関内駅前『BASEGATE横浜関内』が3月19日開業、55店の商業街誕生

BASEGATE横浜関内開業

開催日:3月19日

BASEGATE横浜関内開業
いつオープンするの?
グランドオープンは2026年3月19日。竣工式は2025年12月26日で、駅徒歩1分の立地に商業やオフィス、ホテル、エンタメ施設が集まる大規模複合施設です。
どんなお店や施設が入るの?
商業エリアは全55店舗(うち34店は「スタジアム横バル街」)。有隣堂の文化拠点やサルヴァトーレ監修イタリアン、DeNAのエンタメ施設など多彩な構成です。

関内駅前に生まれる“まちの交差点” — BASEGATE横浜関内の全体像

JR根岸線・関内駅の南口前に位置する大規模ミクストユース型プロジェクト「BASEGATE横浜関内」が、2026年3月19日(木)にグランドオープンすることが発表されました。代表企業は三井不動産株式会社で、鹿島建設株式会社、京浜急行電鉄株式会社、第一生命保険株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)、東急株式会社、星野リゾートの計8社によるコンソーシアムが手がけるプロジェクトです。

当街区はオフィス、研究・新産業創造拠点、商業施設、エデュテインメント施設、旧横浜市庁舎行政棟を活用したホテルなどを包含する大規模な複合施設で、延床面積は約128,500㎡、敷地面積は約16,500㎡。竣工式は2025年12月26日(金)に実施予定で、公式サイトとしてhttps://basegate-yokohama-kannai.com/が開設されています。

  • グランドオープン:2026年3月19日(木)
  • 竣工式:2025年12月26日(金)
  • 所在地:神奈川県横浜市中区港町1丁目1番1ほか
  • アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
JR「関内」駅前 大規模ミクストユース型プロジェクト 「BASEGATE横浜関内」2026年3月19日グランドオープン 画像 2

「スタジアム横バル街」を核とする商業ゾーン — 55店舗の構成と特徴

商業エリアには全55店舗が入居し、そのうち34店舗からなる小割飲食ゾーンの名称は「スタジアム横バル街」に決定しました。スタジアムに隣接する2棟(スタジアムサイドテラス、ザ レガシー)にまたがる形で、路面店の並びを想起させるデザインを採用しています。

「スタジアム横バル街」は、多様な利用シーンと人と人の交流を生むことを重視した空間設計が特徴です。全店がコの字またはL字型のカウンター席を備え、店前テラス席や通路側の客席により賑わいが外側へと波及するつくりになっています。

  1. 人との出会いや会話を促す設計:カウンター席中心で店員や隣客とのコミュニケーションが生まれる。
  2. ハシゴ利用を誘導する多様な業種構成:ランチ、昼飲み、0次会、2軒目といった様々な用途に対応。
  3. 全店一体の企画・運営:集合体としてのイベントや連携企画を実施し、店舗同士の連帯感を強化。

今回の発表では、商業エリアに出店する新業態として注目の2店舗が明らかになっています。その他の入居テナント一覧は別紙1で案内されています(別紙1はリリース付属資料として提供)。

JR「関内」駅前 大規模ミクストユース型プロジェクト 「BASEGATE横浜関内」2026年3月19日グランドオープン 画像 3

有隣堂による新拠点 — 本と文化、コワーキングが融合

1909年創業の書店「有隣堂」が関内で展開する新業態は、書籍との出会いを核に、コワーキングスペース的なラウンジ、マルシェ、ギャラリー、ショップ併設の小規模な展示空間、洋食ダイニングまでを組み合わせた文化発信拠点です。表現と発信の場として、地域文化やクリエイティブの交流拠点を目指します。

書店の機能に加え、来訪者が長時間滞在できる設備を整えることで、読書・仕事・展示・食事といった複合的な利用を想定しています。地域に根差した編集的な発信やイベントの開催も想定されます。

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THE TRATTORIA SALVATORE & CAFÉ — 本格イタリアンをオールデイで

グランシェフ サルヴァトーレ・クオモ監修の「THE TRATTORIA SALVATORE & CAFÉ」は、アンティパスト、ピッツァ、パスタなどの伝統的なイタリア料理を現代的にアレンジして提供するオールデイダイニングです。モーニングからディナー、カフェタイムまで幅広い時間帯の利用を見込みます。

ワインと合わせる軽食からメインディッシュまで、カジュアルな空間で本格的な料理を楽しめることを目指しており、日常利用のしやすさを重視したメニュー構成となります。

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オフィス・新産業創造拠点・ホテル — ビジネスと学びのレイヤー

「タワー」12階〜33階はオフィス、大学、研究・新産業創造拠点、エデュテインメント施設、商業を併せ持つフロア構成です。11階のスカイロビーを玄関口にラウンジ、カフェ、コンビニ、シェアオフィスを配置し、自由な交流と発想が生まれる場をつくります。

11階に入るシェアオフィス&コワーキングスペースはco-ba kannai/yokohama(仮称)として開設予定で、運営はBa&Co Inc。会員向けワークスペース、会議室、ショーケース、オフィステナントとの交流スペースを備え、“WORK OUT PARK!”をコンセプトにした設計でクリエイターやスタートアップを含めたコミュニティ形成を促します。

CARAVAN COFFEE
1928年創業の横浜馬車道発祥のコーヒーブランドがラウンジに出店予定。横浜スタジアムや港の眺望がある空間で、テナントや来訪者に提供されます。
学校法人関東学院
横浜で140年以上の教育実績を持つ関東学院がオフィステナントとして入居予定。産官学連携を促進します。

研究面では、タワー6階に一般社団法人STELLAR SCIENCE FOUNDATION(SSF)と三井不動産が連携して横浜市最大級の新産業創造拠点を開設します。賃貸ウェットラボを含む「三井リンクラボ」を整備し、SSF、三井不動産、LINK-Jが連携して研究者や起業家、医療機関等の集積と社会実装を支援するエコシステムを構築します。

(注)ウェットラボとは、創薬や再生医療などで液体や気体を扱って実験するための設備を備えた研究スペースを指します。

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エンターテインメント施設と広場、交通連携 — まちを動かす仕掛け

当街区にはDeNAグループが運営するエンターテインメント施設として、常設型ライブビューイングアリーナ「THE LIVE supported by 大和地所」が2026年3月19日に開業予定です。施設中心部には幅約18m×高さ約8mの大型LEDビジョンを設置し、スポーツや音楽のコンテンツを飲食とともに楽しめる空間になります。営業時間は11:00〜23:00で、1階に飲食店、2階にグッズショップ「BAYSTORE Flagship YOKOHAMA」、3階にテラス付きレストラン等を配置予定です。公式サイトはhttps://the-live.com、公式SNSはXアカウントhttps://x.com/thelive_ydbです。

また、DeNAが手がける没入型エデュテインメント施設「ワンダリア横浜」は6つのテーマゾーンを巡る体験型施設で、来訪者はアプリと連携して生き物の情報取得やミッションを楽しめます。営業時間は月〜木が10:00〜19:00、金曜・休日・大型連休等は10:00〜21:00です。公式サイトはhttps://wonderia.jpで、SNSやLINEのアカウントも案内されています。

広場については、JR関内駅南口の目の前に位置するセントラルプラザを始め複数の広場を整備。デジタルサイネージやランドスケープにより、日常は居心地良いサードプレイス、イベント時はLIVE感のある賑わいの場として機能することを想定し、貸出しによるイベント開催も計画されています。

交通連携の一環として、開発コンソーシアムと株式会社日本旅行が連携し、電動低速車両(グリーンスローモビリティ、愛称:関内キャタピ(仮称))を用いた関内・みなとみらいツアーの実証実験を実施します。グリーンスローモビリティは時速20km未満で走行する電動自動車で、2025年10月中旬から日本旅行による「横浜関内観光GSM乗車券付きプラン」の期間限定販売が開始されます(詳細は日本旅行の専用ページ)。

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設計・施工、施設構成などの技術・運営面

設計および施工には鹿島建設株式会社、株式会社竹中工務店が関わり、ランドスケープデザインは株式会社ランドスケープ・プラス、商環境デザインはDegins JP株式会社が担当しています。各棟の主用途は以下のとおりに整理されています。

棟名 主用途
タワー オフィス・大学・新産業創造拠点・エデュテインメント施設・商業
ザ レガシー(旧横浜市庁舎行政棟) ホテル・商業
ザ ライブ ライブビューイング施設・商業
グリーンウォークテラス 商業
スタジアムサイドテラス 商業
ビジターフロント 観光案内所

また、ホテル「OMO7横浜 by 星野リゾート」は旧横浜市庁舎行政棟をレガシーホテルとして活用するもので、同行政棟は2024年8月5日に戦後建造物として初めて「横浜市認定歴史的建造物」に認定されています。ホテルの予約受付は2025年10月22日から開始され、星野リゾートによる販売客室・詳細の発表は同日に予定されています。

JR「関内」駅前 大規模ミクストユース型プロジェクト 「BASEGATE横浜関内」2026年3月19日グランドオープン 画像 8

主要ポイントの整理

以下の表は本記事で紹介した主要ポイントを整理したものです。本表により、開業日や施設構成、関係企業、敷地・延床面積などの要点を確認できます。

項目 内容
施設名称 BASEGATE横浜関内
グランドオープン 2026年3月19日(木)
竣工式 2025年12月26日(金)
敷地面積 約16,500㎡
延床面積 約128,500㎡
商業店舗数 全55店舗(うち小割飲食ゾーン34店舗=スタジアム横バル街)
新業態(主要) 有隣堂の文化発信拠点、THE TRATTORIA SALVATORE & CAFÉ
エンタメ施設 THE LIVE supported by 大和地所(LED: 約18m×8m)、ワンダリア横浜
新産業拠点 タワー6階に三井リンクラボ(賃貸ウェットラボ等)、SSF連携
ホテル OMO7横浜 by 星野リゾート(旧横浜市庁舎行政棟の活用)予約開始: 2025年10月22日
代表コンソーシアム 三井不動産(代表)+鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、DeNA、東急、星野リゾート
Web / SNS 公式サイト: https://basegate-yokohama-kannai.com/ / Instagram: @basegate_official

BASEGATE横浜関内は、関内駅前という立地を活かし、飲食・エンタメ・オフィス・研究・宿泊という多面的な機能を組み合わせた複合街区として計画されています。商業ゾーンの詳細な入居テナント一覧は別紙1にて示されており、ホテル予約開始日やエンターテインメント施設の営業時間など、公開済みの情報を基に各施設の運営計画やスケジュールが整理されています。