10月31日発売予定 国産初のファージ配合化粧水登場
ベストカレンダー編集部
2025年9月24日 11:06
DR.Phage化粧水発売
開催期間:10月31日〜11月30日

次世代の「菌に着目する」スキンケアが市場へ — 発売・先行販売の概要
株式会社DR.Phageは、国産で初めてバクテリオファージを配合した化粧水『DR.Phageスキンケアローション』を正式に発売すると発表しました。発売時期は2025年10月末から11月を予定しており、その前にクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」にて先行販売を実施します。先行販売ページは以下のリンクで公開されています(https://camp-fire.jp/projects/874417/view)。
プレスリリースの公表日時は2025年9月24日10時00分で、開発を主導したのは代表取締役であり医師でもある北岡一樹氏です。同社は商品を通じて肌荒れの防止を目的とした新たな選択肢を提供することを目指しています。

販売スケジュールと価格
製品の容量、価格、販売チャネルについては次のとおりです。定価は4,950円(税込・送料込み)、容量は100mLです。クラウドファンディングでの先行販売価格は2,980円から設定されています。正式発売は2025年10月末〜11月が予定されています。
先行販売の開始時期や終了時期、出荷時期等の詳細はCAMPFIREのプロジェクトページにて案内されています。購入を検討する場合は先行販売ページの情報を確認してください。

医師主導の研究から生まれた技術 — バクテリオファージの実装と研究背景
代表の北岡一樹氏は医師として10年以上臨床に携わり、薬剤耐性菌の問題に直面した経験からバクテリオファージ研究に着手しました。北岡氏は名古屋大学大学院で細菌学の博士(医学)を取得し、2018年から早稲田大学で招聘研究員として研究を続けています。
同氏が発明したとする「流行株対応広域ファージ」は、従来実用化が難しかったバクテリオファージの課題を克服することを目指した技術で、論文としても報告されています(Kitaoka et al., JJID 2022)。今回の化粧水はまず皮膚上の悪玉菌にアプローチする製品として実用化されました。

バクテリオファージとは
バクテリオファージは自然界に広く存在するウイルスで、特定の細菌に選択的に作用する性質を持ちます。狙った菌のみを標的にするため、皮膚の善玉菌には影響を与えにくい点が特徴です。
近年は化粧品や加工食品など、多様な分野でバクテリオファージの応用研究が進められており、本製品はそのひとつとして国内での品質管理のもと開発・製造されます。

製品の特長、使用シーン、全成分と注意点
DR.Phageスキンケアローションは、肌の悪玉菌である黄色ブドウ球菌にアプローチする国産バクテリオファージを配合し、肌荒れ防止を目的とした化粧水です。黄色ブドウ球菌は普段は常在する菌ですが、傷口や免疫低下時に悪影響を及ぼし得る菌で、ニキビやアトピーの悪化、感染症の一因となることが知られています。
同製品の主な特長は三点に集約されます。第一に狙った悪玉菌のみに作用することで肌のバランスを保つ点。第二に、医師と早稲田大学との共同研究による裏付けと国産での品質管理。第三に、敏感肌にも配慮した自然由来のやさしさを重視した処方です。

3つの特長(要点)
- 肌の悪玉菌にアプローチ:国産バクテリオファージが黄色ブドウ球菌に作用し、肌荒れ防止に寄与します。善玉菌に影響しにくい点が特徴です。
- 医師と研究機関の共同開発:クリニック院長である北岡氏と早稲田大学環境生命科学研究室の共同研究で製品化。流行株対応広域ファージの発明に基づく技術が採用されています。
- 敏感肌への配慮:さらっとした使い心地で、デリケートな部位にも使用可能とされる処方です。

使用シーンと使用量の目安
この化粧水はとろみのないさらっとしたタイプで、年齢や性別を問わず使える設計とされています。用途に応じた使用量の目安が示されています。
- 全身の肌荒れ防止:1プッシュ(約1mL)を塗布すると肌荒れ防止の効果が期待される。
- 脱毛・剃毛後のケア:髭剃り後や脱毛処理後に1プッシュ(約1mL)を塗布可能。デリケートな部位にも使用可とされる。
- 洗顔後の美肌習慣:顔全体には2プッシュ(約2mL)を目安に塗布すると肌を健やかに保つ効果が期待される。

全成分と使用上の注意
全成分は次のとおりです。水、BG、グリセリン、PEG/PPG/ポリブチレングリコールー8/5/3グリセリン、ペンチレングリコール、リン酸緩衝生理食塩水、DNA*、トリス緩衝生理食塩水、硫酸Mg、ゼラチン、カンゾウ根エキス、ツボクサエキス、チャ葉エキス、イタドリ根エキス、オウゴン根エキス、カミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、グリチルリチン酸2K、ヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸Na、アセチルヒアルロン酸Na、ヒアルロン酸クロスポリマーー2ーNa、キサンタンガム、エチルヘキシルグリセリン、メチルパラベン(*バクテリオファージ由来)。
使用上の注意は以下を含みます。皮膚に異常がある場合は使用しないこと、使用中に赤み・はれ・かゆみ・刺激・色抜け・黒ずみ等が現れた場合は直ちに使用を中止し皮膚科専門医等に相談すること、目に入った場合は直ちに洗い流すこと、保管は乳幼児の手の届かない場所で直射日光や極端な温度を避けること、使用後は蓋をしっかり閉めることなどです。

開発者プロフィール、企業情報、今後の研究展開
代表の北岡一樹氏は2013年三重大学医学部を卒業後、同大学附属病院で研修を経て名古屋大学大学院医学系研究科細菌学博士課程へ進み、薬剤耐性菌の分子疫学研究に従事。博士(医学)を取得し、2018年より早稲田大学招聘研究員として研究を継続しています。
臨床では性感染症診療を含む診療を行い、2021年からは新宿サテライトクリニック院長を務めています。研究と臨床を両立させ、流行株解析技術とバクテリオファージ研究技術を組み合わせて「流行株対応広域ファージ」を取得したと報告されています。

今後の研究開発の方向性
プレスリリースでは、化粧水の開発に留まらずバクテリオファージを用いた応用範囲の拡大を目指していると説明しています。既にペットの皮膚の菌にアプローチするファージや、性感染症原因菌、虫歯原因菌にアプローチするファージの開発も進めているとしています。
同社はバクテリオファージの社会実装を進めることで、抗菌薬耐性の課題への貢献を念頭に置いていることがリリース文から読み取れます。研究成果は学術発表や論文としての報告も行われています(Kitaoka et al., JJID 2022)。
商品情報・問合せ先と要点の整理
製造販売元は株式会社DR.Phage(東京都杉並区井草3-31-10 大和ビル・八成4F)で、連絡先は電話050-6863-7349、E-mailはinfo@drphage.jpです。公式SNSはX(https://x.com/drphage_jp)およびInstagram(https://www.instagram.com/drphage_official)にて情報発信を行っています。
プレスリリースでは画像素材のダウンロード提供についても触れられており、商品カテゴリは「スキンケア・化粧品・ヘア用品」、ビジネスカテゴリは「商品サービス」として案内されています。
販売・価格・製品仕様の要点
- 商品名
- スキンケアローション(DR.Phageスキンケアローション)
- 容量
- 100mL
- クラウドファンディング価格
- 2,980円〜(CAMPFIRE先行販売)
- 定価
- 4,950円(税込・送料込み)
- 発売時期
- 2025年10月末〜11月予定
以下の表に本記事で触れた主要情報を整理します。
項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | DR.Phageスキンケアローション(スキンケアローション) |
主成分(機能成分) | 国産バクテリオファージ(黄色ブドウ球菌にアプローチ)/バクテリオファージ由来DNAを含む |
目的 | 肌荒れ防止(皮膚の悪玉菌アプローチ) |
容量 | 100mL |
価格 | CAMPFIRE先行:2,980円〜、定価:4,950円(税込・送料込み) |
発売時期 | 2025年10月末〜11月予定(先行販売はCAMPFIRE) |
開発主体 | 株式会社DR.Phage(代表:北岡一樹)、早稲田大学環境生命科学研究室との共同開発 |
製造販売元 | 株式会社DR.Phage(東京都杉並区井草3-31-10 大和ビル・八成4F) |
問合せ先 | TEL:050-6863-7349/E-mail:info@drphage.jp/SNS:X、Instagram |
本記事は同社が公表したプレスリリースの内容に基づき、製品の技術的背景、使用法、全成分、価格・販売計画、開発者プロフィールおよび今後の研究展開の情報を整理して報じています。購入や使用を検討する際は、製品パッケージ記載の使用上の注意や販売元の案内を確認してください。