初心者に薦める1本は『シン・ゴジラ』──ファン1005人調査
ベストカレンダー編集部
2025年9月24日 15:47
ゴジラ魅力調査2025
開催日:9月24日

ゴジラは世代をつなぐ文化的アイコンとして定着している
トイズキングが運営する『T-BASE JAPAN』は、ゴジラ映画を3本以上視聴したことがある1,005人のファンを対象に、ゴジラ映画の魅力に関するインターネット調査を実施した。調査期間は2025年9月5日から9月8日までで、調査方法はPRIZMAによるウェブ調査、調査元はトイズキング(有限会社ヤマト)である。プレス発表の日付は2025年9月24日13時00分で、モニター提供はPRIZMAリサーチが行っている。
調査対象は「ゴジラ映画が好き」と回答し、かつゴジラ映画を3本以上視聴したことがあるモニターで構成されている。今回の調査は、ゴジラという作品群がどのように受け継がれてきたか、初見体験の印象や入門向け作品、鑑賞後の行動などを幅広く把握することを目的としている。
以下では、調査結果のポイント、世代ごとの“ファーストゴジラ”や初見で印象に残ったシーン、初心者に薦める作品の傾向、観賞後のグッズ動向、そして『T-BASE JAPAN』が提供するソフビ商品や店舗情報まで、調査の全内容を整理して伝える。

初めて観たのは子どものころが多数 — “ファーストゴジラ”の時期と作品
最初にゴジラ映画を見たタイミングについては『子どものころ(65.9%)』が最多であり、『中高生のころ(13.3%)』『社会人になってから(10.4%)』と続いた。多くの回答者が幼少期に初めてゴジラを体験しており、親から子へと伝わる形で文化的体験が継承されてきた実態が示唆される。
初めて観た作品については、『ゴジラvsキングギドラ(1991年)』(20.1%)が最多で、以下『モスラ対ゴジラ(1964年)』(16.7%)、『ゴジラvsビオランテ(1989年)』(10.9%)と続く。特に1990年代の平成シリーズが“ファーストゴジラ”として多く選ばれており、当時の作品群が強い印象を残している。

初見の第一印象と記憶に残る場面
初めて観たゴジラ映画の印象では『カッコよかった(48.7%)』が最多となり、『映像や特撮の技術に驚いた(33.1%)』『ストーリーに引き込まれた(29.0%)』が続く。第一印象として“かっこよさ”が強く記憶される一方で、特撮や社会的テーマ性を評価する回答も目立った。
印象に残っているシーンやセリフについては、迫力のある戦闘描写や実在都市を舞台にした場面が多く挙がっている。回答者の具体的な例を列挙すると次の通りである。
- 高熱の中で咆哮するゴジラの迫力(20代/男性/会社員)
- 福岡でゴジラとモゲラのタッグとスペースゴジラが戦うシーン(30代/男性/パート・アルバイト)
- 大阪から大阪湾へ向かう水上での決戦が見ごたえがあった(40代/男性/自営業/自由業)
- 光線を吐いているシーン(50代/男性/会社員)
これらの回答から、怪獣バトルそのものの迫力に加え、現実の風景と重ねられることで記憶に残りやすいという傾向が確認できる。

入門に最適な1本 — 近年作が支持される理由
これからゴジラ映画を観る人に最初の1本として薦めたい作品については、『シン・ゴジラ(2016年)』(26.2%)が最多で、次いで『ゴジラ-1.0(2023年)』(18.1%)、『ゴジラvsキングギドラ(1991年)』(17.6%)となった。近年の作品が上位に入っているのは、現代の観客にとって理解しやすく映像的な迫力も大きい点が評価されているためと考えられる。
薦めたい理由としては『映像・演出が迫力がある(33.0%)』『初心者でもストーリーがわかりやすい(31.4%)』『キャラクターが魅力的(28.5%)』が上位を占めた。映像体験の分かりやすさと、物語の理解しやすさ、キャラクター性のいずれもが初心者向けの要素として重要視されている。

どのような相手に薦めたいか
薦めたい相手の属性では『映画好きの人(34.8%)』『特撮やアニメが好きな人(34.2%)』『親子で楽しめるコンテンツを探している人(25.1%)』が上位に入った。映画ファンだけでなく特撮・アニメファンやファミリー層にも広く訴求できることが示されている。
同時に『普段あまり映画を観ない人』『社会問題に関心がある人』といった層にも一定の支持があり、ゴジラ映画がジャンルを超えて多様な入口を持つ点が確認できる。

ファンが重視する要素と鑑賞後の行動
ゴジラ映画で重視する要素については『怪獣のビジュアルや戦闘シーン(45.0%)』が最も多く、続いて『ゴジラそのものの造形や存在感(36.4%)』『人間ドラマ・登場人物の描写(28.3%)』が挙げられた。怪獣バトルという原点的な楽しみが根強い一方で、造形や人間描写も重要視されている。
「あなたにとってゴジラとはどういう存在か」という問いでは、『日本の映画文化を代表する存在(30.8%)』『時代を映す象徴的な存在(27.9%)』『少し怖いけど魅力的(27.8%)』が上位となり、個人の思い出と社会性が重なり合う存在として認識されていることが明らかになった。

観賞後のグッズ購入動向
観賞後に購入したことのある関連グッズについては『購入したことはない(35.6%)』が最多であるものの、『フィギュア・ソフビ(27.0%)』『パンフレット・書籍(22.1%)』『Blu-rayやDVD』『コラボグッズ』といった回答も見られ、鑑賞体験が「手元に残す」行動につながる傾向がある。
フィギュア・ソフビの購入が多い点は、造形や存在感を“所有する”価値が認識されていることを示す。パンフレットや映像ソフトへの需要も一定数あり、鑑賞体験を記録したり反芻したりする需要が存在する。

T-BASE JAPANのソフビ商品と店舗情報
『T-BASE JAPAN』は、おもちゃ買取専門店「トイズキング」が展開する、レトロソフビやアートトイに特化したショップである。注目されているのは、昭和から令和まで続くゴジラシリーズをモチーフにしたオリジナル怪獣ソフビであり、クリエイターや作家とコラボレーションしたアート作品としての価値を持つ点が特徴である。
これらのソフビは単なる玩具ではなく、精緻な造形や斬新なデザインを備え、コレクションやインテリアとしての所有欲を満たすことを狙っている。近年『シン・ゴジラ』や『ゴジラ-1.0』をきっかけに興味を持った若い層にも支持されているという。
- 過去に発売したゴジラ商品(検索)
- https://www.toysking.news/search?q=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9
- 運営・問い合わせ先(トイズキング)
- https://www.toysking.jp/
- WEB申込
- https://www.toysking.jp/request.html#mousikomi
- 無料電話相談
- 0120-778-070(年中無休 10:00~22:00)

T-BASE 池袋P’PARCO店 店舗概要
T-BASE 池袋P’PARCO店の店舗情報は以下の通りである。実店舗での購入や展示により、スクリーンで得た鑑賞体験を実物で確認できる。
店名:T-BASE 池袋P’PARCO店 / TEL:03-6912-6631 / 住所:東京都豊島区東池袋1丁目50-35 池袋P’PARCO 2F T-BASE JAPAN / 営業時間:11:00〜21:00 / 問い合わせ:tb.ikebukuro@ymt-hd.com
調査結果の要点と主要データまとめ
ここまで紹介した調査の主要な結果を表形式で整理する。調査の基本情報、上位項目の数値、店舗情報や関連リンクを含めて一目で確認できるようにまとめた。
項目 | 内容 |
---|---|
調査実施者 | トイズキング(有限会社ヤマト)/『T-BASE JAPAN』運営 |
発表日時 | 2025年9月24日 13時00分 |
調査期間・方法 | 2025年9月5日〜9月8日/PRIZMAによるインターネット調査 |
調査人数・対象 | 1,005人(ゴジラ映画が好きで、3本以上視聴したことのあるモニター) |
ファーストゴジラ(作品) | 1位 ゴジラvsキングギドラ(1991年)20.1%/2位 モスラ対ゴジラ(1964年)16.7%/3位 ゴジラvsビオランテ(1989年)10.9% |
最初に観た時期 | 子どものころ 65.9%/中高生 13.3%/社会人 10.4% |
初見の印象 | カッコよかった 48.7%/映像・特撮に驚いた 33.1%/ストーリーに引き込まれた 29.0% |
入門におすすめの作品 | 1位 シン・ゴジラ(2016年)26.2%/2位 ゴジラ-1.0(2023年)18.1%/3位 ゴジラvsキングギドラ(1991年)17.6% |
薦めたい理由 | 映像・演出の迫力 33.0%/初心者でも分かりやすい 31.4%/キャラクター魅力 28.5% |
重視する要素 | 怪獣ビジュアル・戦闘シーン 45.0%/造形・存在感 36.4%/人間ドラマ 28.3% |
ゴジラの位置づけ | 日本の映画文化を代表する存在 30.8%/時代を映す象徴 27.9%/少し怖いが魅力的 27.8% |
観賞後の購入 | 購入したことはない 35.6%/フィギュア・ソフビ 27.0%/パンフレット・書籍 22.1% |
T-BASE・運営リンク | https://www.toysking.jp/ / 商品検索 https://www.toysking.news/search?q=%E3%82%B4%E3%82%B8%E3%83%A9 |
店舗情報(池袋) | T-BASE 池袋P’PARCO店/TEL 03-6912-6631/住所:東京都豊島区東池袋1丁目50-35 池袋P’PARCO 2F/営業時間 11:00〜21:00/問い合わせ tb.ikebukuro@ymt-hd.com |
問い合わせ(トイズキング) | 無料電話相談 0120-778-070(年中無休 10:00~22:00) |
本調査はゴジラ映画をよく観る層の実感に基づいた数値を示しており、世代を超えて受け継がれるゴジラという文化の側面、映像体験が所有欲に繋がる消費行動、そして近年作が初心者に薦められる根拠などを具体的に示している。『T-BASE JAPAN』は、そうした鑑賞後のニーズに応える形で、クリエイターとのコラボを通じたソフビ商品を展開している点が本調査結果の文脈と合致しているといえる。調査や商品の詳細は上述のリンクや問い合わせ先を参照されたい。
参考リンク: