対話×生成AIで高校生の主体性を育む2日間プログラム

Will形成2日間プログラム

開催期間:7月7日〜7月12日

Will形成2日間プログラム
このプログラムで高校生は具体的に何が変わるの?
自己理解を深めWill(やりたいこと)を言語化、生成AIで到達ルートを可視化。セルフパーミッションと仲間の承認で小さな実行を積むことで主体性が高まり、学業モチベーションが約2.5倍に上昇した。
生成AIって具体的にどう使ってるの?
生成AIはnucwatt独自プロンプトで才能や興味から職業候補や学びのステップを多面的に提示する“補助輪”。出力は参考情報として生徒自身の描くプロセスを支える役割に留めている。

高校生の「目の色が変わった」瞬間――モチベーション2.5倍へ至る過程

2025年7月、株式会社nucwattが開智日本橋学園高等学校で実施した2日間の集合型キャリアプログラムは、参加した高校一年生7名に対して明確な変化をもたらしました。受講前に「自分の将来がわからない」と話していた生徒が、プログラム終了後には「モチベーション爆上がり」と表現するほど主体性が高まり、学業への意欲は受講前の約2.5倍に上昇しました。

この章では、プログラムがどのようにして生徒の内発的な動機づけを高め、具体的な行動へとつなげたかを、現場での観察とアンケート結果を踏まえて整理します。満足度は9.4/プログラム推奨度は9.1(いずれも10点満点)という高評価が得られており、数値と参加者の声の両面からその変化の実態を示します。

“モチベーションが2.5倍に” — 対話×生成AIで仕掛ける高校生の主体性を引き出すキャリア教育プログラム 画像 2

参加者の生の声

プログラム終了後に収集された感想は、抽象的な将来像が具体化したこと、学ぶべき内容や進路選択の意味がはっきりしたことを多くの参加者が挙げています。ここではアンケートやフリーコメントの言葉をそのまま掲載します。

以下は参加者から寄せられたコメント(一部抜粋)です。プレスリリース原文にある表現を省略せず掲載します。

  • なりたい職業が見つかったことが一番大きい。そこから学ぶべき学問やコースも見えてきた。将来の準備そのものが楽しみになり、本当にモチベーションが爆上がりした。
  • 2日間で本当にやりたいことや自分の得意分野に真正面から向き合えた。大変さがあってもやり抜きたいという決心がついた。
  • 抽象的だった将来像が『これがやりたい』と具体化した。絵空事だった夢に現実味が出て、頑張ろうという気持ちが生まれた。
  • 当初は自己理解は必要ないと思っていたが、体験を通じて自己理解の大切さと自分の才能に気づいた。
  • やりたいことが定まったことで、いろいろなことに意欲が湧いてきた。
  • 好きなことを職業にする不安はあったが、やっていける道筋が見えた。

これらのコメントは、自己理解→Willの言語化→行動設計という一連の流れが、参加者個々の具体的な意思決定や行動意欲に直結したことを示しています。

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4つの仕掛け――自己理解と生成AIを組み合わせた設計

nucwattのプログラムは、対話を軸とした深い自己理解と、生成AIを補助的に活用する点が特徴です。ここではプログラムの中心に据えられた「4つの仕掛け」を詳細に解説します。それぞれがどのような意図で設計され、どのような効果を生んだのかを具体的に示します。

各仕掛けは単独で完結するのではなく、相互に連動して機能するように設計されています。自己内省によりWillの輪郭が明らかになると、生成AIで可能性の地図を広げ、小さな実行(セルフパーミッション)で行動の初速を作り、仲間との承認で持続性を支えるという流れです。

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① 自己内省と1on1対話によるナラティブな自己理解

本当の自己理解は表面的な特徴把握だけでは深まらないという前提に立ち、人生の山と谷の棚卸しを行うワークから始めます。時間軸に沿って繰り返し現れてきた行動や好奇心を掘り起こし、「ついついやってしまう行動」を手がかりに才能の輪郭を描きます。

さらにnucwattが重視するのは、生徒同士の1on1対話です。他者に語り、他者の言葉で返される往復の中で、自分では自明すぎて見えにくかった価値観や内的欲求が言語化されます。これにより、当人のWillがより明瞭になります。

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② セルフパーミッションによる小さな実行で行動の初速をつくる

行動の阻害要因は能力不足ではなく心理的ブレーキであることが多く、これに対しては小さな実行の経験が有効です。プログラムは2日間に分けて実施され、合間に課題を設けることで受講生が自ら『まずやってみる』機会を持てるようにしています。

小さな成功体験は「やればできる」という自己効力感を育て、Willに向けた行動の連鎖を生み出す原動力になります。セルフパーミッションは計画的に導入され、学びの定着と行動への移行を促します。

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③ 生成AIによる可能性の地図化と到達ルートの逆算

高校生の段階で職業や到達ルートを単独で描くことは難しいため、生成AIを“進路探索の補助輪”として活用しています。nucwattは独自のプロンプトに基づき、才能と興味関心から導き出される職業・業界・ロールを多面的に収集します。

生成AIは職業とそこに至るまでの学び・経験・資格・ポートフォリオ等のステップを逆算して提示します。ただしAIの出力を鵜呑みにせず、あくまで参考情報として自分で描くプロセスを重視する設計です。これにより未知の選択肢に触れつつ実現可能感を高め、科目選択やコース選択に対する意味づけを明確にします。

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④ 仲間と語り合い、Willの意義を実感する—承認と共鳴が行動の推進力になる

プログラムの締めくくりでは、各自が描いたWillをプレゼンテーションとして発表します。他者に伝える形で言語化する工程で思考が研ぎ澄まされ、Willの鮮明度が増していきます。

ここで重視されるのは評価ではなく応援の文化です。仲間からの承認により「自分のWillが認められている」という実感が生まれ、プログラム後にWillへ向けて具体的な一歩を踏み出す最後のピースとなります。

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実施概要、参加データ、評価と関連リンク

本プログラム「自分の未来を自分で描くキャリアプログラム」は、2025年7月7日(月)および7月12日(土)の両日に、各日9:00-17:00のスケジュールで実施されました。会場は開智日本橋学園高等学校、参加者は高校一年生7名です。主催は開智日本橋学園高等学校、協力は株式会社nucwattです。

プログラムはセルフワーク、ペアワーク、ディスカッションを中心に構成され、Day1では自己理解の深化、Day2ではWill(理想の将来像)とアクションプランの作成および未来へのコミットを行いました。外部向けの映像も公開されており、プログラムの様子や内容に関する動画は次のリンクから参照できます。

プログラム動画・関連記事:

アンケート結果は満足度9.4、プログラム推奨度9.1、学業へのモチベーションは受講前の約2.5倍という定量的な変化が記録されています。これらの数値は、自己理解・Will形成・行動設計の一連の体験が学習意欲に直結することを示しています。

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プログラムのスケジュールと参加状況

下記はプログラムの要点を整理したリストです。日程や参加者数、構成要素を明確に示しています。

日 時
2025年7月7日(月)・12日(土) 各日 9:00-17:00
場 所
開智日本橋学園高等学校
参加者
高校一年生 7名
概 要
セルフワーク、ペアワーク、ディスカッションを中心とした集合型キャリアプログラム
Day1
自己理解を深める
Day2
Will(理想の将来像)とアクションプランを描き、未来へコミットする
主 催
開智日本橋学園高等学校
協 力
株式会社nucwatt
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nucwattについて、連絡先とプログラムの位置づけ

株式会社nucwattは「自分らしく、心からやりたいことに向かって生きる人を増やす」ことをミッションに、学生一人ひとりの内側にあるWill(理想)を掘り起こし、その実現に向けた情熱と行動意欲に火をつけるキャリア教育を展開しています。無意識の制限を手放し、主体性ややる気を引き出す独自のアプローチを持ち、多くの学生の行動変容を支援しています。

Willboost Campus(ウィルブースト キャンパス)は、自己理解からWillの言語化、アクション設計・実行までを一貫してサポートする2日間の集合型キャリアプログラムです。プログラムにより学生は主体性を育み、課外活動やインターン、就職活動はもちろんその先の社会生活において自ら道を切り拓く力を養います。

連携や取材、その他の問い合わせは以下の各リンク先のフォームから受け付けています。カジュアルな相談も受け付けている旨が明記されています。

以下に株式会社nucwattの会社概要を、プレスリリースと同じ情報で記載します。

会社名
株式会社nucwatt
代表者
代表取締役 野上琢磨
所在地
〒450-0002 名古屋市中村区名駅3-4-10アルティメット名駅1st2階
設立
2024年1月
資本金
2,000,000円
URL
https://nucwatt.co.jp
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この記事の要点まとめ

以下の表は、本記事で取り上げたプログラムの主要な情報を整理したものです。日程、場所、参加者、主要な設計要素、評価指標、関連リンクなどを一括で確認できます。

項目 内容
プログラム名 自分の未来を自分で描くキャリアプログラム(Willboost Campusに位置づけ)
実施日 2025年7月7日(月)、2025年7月12日(土) 各日 9:00-17:00
場所 開智日本橋学園高等学校
参加者 高校一年生 7名
主催/協力 主催:開智日本橋学園高等学校/協力:株式会社nucwatt
プログラム構成 Day1:自己理解を深める/Day2:Willと言語化、アクションプラン作成・実行
主要な仕掛け ① 自己内省と1on1対話 ② セルフパーミッションで小さな実行 ③ 生成AIによる職業・到達ルートの可視化 ④ 仲間による承認とプレゼン
評価・効果 満足度 9.4/推奨度 9.1(10点満点)。学業へのモチベーションは受講前の約2.5倍に上昇
関連リンク プログラム動画等Willboost Campus
会社情報 株式会社nucwatt(代表:野上琢磨)所在地:名古屋市中村区/設立:2024年1月/資本金:2,000,000円/https://nucwatt.co.jp

本記事は、株式会社nucwattが提供するキャリア教育プログラムの内容と効果をプレスリリースの情報に基づいて整理・解説したものです。プログラムは自己理解を起点に、生成AIによる可能性の提示と小さな実行、仲間との承認を組み合わせることで、高校生の主体性と行動の初速を引き出す設計になっています。連携や取材の問い合わせは上記の各リンク先フォームを利用してください。

参考リンク: