10月10日発売|岡田惠和『ストロベリームーン』シナリオブック

シナリオブック発売

開催日:10月10日

シナリオブック発売
シナリオブックって何が載ってるの?
岡田惠和による完全シナリオ原稿を中心に、當真あみら出演者や原作者・監督・主題歌担当のコメント原稿、巻頭カラー場面写真16ページ、あとがきインタビューなど映画の制作過程を丸ごと収録しています。
発売日と映画公開日はいつ?どこで買えるの?
シナリオブックは2025年10月10日発売(発行:すばる舎/本体1,700円+税/ISBN:978-4-7991-1356-1)。映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』は2025年10月17日公開。書店やオンラインで購入できます。

物語の核と原作から映画化までの経緯

高校の入学式で出会い、出会ってからわずか3時間で交際が始まるという衝撃的な展開から始まる物語『ストロベリームーン』は、芥川なおの原作小説をもとに映画化された作品です。本作は「好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれる」とされる赤い満月〈ストロベリームーン〉をめぐる、純愛と喪失、そして再生を描いた物語になっています。

映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』は、原作の世界観を保ちつつ、脚本家・岡田惠和が映画用に再構成した脚本により、視点や表現に映画ならではの深みが加えられています。公開日は2025年10月17日(金)で、配給は松竹が担当します。

「令和イチ泣ける」と話題の純愛小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』。10月17日(金)の劇場公開に先駆け、脚本家・岡田惠和さんによる完全シナリオブックを10月10日(金)に発売! 画像 2

物語のあらすじと主要なテーマ

主人公は幼少期から病弱で家の中で過ごしてきた桜井萌。15歳の冬、医師から余命半年と宣告を受けた萌は、高校に通うことを決意し、同級生の佐藤日向に突然告白します。恋人同士になった二人は、萌の誕生日にストロベリームーンを一緒に見るという夢を叶えますが、その日を境に萌は音信不通となります。萌が姿を消した理由と、13年後に明かされる彼女の思いが物語の中核です。

本作では、愛情や友情、家族の心理、喪失と再生といったテーマが繊細に扱われ、前半に含まれる一見ファンタジー的な要素から後半にかけて怒涛の展開が訪れる構成になっています。

  • 原作:芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
  • 脚本:岡田惠和
  • 監督:酒井麻衣
  • 音楽:富貴晴美
  • 主題歌:ORANGE RANGE「トワノヒカリ」
「令和イチ泣ける」と話題の純愛小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』。10月17日(金)の劇場公開に先駆け、脚本家・岡田惠和さんによる完全シナリオブックを10月10日(金)に発売! 画像 3

シナリオブックの内容と構成──映画を別の角度から読むために

書店売りの単行本を刊行するすばる舎は、映画公開に先駆けて2025年10月10日(金)に公式シナリオブックを発売します。本書は岡田惠和による完全シナリオ原稿に加え、出演者や関係者のコメント、場面写真などを収録しています。

シナリオブックは映画の設計図とも言える脚本を通して、俳優と監督がどのように物語を形作ったかを読み解く手段を提供します。映画を観る前に読むことで想像を膨らませ、観た後に読むことで映像と脚本の対応関係を確認できる構成です。

「令和イチ泣ける」と話題の純愛小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』。10月17日(金)の劇場公開に先駆け、脚本家・岡田惠和さんによる完全シナリオブックを10月10日(金)に発売! 画像 4

書籍の具体的な収録内容

本書に収録される項目は以下のとおりです。巻頭に映画場面のカラー写真16ページが配され、脚本本文とあわせて関係者のコメント、あとがきインタビューが続きます。

  • 映画の場面写真(巻頭カラー16ページ)
  • 岡田惠和さんの脚本原稿(完全シナリオ)
  • 主演・當真あみさんのコメント原稿
  • 原作・芥川なおさんのコメント原稿
  • 監督・酒井麻衣さんのコメント原稿
  • 主題歌「トワノヒカリ」ORANGE RANGE・HIROKIさんのコメント原稿
  • 岡田惠和さんのあとがきインタビュー原稿

判型は四六判、並製、224ページ。発売日は2025年10月10日、販売価格は本体1,700円+税、ISBNは978-4-7991-1356-1、発行は株式会社すばる舎です。

「令和イチ泣ける」と話題の純愛小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』。10月17日(金)の劇場公開に先駆け、脚本家・岡田惠和さんによる完全シナリオブックを10月10日(金)に発売! 画像 5

出演者と関係者の声──原作・主演・監督らのコメントを全文収録

シナリオブックには、映画の関係者によるコメント原稿が収録されており、それぞれの視点で作品への認識や制作過程、登場人物への思いが語られています。以下に掲載されているコメントはシナリオブックに収録される原文の全文です。

ここでは主演、原作、監督、主題歌担当者、脚本家のメッセージをすべて掲載します。

「令和イチ泣ける」と話題の純愛小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』。10月17日(金)の劇場公開に先駆け、脚本家・岡田惠和さんによる完全シナリオブックを10月10日(金)に発売! 画像 6

主演・當真あみさんのコメント(全文)

原作とは違って、萌視点で物語が進んでいくところにわくわくしました。

小説では、掴みどころのない謎に包まれているような不思議な魅力がある萌ちゃんですが、今作では少し違った人物像があって、そこもまた面白いところだなと思いました。

このストロベリームーンという作品は、落ち込んだり、心が弾んだり、人が誰かを思う気持ちやそれぞれの葛藤などがたくさん描かれていて、どの登場人物にも寄り添える、思わず幸せになってほしいと願ってしまうような温かさと美しさを感じました。

「令和イチ泣ける」と話題の純愛小説を映画化した『ストロベリームーン 余命半年の恋』。10月17日(金)の劇場公開に先駆け、脚本家・岡田惠和さんによる完全シナリオブックを10月10日(金)に発売! 画像 7

原作・芥川なおさんのコメント(全文)

完成した映画を拝見し、改めてこの作品は岡田先生と出会えた幸運に恵まれていると実感いたしました。先生が紡いでくださった世界は、原作の持つ温かさや優しさを大切にしていただきつつ、まったく新しい深みを与えてくださいました。

原作と映画は同じ世界観でありながら、一見ファンタジー的な要素を含む前半から、後半にかけて雪崩みたいに怒涛のように展開していくストーリーも、キャラクターたちがスクリーンで息づいている姿も、全てが私の想像をはるかに超えるものでした。

特に、萌と麗の友情、両親の繊細な心理描写、そして萌の人間らしい台詞や葛藤が丁寧に描かれていたことに深く感謝しております。

岡田先生が命を吹き込んでくださった登場人物たちが、酒井麻衣監督の美しい映像と相まって、切なくも温かい物語へと昇華されたと感じております。

監督・酒井麻衣さんのコメント(全文)

岡田さんは、登場人物がどういう人なのか、決めつけず、型にはめこまず、世界中でたった1人の大切な人として、向き合い、登場人物の些細な心の動きも、耳を傾けておりました。

何があっても、粘り強く、時には立ち止まって、来た道を確認しながら、作品の光を信じぬいていました。

そして、立ち止まった先の、向こう側にある感動に出逢えた瞬間、「なんてすごい人なのだろうか」と奮い立たせられました。

子どもとか、大人とか、そういうことではなく、クリエイターの生き様、背中を目の当たりにしました。

そして、酒井さんなら大丈夫、あとは頼んだよ、と背中を押していただけたような感覚もありました。

主題歌ORANGE RANGE・HIROKIさんのコメント(全文)

離れた分だけ近づけた。

そんな矛盾している言葉を使っても、綺麗事の様に感じさせないのは、この作品に登場する人間の純粋で真っ直ぐな愛だと思う。

どこを切り取るかで悩みましたが、どこを切り取っても結局愛しかないのだから、答えはシンプルなものになりました。

静寂の中に落ちる雫が、世界をもう一度動かす。

そんなイメージで作った楽曲が、映画の世界観をサポート出来ていたら幸いです。

踏み出したその道を、永遠に照らします様に。

脚本家・岡田惠和からのメッセージ(全文)

小説を読むのとはまた違う、シナリオを楽しんでいただけたらと思います。こういう設計図をもとに俳優さんたちはお芝居をして、監督は絵を作っているということを、手引きとして楽しんでいただけたらと思います。

また原作を映画にするときに、「あ、ここはこういうふうにしたんだな」みたいなことも、確認しながら読んでもらえることは、脚本家としては幸せなことです。

映画を観る前でも、観た後でも、読んでいただけたらと思います。

刊行情報・関連商品と出版社情報

シナリオブックの発売日、価格、判型などの基本的な刊行情報に加え、原作の単行本、文庫、コミカライズ、続編『コールドムーン』の情報も紹介します。原作と派生作品を含めて、読書や映像鑑賞の前後で比較できるようになっています。

以下は刊行物と出版社に関する詳細です。

シナリオブックの刊行情報

書名
『ストロベリームーン 余命半年の恋』
著者名
岡田 惠和(おかだ・よしかず)
判型・ページ
四六判/並製/224ページ
発売日
2025年10月10日
販売価格
本体1,700円+税
ISBN
978-4-7991-1356-1
発行
株式会社すばる舎

原作・関連書籍の情報(要旨)

原作小説、文庫版、コミック版、続編『コールドムーン』について、刊行日や価格、ISBN、発行元を明記します。これらは映画と合わせて物語世界をより深く知るための重要な資料です。

  • 原作単行本『ストロベリームーン』 著者:芥川なお 判型:四六判/並製/312ページ 発売日:2023年4月28日 価格:本体1400円+税 ISBN:9784799111321 発行:株式会社すばる舎
  • 文庫『ストロベリームーン』 著者:芥川なお 判型:文庫判/並製/272ページ 発売日:2025年5月26日 価格:本体800円+税 ISBN:9784799113240 発行:株式会社すばる舎
  • コミック『ストロベリームーン①』 原作:芥川なお 作画:小野ゆりえ 構成:足立原ひかり 判型:B6判/並製/168ページ 発売日:2025年10月3日 価格:本体800円+税 ISBN:9784799113554 発行:株式会社すばる舎
  • 続編『コールドムーン』 著者:芥川なお 判型:四六判/並製/296ページ 発売日:2025年7月26日 価格:本体1400円+税 ISBN:9784799112823 発行:株式会社すばる舎

映画のクレジットと主要キャスト

映画の主要スタッフ・キャストは次のとおりです。配給会社や著作権表記も含め、作品の基本情報を確認できます。

原作
芥川なお「ストロベリームーン」(すばる舎)
脚本
岡田惠和
監督
酒井麻衣
音楽
富貴晴美
主題歌
ORANGE RANGE「トワノヒカリ」(Sony Music Labels Inc.)
出演
當真あみ、齋藤潤、杉野遥亮、中条あやみ、池端杏慈、黒崎煌代、吉澤要人、伊藤健太郎、泉澤祐希、池津祥子、橋本じゅん、田中麗奈、ユースケ・サンタマリア
配給
松竹
著作権表記
(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
公式サイト
https://movies.shochiku.co.jp/stmoon-movie/
公式SNS
stmoon_movie(X/Instagramなど)

撮影クレジットとして、撮影:白幡敦弘の記載があります。

まとめ表と整理

記事で扱った主要な情報を一覧の表にして整理します。シナリオブックと映画本編、原作関連書籍、出版社情報を一目で確認できます。

項目 内容
映画タイトル ストロベリームーン 余命半年の恋
映画公開日 2025年10月17日(金)
脚本 岡田惠和
監督 酒井麻衣
主題歌 ORANGE RANGE「トワノヒカリ」
シナリオブック発売日 2025年10月10日(金)
シナリオブック 判型/頁 四六判/並製/224ページ
シナリオブック 価格 本体1,700円+税
シナリオブック ISBN 978-4-7991-1356-1
収録内容の要点 カラー場面写真16ページ、完全脚本、出演者・原作者・監督・主題歌担当のコメント原稿、岡田惠和のあとがきインタビュー
原作単行本 発売日 2023年4月28日(四六判/312ページ)
原作文庫 発売日 2025年5月26日(文庫判/272ページ)
コミック版 発売日 2025年10月3日(B6判/168ページ)
続編(単行本) コールドムーン(2025年7月26日発売、四六判/296ページ)
発行元 株式会社すばる舎
出版社所在地 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-9-7 東池袋織本ビル

この記事では、映画『ストロベリームーン 余命半年の恋』と、映画公開に先立って刊行される岡田惠和による完全シナリオブック、および原作と関連刊行物に関するすべての公表情報を整理して紹介しました。シナリオブックは映画の構造を知る手がかりとして、また原作やコミカライズ作品とあわせて物語世界を深く理解するための資料として位置づけられます。刊行・公開の各日程やISBN、価格などの刊行情報は本文中に記載のとおりです。