9/25開幕|アラヤがTGS2025で視線と脳波体験

アラヤTGS出展

開催期間:9月25日〜9月28日

アラヤTGS出展
一般の来場者も体験できるの?
はい。HALL09 E-37のオールアクセシビリティコーナーに出展し、一般公開日は9/27・9/28で実機デモを実施。視線や脳波計を使った体験で、誰でも参加しやすい配慮がされており、混雑時は整理券や案内が入る可能性があります。
無心Capsuleってどうやって動くの?
画像認識AIが祈りのポーズを検出し、同時に脳波計でα波の高まりを計測。両者が所定の閾値を満たした瞬間にリアルタイムで融合判定を行い、その瞬間だけカプセルが排出される仕組みです。

AIとニューロテックで描く“すべての人が遊べる”体験——アラヤが東京ゲームショウ2025の「オールアクセシビリティコーナー」に初出展

株式会社アラヤは、人工知能(AI)やニューロテックの研究開発・ソリューション提供を行う企業として、2025年9月に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2025」にて、新設の「オールアクセシビリティコーナー」に初出展することを発表しました。プレスリリースは2025年9月24日 11時00分に配信されています。

本出展は、障がいの有無や認知・年齢を問わず「すべての人がゲームを楽しめる未来」を志向するコーナーの趣旨に応じたもので、アラヤはAIとニューロテックを軸に設計した2つの体験型作品を出展します。出展の狙い、作品の技術的特徴、会場情報や運営体制までを整理して紹介します。

アラヤ、東京ゲームショウ2025「オールアクセシビリティコーナー」に初出展 画像 2

展示作品の詳細:無心CapsuleとNeuroWizardsの仕組みと狙い

アラヤは今回、「無心Capsule」「NeuroWizards」の2作品を展示します。両作品ともに「誰もが参加できる」体験設計を目標に、視線や画像認識、脳波計測といった技術を組み合わせています。

以下に各作品の技術的な特徴、操作体験、目的を詳述します。展示は実機デモを想定した構成で、アクセシビリティの観点からの設計配慮がなされています。

アラヤ、東京ゲームショウ2025「オールアクセシビリティコーナー」に初出展 画像 3

無心Capsule:祈りが成立したときだけ動作するカプセル自販機

無心Capsuleは、ユーザーが「祈ったとき」だけカプセルを排出する仕組みを持つ自販機型デバイスです。本システムは画像認識AIと脳波計測をリアルタイムに組み合わせ、両者が一定基準を満たした瞬間にのみ動作します。

具体的には、画像認識AIが祈りのポーズを検出し、同時に脳波計(EEG)でα波の計測を行います。双方の値が所定の水準を超えたタイミングでカプセルが排出される設計です。プロトタイプ発表後に複数回の改良を行い、検出精度とユーザーの体験感を改善しています。

技術要素
・画像認識AIによるポーズ検出
・脳波(α波)測定による内的状態の可視化
・リアルタイム融合判定ロジック

本システムは、推し活やコレクション文化における“感情体験”に着目し、テクノロジーを通じた新たな価値創出を試みています。ユーザーの身体的・認知的な制約を低減する工夫が組み込まれており、誰でも参加し得る表現を目指した設計が特徴です。

NeuroWizards:視線入力と脳波で変化する魔法の体験

NeuroWizardsは、視線入力(eye-tracking)と脳波の状態を融合させたゲーム体験を提供します。遊び手は目の動きで敵への照準を直感的に操作し、同時に脳波の状態に応じて魔法の種類や威力が変化する仕組みです。

この作品は、視線が主要な入力手段となるため、身体の自由度が限られるユーザーや、従来の操作デバイスを使いにくいユーザーにも参加の道を開く設計です。脳波はリアルタイムに計測され、ゲーム内で使用可能なアビリティの強弱や種類を変化させるパラメータとして反映されます。

  1. 視線入力によるターゲット選択
  2. 脳波状態に応じた魔法の変化(種類・強さ)
  3. AIによる状況適応とフィードバック

これらの設計により、NeuroWizardsは従来の操作体系に依存しない新たなインタラクションを提示します。視線と脳波という複数モダリティの組み合わせは、アクセシビリティの向上と同時に独自のゲーム性を生み出す狙いがあります。

出展の背景・目的と会場情報:コーナーの趣旨と運営体制

「オールアクセシビリティコーナー」は、障がいの有無や年齢を問わないゲーム体験の創出を目的として新設されました。アラヤはこの趣旨に共鳴し、AIとニューロテックを通じてアクセシブルな遊びの在り方を提示します。

出展を通じてアラヤは、多様な来場者が交わる場でテクノロジーが生み出す価値を検証・共有することを目指しています。技術デモの公開だけでなく、体験を通したフィードバック収集や、コミュニティ間の接点づくりも視野に入れた参加となります。

  • イベント名:東京ゲームショウ2025(TOKYO GAME SHOW 2025)
  • 会場:幕張メッセ
  • ブース:HALL09 E-37(オールアクセシビリティコーナー)
  • 会期:
    • ビジネスデイ:9月25日(木)10:00~17:00、9月26日(金)10:00~17:00
    • 一般公開日:9月27日(土)9:30~17:00、9月28日(日)9:30~16:30
  • 注意事項:ビジネスデイと一般公開日で開場時間が異なり、一般公開日においては状況により開場時間が30分早まる場合があると発表されています。

主催・共催・後援の体制も公開されています。イベントは一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が主催し、株式会社日経BPと株式会社ソニー・ミュージックソリューションズが共催、さらに経済産業省と文化庁の後援を受けています。

アラヤの企業情報と展示に関する補足

以下は、リリースに示されたアラヤの会社概要と事業領域です。出展に際しては、アラヤのこれまでの研究開発領域であるディープラーニングやエッジAI、ニューロテックといった技術が活用されています。

企業情報は出展説明や問い合わせ、研究協業の窓口として重要な要素です。リリースに掲載された情報をここに整理します。

会社名
株式会社アラヤ
代表者
代表取締役 金井 良太
設立
2013年12月
所在地
東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル6F
URL
https://www.araya.org/
事業内容
ディープラーニング、エッジAI、自律AI、ニューロテック、研究受託

また、関連キーワードとしてリリース内で挙げられている項目を列挙します。これらは展示の技術的方向性や領域を示すものです。

  • AI
  • ニューロテック
  • BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)
  • オールアクセシビリティ
  • 脳波
  • 画像認識
  • エッジAI
  • カプセルトイ
  • 推し活
  • ゲーム

出展に関する詳細情報や今後の広報については、アラヤの公式サイト(上記URL)および東京ゲームショウ2025の公式サイトで案内が行われます。TOKYO GAME SHOW 2025の公式情報は https://tgs.cesa.or.jp/jp に掲載されています。

展示内容の要点整理(表形式)と締めの説明

以下の表は、本記事で取り上げた出展情報・作品情報・開催情報・企業情報を整理したものです。展示の概要を短時間で把握するための一覧としてまとめています。

項目 内容
発表日 2025年9月24日 11時00分(プレスリリース)
出展者 株式会社アラヤ(代表取締役:金井 良太)
展示コーナー オールアクセシビリティコーナー(HALL09 E-37)
展示作品(1) 無心Capsule:画像認識AIによる祈りポーズ検出+脳波(α波)測定で両者が一定基準を満たしたときにカプセル排出(プロトタイプ改良済)
展示作品(2) NeuroWizards:視線入力でターゲット操作、脳波状態に応じて魔法の種類・強さが変化するゲーム体験
会期 ビジネスデイ:9/25(木)10:00~17:00、9/26(金)10:00~17:00
一般公開日:9/27(土)9:30~17:00、9/28(日)9:30~16:30(一般公開日は状況で開場30分早まる場合あり)
会場 幕張メッセ
主催・共催・後援 主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
共催:株式会社日経BP、株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
後援:経済産業省、文化庁
会社所在地・設立 東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル6F/設立:2013年12月
事業領域 ディープラーニング、エッジAI、自律AI、ニューロテック、研究受託
関連URL https://www.araya.org/
https://tgs.cesa.or.jp/jp

本稿は、アラヤのプレスリリースに基づき、出展作品の技術的な特徴と展示概要を整理した報告記事です。出展の趣旨は、技術的なアプローチを通じてアクセシビリティの観点から新たな遊び方を提示することにあります。展示の詳細な挙動や体験の具体的な手順は、会場でのデモや公式案内を参照してください。

参考リンク: