9月25日開幕|KADOKAWAのCSPが約100名をTGS招待

CSPのTGS2025招待

開催期間:9月25日〜9月28日

CSPのTGS2025招待
CSPって何なの?
YouTube向けのMCN機能に、KADOKAWAが独自開発した二次利用管理や収益分配を組み合わせたサービス。収益化支援や権利調整、コラボ促進などクリエイター支援を包括的に提供するプログラムです。
招待されたクリエイターは何をするの?
TGS会場での試遊や取材を通じて動画やSNSで体験レポートを公開し、来場できない視聴者に見どころや出展コンテンツの魅力を伝える役割を担います。KADOKAWAが発信支援を行います。

CSPが東京ゲームショウ2025に約100名のクリエイターを招待する背景と狙い

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野 剛)が運営するYouTube向けMCN「CSP(クリエイターサポートプログラム)」は、2025年9月25日(木)から9月28日(日)に幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ2025」(以下「TGS2025」)に、「CSP」を利用するクリエイターなど約100名を招待することを、2025年9月24日13時00分に発表した。

この招待は、近年TGSが出展社の認知拡大を目的にインフルエンサーとの取り組みを強化している流れの一環であり、昨年に続いて「MCN・事務所」向けのクリエイター招待区分が設けられている点をCSPが活用して実現された。KADOKAWAはMCN事業者として、招待クリエイターのイベント体験の支援や、SNSや動画プラットフォーム上での体験レポート公開を通じて、TGS2025および各出展メーカーのコンテンツの認知拡大に寄与することを目的としている。

招待対象と実施期間の概要

招待対象は「CSP」を利用するクリエイターや関連する活動者、総勢で約100名を予定している。招待期間はTGS2025の開催期間に準じ、2025年9月25日(木)から9月28日(日)までの4日間である。

招待されたクリエイターはイベント会場での体験をもとに、動画やSNS投稿などの形式でレポートを公開することで、来場できない視聴者にもTGS2025の見どころを伝える役割を担う。KADOKAWAはこれらの活動を支援し、MCNとしての機能を活かしたサポートを提供する。

  • 主催:株式会社KADOKAWA
  • 対象:「CSP」を利用するクリエイター等、約100名
  • 開催期間:2025年9月25日(木)〜9月28日(日)
  • 会場:幕張メッセ(千葉県)

CSP(クリエイターサポートプログラム)の機能と現状利用状況

CSPはYouTubeが提供するMCN機能に、KADOKAWAが独自に開発した二次利用管理・収益分配システムを組み合わせたサービスで、2022年3月に提供を開始した。クリエイターや権利者がコンテンツの二次利用機会から収益化やPRを得られる仕組みを用意している。

KADOKAWAグループはコーポレートミッション「世界の才能と、感動をつなぐ、クリエイティブプラットフォーマーへ」に沿ってCSPを展開し、同社が保有するアニメやその他著作物(IP)の二次利用許諾を通じて、国内外での創作活動の連鎖を促進することを目指している。

具体的なサービス内容

CSPの主要な提供機能は次の通りである。視聴者の開拓やコンテンツのプログラミング、コラボレーションの促進、デジタル著作権管理、収益化支援、営業支援など、MCNに求められる包括的なサービスを含む。

MCN機能(YouTube側)
複数のチャンネルとの提携を通じた視聴者の開拓やコラボレーション支援、コンテンツ配信管理など。
KADOKAWA独自機能
二次利用の管理、収益分配の仕組み、IP利用許諾や権利者との調整サポート。

利用状況については、VTuberやストリーマー、アニメ公式チャンネル、切り抜きチャンネルなど幅広いチャンネルがCSPを利用しており、利用チャンネル数は600チャンネル以上、累計チャンネル登録者数は6,000万人以上(2024年12月末時点)に達している。

CSPへ興味があるクリエイターや権利者向けの問い合わせ窓口も設けられている旨がプレスリリースで案内されている。なお、本稿は第三者としての報道であり、問い合わせ手続きの具体的な方法や連絡先はプレスリリース原文を参照されたい。

東京ゲームショウ(TGS)という場と2025年開催の特徴

「東京ゲームショウ」は1996年の初開催以来、BtoBとBtoC両方の機能を備えた世界有数のゲーム見本市として定着している。4日間の会期中、前半2日間はビジネスデイ(業界関係者、報道関係者、インフルエンサー、流通関係者などのみ入場可能)、後半2日間は一般公開日として多様な来場者を受け入れる構成が通例である。

プレスリリースでは、TGS2025が出展社数および出展小間数の双方で過去最大規模となる予定である点が明記されており、出展企業は認知拡大を目的にインフルエンサーとの連携に力を入れている。こうした流れの中で、MCN・事務所向け招待区分が継続的に設けられていることが今回の招待実現につながった。

イベントにおけるインフルエンサー招待の位置づけ

近年、出展社はゲームタイトルやコンテンツの魅力を広く伝えるためにインフルエンサーやクリエイターとの共働を重視している。来場インフルエンサーによる実況、レビュー、体験レポートは、来場者の公式体験とは別軸での情報発信として機能し、来場できない層にもイベントの熱量や出展内容の魅力を伝える役割を果たす。

今回CSPが招待した約100名のクリエイターも、このような役割を担う一員として位置づけられている。KADOKAWA側は、招待に伴う支援を通じて、TGS2025全体および出展各社の情報発信を補完することを狙いとしている。

プレスリリースの要点まとめとデータ整理

ここまでに示した情報を整理し、重要な事実と数値を表形式でまとめる。以下の

は、今回の発表内容を一目で把握できるよう構成している。

項目 内容
発表者 株式会社KADOKAWA(取締役 代表執行役社長 CEO:夏野 剛)
発表日時 2025年9月24日 13時00分
対象イベント 東京ゲームショウ2025(TGS2025)
開催期間 2025年9月25日(木)〜2025年9月28日(日)
会場 幕張メッセ
招待人数 約100名(CSP利用のクリエイター等)
CSP提供開始 2022年3月
CSP利用状況(2024年12月末時点) 利用チャンネル数:600チャンネル以上、累計登録者数:6,000万人以上
プログラムの主要機能 MCN機能(視聴者開拓、コラボ調整、著作権管理等)+KADOKAWA独自の二次利用管理・収益分配
関連キーワード YouTube、ゲーム、MCN、TGS、インフルエンサー、クリエイター
画像素材 プレスリリース内の画像ファイルがダウンロード可能(プレス素材として案内あり)

以上がプレスリリースの主要内容の整理である。補足として、MCNの定義はYouTubeヘルプの説明を引用しており(参照:https://support.google.com/youtube/answer/2737059?hl=ja)、複数のYouTubeチャンネルと提携して視聴者開拓やコンテンツ管理、収益化支援などを行う第三者サービスプロバイダであることが示されている。

本稿では、発表された事実および数値をそのまま報告している。CSPの招待によってTGS2025の情報がどのように拡散されるか、招待クリエイターによる具体的なレポートの内容や反響については、今後の個別投稿や公式発表を通じて確認される見込みである。