DJIのポケットサイズ『Osmo Nano』発表—4K/10‑bit対応の高画質ウェアラブル

Osmo Nano 発表・発売

開催日:9月23日

Osmo Nano 発表・発売
いつ買えるの?どこで売ってるの?
発表日は2025年9月23日で、記事によれば本日よりDJI公式オンラインストアと認定ストアで販売開始。スタンダードコンボは64GBが43,890円、128GBが48,730円です。
他のアクションカメラと何が違うの?
次世代1/1.3インチセンサーで最大13.5ストップのダイナミックレンジ、4K/60fpsや4K/120fps対応、10-bitとD-Log M対応。磁気で帽子や首輪に付けられる超小型設計も特長です。

ポケットに収まるプロ仕様 — Osmo Nano 発表の概要

DJI JAPAN 株式会社は2025年9月23日、軽量ウェアラブルアクションカメラOsmo Nanoを発表しました。発表日時は同日21時00分で、製品は本日よりDJI公式オンラインストアおよび認定ストアで購入可能とされています。Osmo Nanoは軽量かつ小型でありながら、次世代1/1.3インチセンサーと高性能画像処理プロセッサーを組み合わせることで、ハンズフリーでの撮影でもプロレベルの映像を目指す設計です。

カメラ本体はわずか52g、外形サイズは約57×29×28mmとコンパクトで、磁気設計により帽子やヘルメット、ストラップ、ペットの首輪など多様な場所に装着できます。ウォータースポーツやアウトドアでの使用にも配慮し、本体のみで水深10mまでの防水性能を持ち、さらに多機能ビジョンドックと組み合わせることでIPX4相当の防まつ性が得られます。

  • 発表日:2025年9月23日(21:00 公開)
  • メーカー:DJI JAPAN 株式会社
  • 本体重量:約52g
  • 外形寸法:約57×29×28mm
  • 磁気取り付け:帽子、ヘルメット、ストラップ、ペット首輪等に対応
DJI、ハンズフリーで高画質映像を撮影できるウェアラブルカメラOsmo Nanoを発表 画像 2

想像を超える画質と撮影機能

Osmo Nanoは1/1.3インチセンサーを採用し、同クラスのコンパクトなウェアラブルカメラとして高い画質を実現することを目標としています。高性能画像処理プロセッサーとの組み合わせにより、最大13.5ストップのダイナミックレンジを達成し、低照度環境でも豊かな階調表現を可能にします。

動画性能では最大4K/60fpsの撮影に対応し、スローモーション撮影は4K/120fpsに対応しています。画角は143°の超広角FOVで、アクションや被写体の周囲を広く捉えます。さらに、Osmo Nanoはこのサイズのウェアラブルカメラとしては唯一、10-bit動画およびD-Log Mカラーパフォーマンスをサポートしており、色再現とポストプロダクションの柔軟性が向上します。

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映像フォーマットとカラー表現

10-bit動画では最大で約10億色の表現が可能となり、8-bitに比べて広い色域(約72%広い)をカバーします。D-Log Mモードを使えば色情報と照度情報を保った撮影が可能で、編集時のカラーグレーディングで大きな自由度を得られます。

低照度向けにはスーパーナイトモードを搭載し、ノイズ低減アルゴリズムで映像品質を改善します。映像の手ブレ補正はHorizonBalancingが±30°までの傾き補正を行い、RockSteady 3.0が振動や揺れを低減します。これらは着用撮影などでの視点のぶれを抑え、安定した映像を残すための機能群です。

センサー
次世代1/1.3インチ
ダイナミックレンジ
最大13.5ストップ(ラボ測定値)
動画記録
最大4K/60fps、4K/120fpsスローモーション
視野角(FOV)
143° 超広角
カラー
10-bit対応、D-Log M対応
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実用面での仕様:防水・ドック・音声・転送性能

耐久性と利便性に配慮した設計が施されています。本体は追加ハウジングなしで水深10mまでの防水性能を備え、汗や雨などの日常的な使用では多機能ビジョンドックを併用することでIPX4等級の防まつ性を実現します。ドックはOLED HDタッチスクリーンを内蔵し、リモート操作や設定確認を行うことが可能です。

多機能ビジョンドックは充電、リモートトリガー、ファイル転送のハブとして機能します。マグネット設計によりどちらの向きでも取り付けられ、セルフィー(縦向き)とポートレート(横向き)の切替も容易です。ドック経由での急速充電は20分でバッテリーを80%まで回復させることができます。

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ドックとバッテリー、転送速度の詳細

ドックに接続してフル充電した場合、最大で1080p/24fpsの動画を約200分連続で撮影できます。新設計のエンデュランスモードでは4K/30fps(16:9)動画を最長60分録画可能です。microSDカードスロットを備え、付属のUSB-C – USB-C PDケーブル(USB 3.1)を用いれば高速データ転送が可能です。

転送速度については仕様条件が付されており、128GB版のOsmo Nanoと付属USB 3.1ケーブルを使用し、カメラ内蔵ストレージから転送する場合に最大600MB/sが達成されます。64GB版は最大400MB/sとなり、実際の転送速度はPC側のUSB 3.1対応状況に依存します。

項目 仕様
防水(本体) 水深10m(追加ハウジング不要)
防まつ(ドック併用) IPX4等級
ドック急速充電 20分で80%(ラボ環境下)
連続撮影 最大200分(1080p/24fps)、エンデュランス:4K/30fpsで最大60分
データ転送 最大600MB/s(128GB版とUSB3.1接続時)、64GB版は最大400MB/s
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音声・撮影モード・アクセサリー構成

音声面ではデュアル内蔵マイクによるステレオ録音をサポートし、クリアな収録が可能です。さらに、OsmoAudio™ マイク直接接続機能により、Osmo Nanoを2台のDJIマイクトランスミッターに直接接続してスタジオ品質に近い音声収録を行えます(ただし、初代DJI Micは直接接続できません)。

撮影モードは多彩で、横向き/縦向きの切替、自動録画、ジェスチャー操作、プリ録画などを備えています。自動録画では設定した撮影間隔とクリップ長での連続記録が可能で、ジェスチャー操作ではうなずきやデバイスのタップで録画を開始できます。

  • 横向き&縦向き撮影の簡単切替
  • 自動録画(間隔・クリップ長の設定)
  • ジェスチャー操作(自動録画との併用)
  • プリ録画(ボタン押下直前の映像を保存)

アクセサリーは多彩で、磁気ヘッドバンドや折りたたみアダプターマウント、NDフィルターセット、ガラスレンズカバー、両方向磁気ボールジョイントアダプターマウントなどが個別販売されます。用途に応じてマウントを選ぶことで、より幅広い撮影表現が可能になります。

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価格・同梱物・保証・販売窓口

Osmo Nanoは本日よりDJIオンラインストア(store.dji.com)および認定ストアで販売されます。希望小売価格(税込)は以下のとおりです。2バリエーションのストレージ容量により価格が異なります。

販売に関する問い合わせはpr.jp@dji.com、製品ページはhttps://www.dji.com/nanoで案内されています。

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同梱物と希望小売価格(税込)

販売商品はスタンダードコンボとして提供され、64GB版と128GB版があります。各同梱物は以下の通りです。

  • Osmo Nano スタンダードコンボ (64GB) – 43,890円
    • Osmo Nano カメラ (64GB)
    • Osmo Nano 多機能ビジョンドック
    • Osmo Nano 磁気ハットクリップ
    • Osmo Nano 磁気ストラップ
    • Osmo Nano 保護ケース
    • USB-C – USB-C PDケーブル (USB 3.1)
    • Osmo Nano 両方向磁気ボールジョイント アダプターマウント
  • Osmo Nano スタンダードコンボ (128GB) – 48,730円
    • Osmo Nano カメラ (128GB)
    • Osmo Nano 多機能ビジョンドック
    • Osmo Nano 磁気ハットクリップ
    • Osmo Nano 磁気ストラップ
    • Osmo Nano 保護ケース
    • USB-C – USB-C PDケーブル (USB 3.1)
    • Osmo Nano 両方向磁気ボールジョイント アダプターマウント

個別購入アクセサリーは次の通りです(抜粋)。

  • Osmo Nano 磁気ヘッドバンド
  • Osmo 両方向クイックリリース式折りたたみアダプターマウント
  • Osmo Nano ND フィルターセット
  • Osmo Nano ガラスレンズカバー
  • Osmo Nano 両方向磁気ボールジョイント アダプターマウント
  • DJI Care Refresh(製品保証プラン)

DJI Care RefreshはOsmo Nanoに対応し、1年版は1年間で最大2回、2年版は2年間で最大4回まで製品交換が可能です。その他のサービスにはメーカー保証、グローバル保証サービス、配送料無料などが含まれます。詳細はwww.dji.com/support/service/djicare-refreshを参照してください。

購入先
store.dji.com および認定ストア
製品ページ
https://www.dji.com/nano
広報問い合わせ
pr.jp@dji.com
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主要仕様の要点整理

以下の表に本記事で触れた主要な仕様と販売情報を整理しました。製品の性能や同梱物、価格、保証内容、接続・転送の条件などを一目で確認できます。

項目 内容
発表日 2025年9月23日(21:00 公開)
本体重量・寸法 約52g、約57×29×28mm
センサー 次世代1/1.3インチ
ダイナミックレンジ 最大13.5ストップ(ラボ測定)
動画性能 最大4K/60fps、4K/120fpsスローモーション、143° FOV
カラー 10-bit対応、D-Log M対応
防水 本体:水深10m(追加ハウジング不要)、ドック併用でIPX4
ドック性能 20分で80%充電(ラボ値)、フル充電で1080p/24fps 最大200分、エンデュランス4K/30fpsで最大60分
転送速度 128GB版で最大600MB/s(USB3.1使用時)、64GB版は最大400MB/s
価格(希望小売・税込) スタンダードコンボ(64GB):43,890円、(128GB):48,730円
販売窓口 store.dji.com、認定ストア
保証オプション DJI Care Refresh(1年:最大2回交換、2年:最大4回交換)

注記・脚注(原文の内容をそのまま記載します):

  1. すべてのデータはラボ環境下で測定されたもので、実際の使用条件では異なる場合があります。詳細はDJI公式サイトの製品ページを参照してください。
  2. 4:3比率での撮影時は4K/60fpsには対応していません。
  3. スーパーナイトモードは8ビット色深度と最大30fpsのフレームレートにのみ対応します。4:3アスペクト比は非対応です。
  4. 600MB/sの転送速度を実現するには、128GBバージョンのOsmo Nanoと付属のUSB-C – USB-C PDケーブル(USB 3.1)を使用し、カメラの内蔵ストレージから転送してください。64GBバージョンは最大400MB/sに対応します。PC側のUSB 3.1対応状況により実際の速度は異なります。
  5. 初代DJI Micには直接接続できません。DJI製マイクは別売です。

以上がOsmo Nanoの発表内容の要点と仕様、販売情報の整理です。製品の詳細はhttps://www.dji.com/nanoで確認できます。

参考リンク: