル基地」をはじめとする舞台設定の背景美術を担当し、キャラクターの心情を支える世界観づくりに貢献しました。
TECH.C.は「産学協同」を活かした独自の教育システムで、ゲーム、esports、VTuber、IT・AI・ロボット、CG・映像・アニメ・イラストなど幅広い分野を目指す学生を育成しています。技術面だけでなく創造力や共感を生む表現力を重視したカリキュラムにより、卒業生は多様な業界で活躍しています。
TECH.C.の概要とアクセス
TECH.C.(東京デザインテクノロジーセンター専門学校)は、変化の時代に対応しながら創造力を発揮できる人材の育成を目的とした教育機関です。以下は学校の基本情報と問い合わせ先です。
項目 | 内容 |
---|---|
法人名 | 学校法人コミュニケーションアート(滋慶学園COMグループ) |
学校名 | 東京デザインテクノロジーセンター専門学校(TECH.C./テックシー) |
所在地 | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-11-10 |
アクセス(最寄駅) |
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電話番号 | 0120-00-5586 |
メール | info@tech.ac.jp |
公式サイト | https://www.tech.ac.jp |
また、鷲頭さんからTECH.C.で学ぶ後輩たちに向けて贈られたメッセージがあります。プレスリリース内では「以下、鷲頭さんから、TECH.C.で学ぶ後輩たちに向けて贈られたメッセージです。」という記述があり、制作に携わった経験や制作現場での視点が共有されています(本文中のメッセージ全文はプレスリリース本文に準じます)。
要点まとめ
以下は、本記事で触れた『轍を越えてゆけ』の主要情報を表形式で整理したものです。上映情報、受賞歴、制作クレジット、問い合わせ先などを網羅しています。
項目 | 内容 |
---|---|
作品名 | 轍を越えてゆけ |
制作 | スタジオDOT(学生有志による自主制作チーム) |
上映期間 | 2025年10月10日(金)〜2025年10月16日(木) テアトル新宿(レイトショー) |
チケット発売 | 2025年10月3日(金)19:00〜 劇場窓口・オンライン |
上映時間 | 約30分(短編) |
ワールドプレミア | 第29回ファンタジア国際映画祭(モントリオール/2025年7月) |
受賞・ノミネート | 「今敏賞」ノミネート、観客賞・銅賞受賞 |
TECH.C.関係者 | 鷲頭 功典(2017年 コミックイラスト専攻 卒業) 背景美術担当 |
作品公式 | https://studiodot-animation.com/btt |
制作チーム(公式) | https://studiodot-animation.com/ |
告知動画 | https://www.youtube.com/watch?v=h-lCrsqI4R0 |
X(旧Twitter) | https://x.com/studioDOT201 |
劇場・チケット | https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/ |
学校 問い合わせ | 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場2-11-10 / TEL:0120-00-5586 / info@tech.ac.jp / https://www.tech.ac.jp |
以上が、TECH.C.の卒業生が背景美術として参加した短編アニメーション『轍を越えてゆけ』に関する公開情報、受賞歴、制作背景、学校情報の整理です。上映は一週間の限定公開で、チケット発売は2025年10月3日19:00から開始されますので、詳細は上記の各公式リンクをご確認ください。